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創傷治癒よくある質問

  1. 美容整形(まぶた・目頭切開 など)
Q31 相談者 ニックネーム:二重切開 患者様(相談対象者) 年齢:20代後半 性別:女性

美容外科にて4年前に二重埋没法、5ヶ月前に二重全切開の手術を受けています。
1、2ヶ月ほど前から片側の目尻にしこりのようなものが出来ていることに気付きました。
しこりのある部分の二重幅が少し広くなっているのと、触るとコリコリした感じがあります。
眼科を受診したところ、二重手術を受けた影響で自分の組織が硬くなっているものと言われました。

・硬くなった組織を除去する方法はあるか。
・トラニストは効果があるか。
・温めたり、マッサージはしない方が良いか。
・なにか改善の為にできることはあるか。
診察して頂かないと回答が難しい点もあるかと思いますが、よろしくお願いします。

A31 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
「しこりのようなもの」が、麦粒腫や霰粒腫、あるいは類皮嚢腫などでないことを再度「眼科」で確認してください。
それらの皮膚付属器腫瘍や皮膚腫瘍なら、切開術や腫瘍切除術が必要です。
術後「5か月」経過して、「1、2か月ほど前から片側の目尻に」「出来ている」「しこりのようなもの」が多少ずつでも軟らかくなる傾向があるなら、6か月~2年で改善する可能性があります。
6か月経過しても「しこりのようなもの」に変化が無いなら、「眼科」の言う通り「二重手術を受けた影響で自分の組織が硬くなっている」のでしょうから、ステロイド注射や瘢痕切除術の適応でしょう。
「トラニラスト」は著効を期待しなければ服用してもよいでしょうが、「温めたり、マッサージは」効果ありません。
整容に関する治療は、手術をして終了ではなく、治療をした部位を気にすることなく生活できるようになるまでが一連の治療です。
先ずは、「二重全切開の手術を受け」た「美容外科」で診てもらい治療方針を提案してもらってください。
また、他の形成外科でも意見を訊いてみるとよいでしょう。
Q32 相談者 ニックネーム:雌雄眼 患者様(相談対象者) 年齢:40代後半 性別:男性

一年前、眼瞼下垂(挙筋前転法)の初回手術を受けましたが、瞼が下がり、40日前に、2回目の手術を受けました。術後7日目の抜糸時には丁度良い開きであったのが、抜糸以降、腫れの引きと共に日に日に開いて来ました。では、顔を真正面に見て、黒目外縁の上部に白目が見えて過矯正の状態です。数件のクリニックに相談いきましたが、過矯正のため、時間経過だけでは改善しない意見で一致していました。但し修正時期の判断については【瘢痕・拘縮】が改善する術後最低3ヶ月以降だとする意見と、患部が【癒着】が進行するので早期に手術すべきだと意見に別れました。瞼が開き過ぎの過矯正を改善する手術では、【瘢痕】と【癒着】のどちらを回避し手術に臨むべきでしょうか?

A32 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
眼瞼の手術は、術前・術中を通し繊細な診断と判断が求められます。
「顔を真正面に見て、黒目外縁の上部に白目が見え」るというのは、他人と対峙した際に印象が悪いとか、整容面で満足できないということでしょうか。
整容的な修正をお求めならば、「【瘢痕・拘縮】が改善する」まで少なくとも6か月間待って頂いた方がよいでしょう。
閉眼時に完全に瞼を閉じることが出来ない「過矯正の状態」ということなら、上眼瞼の浮腫みが解消される術後3か月で修正手術をなさった方がよいでしょう。
担当するどの医師も最適と考える治療を提案しているのですから、ご自身が最も信頼できると感じた医師を主治医と決めて、主治医とともに手術法・手術時期をご検討なさってください。
Q33 相談者 ニックネーム:たけ 患者様(相談対象者) 年齢:50代前半 性別:女性

約1ヶ月前に眼瞼下垂ということで眉下切開手術を保険適用でうけました。8mm切除したとのことでした。腫れはほとんどひいていますが、目頭から眉下中央部に向かって縦じわ、引きつれが出ています。
無表情でいると目立ちませんが、お化粧をする時やふと鏡を見ると、逆ハの字の縦じわが出ています。眉頭から切開すれば、外側への引きつれは出ないということで、眉頭から切開したのですが、縫合の際に中央部に引きつれが出ているように思います。これは、日数経過により戻りますか?修正手術はよけいに縦じわが出るという話をネットで見ました。
今眉下真ん中の引きつれを感じている部分をヒルドイドクリームをつけてマッサージしたら、すこしは皮膚がのびて緩和されるかと勝手に考えておりますが、やはりその程度では縦じわは消えない出しょうか?

A33 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
「眉下切開手術」だけで「眼瞼下垂」が治癒することはありません。
眼瞼下垂の治療には、同時に挙筋腱膜前転法など眼瞼挙筋の短縮が必要です。
術前の症状を拝見していないため「眉下切開手術を保険適用」で施術したことの是非を問うことは致しませんが、基本的に「眉下切開手術」は目元の外見を整える目的の施術です。
「眉下切開手術」だけを単独で行ったなら整容目的が主ですから、「無表情でいる」ときにきれいに見えるだけでなく、表情の変化があっても「縦じわ」などが出来ないようにするテクニックを持った医療施設におかかりになるべきだったと言えます。
上眼瞼の「縦じわ」は縫合位置のズレによるものなので、時間の経過とともに多少の改善はあっても完全に解消されることはありません。
「眉下真ん中の引きつれを感じている部分をヒルドイドクリームをつけてマッサージ」しても著明な改善は期待できないでしょう。
「修正手術」は必ず上手くいくというわけではありませんが、「修正手術」で「よけいに縦じわが出」た症例があるとすれば施術者の技術が足りなかった可能性の方が高いと考えます。
施術をなさった病院でご相談いただき、他にも信頼できる形成外科あるいは美容外科を受診してセカンドオピニオンを求めてみてはいかがでしょう。
Q34 相談者 ニックネーム:まみ 患者様(相談対象者) 年齢:20代後半 性別:女性

逆さ睫毛の手術をしました。機能は改善したのですが、整容的なお話ですが術前にはっきりとあった涙袋が殆ど消失してしまいました。のっぺりとした立体的のない印象になり術後半年が経過した時点でヒアルロン注射を試みました。結果うまく注入されず変な形になりました。切開による癒着の影響だと説明されましたが、針のようなもので小さな穴を空ける【サブシジョン】を事前に行えばうまくヒアルロン酸や脂肪が注入されるようになるようです。保険適用ではなくなり高額な自費になるようですが、
●【サブシジョン】という方法は効果的だと思われますか?
●形成外科の先生では一般的なのでしょうか?
●現在、術後2年が経過しましたが時間経過により【サブシジョン】を行わなくてもヒアルロン酸(脂肪注入)だけでうまくいく可能性はないものでしょうか?

A34 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
サブシジョンというのは皮下の癒着を剥がす施術です。
ヒアルロン酸注入で涙袋を作る際に、針を刺して刺入部を中心に皮下で扇状に針を動かし皮下の癒着を剥がしておけば均一にヒアルロン酸を注入できるということでしょう。
睫毛内反形成術で癒着が起きたのなら、サブシジョンは有効かもしれませんが、術後2年経過しているなら癒着は解消されているかもしれません。
整容に関する治療は、診察をしなければ具体的なアドバイスはできません。
厳しい言葉になりますが、ご自身の整容に関することなのですから、適当な理解で施術を決めるのではなく、形成外科、美容外科、美容皮膚科など複数の医師の診察を受けて提案される全ての治療法のメリット・デメリットを理解し、医師の肩書ではなく、ご自身が最も信頼できるとお感じになった医師を主治医と決めて、医師任せにするのではなく主治医とともに治療計画を立てて納得のいく治療を受けてください。
Q35 相談者 ニックネーム:りあ 患者様(相談対象者) 年齢:20代前半 性別:女性

3年前に美容整形をしました。傷跡の消し方を知りたいです。
よく知らないまま目頭切開をしてしまい、W法で目頭から下に1cm白い線の傷あとが残ってしまいました。その1年後に修正をして形は整ったものの、最初の手術時の傷あとが残ったまま現在に至ります。
凹みはないですが、色素が脱色しているため色が不自然かつ少しツヤがあり、化粧をしても気になります。赤みが出て腫れている…などの状況ではないため、正常な治癒の結果だと思いますが、ここから自然に消えることはないことから治療する方法はないか悩んでいます。
ここで質問なのですが、最適な治療方法は何になるのでしょうか。また、そもそもここから気にならない程度に治すことは可能なのでしょうか。
切除は目元なのでできませんし、所謂成熟期(?)なので塗り薬や飲み薬は効かないのではないかと思っています。レーザーは酷くなるリスクや効果を考えると最適なのかわかりませんでした。ここからできることを教えていただきたいです。

A35 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
成熟瘢痕と考えます。
フラクショナルレーザー、マイクロダーマニードルセラピー、瘢痕形成術などの 適応でしょう。
実際に治療をするか、いつ治療をするかはゆっくり時間をかけて検討すればよい のですから、ご自身だけでお悩みにならず、形成外科あるいは美容皮膚科でご相 談なさってください。
Q36 相談者 ニックネーム:S 患者様(相談対象者) 年齢:20代後半 性別:女性

2回目の二重埋没術後、2回目の糸のみ抜糸しましたが、右目の不調があり、悩んでいます。

以下、手術歴、経過です。
1回目2018年8月 大手美容外科にて2点裏どめ。『クイックコスメティークダブル』
2回目2022年3月 1回目とは違う大手美容外科にて右目のみ1点裏どめ手術をしました。『1デイクイックプレミアムエタニティシークレット』1点裏どめ。

その後、右目が多量の目やに、下を向いた時の圧迫感などの不調が続き、抜糸を視野に入れました。
眼科では角膜異常はありませんでしたが、処方された薬も効かず、目やにがひどくなる一方で、明らかに2回目の埋没糸の感染症でした。

2回目の医院で抜糸相談するも体よく断られたことと方針に不信感を抱いたため、
関東の他院で、2回目の糸1本のみを表からの切開で抜糸をしました。
(抜糸日2022年6月14日、今日(6月19日)で2週間が経過しました。、1回目の2本の糸は残っています。)

術後の内出血は1週間ほど、腫れは2日目には引きましたが、1週間を過ぎた頃から、長めに寝た日は特に起床時の腫れ(右目)が気になるようになりました。

切開傷は外側内側の2点あり、外側→3ミリほど、現在縫合糸は自然に取れ、赤みもありません。傷跡は目視できます。
内側→5ミリほどの切開で、術直後内出血は消えていますが、まだ赤みがうっすらあります。(他者には気付かれないレベルです。)
傷跡も目視できます。
そして、一番の悩みが、目頭側のみ目頭の付け根の奥?がまばたきの度にチリチリ、ゴロゴロとした違和感があることです。右目を下にして横になって上を向くとより強く感じます。

切開の際に、目内部の組織や神経、筋肉に触れて、その後遺症が術後1週間後に発生することのはあり得ますでしょうか。

同時に、両目にヒリヒリ感が出始めたため、眼科を受診したところ、ドライアイとアレルギー(右目が特に腫れている)と言われました。
目頭の違和感は常にあるので、一瞬の痛みの三叉神経痛は違うのかなと考えているのですが確証はありません。
傷跡を洗浄綿で抑えた際に、違和感がある部分は、左目よりは少々痛みがある気がします。

ちなみに、右目の残りの埋没糸の抜糸の相談で訪れた大阪のクリニック(抜糸をした関東の病院ではありません。)では、表、裏から糸の突出は確認できないと言われました。

こちらの相談室で、術後経過の重要性が分かりましたが、皮膚を切開したことによる傷跡と神経の関連性がわからず、違和感の症状が一生続くのでは、と不安です。

A36 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
神経損傷は全く考えられません。
三叉神経痛でもありません。
埋没縫合糸による角膜あるいは結膜の刺激症状も、眼科の診察によって否定的です。
したがって、眼科で診断された「ドライアイとアレルギー」が原因の「違和感」でしょう。
「違和感の症状が一生続く」心配をする必要はありません。
Q37 相談者 ニックネーム:PA 患者様(相談対象者) 年齢:40代前半 性別:女性

瞼の裏側に糸玉がくる埋没を2月にし、違和感とドライアイが酷かったため4月に瞼裏から抜糸しました。
抜糸後2週間ちょっとですが、いまだにドライアイの症状があります。
埋没や抜糸で瞼の裏がボコボコしてしまったりドライアイになってしまったら、それは治らないのでしょうか?

A37 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
瞼板法による埋没重瞼手術の後遺症として、埋没糸による眼瞼結膜の不整で角膜に傷が付いてしまい、ドライアイのような症状が出現することがあります。
通常は、抜糸して角膜の傷が治ればドライアイ様の症状は消失します。
眼科で角膜の検査をしてください。
Q38 相談者 ニックネーム:まーぼ 患者様(相談対象者) 年齢:40代後半 性別:女性

約2ヶ月前に眉下切開をしました。
左右にそれぞれ目頭にドックイヤーと思われる大きな硬い膨らみがあり、その膨らみから目頭に向かって深いシワのようにひきつれ線が左右違う位置で入ってるので見た目もすごく目立つ上、左側のみですがドックイヤー付近の縫合一部、すごく深く食い込んでます。
目の形的には左右差など含め許容範囲です(満足できるものではないですが。)
左右高さ形違いで出来てしまったドックイヤーは執刀医より3ヶ月経てば注射で様子見ますと言われ注射の種類は聞いてもいないのですが、注射でドックイヤーを無くすことなどできるのでしょうか?
また、ドックイヤーさえ修正すれば、それにともなっての目頭への深いシワのようなひきつれ線もとれるのでしょうか?
また、一部深く食い込んだような縫合部分は他の縫合と馴染む事はあり得るのでしょうか?

A38 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
「注射でドックイヤーを無くすこと」は出来ません。
「眉下切開」から半年ほど経過してもご相談の症状が目立つなら、「目頭への深いシワのようなひきつれ線もとれる」デザインで「ドックイヤー」の「修正」手術をします。
「一部深く食い込んだような縫合部分」はそのままか、周囲の瘢痕が幅広くなって「食い込んだような」「部分」が平らになるかいずれかでしょう。
診察をしないで回答しているので、上記は一般論です。
先ずは手術をした担当医に今後の経過予想をお尋ねになり、ご自身の疑問点をお尋ねになってください。
それでも不安ならば、他の形成外科や美容外科でセカンドオピニオンをお求めになるとよいでしょう。
Q39 相談者 ニックネーム:無記入 患者様(相談対象者) 年齢:50代前半 性別:女性

1ヶ月前に眉下切開をしました。目頭側の眉下に小指の頭くらいのしこりが両目とも出来きてしまっていて触れるたび痛いです。
切開ラインと瞼も触れると痛みがあり、赤みも未だにすごいあります。
1週間後の抜糸、一ヶ月健診時に担当医に診てもらいましたが、治るから後一ヶ月様子見てばかりです。一ヶ月健診で抗生物質を処方されましたが、痛み赤みの軽減は一切なく変わらずです。しこりも小さくなる様子がありません。しこりが出来ること、赤み、痛みが一ヶ月以上続くのは通常のことなのでしょうか。しこりの原因は何でしょうか。このまま様子見で本当にシコリはなくなるのでしょうか。もう手はいれたくないので、薬や塗り薬などで治す方法はありませんでしょうか。様子見期間が長く処置が遅くなり元に戻らなかったらと思うと不安でたまりません。

A39 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
50代前半
Q40 相談者 ニックネーム:りり 患者様(相談対象者) 年齢:40代後半 性別:女性

1ヶ月前に二重全切開と眉下切開を同時にしました。まぶたが重くなり、二重が狭くなっていたので二重を広げたのですが、そのままだとモコっとしたまぶたのままだということで、その点は理解して、どちらも受けました。
腫れも内出血もかなり酷かった中、順調に回復はしていってると思いますが、特に腫れも内出血も酷かった右目の、切開線からまつ毛までがブヨブヨな感じで、本来のまつ毛上の薄い皮膚の上に、上から皮が被さっているような感じでハム目のような印象です。
楊枝などで上に皮膚を上げると、ブヨブヨな皮がめくれあがる感じです。
まつ毛の根元はしっかりと見えてはいます。
もともと腫れやすく浮腫みやすいので、今も腫れは十分にあると感じますが、例えば半年後にこの皮がスッキリして見た目違和感なく落ち着くのか心配です。
眉下切開もするからなのか、二重切開線の皮膚の切除はしないとのことでしたが、まぶたのたるみが原因で、両施術をするに至ったので、皮膚の切除はしていただきたいと思っていましたが、先生にお任せしておく方が良い結果になるだろうと、その点は申し上げませんでした。
皮膚の切除をしなかったから弛みが取れておらず、今の現状なのでは?と不安になっています。
時間がある程度かかっても、ブヨブヨした感じの皮っぽさもスッキリと引き、違和感のない目元になるよう願っていますが、浮腫みなどでこんな状態になるものなのでしょうか。
ちなみに左目も皮の余りに見えるような軽いブヨブヨはありますが、目尻側のみで目頭側は割とスッキリしています。

A40 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
上眼瞼のたるみの治療は、「眉下切開」の方が「二重全切開」よりも幅広く余剰皮膚を切除できます。
「眉下切開」による上眼瞼のたるみ解消と「二重全切開」手術を同時に行ったため、術後の「腫れ」が強かったのでしょう。
「順調に回復はしていってる」のですから、少なくとも術後3か月から6か月程度経過を待たなければ評価はできませんし、次に必要な治療の具体的な検討も出来ません。
整容面の治療は、手術をして終了するのではありません。
手術をしてもらったクリニックで、術後の経過を、少なくとも6か月から1年診てもらってください。

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