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創傷治癒よくある質問

  1. 自傷・リストカットの跡
  1. その他(場所を特定しない・複数の部位)
Q1 相談者 ニックネーム:さかな 患者様(相談対象者) 年齢:20代前半 性別:女性

今まで手首や足や腕など様々なとこに自傷(刃物で切る)をしましたがどれも「痛くない」と感じる時があります。これは何故でしょうか?痛みを感じない層などがあるのでしょうか?
あと、最近は浸出液が多く出てきます。自傷の他にも小さいポツポツを軽くかいた時にも以前よりも浸出液が多く出てると感じます。絆創膏の上から分厚いティッシュなどで押さえていてもそれを通り越して服が濡れてしまうこともあります。傷の深さ以外に原因があったりしますか?

A1 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
「自傷」行為で「痛くない」のは、繰り返す自傷行為によって角質が厚くなって真皮層まで切創が到達していない可能性もありますが、知覚の痛み閾値が高くなってこれまでより痛みを感じにくくなったか、アドレナリンが多く出て一時的に「痛みを感じない」状態なのだと考えられます。
また、自傷行為や掻爬によってむしろ表皮が薄くなると、「浸出液」が出やすくなります。
Q2 相談者 ニックネーム:やぬたろう 患者様(相談対象者) 年齢:10代前半 性別:男性

我慢したりすると手の甲を噛んでしまう癖があって手の甲や手首ににっこりしたような歯形がくっきり残ってしまいました。
赤茶色みたいな色です時期は分からないです

もう一つありまして、 ボディステッチにハマってしまい手のひらなどの皮の分厚い部分を縫っていたのですが縫いにくいなと思い手の甲と腕 足の甲にやってしまいました。傷くらい消えるだろうと軽い気持ちで縫いました
ガッツリ跡が残ってしまい赤黒いような色になってテカテカしてしまいました。所々もりあがっていたりカサブタだったりするのですがもう後は消えないでしょうか
縫ったのは大体7,8週間前ぐらいです

綺麗に消えることはありますか?

A2 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
受傷後「7,8週間」なら、炎症後色素沈着が起きている時期です。
組織損傷が真皮層まで到達した部位に「所々もりあがっ」た肥厚性瘢痕が生じ、「赤黒いような色になってテカテカして」います。
「カサブタだったりする」部位も、肥厚性瘢痕になる可能性があります。
炎症後色素沈着も肥厚性瘢痕も時間の経過とともに改善しますが、長期間を経ても元の肌色、元の肌質には戻りません。
美白剤やステロイド外用、レーザー治療などが有効な場合も少なくないので、形成外科や美容皮膚科を受診して相談してください。
Q3 相談者 ニックネーム:Y 患者様(相談対象者) 年齢:10代後半 性別:女性

4月13日に情緒不安定になってしまい落ち着くためにリスカをしました。結構深くいってしまって血も長い時間出てました。形成外科に行ったのですが「こちらは皮膚の傷か骨の傷かどちらかを見るとなると骨の方しか見れないんです。皮膚なら皮膚科に行ってください。」と受付の方に言われてしまい皮膚科に行ったのですがまだ治っていない傷に塗って傷跡を治す?みたいな薬を塗られてからまた悪化してしまいました。主に痒み、痛みです。ですが段々と自然治癒で治ってきていたのですがまた4月22日に今度は太ももにやってしまい脂肪層までいき母が救急車を呼んで病院に運ばれ太ももの傷は縫って頂きました。その際に化膿止めを貰い「必ず毎日飲んで飲みきってください。」と言われたのですが飲み忘れてしまいました。(1日程)太ももの傷は縫って頂いたので痛みなどは大丈夫なのですがその4月13日にしてしまった傷が急に痛みだしてしまいました。髪の毛が当たるだけで痛くなったり触れられたりしたら痛かったり鳥肌が立った時は激痛です。最近は熱いので汗が出る時も痛いです。何もしていなくても痛いです。
この場合はどちらの病院に行けばよろしのでしょうか?また病院に行って担当の先生にはなんと言えばよろしのでしょうか?
太ももの傷の経過を見て頂けてる病院に聞いてみたのですが「ここは治ってる傷は見れないんですよ。」と言われてしまいました。

A3 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
手首のリストカットの際に受付で診れないと言われたならば、形成外科ではなく整形外科におかかりになったのでしょう。
記載の症状から推測すると、外傷の瘢痕ではなく、精神的なものが症状の原因になっている可能性もあります。
形成外科と精神科におかかりになって、難しい言葉を使う必要は無いので、受傷からの経緯と現在ご自身の感じる症状をご自身の言葉でお伝えになってください。
Q4 相談者 ニックネーム:はる 患者様(相談対象者) 年齢:10代後半 性別:女性

リスカ、レグカの傷跡についての質問です。
半年前辺りから少しずつ切りました。切る際は血がにじみ出る程度までしか切ってません。凸凹感はありませんが、茶色く跡になっています。少しでも薄くする方法を教えてください。今は1日に2回ほどアットノンを塗っています。1ヶ月後くらいに温泉に行くかもしれないので出来るだけ目立たないようにしたいです。

A4 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
鋭利な刃物で受傷した「血がにじみ出る程度まで」の切創で、「凸凹感はありませんが、茶色く跡になって」いるならば、瘢痕ではなく炎症後色素沈着でしょう。
外傷で刺激を受けたメラニン細胞がメラニンを過剰に作り出し、真皮浅層と表皮にメラニンが沈着しています。
メラニン細胞がメラニンを作り出すのを抑制するためハイドロキノン、トラネキサム酸、ビタミンCがあります。
肌のターンオーバーを促進するためトレチノインが有効です。
ピーリング、光治療、レーザー治療、マイクロニードルセラピーなどの治療があります。
もちろん紫外線対策は必要ですが、色素沈着は時間の経過とともに徐々に薄くなります。
自己ケアと様々な治療法を組み合わせて時間をかけて薄くするのが通常です。
残念ながら「1か月」で薄くする方法はないので、コンシーラーとファンデーション、BBクリームなどを使ったリハビリメイク、ファンデーションテープなどの傷跡隠しシールなどが「目立たないように」する現実的な対策と考えます。
Q5 相談者 ニックネーム:たま 患者様(相談対象者) 年齢:10代後半 性別:女性

現在大学一回生なのですが、私は中3から高2くらいまでの間、腕や手の甲、太ももなどをかきむしり、出来たかさぶたを剥がす自傷行為をしていました。病院には行っていません。ガーゼか、そのままの状態で自然に治していました。その跡が黒っぽく、茶色っぽく残っています。この傷跡は消せるものなのでしょうか。

A5 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
直ちに完全に無くすことは出来ませんが、レーザー、美白剤などの使用で薄くすることは可能です。
美容皮膚科あるいは皮膚科・形成外科・美容外科を受診してご相談なさってください。
Q6 相談者 ニックネーム:ヤスヨ 患者様(相談対象者) 年齢:20代後半 性別:女性

去年4月21日~去年7月30日まで精神科に入院しました。
入院する前に、左前腕や、左下腿など7ヶ所を縫うほどの自傷行為をしました。
左前腕が肥厚性瘢痕になってしまいました。
形成外科へ通院して今までは注射も打ちました。
11月6日に全身麻酔で手術をして、11日に退院し、16日に抜糸しました。
今はテープ貼ってます。
後、手術後からリザベンカプセルを飲んでます。
もともとケロイド体質です。
何か気をつけなければならないことなどありますか?

A6 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
「左前腕」以外が「肥厚性瘢痕」になっていないなら、「ケロイド体質」ではありません。
瘢痕の治療は、瘢痕形成手術だけでなく長期にわたる術後のケアまで含めて成り立っています。
おかかりになっている「形成外科」の指導により、「手術後からリザベンカプセルを飲んで」おり、「テープ」を「貼って」いるのですから、今後も指示・アドバイスに従ってください。
Q7 相談者 ニックネーム:アリス 患者様(相談対象者) 年齢:10代後半 性別:女性

大学受験期のときのストレス発散のためにしていた自傷行為のようなもののことです。
皮膚かきむしり症なのかわからないですが、手や足にできたちょっとしたかさぶたをむき、血を出し、固まったらまたむくのを繰り返していました。自分が悪いのは一番わかっているのですがなかなかやめられませんでした。
今ではおさまった方ですが傷跡が両腕に広がっています。傷跡は少しずつ消えてきていますが、代謝がよくなって血が巡ったとき傷跡が赤く浮き上がります。
この赤く浮き上がるのを改善することはできるのでしょうか。また、すると良い方法などありますでしょうか。整形外科などの治療が良いのでしょうか。現在、受験を終え、3月頃から皮膚科に通っており、ビタミン錠剤とステロイド系塗布剤など使用しております。 

A7 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
身体が温まった時に発赤が強くなる症状は、時間の経過とともに軽減しますが、気にならなくなるまでに数年を要するかもしれません。
レーザー治療が有効な場合もあるので、皮膚科主治医と相談のうえ、形成外科や美容皮膚科を受診なさってはいかがでしょう。
Q8 相談者 ニックネーム:ハナ 患者様(相談対象者) 年齢:20代前半 性別:女性

一時期心が不安定で自傷に及んでしまったものです。常習化しなかったので今は行うことはないですが、半年以上前(昨年9月)につけてしまった傷が赤く盛り上がって目立ち、今でも痒かったり鈍い痛みがあったりします。もちろん病院にはかかっていません。
自分のつけた傷だけが腫れているのでケロイドには至ってないと思うのですが治療法にはどのようなものがありますか。

A8 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
肥厚性瘢痕でしょう。
圧迫、トラニラスト内服、シリコンジェルシート、ステロイド外用、ステロイド注射、レーザー、瘢痕形成術などなどの治療法があります。
一人でお悩みになっていないで、形成外科を受診してください。
診察をしていないのであまり軽率な提案は適当ではないでしょうが、赤みと盛り上がりとその随伴症状があるようですから、ロングパルスYAGレーザーなどが効果的かもしれません。
Q9 相談者 ニックネーム:トム 患者様(相談対象者) 年齢:20代前半 性別:女性

娘のリストカット痕の治療について、教えてください。

10年ほど前、不登校をきっかけに、7年ほど前から3年間程度、娘がリストカットをしていました。
傷跡について、私の知っている範囲ですが、両手(肩~手首)多数、足の太もも内側数本、首に2本
以上のリストカット痕があります。
特に皮膚科など受診はしていません。

今現在、リストカットは落ち着き、痕もみみずばれから白いケロイド痕に変わりました。
以前、まだ傷が赤みを帯びている頃、本人に傷の今後について聞いたとき、『これは自分がやってきた証だから、このままで良い』と答えたため、そっとしておきました。

それから4年が経過した今になり、『夏は暑いから、手を出せないのがつらいんだよね、本当なら出したいけどね、そうなると、家に住んでいても、近所のことを考えると、穏やかにはいかないよね。』と言われました。

精神科の先生に今後の傷について相談をしたところ、今、まだ本人は傷を何とかしようと考えないけど、
現在の治療法がどうなっているのか、費用など、家族として、いつでも対応してあげられるよう、知っておいてもよいでしょう、と言われました。

国内、国外を含め、現時点でのリストカット痕の治療はどのようになっているのでしょうか?

A9 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
「精神科の先生」が仰る通り、ご本人が治療を希望したときに冷静に対応するために、大まかな治療法をご家族が知っておくことは悪いことではありません。

「痕」は「みみずばれから白いケロイド痕」になっているのですから、お嬢さんの瘢痕は成熟瘢痕と呼ぶべきで、ケロイドではありません。

リストカットの瘢痕をゼロにすることは出来ないので、白く細く平らにして目立たなくするため、レーザー治療で盛り上がりを少なくしたり、幅の広い瘢痕は切除して縫合し直したりします。

瘢痕を切除縫合する際に、Z状やW状にジグザグに縫合すれば、直線状のリストカット痕に見えにくい場合もあります。

また、新しく瘢痕を作る手術ということになってしまいますが、線状の瘢痕を削って面状の熱傷のような瘢痕にしてリストカット痕を見えなくすることもあります。

瘢痕を目立たなくすることも大切ですが、瘢痕治療をしたというだけでご本人の気持ちが楽になり社会生活がしやすくなる場合もあるので、リストカット痕治療の最も重要なポイントは信頼できる主治医を見つけて治療方針をじっくりと話し合い、納得できる治療をお受けになることだと考えます。

機会をみて、お嬢さんと一緒に、形成外科でご相談になってみてはいかがでしょう。
Q10 相談者 ニックネーム:みゆる 患者様(相談対象者) 年齢:10代後半 性別:女性

去年の今頃に自傷によって傷つけた二の腕、太もものケロイドというか、みみずばれのようになってしまい、全く薄くならず、ごく稀にかゆみが出てしまいます。
こういったものは治療で多少でも薄く出来るのでしょうか…?
治療で治る場合、どこにいけばいいのでしょうか?

A10 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
瘢痕の状態を診察しなければ具体的なアドバイスは出来ないのですが、肌の保湿クリームや、薬局で販売されている傷跡用の外用剤で、「かゆみ」は多少ましになります。
また、数年以上の経過で瘢痕が目立たなくなる可能性はありますが、少しでも早い改善をお望みなら、形成外科を受診してください。

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