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創傷治癒よくある質問

  1. 粉瘤・嚢胞・いぼ・こぶなど
  1. 下肢
Q1 相談者 ニックネーム:kodanuki 患者様(相談対象者) 年齢:60代前半 性別:女性

足の裏に魚の目ができ皮膚科で削っていただきにいきました。かなりの激痛に耐えていましたが先生が魚の目の下に袋があるからと液体窒素で焼きました、かなりの出血でゲンタシン塗布で帰宅。歩くのも困難で入浴後みたらかなり深くえぐれておりまだ血がにじんでいました。魚の目の下の袋とは?こんなに穴が開いていて大丈夫でしょうか?

A1 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
「魚の目」(鶏眼)の切除では、通常、出血しません。
鶏眼の最深部に、滑液包という液体の入った袋が出来ることがあります。
滑液包は鶏眼の最深部に出来るので、深部の毛細血管を傷つけると出血があります。
鶏眼の治療で削るのは円錐状に深くまで入り込んだ角質だけなので、感染を起こさなければ自然に治癒します。
鶏眼は再発することが多いので、おかかりになっている「皮膚科」で除圧のための補装具や生活習慣の指導をして貰ってください。
Q2 相談者 ニックネーム:きなこ 患者様(相談対象者) 年齢:50代前半 性別:女性

昔から毛穴が化膿して腫れることが多く、自分で膿を絞って治していました。
今年7月頃ふくらはぎの外側に赤く腫れて炎症を起こしたものが出来て、また化膿かと思いましたが膿は出ず、腫れたまま固くなり1ヶ月後には黒くなっていきました。
触ると痛みがあるので皮膚科を受診、押すと小さな穴(毛穴?)3箇所から血と膿が出たので抗生剤とアクアチムクリームを処方されました。腫れて痛いのは炎症と言われ診断名は聞けませんでした。
なかなか良くならず3ヶ月ほどでようやくしこりが無くなりましたが、今も黒いままです。
その後、太ももの後ろ側に同じものが出来ました。
今回は黒ずんできたところでポイズンリムーバーを使い吸い出したところ、レバーのようなジェル状の血の塊が出てきました。小指の第1関節くらいの量があり驚きました。膿はありません。
2日後にもう一度吸い出して同じくらいの血が出ました。 そしてまた同じようなできものが脛に出始めました。 これは一体なんでしょうか。

A2 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
全身に発症しているならば、先天的な素因が原因の表皮嚢腫の多発の可能性があります。
毛穴に一致して単発あるいは局所に集簇して発症するなら、ブドウ球菌などの感染が原因の癤(せつ)や廱(よう)かもしれません。
癤(せつ)や廱(よう)は、顔面や頚部、乳房、臀部に好発します。
健康診断などで、感染症を起こしやすい糖尿病などの基礎疾患が無いかを確認して頂いた方がよいでしょう。
Q3 相談者 ニックネーム:板いた 患者様(相談対象者) 年齢:50代前半 性別:女性

左足裏第2趾と3趾の間の下辺りのいぼを、co2レーザーで切除しました。一か月後の診察で治りましたとのこと。上皮化した皮膚は固くなっています。先生には汗が出ないからクリームを塗ってくださいといわれました。ワセリン軟膏を塗っています。歩けるようにはなったんですがつま先の指を曲げ膝をつく姿勢をすると鈍痛があります肉芽形成が悪っかったのか?突っ張り感もあります。鈍痛は治まるのでしょうか?後、クリームはワセリン軟膏でもいいですか?いつまで塗りますか?

A3 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
CO2施術後に角質が肥厚して、いわゆるタコ(胼胝)が出来ています。
保湿のためでなく、肥厚した角質を軟らかくするため「クリーム」を塗るよう指示があったのでしょうからワセリン軟膏でも構いませんし、硬くならなければ塗らなくても構いません。
履物などが当たって胼胝が悪化することが無ければ、いずれ突っ張り感も鈍痛も無くなります。
Q4 相談者 ニックネーム:板いた 患者様(相談対象者) 年齢:50代前半 性別:女性

足の裏イボをco2レーザーでやきました。1cm×2cmの皮膚がえぐられていて激痛です。ドクターから術後のこと詳しくきかなかったものですから術後仕事復帰は、痛みを我慢して行はなければなりません。皮膚のダメージが心配です。痛みはいつまで続くのか?歩くと痛いです。イボは左足裏の第2趾と3趾の間より下です。美容外科にて手術しました。

A4 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
真皮層まで蒸散処理を行ったのでしょう。
上皮化には2週間程度かかるうえ、免荷しておかなければ胼胝や鶏眼になってしまう可能性もあります。
皮膚科を受診してください。
Q5 相談者 ニックネーム:おち 患者様(相談対象者) 年齢:30代前半 性別:女性

1週間前Vラインにできた粉瘤を切除手術しました。
術後すごく腫れていて3時間後に多量の出血をし再来院したところ。腫れは内部の出血で歩いた時の圧力で出て来てしまったのだろうとの事で、抜糸して電気メス(1回目は未使用)も使用しての再縫合をしました。
再縫合後、出血や痛みは無いのですが、2日目頃から傷の端から新しい粉瘤か?と思うくらいぷっくりと硬い腫れ(傷の真下全体が薄ら固い腫れ、傷の外側に1箇所粉瘤のような大きな腫れ)があります。
痛みもなく先生に聞いたところ、中で起きた出血が逃げ場がなくて腫れているので自然消滅を待って欲しいとの事でしたが、下着のラインでズボンを履くと触れる位置なのでちゃんと治るのか不安です。

質問①縫合後に多量の出血はある事なのか
質問②この腫れは術後に良くあることで、自然に消えていくものなのか

A5 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
① 外来手術の際に血管を収縮させる成分の入った局所麻酔薬を使うことが多く、手術中に目視できなかった出血点から術後数時間のうちに出血することはありえます。
② 感染を併発する粉瘤は皮膜を明確に確認できないことが多く、完全に切除できなかった場合、施術翌日から再発が見られることがあります。
担当の医師の診断のとおり、術後に血腫ができたのかもしれません。
また、再縫合の際に出血点を縫合止血した部分を、硬い腫れとして触れるのかもしれません。
腫れの原因は診察をしなければ具体的に特定できないので、経過の予測は困難です。
下着やズボンで擦れる部位なら、なるべく瘢痕を残さない様に治癒させた方がよいでしょうから、治癒に時間がかかるようなら、形成外科でご相談になってもよいかもしれません。
Q6 相談者 ニックネーム:tanuki 患者様(相談対象者) 年齢:60代前半 性別:女性

足の裏に魚の目ができ痛くなると皮膚科で削ってもらっていますが毎回激痛です。魚の目を削るのは痛くないはずでは。激痛に耐えれば痛みは減るので我慢しておりましたが今回は激痛に耐え削り終わったら何と液体窒素で今まで以上の激痛で歩く事が困難に。この処置は大丈夫でしょうか?

A6 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
「魚の目」(鶏眼)は角質の肥厚なので、鶏眼の浅く広い部分を削る際の痛みはありませんが、最深部の芯をくり抜く際に多少の痛みはあります。
「液体窒素」を使った凍結療法は、通常、比較的浅い鶏眼の治療には有効ですが、深部の芯には届きません。
また、鶏眼を芯まで切除すれば、通常は「液体窒素」の処置は必要ありません。
鶏眼は芯まで除去しても、骨の飛び出しがあったり歩き方の癖や足にフィットしない靴を履いていたりするなど原因があるので、根本的な原因に対する指導とスポンジやインソールを使って局所の荷重を避けなければ、比較的短い期間で再発します。
一度、他の皮膚科や形成外科、足外科に詳しい整形外科で診察を受けてアドバイスをもらってもよいかもしれません。
Q7 相談者 ニックネーム:ピアノ 患者様(相談対象者) 年齢:50代前半 性別:女性

13年前、左足裏代2と3の間中足骨骨頭部にできた魚の目をレーザー治療してもらった所がずっと 小さい痛みが残ってて今まで硬くなった表面の角層を自分で爪切りで切って過ごしてきたのですが、 今年になってその痛みが酷くなってきたので、 家の近くの皮膚科、形成外科へ行きましたが、表面を削るとかレーザー治療跡が硬く瘢痕になってしまってどうしようも出来ない、諦めるしかないと、インソールを作るなどしてくださいと言われて、整形外科に行ってオーダーメイドでインソールを作ってもらいましたが、痛みは変わらず立ってると刃物に刺されたような痛みもありますし、座っていても横になってもジンジンしています。長年パートで働いてた立ち仕事も出来なくなりましたし、家の台所にも椅子を購入しましたし長時間歩く事もできないです。
硬くなった瘢痕を柔らかくするとか小さくするとか 少しでも痛みが緩和出来るような治療法はもうないのでしょうか…もしあれば教えていただきたく よろしくお願いいたします。

A7 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
「魚の目」(鶏眼)の再発です。
「インソールを作ってもらいましたが、痛みは変わらず立ってると刃物に刺されたような痛みもありますし、座っていても横になってもジンジンして」いるのは、鶏眼の奥に滑液包炎(皮下膿瘍)が発生しているのではないでしょうか。
また、鶏眼が生じる部位は骨の突起などがあるので、「レーザー治療」をすると、ほとんどの例で「瘢痕」が生じてしまいますし、鶏眼の再発も少なくありません。
「レーザー治療跡が硬く瘢痕になって」いる部分を含めて剪刃や尖刃を使って用手的に鶏眼を除去するか、サリチル酸や尿素などの角質溶解剤を使用して治療をしてはどうでしょう。
鶏眼は芯まで除去しても歩き方の癖や普段履く靴の形などの影響で再発しやすいので、施術後ももちろんパッドやリングクッションや「インソール」などで荷重を分散させることは大切です。
他の皮膚科や形成外科でご相談いただくか、足外科を標榜する病院におかかりになるか、厚生労働省の通達により通常範囲内の角質削りケア・爪切りは医療行為に該当しないケア行為とされているので評判の良いフットケアサロンを探してみてください。
Q8 相談者 ニックネーム:ひなちゃん 患者様(相談対象者) 年齢:40代後半 性別:女性

先日Vラインにある粉瘤手術をし、6cm程縫ったのですが、術後すぐ、大量出血をし、再度病院に行き止血(厚めにガーゼを貼る)をしてもらったのですが、翌日太ももからお尻までの内出血になり、心配になったため病院に行ったのですが、内出血は1週間もあれば治まるので大丈夫ですよと言われたのですが、1週間後、抜糸をしたのですが、まだ痛みがあると告げると、深かったため、中を縫って外側も縫ってるから、中側の糸は半年ぐらいで溶けるので、それまで違和感が残るかもと言われました。
その後傷口が3ミリ程度開いてきて病院に行くと、閉じてる方がいいけど、鮮血ではなく、膿も出てるので、悪い物が溜まるより出た方がいいと言われました。
場所が場所のため皮膚も薄く、良く動かす所もあり、1cm程開いてしまい、痛みも手術をしてから2週間経ちますが、毎日痛くて、足を引きずらないと歩けない状況で、痛み止めを毎日飲まないといけない程でした。
すぐ病院に行くと、まだ痛みがあるので、縫合は出来ないと言われました。するとしても、違う部位から少し取って縫い合わせる?そうです。
このままガーゼを張り続けて、皮膚が出来るのを待つという手段もあるけどと言われました。
傷口に生食水をかけて、メスみたいなもので、サーッと切ったのか分かりませんが(見えなかったため)その後はウソのように痛みがなくなりました。この処置で大丈夫なのか不安で相談しました。

A8 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
「毎日痛くて、足を引きずらないと歩けない状況で、痛み止めを毎日飲まないといけない程」だったのが、何らかの処置をして「その後はウソのように痛みがなく」なったなら、切開したか縫合糸を抜くなどして排膿したものと考えられます。
おかかりになっている病院の言う通り、炎症が治まるのを待って「縫い合わせる」か「ガーゼを張り続けて、皮膚が出来るのを待つ」方法があります。
いずれにしろ、このままではかなり時間がかかりそうですし、おかかりになっている病院の治療方針はともかく、一度形成外科の診察を受けてみてはいかがでしょう。
Q9 相談者 ニックネーム:モーパッサン 患者様(相談対象者) 年齢:40代後半 性別:男性

3/13に形成外科にて膝のシコリを粉瘤との診察を受け除去手術を行い(手術途中からガングリオンと医師に言われる) 。3/22に抜糸した際には医師より滑液包炎と説明、創は下から盛り上がってくるから悲観するなと言われる。
4/2現在は2cm程の創部の端の方に段差があり薄ら赤みがあり開いている感じ。安静にしていれば痛みは無いが、歩行時に膝を曲げると膝に引っ張られるような違和感あり、左脚が重く感じます。滑液包を除去されてしまったのか怖く、安易に手術に踏み切った事を反省しています。
創部には処方されたゲンタシンを塗りデルマエイドを茶色いテープで貼ってますが、続けるべきかどうか。もうそのクリニックには行きたくないです。この状況はどれぐらい続くのか教えていただきたいです。

A9 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
「粉瘤」は皮膚腫瘍で「ガングリオン」は関節包発の皮下腫瘤なので、慎重に診断すれば判別が出来た可能性は高いでしょう。
「ガングリオン」と「滑膜包炎」は術中の所見で判断できますが、見誤ることもあるかと思います。
「抜糸した際に」「創は下から盛り上がってくるから悲観するなと言われ」ており、「創部の端の方に段差があり薄ら赤みがあり開いている感じ」というのは、術後3週経過して縫合創は閉鎖も上皮化もしていないということでしょうか。
上皮化が完了しているなら「ゲンタシンを塗りデルマエイドを茶色いテープで貼」る処置は必要ありませんし、上皮化がまだなら湿潤療法専用の創傷被覆材を貼付していただくとよいでしょう。
ただし、滲出液が多過ぎると創周辺皮膚がかぶれることがあるので、その場合、湿潤療法専用の創傷被覆材を使った閉鎖療法はお勧めしません。
「歩行時に膝を曲げると膝に引っ張られるような違和感」は、「滑液包を除去されてしまった」からではなく、瘢痕および瘢痕拘縮が原因でしょう。
歩行や日常生活の動作がリハビリになるので、「歩行時に膝を曲げると膝に引っ張られるような違和感」も「左脚が重く感じ」る症状も自然に消失すると考えます。
転院をお考えなら、他の形成外科を受診して経緯を説明して診てもらってください。
Q10 相談者 ニックネーム:みよし 患者様(相談対象者) 年齢:70代前半 性別:女性

40年前に出産時に、子供が大きく難産になり深く切開しました。
傷跡が痛み、治るのに長いことかかりました。
その時に指摘されたのが、内部を縫う溶ける糸が身体に合わないからと説明がありました。
その後は手術することもなく過ごして来ましたが、今回鼠径部に粉瘤ができ、手術することになったのですが、先生にこの事をお話すると粉瘤は命に関わる出来物ではないので、体質で糸が合わないのであれば、手術はやめた方が良いように説明がありました。
40年もたった今でも、同じ状況になりますか? 粉瘤は大きくなることもありますよね。

A10 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
「40年前」に産科主治医から説明があったとしても、おそらく、「内部を縫う溶ける糸が身体に合わないから」「傷跡が痛み、治るのに長いことかか」ったのではありません。
今後何らかの手術をすることがあれば、皮下縫合・表皮縫合とも縫合糸は多種あるので、その中から手術担当医が選択してくれます。
また、今回ご相談いただいた「鼠径部」の「粉瘤」の切除術に関して、そもそも皮下縫合は必要ないかもしれませんし、ご心配なら皮下縫合をしないでも手術は可能です。
形成外科を受診していただければ、手術、術後経過とも順調に終了できるでしょう。
粉瘤が大きくなって化膿する前に切除することをお勧めします。

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