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創傷治癒よくある質問

  1. ほくろ
Q101 相談者 ニックネーム:初めまして 患者様(相談対象者) 年齢:30代前半 性別:女性

過去に鼻の下にほくろがありすごくコンプレックスだったので除去手術をしたものの、傷跡がいまだに気になります。
室内だとあまりわからないのですが、日の光が差し込む場所や影ができる場所だととても目立つ気がします。皮膚は少し陥没しているような感じで直径5ミリくらいです。
今までも、どうしたの?と聞かれたこともあり、コンプレックスが消えません。
もう10年以上が経ち、その時はレーザーではない方法で取ったかと思います。
1年前にも美容皮膚科で相談し、フラクセルレーザー治療を何度か受けましたが何も変わりませんでした。もう諦めるしかないのでしょうか。何か方法があれば教えて頂きたいです。

A101 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
フィラー注入や脂肪移植の適応があるかを形成外科か美容外科で相談してください。
また、「フラクセルレーザー治療」も繰り返せば「何も変わ」らないことは無い筈ですし、FGF注入やPRP治療などを試してみてもよいかもしれません。

一つの治療法だけでなくいくつかの治療法を組み合わせることも検討すべきですし、治療法をいくつも提案してもらい後悔のない治療を受けてください。
Q102 相談者 ニックネーム:たまご 患者様(相談対象者) 年齢:40代前半 性別:女性

5年ほど前に、顔のホクロとシミを5つレーザーで除去してもらいました。
傷がメイク可能な程度に塞がるのに1ヶ月ほどかかりましたが、4つはわずかに小さくなったように見えるものの黒いまま、1つは5mmほど陥没した状態で赤くなってしまいました。

手術してくださったお医者様に確認しても、「半年くらいすれば薄くなるんじゃない」「気にするほどじゃないよ」「体質でしょ」といった具合に面倒そうにはぐらかされてしまい、追求すると高圧的な態度で話を打ち切られてしまう上、美容皮膚科なので料金も高いので泣く泣く通院をやめました。

現在、シミ1つはほとんど元のまま残り、黒く膨らんでいたホクロ2つもまた黒く盛り上がり(1ヶ月後の段階ですでに盛り上がっていました)、陥没したシミの除去痕はいまだに大きく凹んで赤い上に、凹みのフチの部分が盛り上がってしまい、まさしくクレーターのようになっていて、目立ちます。
レーザーを処置してもらったことを物凄く後悔しています…

残った痕の醜さも気になりますが、一番気になるのは、ホクロのひとつが変な盛り上がり方をしていることです。
5つのうち最後のひとつ、かなり薄くなったホクロがあるのですが、これはもともとは完全に平らなものでした。
しかし、レーザー後は何故かホクロの周囲の皮膚がちょうど蚊に刺されたようにぷくっと盛り上がり(全体的に1㎝くらい)、その膨らみのまんなかに灰色のホクロの痕が透けて見える状態になっています。そして、そのホクロの薄い痕が、ぽこぽこと凹凸になっているのです。
ホクロ自体が盛り上がっているのとは違うので(ちょうどホクロがある場所を蚊に刺されたらこうなるかな?という印象)傷跡とは言えないのでしょうが、このように、ホクロを除去したあとにその周囲の皮膚がぷっくり盛り上がり、平だったホクロがデコボコになることはあるのでしょうか? 
ふくらみは硬いものではなく、本当に、蚊にさされたようなものです(赤味はありません)
光の加減でくっきり影ができるくらいのでっぱりになってます。5年間ずっとそのままです。痛みなどはありません。ケロイドというものとも違うように思います。
皮膚トラブルは多いですが、いままでこんな状態になったことがなくて困惑しています。
お医者様がおっしゃるように、やはりこれは、私の体質なのでしょうか。

素人なので、皮膚のことはよくわからず、まさかレーザーで刺激したことにより皮膚がんになったのか…?などと想像してしまい怖くなったのですが、何を訴えても「体質でしょ」で片付けられてしまったショックと不信感があり、皮膚科を尋ねる気持ちになれません…笑われそうな気がして。

私の体質でこのような膨らみが出てしまった場合、もう元の皮膚にもどることはできないのでしょうか。
ホクロ・シミを除去する前も「簡単に綺麗になるよ」と言われてレーザーを処置してもらった結果がこれなので、陥没や膨らみのことは体質だと諦め、なにもしないほうが良いのでしょうか。

皮膚科に行くべきか放置すべきかだけでもアドバイスをいただけますと幸いです。

A102 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
「レーザー」で熱傷になった部分が瘢痕として収縮し、「ホクロの周囲の皮膚がちょうど蚊に刺されたようにぷくっと盛り上がり(全体的に1㎝くらい)、その膨らみのまんなかに灰色のホクロの痕が透けて見える状態になって」いるものと考えます。

申し訳ありませんが、診察をしなければ症状の詳細な把握が出来ないので、具体的な治療法のアドバイスが出来ないことをお許しください。

「皮膚科に行くべきか放置すべきかだけでもアドバイスをいただけますと幸い」ということですから、その部分についてお答えいたします。
もちろん、「レーザーで刺激したことにより皮膚がんになった」わけではないでしょうが、「レーザー」と一言で言っても、様々な種類のレーザーがあるので、どんなレーザーでどんな治療をしたのかが判りません。

どんな処置であっても100%計画通りにいくとは限らないのですから、専門の医師は、「ホクロ・シミを除去する前」に「簡単に綺麗になるよ」などとは言うことはまずありませんので、お掛かりになった医療機関は必ずしも専門とはない可能性が高く、「半年くらいすれば薄くなるんじゃない」「気にするほどじゃないよ」「体質でしょ」などという言葉を鵜呑みにする必要はありません。

診察をすれは治療法や処置法が明らかになるでしょうから、
直ちに形成外科か美容皮膚科を受診して、相談なさるべきです。
ご心配ならば、複数の医療機関で診察をしてもらってもよいでしょう。
ただし、耳障りのよい治療法を選ぶのではなく、提案してもらった全ての治療法のメリット・デメリットを十分に理解して、ご自身が最も信頼できるとお感じになった医師を主治医として、ご自身の希望も含めて主治医と一緒に治療方針をご検討なさってください。
Q103 相談者 ニックネーム:パンケーキ 患者様(相談対象者) 年齢:40代前半 性別:男性

ちょうど、約1年前に、美容外科クリニックにて、顔にあった計3箇所のホクロの除去手術をしました。
除去したホクロの大きさは、5mm程度のものが1箇所と、2mm程度のものが2箇所です。
現在、5mm程度のホクロの除去痕は、やや薄い灰色のシミになっております。
また2mm程度のホクロの除去痕は、ピンク色のシミになっております。
私自身どうしても変色したホクロの除去痕が気になってしまい、最初に手術をした美容外科クリニックとは全く別の皮膚科の先生に、再手術の申し入れをお願いしました。
しかし、先生の所見では、「皮膚が完全に自然治癒するには、最低2~3年は掛かるから、それぐらい経過しても本当に自然治癒しなかったら、再手術の検討をしましょう。」とのことでした。
それから、もう一つ仰られたのは、
「そのとき必ず、美容外科クリニックの担当オペをした先生の紹介状を書いてもらって下さい。」とのことでした。
理由は、病院を変更するときには、紹介状を提出するのが医学界のマナーであることと、もう一つは、今回のオペは電気メスにて除去手術をしたのですが、皮膚科の先生に言わせると、邸w)EURテ気メスにも何種類ものオペのやり方があるので、そこらへんのところも詳しく聞かないことには、危なっかしくて再手術は出来ないとのことでした。
そこで、いくつかご質問なのですが、
①本当に、ホクロの除去痕が完全に自然治癒には、2~3年の歳月が必要で、それからではないと再手術は出来ないものなのでしょうか?
②美容外科クリニックの先生にお願いをすれば、医師の紹介状は書いて頂けるものなのでしょうか?
ちなみに、美容外科手術は自由診療だったので、保険は適用外だったのですが、紹介状を書いて頂くのをお願いするのも、かなりの費用を要してしまうのでしょうか?
③もし仮に、美容外科クリニックの先生が、医師の紹介状を書くのが嫌で断った場合には、どうすればよいのでしょうか?
④本当は、2~3年間も皮膚が自然治癒をするのを待つなんて、毎日、醜い自分の顔を鏡で眺めていると、
本当に嫌で嫌で待っていられないのが本心なのですが、ここはグッと我慢をしなければならないものなのでしょうか?

A103 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
ご質問に対する回答をする前に基本的なことを述べさせてください。
まず、医師の技術や手術機器の種類の関わらず、外傷後の瘢痕がゼロになることはありません。
母斑を除去した際でも同じことが言えるので、瘢痕が目立たなくなるにはある程度の期間が必要とお考えください。

(1)「ホクロ」を「電気メスにて除去手術」をしたということは、母斑を表面から焼却処理をしたようなものなので、「5mm程度」の熱傷創を作った手術ということです。
母斑がどれくらいの深さまであったかで、熱傷創(母斑除去創)の深さも変わるので、瘢痕の状態・経過も異なります。
(2)紹介状は書いていただけるでしょうが、一般的に紹介状の費用が発生します。
費用は病院によって異なるので、ご自身でお問い合わせください。
(3)瘢痕の治療をするにあたって、必ずしも紹介状を要求しない病院も多いのではないでしょうか。
(4)瘢痕が成熟するには少なくとも6か月以上は必要ですし、それ以降も徐々に目立たなくなります。
既に手術から6カ月以上経過しているので、瘢痕治療の計画をたてても構いませんが、焦らずに2年程度瘢痕の変化を待つことも一つの選択肢と考えます。
Q104 相談者 ニックネーム:M 患者様(相談対象者) 年齢:50相後半 性別:女性

約40日前に小鼻のほくろをくり抜き法にて除去し、1針だけ縫いました。途中経過は問題なく、
抜歯も済み洗顔化粧もして良いと言われました。
色素の沈着を避ける為、化粧しない時は日焼け止めクリームを塗るよう指導されました。
化粧はなるべく避け、日焼け止めクリームを塗って、マスクをして過ごすことが多いです。
傷はやや赤みが有りまだ皮膚が薄い感じでした。
アレルギー性鼻炎で頻繁に鼻をかみます。
その為やや強くこすってしまい、出血してしまいました。
消毒し、残っていた軟膏を塗り絆創膏を貼りましたが、傷パワーパッドなどを使った方が良いでしょうか。
実は10日ほど前にも同じことが有り、これが2回目です。
気を付けてるつもりですが跡が残るのではないかと心配です。

A104 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
術後「約40日」経過で「やや強くこすっ」ただけで「出血して」しまうなら、線維組織による瘢痕形成が順調に進行していないのかもしれません。
凹んだままで治癒する可能性が高いでしょう。
手術をした病院を再診するか、形成外科を受診してください。
Q105 相談者 ニックネーム:無記入 患者様(相談対象者) 年齢:20代前半 性別:女性

口の左ななめ下に、大きなほくろがあります。以前から取りたいと思っていたのですが、傷あとは残るのでしょうか。また、ほくろはガンになるとも聞きましたが、どうなのでしょうか。

A105 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
昔、何かの本で読んだのですが、ひまな学者が丹念に調べたところ、人のからだには平均43個のほくろがあるという報告をしておりました。実際にはもっとあるような気もしますが、いずれにしてもよく見れば、ほくろはからだじゅうにあるのです。これをいちいち取っていたら傷だらけになりますが、私どもは次のような場合に、ほくろを取ることをすすめています。

1 顔のように目立つところにあり、本人が特に気にして取りたいという場合。
2 悪性のものが疑われる場合、ないしはそれを予防したい場合。

これは医師が判断をくださないといけませんが、およそ次のような場合が考えられます。
① ほくろが急に変化した場合。たとえば急に大きくなったり色が濃くなったり、また回りに飛び火したように黒い点々ができたりした場合です。また、普通のほくろですと出血することはあまりありませんが、こすらなくても出血したり、かさぶたをつくったりした場合も注意したほうがよいようです。

(1) 刺激を受けやすい場所にあるほくろは、予防的にとり除いたほうがよいといわれております。たとえば、手のひらや足の裏のように絶えずこすれるところや、重みのかかるところ、同じような意味でベルトのあたる部分、ブラジャーのストラップのあたる部分のほくろなどがこれにあてはまります。

(2) 同じほくろでも丸く盛り上がっている、いわゆるあんこをつけたようなほくろは、むしろガンになることがまれで、かえって平らな茶褐色のもののほうがガンになりうるとされています。

いずれにしても、ただのほくろが悪性化したかどうかは、医師でも判断のつかない場合が多いのです。疑わしければ、手術をして取ったものを、病理学者に調べてもらわなければなりません。

ガンが疑われている場合には、傷あとは二の次になりますが、1のように目的が美容であるときには、傷あとが目立っては台なしです。しかし、幸いなことに形成外科的に、しわの方向に切開線を選んで、ていねいに縫合を行なえば、傷はほとんど目立たなくなります。もちろん、よく見れば多少細い白い筋はあるにしても、もとのほくろよりはずっと目立たないといえるでしょう。

一つ注意しておきたいのは、ほくろの直径よりも傷の長さのほうが2倍3倍長くなるということです。丸いものをそのまま切りとって寄せてしまいますと、両端がどうしても盛り上がってしまいます。この盛り上がりを防ぐために、回りの皮膚も含めて、紡鍾形に切りとますから、傷がほくろよりもずっと長くなってしまうのです。しかし、このような長い平らな傷のほうが、短いでこぼこの傷よりもずっと目立たないわけです。どの傷にもあてはまることですが、手術して数週間か数ヵ月の間は多少赤い筋は残りますが、半年から一年で消えてゆきます。

ごく小さいほくろですと、電気メスで焼きとることもできます。ただ2~3ミリ以上の場合にはあとは水疱瘡のようなへこみが残ってしまいますから、最初から手術で切りとったほうが無難でしょう。
Q106 相談者 ニックネーム:COCO 患者様(相談対象者) 年齢:30代前半 性別:女性

4年前に鼻の鼻尖部分の3ミリ程の少し盛り上がったホクロを炭酸ガスレーザーで一回で除去しましたが、陥没してしまいました。
鼻の頭なので目立ちます。
4年経った今でも変わらず陥没したままです。
今の医学では修正の治療法はないそうなのですが少しでも目立たなくさせる何か方法はないでしょうか?
よろしくお願いします。

A106 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
フラクショナルレーザー、脂肪移植、フィラー注入、PRP注射などの治療が有効かもしれません。
美容外科、形成外科を受診してご相談なさってください。
Q107 相談者 ニックネーム:konoha 患者様(相談対象者) 年齢:40代前半 性別:女性

先日、形成外科で顔のほうれい線より少し下にある5?の盛り上がったほくろを切開手術しました。(傷跡は1cmです)
術後はゲンタシンと絆創膏で保護し、6日後に抜糸しましたが、その医院では抜糸後はマイクロポアテープを傷に張る療法をとっているようでしたが、私の傷がまだ赤みがあるということでそのまま何もしないで数日おくほうがいいと言われ、4日経ったあとに再度受診しました。しかし、まだ赤みがあるという判断で、今後3か月ほど何もせずに日焼けだけ気を付けるようにしてください、と言われテープもいただけませんでした。
今の状態は確かに少し赤くなっていて、傷の両端が少し盛り上がっていますが、痛みやかゆみもなく炎症があるようには思えません。
顔の傷で、よく動く目立つところにあるので、なるべくきれいに早く治したいのですが、本当に何もしないでいいのでしょうか・・・。
いろいろ調べてみると、術後は多少赤みがあるのがふつうのように思え、それでもテープを数か月は貼る方がきれいに平らになりやすいという意見が多くあったので不安になってしまいました。
部位によると思いますが、顔の動く部分でメスによる切除手術をして縫合したものでも、抜糸時点では赤みがなくなっている方のほうが多いのでしょうか。
今、傷の端がでっぱっているのも、何もしないで平らになるものでしょうか。また、少し赤みがある状態でテープを貼るとさらに赤みが増したり長引いたりするものでしょうか。
できれば紫外線や刺激から保護のためにも何かテープを貼って過ごしたいのですが・・。
ただ何もしないという方法に不安を覚えています。他のケアの仕方などもありましたら教えてください。

A107 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
手術創はすでに閉鎖して上皮化しているので、多少の「赤み」があっても「テープを貼って」構いません。
「テープ」貼付は瘢痕を押さえつけて「平ら」にするためではなく、瘢痕周囲の皮膚の緊張を防いで瘢痕の幅が広くなったり、肥厚性瘢痕が出来たりするのを防ぐためなので、上皮化後3カ月ほど継続してください。
直径「5mmの盛り上がったほくろを」切除し「傷跡は1cm」に縫縮しているため、皮膚が歪んで「傷の両端が少し盛り上がっ」たドッグイヤーが出来てしまいます。
口唇はよく動く部位なので、長期間のうちに、「傷の端がでっぱっている」ドッグイヤーは小さくなりますが、いずれ修正が必要になる可能性もあります。
診察をしなければ具体的なアドバイスが出来ないので、不安を抱いてお一人でお悩みになるより、他の形成外科を受診してセカンドオピニオンをお求めになってください。
Q108 相談者 ニックネーム:あんず 患者様(相談対象者) 年齢:10代後半 性別:女性

わたしは一年前に頬のほくろを除去しました。
一年たった今でも、凹みが治りません。赤みはなんとか化粧で隠せるのですが、頬という場所のせいもあるかもしれませんが、凹みは隠すことができません。0.5ミリくらい凹んでいます。ネットで凹みを改善する方法を調べていたところ、フィブラストスプレー、メドロマ、ユーパスタが効く、とでてきました。この中でしたら、どれが一番効果的でしょうか。

A108 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
時間の経過と共に赤みはまだ薄くなり、「凹み」も多少改善される可能性はありますが、ご相談の3製品とも、瘢痕の「凹み」には「効果的」とは言えません。
「頬のほくろを除去」した痕の「0.5ミリくらい」の「凹み」ならば、辺縁を削ってなだらかにするか、皮下にフィラーや自己脂肪などを充填するか、PRPなど細胞の成長因子を注射したりレーザーや高周波などで真皮の再生を促すか、瘢痕そのものを切除してしまうなどの方法が考えられます。
幾つかの治療法を組み合わせた方がよい場合も少なくないので、複数の形成外科や美容外科を受診して治療法を提案して貰い、それぞれの治療を十分に理解したうえで、最も信頼する医師を主治医として再度、治療計画をお立てになって下さい。
Q109 相談者 ニックネーム:チョコ 患者様(相談対象者) 年齢:40代前半 性別:女性

小さいころから、シミやほくろができやすい体質で、長年悩んでいたシミ(Qスイッチルビーレーザー)とほくろ(炭酸ガスレーザー)をレーザーにて除去しました。

初回に 盛り上がったほくろ3か所をレーザーにて除去後、傷跡がかなりへこんでいたのですがデュオアクティブにて湿潤療法し、術後2~3週間もすると除去跡が盛り上がってい
ました。(ほくろの色素がなく盛り上がっている感じ)

鼻筋部分(眉間の少し右下)の跡のみ 元のほくろの大きさの2倍の面積の盛り上がりに。
ほっぺと首筋は元のほくろの大きさの盛り上がりに。

半年しても 除去後の盛り上がりが改善されないので、再度受診し、(3か所のほくろ除去後の盛り上がり)+(新たに3か所の盛り上がりのないほくろ)=計6か所を炭酸ガスレーザーにて 除去しました。

術後は 11日目まで湿潤療法にてケアしていました。
今日で2週間経過しましたが、首筋と鼻筋部分(眉間より少し右下)の 再除去跡が最初のほくろより大きい面積で盛り上がっています。ほっぺ部分は 今のところ平らできれいです。
鼻筋については除去後に すでになんとなくに盛り上がっていた気がします。(お医者様が あまり削らなかったのかな?と思ったりしました。)

肥厚性瘢痕なのでしょうか?
最初のほくろよりも 大きな盛り上がりになりショックです。

総合病院で手術しましたが、ゲンタシン軟膏を渡されただけで注意事項など何も説明はありませんでした。ゲンタシンは使わず、湿潤療法を自己判断で行いました。

それから、術後の日焼けは厳禁のようですが、お勧めの日焼け止めクリームなどありましたら教えてください。日焼け止が毛穴をふさいでいるのか 汗管腫のようなものが顔中にでき困っています。

また、ルビーレザーにてシミ除去した部分の1/3ほどが 術後3週間後に真っ赤になってしまいました。日焼け止めクリーム+3Mテープ+UVマスクで保護して晴天の日に外出しましたが、UVマスクから出た部分のみ日焼けをしてしまったみたいです。うっすらとシミの跡はあったもののこの日まではひどい色素沈着も赤みもなく順調でした。
保冷剤で冷やしていたら、翌日には少し赤身は落ち着きましたが、赤茶に色素沈着したようです。どうしたらよいでしょうか?

A109 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
母斑除去は炭酸ガスレーザーで施行したとのことですが、色素が深い場合、一度で母斑を取ろうとすると、炭酸ガスレーザーの性能によっては、周辺の正常な皮膚が損傷されることがあります。
おそらく肥厚性瘢痕が形成されたのでしょうから、トラニラスト内服、ステロイド薬の注射やシリコンジェルシートなどの治療が有効と考えられます。
Qスイッチレビーレーザーの処置後は、一時的な術後色素沈着は起こりうるものです。
シミの種類にもよりますが、経過を待てば色調は改めて落ち着いていきます。
外表の手術やレーザーは施術した時点から、瘢痕をきれいにするための治療が始まります。
自己判断で治療をすることなく、順調に経過していることを確認するためにも術後も定期的に形成外科を受診して、適時指導して貰うことをお勧めします。
Q110 相談者 ニックネーム:りんご 患者様(相談対象者) 年齢:30代後半 性別:女性

23年12月に地元の皮膚科にて炭酸ガスレーザーで鼻と口の中間あたりにあった、2ミリほどのほくろをとってもらいました。縦8ミリ、横5ミリほどのキズです。
治療後一カ月間は一日二回の消毒と、ゲンタシン軟膏を塗り、患部を乾かすことのないように、と絆創膏を貼った生活をしていました。

その後だんだんと患部に赤みが出てきて、盛り上がりも目立つようになってしまいました。
同じ皮膚科に行くと、キンダべート軟膏をしばらく続けましょう、と言われしばらく塗り続けていたのですが、何だかとても不安に思い24年2月に違う皮膚科に行ってみました。
そこでは肥厚性瘢痕の疑いがあるので、ここでできる治療は、飲み薬のリザベンカプセル100?を続けること、就寝時にドレニゾンテープを貼ること。そのほかは形成外科を紹介するので、そこで切除手術など。だけど手術したら、また肥厚性瘢痕になる可能性もある、とのこと。あとは自然治癒しかない、と言われました。

私はリザベンカプセルとドレニゾンテープの治療を選択して、今に至るのですが、急性膀胱炎のような副作用が出てしまい、リザベンを休薬することになりました。
今は就寝時にドレニゾンテープのみ貼って寝ていますが、このテープもステロイドなので長期間貼り続けるのも怖いですし(もちろん患部の形に切って、患部のみに貼ってはいるのですが…)、なんといってもほくろが嫌でとったのに、さらにほくろよりも目立つ大きな瘢痕が口元にできてしまったなんて、本当に苦痛でたまりません。以前より人の視線が気になってしまうようになりました。
瘢痕もつるつるして赤みが強く、他よりも盛り上がってるので、お化粧をしてもすぐに段差が目立ったり、化粧が崩れてしまい、隠したくても隠せないのが本当につらいです。

患部は大きくなることもなく、小さくなることもなく…という状態なのですが、12月からまだ3か月も経っていないので早いうちに大きな病院に行って相談したほうがいいのだろうか、それとも地元の皮膚科で様子を見るべきなのか…これからどのようにしたらいいのか、とても困惑しております。

A110 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
「炭酸ガスレーザーで」「2ミリほどのほくろをとって」、「つるつるして赤みが強く、他よりも盛り上がっ」た「縦8ミリ、横5ミリほどのキズ」になっているならば、ケロイドか肥厚性瘢痕でしょう。
不安を抱えたまま「地元の皮膚科で様子を見る」よりも、積極的な治療をするかしないかは別として、「早いうちに」専門医に「相談したほうがいい」と考えます。
「大きな病院」である必要はありませんので、複数の形成外科や皮膚科を受診して、納得いくまで説明を求めてください。

厳しい言葉になりますが、ご相談の中で、「ドレニゾンテープ」について「患部の形に切って、患部のみに貼って」いるにもかかわらず「ステロイドなので長期間貼り続けるのも怖いですし」というようなやや見当違いとも言える様なご心配をなさっているくらいですから、
まずはご自身の状態を把握して、それぞれの治療法の利点・欠点を理解して治療法を検討する必要があります。

ご自身が信頼する担当医と一緒に今後の治療方針を決めて、焦ることなく治療して下さい。

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