傷の悩み 無料相談

創傷治癒よくある質問

  1. ほくろ
Q101 相談者 ニックネーム:nuwanda 患者様(相談対象者) 年齢:50代前半 性別:女性

鼻の頭に直径5ミリ程の出っ張ったほくろを取りました。
相談の上、切除直線縫合は後戻りできないからと、くりぬきで、巾着縫合にて手術しました。
巾着縫合は、少し狭めただけのようで、ほぼ開放しています。
今日、傷を見せられ、処置を教わりました。
シャワーで5分、温水で強く、流した後、綿棒で消毒して、綿棒で消毒薬をふき取り、ゲンタシン軟膏をたっぷりつけて、ガーゼで押さえテープを貼るように言われました。
傷なのですが、真ん中がへこみ、巾着縫合で寄せた部分が。囲むようにでこぼこに盛り上がり、小さくなるはずの傷が、大きくなっています。
医師も周りが出っぱって、中がへこむかもと言いました。
何とか傷を綺麗に修正したいと思います。傷の修正をしてくれる医師を紹介していただけないでしょうか。今から少しでも綺麗にするには、どうしたらいいのでしょうか。

A101 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
「鼻の頭」の「出っ張ったほくろを」「くりぬき」手術した場合、周囲の皮膚の緊張のため創がやや拡大することがあるので、瘢痕を少しでも小さくするため、創を「巾着縫合」することがあります。
また「くりぬき」手術後の瘢痕が気になった際には「切除直線縫合」だけでなく皮弁手術やレーザー治療を検討することも可能なので、「相談の上」まずは「くりぬきで、巾着縫合にて」「手術」なさったのは、正しい選択と考えます。
「巾着縫合」は周囲の皮膚を中心に向かって寄せるだけの縫縮処置で、「少し狭めただけのようで、ほぼ開放して」いるのは手術直後として一般的な状態で、皮膚欠損部を「囲むようにでこぼこに盛り上が」って見えることも少なくありません。
まずはくりぬき手術をして、瘢痕の収縮と赤みの消褪を待って、気になるならば2次修正をしようという治療方針、手術内容、治療経過とも問題は無いので、担当医に不安な点をしっかりと相談なさることをお勧めします。
必要とお感じになるならば、他の形成外科を受診してセカンドオピニオンを求めると良いでしょう。
Q102 相談者 ニックネーム:ゆーり 患者様(相談対象者) 年齢:20代前半 性別:女性

一年前に鼻の頭のホクロをくりぬき法でとりました。
そのあと、半年たっても赤みが消えず主治医に相談したところ、赤みを早く退かせるレーザーをあてる事になりました。そしてレーザーをあて1ヶ月後にまたみせに行きまだ赤みが残っていたのでもう一回赤みをとるレーザーをあてました。
あれから3ヶ月ほどたつのですがまだ赤みは消えません。若干薄くはなっている気がするのですが。
リンデロンという塗り薬をもらいそれを塗って夜寝ると朝には赤みはまったくないのですが
時間がたつとまた赤くなってきます。このまま赤みは消えないのでしょうか?

A102 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
ご相談の通り「赤み」だけならば、時間の経過と共に徐々に目立たなくなります。
「赤みを早く退かせるレーザー」は通常、治療直後に「赤み」が消褪するので、レーザー照射後にまだ赤ければ、「1ヶ月後」あるいは「3ヶ月ほど」たっても「まだ赤みが残って」いるのは当然と考えます。

「リンデロンという塗り薬を」「塗って夜寝ると朝には赤みはまったくない」とすれば、まだ瘢痕の炎症が強い可能性もあるので、炎症が鎮まるのを待って下さい。

ご相談の内容だけでは症状の判断が出来ないので、主治医に相談するとともに、他の形成外科を受診してセカンドオピニオンを求めると良いでしょう。
Q103 相談者 ニックネーム:りり 患者様(相談対象者) 年齢:40代後半 性別:女性

眉間の脂腺母斑を切除した傷が目立つ件で、2年半前にご相談させていただきました。その後、手術した医師とは見解が違い医師からしょうがないみたいな事を言われました。術前の説明では傷は残らないと言われ、おでこは出せると言われましたがその後ずっと髪で隠している状況です。
他の美容整形や形成外科に相談に行き、ドックイヤーと言う状態になっている。
中心が凹んでいて再度縫合で今よりは奇麗になると思うが・・傷は大きくなる。
と聞き、尻込みしています。傷は2.5cm強あります。
どうすれば良いでしょうか?憂鬱です。

A103 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
「傷は2.5cm強」とのことですが、「2年半前」の「眉間」の術後瘢痕が目立つのであれば、瘢痕の幅が広くなっているか、診断通り「ドッグイヤーという状態になっている」のでしょう。
瘢痕形成術でドッグイヤーの修正をした場合、瘢痕の長さは多少長くなりますが、幅の無い線状瘢痕になるので「今よりは綺麗になる」でしょうし、ドッグイヤーの修正方向を顔の凹凸に合わせることで瘢痕がより目立ちにくくなるとも考えられます。
また「ドッグイヤー」(瘢痕の両端の盛り上がり)そのものより「中央が凹んで」いることが気になるならば、ヒアルロン酸などを注入することで凹みは改善されます。
形成外科専門医のもとで瘢痕形成術をした場合でも「傷は残らない」とは言えませんが、「おでこは出せる」程度には目立たなくなるでしょうから、日頃「憂鬱」とお感じになっているならば、積極的に瘢痕形成術を検討なさってはいかがでしょう。

先回も書きましたが、形成外科、美容外科の治療は、手術だけでなく術後ケアまで含めて最良の結果が得られるものです。
ここで言う術後ケアは、瘢痕の修正(瘢痕形成術)までを含めて考えるということなのです。
ある程度表面積のある皮膚腫瘍を治療する際には、周辺皮膚を含めて葉っぱ型(紡錘形)に切除するため、術後瘢痕は元の皮膚腫瘍の直径より長くなります。
また、切除する葉っぱ型(紡錘形)の長さに対して幅が広ければ広いほど、ドッグイヤー(瘢痕の両端の歪み)が大きくなります。
紙を葉っぱ型(紡錘形)にくり抜いて葉っぱ型の穴の両辺を合わせると、紙には歪みができることが想像できるでしょうか、それがドッグイヤー(犬の耳)です。
瘢痕形成術の術後瘢痕の幅を細く、ドッグイヤーを小さくするためあるいは目立たせないために、縫合の技術はもちろん、瘢痕の方向性と顔の凹凸を3次元的に利用する術前計画、更に瘢痕にかかる外力の予測など、形成外科医としての経験と判断が必要です。

複数の形成外科専門医をお尋ねになって治療方針を説明して貰い、信頼出来るとお感じになった医師のもとで、焦ることなく治療なさって下さい。

ほくろ 一覧に戻る

  • 創傷ケア褥瘡の知識
  • 創傷ケア褥瘡の知識
  • 創傷ケア褥瘡の知識
  • 創傷ケア褥瘡の知識
  • 創傷ケア
  • 褥瘡の知識
  • 創傷ケア
  • 褥瘡の知識

side

ページトップに戻る

ページトップに戻る