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創傷治癒よくある質問

  1. あざ
Q1 相談者 ニックネーム:さと 患者様(相談対象者) 年齢:80歳以上 性別:女性

92才の母が10代の頃に顔を竹刀で叩かれて右目の上下に紫色のアザができてしまいました。普通アザは何週間かで消えると思うのですが、今もアザは残っています。
今更ですがどのように治療していたらアザが消えていたのか知りたいです。
もし今からでもアザを薄くできる方法があればやってあげたいです。

A1 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
皮下出血後にヘモジデリン沈着があって「紫色」が残る可能性が無いわけではありませんが、「10代の頃」に発現した遅発型太田母斑ではないでしょうか。
太田母斑は、生まれつきの場合もありますが、多くの方は思春期頃に初めて出現します。
日本人の0.2%程度にみられ、男性より女性に多く発症します。
真皮層に色素細胞が過剰に存在するため、青「アザ」として生涯残ります。
保険適応のレーザー治療が有効なので、形成外科や皮膚科あるいは美容皮膚科を受診してご相談なさってください。
Q2 相談者 ニックネーム:だっくん 患者様(相談対象者) 年齢:10歳未満 性別:女性

3歳の娘が額に5センチほどの脂腺母斑があります。
病院に診察していただいたところ、切除ということが決まりました。
ただ自分でいろいろ調べてみると成長とともに傷幅が大きくなるという話を知りました。
そうならないように顔が大きく成りきる思春期(13歳ごろ)まで待ったほうが良いのでしょうか?
別の意見としては皮膚が柔らかいうちに手術をしたほうが良いとも書いてあって・・・ ご助言いただけると幸いです。

A2 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
「思春期」まで待てば、「脂腺母斑」も大きくなります。
形成外科におかかりいただければ、年齢に関係なく瘢痕が最も目立たなくなる治療法を検討して貰えるはずです。
「3歳」で「額に5センチほど」の大きさなら、一度の手術で取り切らず、二度の手術に分けた方が目立たない瘢痕にすることが出来るかもしれません。
手術法だけでなく手術に伴う不安や、疑問など全て主治医にお尋ねください。
お嬢様の「額」の「脂腺母斑」なら整容面にも関係するわけですから、「脂腺母斑」の向きや形などによっても手術法の詳細は異なるので、一般論を参考にするのではなく、主治医とよく話し合って治療計画をたててください。
Q3 相談者 ニックネーム:A 患者様(相談対象者) 年齢:10歳未満 性別:男性

昨年12月末に形成外科でvビームプリマによる6回目の右頬の単純性血管腫の治療を行いました。レーザーのパルス幅等は7mmspot 1.5ms 11Jでした。紫班が多く出ていました。
治療後のアフターケアは、ステロイド剤の処方はなく保湿をするようにと主治医から言わていたため、保湿だけをしていました。
良くないことは承知していましたが、ガーゼを取ってしまうため、紫外線防止のテープを直接貼っていました。毎回、レーザー後、このようにしていました。
その後、国外に行くことになりました。
乾燥が強い環境化だったため常にレーザーをした右頬が乾燥している状態でした。
その影響でか赤みがなかなか引かず、今は少し茶色味がかった赤色で元のあざより目立つようになってしまいました。
これは乾燥した状態で紫外線防止のテープによる刺激により炎症後色素沈着が起きてしまったのでしょうか。
今までこういったことはありませんでした。
国外の医師を受診したところ、紫外線に気をつけ、あざではなくレーザー後の茶色味がかった箇所の治療としてレーザーをする、と言われました。
この状態でさらにレーザーをするのが怖かったため様子見をしています。
紫外線に気をつけていれば、次第に炎症後色素沈着のようなものら引いていくのでしょうか。
このような状態で、紫外線防止のテープを貼っても良いのでしょうか。
また、治療のためにレーザーをするものなのでしょうか。
紫外線防止のテープを剥がす時に肌の負担になって、跡が残ってしまうのではないかと不安です。
本来ならレーザーをした形成外科に受診をし、相談すべきですが、国外在住のため、こういった相談も受け付けてくださりませんでした。
国外の医師は日本と違う治療方針の可能性がありますし、顔ということもあり、さらに心配です。

A3 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
お使いになっている「紫外線防止のテープ」は、効能にUVブロックを謳っていますか?
日本の形成外科で勧められる茶色の紙テープの殆どはUVブロックの効果は大きくなく、貼らないよりましというくらいです。
「赤みがなかなか引か」なかった状態から「少し茶色味がかった赤色で元のあざより目立つようになって」いるなら、Dyeレーザー照射後の「炎症後色素沈着」でしょう。
保湿とUV対策に努めてください。
SPF50、PA+++++の市販される化粧品で構いません。
炎症後色素沈着部分へ「レーザー後の茶色味がかった箇所の治療としてレーザーをする」というのはフラクショナルレーザーやレーザーフェイシャルの様な新陳代謝を促進させる治療のことなのかもしれませんが、アジアンの肌治療を多く経験してきた医師が自信を持って勧めるという提案でないならば、慎重な姿勢でいた方がよいのではないでしょうか。
赤みではなく色素沈着なら、ハイドロキノンやビタミンCなどの美白剤入りの化粧品も有効です。
Q4 相談者 ニックネーム:にし 患者様(相談対象者) 年齢:10歳未満 性別:男性

子供4歳、顔の鼻下と目の下からほっぺたが生まれつきの血管腫で治療をしています。
10回以上レーザーし改善方向に最後に1回レーザーをして治療は終わりにしようとレーザーを受けました、
しかし、いつもの通り紫斑がでて1ヶ月くらいで消えたのですが、紫斑が消えてからの赤みががくっきり残り3ヶ月した今でもレーザーの放射した部分のみ赤く血管腫のように戻った状況です、消えるのか心配です、赤みが薄くなってる様子はありません、この赤みは血管腫なのでしょうか?
前回とレーザーの強さは変更はしていません、紫外線対策完璧にしてるつもりです。

A4 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
深部の血管腫が残っているのではないでしょうか。
申し訳ありませんが、単純性血管腫なのかイチゴ状血管腫なのか、治療用レーザー光の種類、レーザーの機器、治療経過、現在残っている赤みの性状(指先で押すと消褪するか、辺縁は明瞭か、皮膚温はどうかなど)、情報が少ないため具体的な判断、アドバイスが出来ません。
治療をなさっている病院あるいは他の形成外科を受診して診察を受けてください。
Q5 相談者 ニックネーム:あか 患者様(相談対象者) 年齢:30代後半 性別:女性

生まれつき顔に痣があります。レーザー治療に通ってたのですがお金もかかるのである時にだけ受けてました!ですが皮膚科の先生に言われたのが貴方の顔の痣は層が深いので取れませんと言われて、そこから私は治療を受ける気力無くしました!痣は綺麗に取る事など出来ないのでしょうか?

A5 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
「生まれつき顔に痣」というと、太田母斑でしょうか。
レーザー治療が有効ですし、レーザーの機種によって保険治療が適応になります。
レーザー機器のうちQスイッチレーザーは、太田母斑や青色母斑の治療のために開発されたとも言えますし、最近はピコレーザーという新しい機器も普及してきました。
医療施設によって用意しているレーザー機器は異なるため、レーザー光の種類も出力も違います。
美容皮膚科や形成外科あるいは美容外科や皮膚科を受診して、相談してください。
Q6 相談者 ニックネーム:コロ助 患者様(相談対象者) 年齢:10歳未満 性別:男性

現在一歳7ヶ月の子供が生まれつき太田母斑があるためレーザー治療をしています。紫外線防止のためエアウォールを貼っていていつもはお風呂ではがしていたのですが、10月末にわたしが目を離している隙に本人が剥がしてしまいました。
頬の部分が赤くなってしまい保湿してればいずれ治るだろうと思っていましたが治らず、自己判断でオロナイン軟膏を塗ってしまいました。
その後、ひどく赤くなりブツブツが出来てしまったため小児科を受診し、ロコイドをもらい薄く赤いくらいまで治りました。12月にはいり寒くなってきたらまたその部分が赤くなり皮膚科を受診し弱いステロイドを塗り、現在は保湿で落ち着いています。ですか、まだ赤みは残っています。
この赤みは半年くらいしたらなくなるでしょうか。現在はエアウォールではなく日焼け止めを塗っています。

A6 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
「半年」までに「赤み」は薄くなりますが、その後もしばらくの間は、泣いたり、いきんだりすれば一時的に赤みが強くなります。
保湿と紫外線対策をしておけばよいでしょう。
Q7 相談者 ニックネーム:久美子 患者様(相談対象者) 年齢:40代前半 性別:女性

初めまして。私は生まれつき顔全体と右眼に太田母斑があります。昔はまだ今のようなレーザー治療はなく、ドライアイスでの治療と、目の下にはドライアイスが当てられない為、首の皮膚を移植しました。
中学生になり、何度かルビーレーザーをやりましたが、ドライアイスの傷痕が残り、色も所々白く、どうしようもないと言われました。
もう気にするような年でもないかな…と諦めている部分もありますが、何か方法があればと思い、メールさせていただきました。

A7 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
診察をしなければ具体的なアドバイスが出来ません。
「太田母斑」はQスイッチ「ルビーレーザー」などが有効ですが、かつての機器よりも進化していますし医療技術も進化しているので、改めて形成外科を受診して相談してみてください。
Q8 相談者 ニックネーム:ゆひさ 患者様(相談対象者) 年齢:20代前半 性別:男性

私は産まれた時から頬に苺血管腫がありそれを6、7歳で二度に分け切除しました。
ですが傷跡は今でも残っており、傷口の部分は少し色素沈着しているのと、少し硬くなっており光の加減で目立ったりします。ぬった側の頬だけ突っ張った様になっています。
美容クリニックには相談しましたが、縫い直すしか無く、突っ張りは大きくなるだろうと言われました。
ただ、再生医療の面で細胞を皮膚に移植し傷跡を目立たなくするという事は出来るのか、疑問に思っています。

A8 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
「再生医療の面で細胞を皮膚に移植し傷跡を目立たなくするという事は出来」ません。
「美容クリニックには相談しましたが、縫い直すしか無く、突っ張りは大きくなるだろうと言われ」たとのことですが、美容外科専門医ではなく、再建外科としての形成外科専門医の意見を伺ったのでしょうか。
他の形成外科でも、セカンドオピニオンを求めてみてはいかがでしょう。
Q9 相談者 ニックネーム:ゆき 患者様(相談対象者) 年齢:10歳未満 性別:男性

3歳11ヶ月の男の子です。頬に扁平ぼはんがありレザー手術して6日経過しました。主治医から施術後は軟膏をぬり、保護するよう言われましたが本人が保護に大抵抗したため軟膏のみで良いと言われました。が、出来れば保護するのが良いとのことで何とか説得し絆創膏で保護してました。1日1回絆創膏張り替えしてますが、張り替え時、カサブタも一緒に剥がれてしまい赤くなってきてます。処置を継続するたびに皮膚も剥がれてしまうと良くないと思うのですが、剥がれるくらいなら保護しない方がよいのでしょうか?また赤くなった箇所は今後ひどくなっていくのでしょうか?(無理に剥がした場合に起こりうるリスクについて教えていただけたら嬉しいです)

A9 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
レーザー施術後6日程で痂疲が剥がれたり落屑があったりすることは、特に問題ではありません。
既に上皮化が済んで赤みがあるのは、順調な経過です。
また、上皮化した部分が、「処置を継続するたびに皮膚も剥がれてしまう」ことはありません。
擦れる処置はしない方がよいので、特別な保護はしないで保湿剤を塗っておいてください。
今後は、保湿と紫外線防御が大切です。

レーザーに限らずどんな処置でも、施術そのものと同等に術後のケアが重要です。
施術そのものより、むしろ術後のケアが結果を左右すると言ってもよいくらいです。
主治医に診てもらい指導してもらうべきは術後の経過とケア法なのですから、定期的に経過を診てもらって、不安なことは直接主治医にお訊きになってください。
Q10 相談者 ニックネーム:ゆっち 患者様(相談対象者) 年齢:10代前半 性別:女性

生まれつき顔に母斑がありました。
最初は赤身がありましたが、徐々に肌色から薄ピンクになっていきました。
成長とともに母斑が盛り上がっていき中心にブツブツもみられるようになりました。
さほど目立たなかったため放置して様子見ていましたが、たまたま皮膚科受診したついでに診てもらうと夏休みを利用してオペを勧められ大学病院でオペをしました。
母斑は3センチくらいで手術創は+1センチと聴いていましたが、オペ室に入って術前説明を聴くと予定より大きくなるとのことでした。
結果8センチほどの手術痕となりました。
マイクロポアを貼っていますが粘着力が強くたまにかぶれます。
オペ後一週間するときれいになりましたが、それ以降手術痕に赤みを伴います。
女の子で顔のため、オペしなければよかったのではと後悔しています。
親として罪悪感いっぱいです。なんとか手術痕を目立たないようにさせたいです。
マイクロポアはずっと貼る予定ですが、ヒルロイドローションを塗布したら効果がありますか?
ビタミンCのサプリメントを服用させたほうがよいですか?

A10 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
一般的に、術後3か月は赤みの強い時期が続きますし瘢痕が硬くなります。
6か月に向けて赤みは減少し硬さも減り、その後も時間をかけて赤みが退き徐々に軟らかくなっていきます。
お風呂に入ったり、運動をしたりするとそのたびに赤みが増しますが、数年の期間のうちに赤みも出なくなります。

手術痕が長くなったのは、おそらくより瘢痕を目立たなくするために切開のデザインを変更したためでしょうから、主治医に再度説明をしてもらってもよいでしょう。

「マイクロポア」サージカルテープは毎日貼り換える必要はないので、3、4日~1週間に1度くらいお風呂に入った際に濡らしてとるようにすれば、かぶれは最小限に抑えられます。
「ヒルドイドローション」を塗るとテープの粘着力が弱くなるので、肌を休めるためにテープを貼らない日だけにしてください。

厳しいアドバイスになりますが、不安や「後悔」は、『知らない』からです。
あらゆる処置を、その処置が勧められる理由まで含めて理解しようとしないからで
す。

手術が終わったら治療が終わるわけではなく、『手術が終わったときが瘢痕治療の開始』なのですから、「親として罪悪感いっぱい」になっている暇があったら、瘢痕治療の指導書を1冊読んでみるくらいの気持ちをお持ちになってください。

そのうえで、わからないこと、疑問なことを主治医にお尋ねになったり、メール相談していただいたりするのが宜しいかと思います。
もっともっと主治医に質問をしてよいのです。

何をすればよいかだけでなく、何のためにそれをするのか、どんなトラブルが起きやすいのか、どうやったらそれを防げるのか、疑問点・不安点をメモしておいて診察の際にしっかりと訊いてください。

顔面の治療をする医師は、手術を含め術後瘢痕のケア、必要ならば瘢痕の修正手術までを含めて長期的な治療計画を考えているのが一般的です。

治療の主体は患者さんとご家族ですが、主治医も、治療をしないよりした方が、どんな治療より手術が娘さんの症状にあっていると判断したから、手術という治療法を選んだのです。

お母様と同じように主治医も数年後には瘢痕が目立たなくなることを目指している筈ですから、主治医の説明をよくお聴きになれば安心できるのではないでしょうか。

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