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創傷治癒よくある質問

  1. 帝王切開・出産時の手術
  1. その他(場所を特定しない・複数の部位)
Q1 相談者 ニックネーム:synla 患者様(相談対象者) 年齢:30代後半 性別:女性

半年前、無痛分娩で出産しました。

5時方向に会陰切開をしましたが、膣壁に左右2箇所裂傷があり、2度裂傷でした。左側の会陰切開と膣壁裂傷の縫合が繋がっていて、右側に2針でした。縫合後の痛みが強かったです。
産後4日目に1部抜糸しましたが、痛みが更に悪化しました。結局強い痛みが長く続き、痛み止めを1か月位飲みました。

出産半年後、産婦人科に受診し、下記のことがわかりました。
(1) 左側の処女膜があまりにも右に寄せていまいました。左側の多針縫合が右に寄りすぎたと推測されます。
(2) 右側の裂傷の縫合がずれて凹みができてしました。凹み底部にある傷跡が硬く痛みが出ています。
(3) 左右の縫合ずれにより膣口(下の方)が捻ってしまい、膣壁が外に出てしまいました。

傷が周りの組織に馴染むのに時間がかかるそうですが、治るのにどれくらいの期間がかかるか、それとも一生に治れないのか、不安で不安でたまりません。

(1) 時間がたったら、凹みがよくなるでしょうか?よくなるまでどれぐらいの期間がかかりますでしょうか?
(2) 膣口に出てしまった膣壁が戻れるでしょうか?
(3) 何か外用薬で治療する方法がありますでしょうか?

A1 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
「強い痛みが長く続」いた理由は、おそらく、「会陰切開と膣壁裂傷の縫合が繋がって」いて組織がパズル状に損傷していたため層々吻合をするのが難しく、「傷跡が硬く」なってしまったせいでしょう。

「出産半年後、産婦人科に受診し」指摘された3点は、外見だけの問題で、「強い痛みが長く続」いた直接の原因とは考えられません。
もともと、処女膜と呼ばれるものも含め膣壁は凹凸不整で、「出産半年後」に「受診」なさった「産婦人科」の3つの指摘が正しいものとも言えないのではないでしょうか。

通常の分娩に伴う会陰切開でも、術後3カ月までは瘢痕が特に硬く、それ以降半年までに硬さが減るのが通常で、それ以降時間の経過とともに徐々に軟らかくなります。

症状軽快に効果的な外用薬はありませんが、お悩みになっている「凹み」も「出てしまった膣壁」も、瘢痕が軟らかくなるにつれて修正されるでしょう。

数年してもどうしても気になるならば修正手術も可能ですので、その時に婦人科あるいは形成外科で相談なさってください。

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