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創傷治癒よくある質問

  1. ほくろ
  1. 下肢
Q1 相談者 ニックネーム:にっく 患者様(相談対象者) 年齢:20代後半 性別:女性

足の裏にあった7mmほどのホクロ(良性)を切除し、2週間後に抜糸をしたのですが、傷口が開いた状態で医師からはもう塞がらないと言われました。
一旦、1週間は軟膏を塗って様子を見るように言われていますが良くなる気配がありません。

当初、「手術後2ヶ月くらいは歩く時に違和感がある程度」と言われたので手術を決意したものの、今は1人で歩くのも難しい状況で手術したことを後悔しています。

この開いた傷口は今後どのように治療するのがいいのでしょうか。

A1 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
真皮層まで存在する母斑(「ホクロ(良性)」)の細胞を完全に切除し縫合しているので、ご相談の「傷口が開いた状態」が、真皮までの離開か、表皮だけの離開欠損なのか、頂いた情報では判断が出来ません。
足底の瘢痕や肥厚した表皮は、鶏眼のように食い込んで歩行のたびに痛みを生じさせることもあります。
診察をしなければ、具体的な治療法の提案は出来ません。
形成外科を受診してご相談なさってください。
Q2 相談者 ニックネーム:はな 患者様(相談対象者) 年齢:30代前半 性別:女性

他院にて足裏のホクロを切除し2ヶ月以上経ちますが経過が思わしくなく、先生のご意見をうかがいたくご連絡いたしました。
【経過】
6月24日に総合病院皮膚科にて左足裏のホクロを切除(のちに良性)ゲンタシン軟膏と抗生物質処方。
7月8日 抜糸 直後に傷開き出血。医師に見せるも中は縫われてると言いゲンタシン軟膏を追加で塗るよう指示。
その後何度か赤み、痛みあり紹介元のクリニックや執刀医が出勤するクリニックで、診察を受け数回抗生物質処方。

8月3日子供とアスレチックのロープ上を歩く
8月6日うちわですべり患部を強く打つ
8月7日 近医受診。軽度の感染見られるため抗生物質処方

8月12日 赤み引かずねっ感あるため、べつの抗生物質処方。
傷自体は上皮化しているそうですが、色は赤く、傷の周りをぐるっと、硬いしこりが囲んでいて強く押すと痛みがあります。かかりつけ医からは治りが悪かったから瘢痕になっていると言われています。

最近痛みや赤みは落ち着いていましたが、昨日少し赤みと痛みがあった為、受診したところ医師に素手で強く押され痛み、赤みが悪化しました。抗生剤5日分が昨日より処方されています。

傷の周りが瘢痕になっても半年から1年くらいで吸収されるとは言われていますが、これがガン化することは心配しなくて良いでしょうか?
また上皮化しているにも関わらずこのように何度も赤みや痛みが再燃するのは、なぜでしょうか。
術後2ヶ月経っており仕事や育児もある中で安静も難しいです。

A2 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
「ガン化することは」ありません。
「色は赤く、傷の周りをぐるっと、硬いしこりが囲んでいて強く押すと痛みが」あるが術後1か月半で「アスレチックのロープ上を歩く」ことは出来た、術後2か月半経過して「最近痛みや赤みは落ち着いて」いたが「昨日少し赤みと痛みがあった」、「かかりつけ医からは」「瘢痕になっていると言われて」いることから、縫合線を中心に胼胝(タコ)が出来ていると推測できます。
術後2週間で「抜糸」した「直後に傷開き」「中は縫われてると」説明されたなら真皮層あるいは脂肪層をおそらく吸収糸(溶ける糸)で縫合しているのでしょう。
吸収糸が完全に吸収されるまで、吸収糸に向かって円錐状に鶏眼(ウオノメ)のように肥厚した硬い表皮が脂肪層に食い込んで存在しているかもしれません。
中をくり抜いたドーナツ型のスポンジなどを使って免荷すれば、「赤みや痛み」は「再燃」しなくなります。
形成外科や足の外科を標榜する病院におかかりになってください。
Q3 相談者 ニックネーム:Nao 患者様(相談対象者) 年齢:30代後半 性別:女性

足裏のメラノーマの手術を受けました。今日大きく切った後の抜糸でしたが、傷口が普通に開いています。抜糸の際に糸がめり込んでいたみたいでピンセットの用な物で容赦なくえぐられました。それが原因なのかはわかりませんが、手術では話しされていた皮膚の移植もなし(なんの説明もない)でした。
足の指を縮めると傷口は塞がる感じです
抜糸後の傷口の説明も担当の先生からは何も無かったです。このまま様子を見る形で大丈夫でしょうか
特に血が大量に出てるわけではなく、痛みもひどいわけではありませんが、立ち仕事に仕事復帰するため少し不安です。これ以上開いてるしまわないかと。

A3 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
「メラノーマ」の診断が確定している場合、「メラノーマ」が1mm以下の大きさでも「メラノーマの辺縁から1cm以上離して切除する必要があります。
「傷口が普通に開いて」いて「足の指を縮めると傷口は塞がる感じ」なら、おそらく、母斑(ほくろ)かメラノーマか視診では診断が困難なため腫瘍だけを切除して切除部はいったん単純に縫縮しておき、腫瘍が良性か悪性か病理検査の結果を待ってから、次の治療方針を決定しましょうと手術を決定する際に説明があったはずです。
「傷口が普通に開いて」いるのですから、「立ち仕事に仕事復帰する」にはまだ早いでしょう。
病理結果の報告のため近日中の再診予約が決定されているはずです。
再診の際に検査結果をお訊きになるだけでなく、「担当の先生」と今後の治療計画を相談してください。
Q4 相談者 ニックネーム:ぴぽぽ 患者様(相談対象者) 年齢:30代後半 性別:女性

足の裏のホクロ除去の手術をしたあと2週間後に抜糸をし、ぱっくり傷口が開いた状態でイソジンシュガーパスタと抗生物質を処方され5日間経過しました。
そして良くなっていなかったら移植ね、と言われました。
現在は傷口にはキズパワーパッドが有効とネットで知り自己判断で絆創膏からキズパワーパッドに変更したら縫って抜糸した箇所が白くふやけて死んだような皮膚になってしまいました。
急いでイソジンシュガーパスタと絆創膏に変更しましたがネットでイソジンシュガーパスタを検索するとあまり評判がよくなく、不安です。

A4 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
担当医は創状態を診て「イソジンシュガーパスタと絆創膏」の指示を出したのでしょうが、赤みや腫れ、痛みなど感染を思わせる症状がなさそうですから湿潤療法の適応かもしれません。
湿潤環境に置かれたために「キズパワーパッドに変更したら縫って抜糸した箇所が白くふやけ」たのであって、「皮膚」が「死んだ」のではありません。
主治医が「良くなっていなかったら移植」と判断した根拠が明確でないので、申し訳ありませんが診察をしなければ具体的なアドバイスが出来ません。
次の診察予約まで待つことなく直ちに受診して、主治医に現状の創状態の評価をしっかりとお訊きになって、今後の処置法を再度明確に指示してもらった方がよいでしょう。
また、可能ならば、セカンドオピニオンとして形成外科を受診して意見を求めてください。
Q5 相談者 ニックネーム:ピスタチオ 患者様(相談対象者) 年齢:40代前半 性別:女性

10日前に足裏のほくろを取る手術で2.5ミリ縫いました。抜糸は3日後です。

縫ってある1番端がきつく縫われてるのか、縫い方がずれて皮膚が引きつってるのか分かりませんが端一箇所だけが触ると盛り上がっていて体重をかけると響きます。
肌色の小さなしこりのようにも見えます。
触れなければ痛くありませんが歩くと必ず当たり痛いのがまともに歩けないので辛いです。
縫ってあるほかの部分はしこりもなく平で触ってもいたくありません。
ずれて縫っていたとしても抜糸すればこの盛り上がりは治るのでしょうか?

A5 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
ほくろを含めて紡錘状に皮膚を切除して、周囲の皮膚を一本の線状に寄せて縫合しています。
診察をしていないので断言はできませんが、2つの可能性に対してそれぞれお答えします。

(1)縫い合わせる際に、足底は皮膚が伸びないため、多少のゆがみが生じます。
そのゆがみが「一箇所だけが触れると盛り上がっていて」「肌色の小さなしこりのようにも見え」ているものと考えられます。
「抜糸」をしてもすぐに「この盛り上がり」がなくなるわけではありませんが、徐々に改善します。

(2)縫合時に強く結紮したために、「歩くと」組織に糸が食い込んでしまうため、「触れなければ痛くありませんが歩くと」「痛い」のではないでしょうか。
「盛り上がり」自体が痛いわけではないので、「抜糸」とともに痛みの原因である糸が無くなるのですから、「まともに歩け」るようになります。

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