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創傷治癒よくある質問

  1. 粉瘤・嚢胞・いぼ・こぶなど
  1. その他(場所を特定しない・複数の部位)
Q1 相談者 ニックネーム:にゃんまる 患者様(相談対象者) 年齢:30代後半 性別:女性

粉瘤の手術(くりぬき法)を形成外科にて1週間前に行いました。
抗生剤を3日間と塗り薬を処方されガーゼを1週間当てて1週間後に術後の様子を見せに行き診察が終了しました。
その翌日から切ったところが痛くなりだしました。(引っ張られる感じがあり)
赤く腫れてはいないです。
これはくりぬき法で深くくりぬいた(先生がそう言ってました)為に肉がくっつくのに引っ張られる感じがあるのか、炎症が起きているのかどっちだと思いますか。
抗生剤が3日間しか処方されていないのも関係ありますか?
(以前膿だけ出した皮膚科では1週間抗生剤が処方されました)

A1 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
「粉瘤」の「くり抜き法」による治療は、粉瘤の臍を含む皮膚の表面に小さな穴をあけて、皮膚の下にたまった膿や粉瘤の中身を逃がしてやる処置です。
この際、「粉瘤」の袋がしっかりしていると判断できれば、中身を出す処置に加えて、小さな穴から袋を摘出します。
感染を起こしている「粉瘤」は、袋が脆くなったり溶けたりしているため、完全に摘出できないことも少なくありません。
「くり抜き法」は皮下縫合や皮膚縫合を行うわけではないので、施術後に「引っ張られる感じ」はありません。
診察をしなければ状態が把握できないので、「引っ張られる感じ」に「切ったところが痛くなりだし」た原因の診断がつきません。
施術をした「形成外科」を受診してご相談なさってください。
Q2 相談者 ニックネーム:イボ子 患者様(相談対象者) 年齢:30代後半 性別:女性

イボが、頭から体にもたくさんあります。
特に頭皮には沢山のイボ。一度、液体窒素で治療しましたが、場所の特定を自分でしないといけない為時間がかかり、断念
顔のイボは、ハサミや液体窒素で何度もやりましたが、イボの取り残しなのか、液体窒素で出来たのか色素沈着のある変形したイボみたいなものが無数。液体窒素で治療すると綺麗な平面の皮膚にはならないのでしょうか?ヨクイニンは何年も飲みましたが、全く聞きません。とにかくイボだらけです。治療しても治らないのでしょうか?

A2 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
多発した尋常性疣贅なのかもしれませんが、「場所の特定を自分でしないといけない」ような「イボ」が「頭から体にもたくさんあり」、「色素沈着のある変形したイボみたいなものが無数」とすれば神経線維腫Ⅰ型の可能性も否定できません。
皮膚科あるいは形成外科などを受診して、先ずは診断をして貰ってから、皮膚症状の長期的な治療方針をご検討ください。
Q3 相談者 ニックネーム:ツナぽよ 患者様(相談対象者) 年齢:30代後半 性別:女性

22年の年末に粉瘤の手術を受けました。5センチ縫いました、と言われた事もあり、術後は3日間シャワーも控えるように言われていたので、4日目にシャワーを浴びました。その時ズキっと縫った所が痛く、次の診察の時にその事を相談しました。抗生物質を処方され、飲んで様子をみて一週間後に抜糸をしました。ですがまだ縫った所が痛く、また相談。また抗生物質を出してもらって、診察終了になりました。先生いわく、もう問題ないとのことでしたが、23年の3月になってもまだ痛いです。傷跡を写真をとって確認した所、縫った時の糸の跡、その真ん中らへんが少しへこんでいます。少し硬いけど押すとより痛い感じです。手術をした病院は外科なのですが違う病院(皮膚科)に行ってみてもいいのでしょうか?それとももう一度手術をした病院に行ったほうがいいのでしょうか?

A3 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
部位の記載がありませんが、感染性「粉瘤を」切除して、伸展性の低い部位の皮下組織や皮膚を寄せて縫合したのでしょう。
瘢痕はまだ硬い時期なので「まだ痛い」場合もありますが、ご心配でしょうから、「外科」や「皮膚科」ではなく形成外科におかかりになることをお勧めします。
Q4 相談者 ニックネーム:たけ 患者様(相談対象者) 年齢:40代後半 性別:男性

粉瘤についてです。皮膚が7センチほど赤く腫れ上がり 切開して ガーゼを詰め 1ヶ月経ち いざ 摘出かと思われましたが そのまま縫合して 縫合から3日ほど経ち 汁のようなものが出てきて なぜ 1ヶ月も通院したのに そのまま縫合したのか 意味が分かりません 先生が言うには、また切開すればいいとのこと 病院を変えた方がいいのでしょうか

A4 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
感染・炎症を起こした「粉瘤」は被膜が融解した状態なので、治療として「摘出」手術は第一選択にならないことが少なくありません。
「切開して」被膜らしきものを掻把し「ガーゼを詰め」て炎症が治まれば、そのまま粉瘤が再発しないこともあります。
「粉瘤」が再発して「摘出」手術をするとしても、周辺組織の硬結がなくなってからの方が、小さな手術で済みます。
どうぞ形成外科を受診してください。
Q5 相談者 ニックネーム:ココ 患者様(相談対象者) 年齢:60代前半 性別:女性

昨年9月にイボを取る手術をして、キズがキレイになるので半年は頑張って1週間おきにテープを貼ってください。といわれ昨日で半年やっとテーブが取れると思ったら、手術の時の糸が残っていたのが発覚しました。これを取ってもらうのに治療費は取られるのでしょうか?簡単に取れるのでしょうか?

A5 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
診察料、処置料は必要かもしれません。
一生残してもよい皮下縫合糸が露出してきたものでしょうが、外来受診日に比較的簡単に抜糸できるでしょう。
Q6 相談者 ニックネーム:   患者様(相談対象者) 年齢:20代前半 性別:男性

2/28に尾てい骨付近の粉瘤摘出手術を行いました。
3/10に抜糸を行いましたが傷口がくっついておらず病院の先生の判断では大丈夫だと言われました。
痛みもあり、さらに尾てい骨付近なので余計に傷口が開くことはないか心配で質問をした所、問題ない、むしろ傷口が開きますが塗り薬を塗っていれば大丈夫ですと言われました。
本当にこのままで良いのでしょうか?

A6 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
縫合創の哆開の原因は、縫合部に物理的な緊張がかかった、血流が悪く創縁の治癒が遅れた、感染した、腫瘍の取り残しがあった、などなど様々なものが考えられます。

「塗り薬を塗っていれば大丈夫」かどうかは、診察をしなけれな判断できません。
主治医に、「大丈夫」の内容(どんなふうに治るのか、どれくらい期間がかかるのか、どれくらいの費用が必要なのか、他に方法は無いのか、など)をご確認なさってはいかがでしょう。

不安が大きければ、他の形成外科で診察だけでもしてもらって下さい。
Q7 相談者 ニックネーム:   患者様(相談対象者) 年齢:30代前半 性別:女性

20歳のころに、座り仕事で、表皮嚢腫が尾てい骨のあたりにできてしまいました。
最初は大きなニキビができたような感じで思っていたのですが、日に日に痛みが強くなり、化膿して腫れ上がった箇所が箇所なだけに座ることもままならず、皮膚科にいくと、表皮嚢腫との診察を受け、膿をだしてガーゼをつめるという処置をしてもらいました。
その後抗生物質などを処方されて数か月様子を見ましたが、何度も化膿するため、日常生活にも支障をきたすので、外科手術を受けることになり、4日ほど入院して、切除しました。
術後少し痛みはありましたが、無事に回復し、傷痕も少し残っていますが再発はしていません。
ですが、その同じ個所が10年ぶりに時々痛くなるようになってきました。確認しても化膿や腫れはみられません。でも同じような痛みがあります。これは再発の可能性があるのでしょうか。
切除部は大きく化膿したこともあり、2cmほどメスで切って袋を取り出したと聞いています。
大きく切ったところに負荷がかかっているから痛いのでしょうか。
だとすればこの痛みは一生続きますか。我慢できるレベルではありますが、今後子供を産むことを考えたりすると心配です。

A7 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
確かに「傷痕」(瘢痕)が擦れたりぶつかったりして「大きく切ったところに負荷がかかっているから痛い」可能性もありますし、「表皮嚢腫」(粉瘤)の「再発の可能性」もあります。

「20歳のころ」は酷く「化膿して腫れ上がった」ためか「4日ほど入院して、切除」したようですが、一般的に「表皮嚢腫」(粉瘤)は小さいうちならば「抗生物質」を投与すれば症状が治まることも少なくありませんし、化膿する前ならば外来の数十分程度の切除手術で治療出来ます。

早いうちに皮膚科か形成外科を受診なさることをお勧めします。
Q8 相談者 ニックネーム:mama 患者様(相談対象者) 年齢:50代前半 性別:女性

4か月前に粉瘤の摘出をし、傷はまあ治りつつあるのですが、傷の上部が数か月腫れ引きつり腫れの状態が続き、傷の部分は何でもありませんでし
た。
ずっと抜糸をし忘れていたのではないかと、今でも疑っています。
腫れが取れたいまは傷を引っ張るように引きつり、へこみのようになっている状態です。
6か月様子を見るように言われていますが、もし治らない場合ひきつれを治す手術は可能ですか?
たぶん縫い方が悪いため引きつってしまったのではないかと思います。

A8 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
真皮層を寄せて、皮下に埋没縫合をしている可能性があります。
比較的浅い部分に埋没縫合の糸がある場合、「傷を引っ張るように引きつり、へこみのようになって」しまうことがあります。

皮下の縫合糸の種類にもよりますが術後「6か月」のうちに「ひきつれ」が解消される可能性があります。

また、マッサージが有効な場合もありますし、「治らない場合ひきつれを治す手術」も出来ます。

手術をした病院で「6か月様子を見るように言われて」いるのですから、どうして引き攣れになっているのかをお尋ねになって、納得して時間の経過をお待ちになるのが良いのではないでしょうか。
Q9 相談者 ニックネーム:kei 患者様(相談対象者) 年齢:無記入 性別:女性

十日前に粉瘤のくりぬき法の手術(縫っていません)を受けキズパワーパットをはっています。
昨晩一日ぶりに剥がしたところ傷の一部から薄黄色い、ねばねばしたものが糸を引き傷を押したところ、ねばねばしたものや、透明な液体、血にまじって白い薄皮のようなものが出てきました。
傷の周囲は赤さや痛み腫れ熱もありません
このままキズパワーパッドを貼り続けてよいでしょうか。

A9 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
「白い薄皮のようなものが出て」きたなら、「粉瘤」のカプセルまで排出できたものでしょうから、あとは上皮化を待てばよいでしょう。
「キズパワーパッドを貼り続けて」も構わないと思われます。
ただし、「くりぬき法の手術」は手術をして終わりというわけではないのですから、最良の方法は、手術をしてくれた病院で診察をしてもらうことです。

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