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創傷治癒よくある質問

  1. その他の美容整形・施術
Q31 相談者 ニックネーム:こん 患者様(相談対象者) 年齢:50代前半 性別:女性

以前、眉傷にピコレーザーを照射し、瞼に傷が出来たことで相談した者です。少し線の傷は残ってしまいましたが、相談時よりは落ち着いてきました。
現在ではさらに眉毛が欠損していることに気付き、元の傷跡もそのままなので、なんとかならないかと思い、自毛植毛で今より改善するのではと思うようになりました。
植毛は頭髪の移植手術で、毛のカットをしないと伸びるということも承知しています。この傷には適応との事で、あとは自分で納得し決断しなくてはいけないのですが躊躇しています。それは、針孔とはいえ、植える部分が、更なる瘢痕になるのではないかということが一番の不安です。傷跡に定着せず毛が抜けたまま、スリット痕が目立つようでは辛いです。
クリニック側の情報では傷跡は目立たず、植毛は良いことばかりというのが常套句のようで不安です。

A31 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
頭髪から眉への自毛植毛は、一つの毛孔から1本の毛しか生えていない毛根を選別して、毛根とわずかな周辺組織を一塊として毛根を一つずつ移植するので、移植部位および採取部位の瘢痕は殆ど目立ちません。
移植した毛根の90%程度は生着するでしょう。
頭髪は眉毛に比べ太いので、移植後半年ほどで伸び始める毛の長さより、むしろ太さが気になるかもしれません。
自然に見せるには、植毛の本数を出来るだけ少なめにしてアートメイクで全体の形を整えるか、むしろ、毛の流れがあるようにアートメイクしてもらうだけの方がよいかもしれません。
Q32 相談者 ニックネーム:さくら 患者様(相談対象者) 年齢:20代後半 性別:女性

8年前に鼻尖形成3D法という手術を受けました。
その際に自家組織(鼻軟骨)を鼻先に移植しています。
手術から8年経過した現在、急激に鼻先の痛みに襲われそれに伴い頭痛や歯痛などの症状も出ています。
鼻先には触れるだけで神経痛のような痛みがあります。
また、鼻先に四角い跡?のようなものがうっすら浮き出てきており、移植した軟骨が浮き出てきているのではないかと思います。
かなり強い痛みを伴っているので不安です。
手術を受けた病院で診てもらいましたが担当医は既に退職、カルテ保管期間も5年の為、詳しい手術内容等も分からない、原因不明と言われてしまいました。鼻の穴の中を検査しましたが全く異常はありません。MRI等で検査をしたとしても鼻先は見えないから意味がないと言われました。
痛みの原因ははっきりと分からないため、薬を飲むしかないと痛み止めを処方されその場しのぎの対応をされています。
軟骨を削ることもできるが、それで痛みがなくなるとう保証もないと言われました。

A32 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
術後「8年経過」しているなら、「移植した軟骨が浮き出てきている」のかもしれません。
加えて、「急激に鼻先の痛みに襲われそれに伴い頭痛や歯痛などの症状も出て」いるなら、感染を合併した可能性も否定できません。
高解像度の「MRI」検査やCT検査、超音波検査、赤外線検査、軟部組織レントゲンなどの検査で、確定診断に近づくことは可能です。
抗生剤や消炎鎮痛剤は有効でしょうが、直ちに形成外科を受診することをお勧めします。
Q33 相談者 ニックネーム:うっちゃん 患者様(相談対象者) 年齢:30代前半 性別:女性

縫合糸の取り残しについてご相談させて下さい。
形成外科で2年前にオープン法による鼻尖耳介軟骨移植を受けたのち、軟骨の透けと赤みが気になり10日前に透けている軟骨をカバーする為に耳の裏から採取した脂肪を移植しました。
一度目の手術の抜糸後に鼻柱に縫合糸が皮下に埋没していることに気づき看護師の方に取って頂いたのですが、今回の手術でも抜糸後に鼻柱をよく確認した所、縫合糸らしき黒い髪の毛より細めの糸のようなものがあったため再度クリニックで処置をしてもらいました。
結果、糸が取れずに摂取で何度も突いたせいか赤く穴のような傷ができてしまい縫合糸が見えなくなってしまいました。
抜糸をしてくださった看護師さんからは糸は取れなかったけれどカサブタだったかもしれないし、よくある事なので放って置いても大丈夫だとの説明を受けたのですが、本当に放置してよいものなのでしょうか?
感染や縫合糸膿瘍など後で支障がでてしまうのではないかと不安な気持ちです。
現在、縫合糸があった部分は傷になっていて糸が見えないのですが、皮膚に潜り込んでしまったとしたら表面から糸を探すことができないですし、放っておくしかないのかご意見を頂きたいです。

A33 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
炎症の起きにくい素材の細い縫合糸を使用しているでしょうから、「感染や縫合糸膿瘍」の可能性は必ずしも大きくないと考えます。
現在「縫合糸が見えなくなって」いるなら、「赤く穴のような傷」が落ち着くまで待ってからで構わないので、縫合糸が残っているようなら抜糸をお願いすればよいでしょう。
赤みが強くなるようなら、直ちに抜糸が必要です。
Q34 相談者 ニックネーム:みー 患者様(相談対象者) 年齢:20代前半 性別:女性

小鼻縮小内側法+フラップ法をして9日目になります。
仕上がりの形はとても満足しています。しかし1つ気になることがあって、左の穴は笑っても突っ張り感だけで痛みもなく順調だと思いますが右の穴が話している時も痛み笑ってしまうととても痛いです。ピリピリとした痛みです。場所は傷の周りから右の鼻下の部分です。
先生には2週間経てばなくなってくると言われ薬もなにも出されていません。
このままでいいのか不安だったので自分なりに調べて神経痛かなとも思いそれを先生に聞くとそうかもしれないと言われ、ほとんどが時間と共になくなるから治療も必要ないと言われました。
本当にこのままで大丈夫でしょうか? また本当に痛みはなくなりますか? なくなるのはどのぐらいでですか?
笑うたびに痛いので誰とも楽しく会話できません笑うことができません。

A34 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
手術の詳細は担当した医師に確認しなければわからないのですが、「痛み」に左右差があること、表情の変化によって「痛み」の程度が変化していることから、「神経痛」ではなく、皮下縫合の糸の緊張が強いための「痛み」と考えます。
一般的に、時間の経過とともに「痛み」は軽減・消失します。
Q35 相談者 ニックネーム:はな 患者様(相談対象者) 年齢:20代前半 性別:女性

3ヶ月程前に上下の口唇縮小の手術をしました。
下唇の痺れがあり、傷跡の部分を触るとビリビリして気持ち悪いです。
それと傷跡がまだ痛みます。
特に欠伸やくしゃみをした時に痛みます。
ネットで探しても私のような症状の方が出てこなく不安です。
傷跡も下唇の真ん中にあり目立つのも嫌です。
痺れ、傷跡の痛み、傷跡の場所の改善法などあるのでしょうか?

A35 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
瘢痕が硬く索状になっているのではないでしょうか。
術後「3か月程」なら、これから瘢痕が軟らかくなり、「下唇の痺れ」や「傷跡の部分を触るとビリビリして気持ち悪い」症状、「傷跡」の「痛み」などは軽減していくでしょう。
「下唇の真ん中」の「傷跡」は、瘢痕が軟らかくなればいずれ目立たなくなります。
美容・整容面の治療は、手術が50%、術後のケアが50%の比率といっても過言ではありません。
術後のケアの方法まで含めて、手術をした病院で経過を診て貰ってください。
術後6か月~1年を過ぎても同様の症状が継続するようなら、瘢痕形成術を検討してもよいかもしれません。
Q36 相談者 ニックネーム:あー 患者様(相談対象者) 年齢:20代前半 性別:女性

美容整形外科でえくぼ形成をしました。
2点留めで、糸がでてきていた為、糸は取り除いてもらったようですが、表面から触っても糸のボコつきを感じます。またえくぼも残っています。不安に思い、その医院に行っても触ったり口の中を見て診察をしていただけず、帰されてしまい不安です。
糸をとったはずですが、口の中のしこりがひどくかなり気になってしまいます。
糸が取れていたとしてもしこりを良くしたいのですが、このしこりを治すことは難しいのでしょうか?

A36 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
美容・整容面の治療に関する具体的なアドバイスは、診察をしなければ困難です。
一般的に、「しこり」は術後3~6か月程度は「気になる」ものですし、時間の経過とともに硬さは軽減します。
治療をなさった「美容整形外科」を受診した際に、どういう手術をしたのか、現状はどういう状態なのかを説明してもらい、今後の経過予測をしっかりとお尋ねになってください。
治療が必要ならば、マッサージやステロイド注射などが有効な場合もあるので、治療をなさった「美容整形外科」で相談すると同時に、ほかの形成外科・美容外科の意見をお求めになってみても宜しいかもしれません。
Q37 相談者 ニックネーム:あさみ 患者様(相談対象者) 年齢:50代後半 性別:女性

2日前にこめかみから耳たぶまでのミニリフトをうけました。
術後顔全体がパンパンに腫れました。
麻酔が切れたあたりからは痛みも酷かったのですが、いまは顔の前面の腫れはだいぶ引きましたが、側面はまだ腫れており、頬の皮膚がカチカチになっています。
そして、右側だけ引っ張り過ぎたのか、こめかみの横辺りでコブのような膨らみができており、右耳たぶは福耳のように変形しています。
あまりに引っ張り感が強く、噛むと痛くてご飯も食べられません。
先生は大丈夫の一点張りです。
今後、このコブのような膨らみや、頬の硬さ、耳たぶは元に戻りますか?
どのくらいかかるものでしょうか。
ご飯も食べられるようになるのか心配です。

A37 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
「術後顔全体がパンパンに腫れ」た状況から、「2日」経過して「いまは顔の前面の腫れはだいぶ引」いたのですから、浮腫みは徐々に軽減しているということでしょう。
おそらく、「こめかみの横辺りでコブのような膨らみ」も「福耳のように変形」した「右耳たぶ」も「カチカチに」なった「頬の皮膚」も、日に日に回復するでしょう。
広い範囲で剥離したとすれば「頬」の「側面」の「引っ張り感」は、数か月続くかもしれません。
Q38 相談者 ニックネーム:ジーニー 患者様(相談対象者) 年齢:30代前半 性別:女性

約1年半前に口腔内の内側の粘膜(咬筋)を薄くする(削る)切除する手術をしました。
傷は無いのですが未だに削った箇所が腫れております(頬骨下から下顎にかけて)親指と人差し指で挟むととても分厚くなっていて口腔内の内側か腫れてる感じなので食事の時噛んだりします。
病院側はそれは傷組織が治る過程で私は肥厚性瘢痕の様な感じになっていると言われました。
柔らかくする為に口腔内からステロイド注射を打ってもらいましたが全く効果無しです。
この分厚い皮膚が元に戻る方法はありますか?

A38 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
エラ修正の際の咬筋切除は下顎骨の部分切除と同時に行われるのが通常ですが、頬のボリュームダウンのために頬筋だけを削ったということでしょうか。
両側の手術を同時に行い、両側とも「腫れて」いるなら、「病院側」の言う通り「傷組織が治る過程で」「肥厚性瘢痕の様な感じになっている」のかもしれませんが、左右差が著明なら「腫れてる感じ」が浮腫みによるものなのか、血腫などによるものなのか、瘢痕の線維化によるものか、それ以外の理由があるのか、MRIあるいはCTで肥厚部位の性状を調べる必要があります。
主治医に相談して検査をしてもらうか、検査可能な形成外科病院などを紹介して貰ってください。
Q39 相談者 ニックネーム:とも 患者様(相談対象者) 年齢:20代後半 性別:女性

唇の傷跡についてご相談です。約3ヶ月前に下口唇縮小術の美容整形手術を受けました。切除する量?が多かった為、溶ける糸で中縫いしてあり、唇表面は手術1週間後に抜糸しました。その時にはとくに目立つ傷跡ではなかったと思います。
ですが、日に日に傷跡が白くなり術後3ヶ月経った今傷跡が目立つ状態です。(下唇に横に1本の白い線が入っている様な状態。線の太さは1.2㎜くらい)白くなった傷跡は唇の色に馴染むことはあるのでしょうか?それとも白いままでしょうか?
傷跡は硬さがあり、笑うと少し引きつる感じもあります。表面に出る程のもり上がりはありません。傷跡の白さを無くし、唇の色に馴染むために有効な治療やケアはありますでしょうか?また硬さに有効なケア等ありましたら合わせて教えていただけたら幸いです。

A39 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
術後「約3ヶ月」なら瘢痕が最も硬い時期なので、「傷跡は硬さがあり、笑うと少し引きつる感じ」は通常の経過かもしれません。
また、「白くなった傷跡」と記載されていますが、瘢痕が「1.2mmくらい」の幅になってしまったならばいずれ瘢痕を切除し縫合し直したほうがよいかもしれませんが、縮小量が多かったために緊張がかかって白く見えているだけならば時間の経過に伴って軟らかくなれば「白さ」は目立たなくなります。
申し訳ありませんが、診察をして症状を詳細に把握できなければ具体的なアドバイスが出来ません。
美容・整容に関する治療は、手術だけでなく術後の経過観察と適時適当な術後処置とケアによって成り立ちます。
先ずは手術をしていただいた病院でご相談なさって、それでも不安なら形成外科を受診してください。
Q40 相談者 ニックネーム:むー 患者様(相談対象者) 年齢:40代前半 性別:女性

smasフェイスリフト後1ヶ月になります。
だいぶん腫れがひきましたが、頬の凹凸が気になるようになりました。硬くなっているところが盛り上がって筋状になっているところもあります。
これは創傷治癒過程の増殖期で硬くなっているのでしょうか?なぜ剥離した範囲全体が同じ状態ではなく硬いところとそうではないところとムラになって凹凸になるのでしょうか?
いずれ平坦になりますか?このままでは不安です。主治医はよくわからないようで、圧迫もしなくてよいと言います。ネットで調べるとレストンスポンジで圧迫したらよいとありましたが、凸になっているところにスポンジで圧迫すればよいのか、全体的にスポンジを当てて圧迫すればよいのかわかりません。レストンスポンジの圧迫のやり方などどこで指導してもらえるのでしょうか?

A40 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
「凹凸が気になる」なら「圧迫」していただければよいでしょうが、「圧迫」がどの程度効果があるかは症例によって大きく異なります。
圧迫したい部分に、切って大きさを調整した「レストンスポンジ」を当て包帯で固定すれば、「レストンスポンジで圧迫」できます。
「SMAS」を引き上げる「フェイスリフト」手術の際、いわゆる「頬」の皮下を広く「剥離」することは少ないと考えますが、ご相談者の手術でどの程度「剥離」したかは術者に確認しなければわかりません。
広く「剥離」した場合には「硬いところとそうではないところとムラになって凹凸になる」こともありますが、症状として「硬くなっているところが盛り上がって筋状になっているところも」あるならば、「剥離」範囲に関係なく「SMAS」短縮による一時的な引き攣れの可能性の方が高いのではないでしょうか。
一時的な引き攣れなら「レストンスポンジの圧迫」は必要ないでしょう。
いずれにしろ、診察なしに具体的なアドバイスは出来ないので、手術をした病院で再度ご確認いただくか、ほかの形成外科を受診して診断・指導をしてもらってください。

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