FAQ 創傷治癒 よくあるご相談

  1. 頭皮の傷跡・傷によるはげ
  1. 頭部
Q1
相談者:TAKE 年齢:40代前半 性別:男性

小学生の時に事故で後頭部を怪我しました。
毛根を無くしたみたいで毛が生えて来ません。
植毛する方法しかないと思いますが、どの病院に通えばいいかわかりませんし、保険が使えるかどうかもわからないのでその辺合わせて教えてもらいたいです。

A1
回答者:脇坂長興(創傷治癒センター理事)
「怪我」の詳細はわかりませんが、切創や割創は皮膚の欠損部を瘢痕組織が埋める形で治癒します。
瘢痕には、もともと毛根という臓器は存在しないので、発毛はしません。
瘢痕を切除し、皮弁などを利用して縫縮することがあります。
形成外科の治療です。
自毛植毛は、自身の後頭部などの毛根を採取して禿髪部位に移植する治療です。
形成外科の再建外科領域の治療ですが、実際には植毛専門病院で施術されることが殆どです。
先ずは形成外科を受診して治療法を説明してもらい、かかる時間や費用もお確かめになって、治療をするかどうかはじっくりと時間をかけてご検討なさってください。
Q2
相談者:ねこママ 年齢:10代前半 性別:男性

二ヶ月前に息子が外の遊具のあるとこで大きいお兄さんがバスケットをしているのを見ていたらボールが息子の方に来て押されてしまい後ろに倒れてしまいました。不運に後ろにあった鉄の遊具で頭を打ち、たんこぶができて少し擦り傷のようになってました。ぶつかってすぐは目が真っ白になって動けずその後泣きながら帰ってきて冷やして様子を見ました。2時間以上冷やして本人がもういいと言うのでその後は大丈夫と思ってたのですが、つい最近髪を短く切りその傷跡の部分に髪の毛が生えていないのです。これはもう生えてこないのでしょうか?治す方法はありますか?

A2
回答者:脇坂長興(創傷治癒センター理事)
「頭を打」ったことに伴うショックロスのため、あるいは「たんこぶ」で皮膚が伸展されて血流低下したため、一時的な脱毛が起きたのではないでしょうか。
また、「少し擦り傷のようになって」いたなら、浸出液が固まって剥がれ落ちるときに牽引性の脱毛が起きたのかもしれません。
いずれの場合も、受傷後3か月経過したころから発毛が始まるのが通常です。
受傷直後の「擦り傷のようになって」いた状態から上皮化するまでに2週間以上かかったとすれば、瘢痕になって瘢痕性禿髪が生じる可能性があります。
頭皮の「髪の毛が生えていない」部分を観察して、通常の肌質なら発毛するでしょうが、テカリのあるツルっとした質感の瘢痕性禿髪なら発毛は期待できません。
瘢痕性禿髪は、瘢痕を切除して縫い直す瘢痕形成術や自身の毛根を移植する自毛植毛手術で治療が出来ます。
Q3
相談者:わこ 年齢:10代前半 性別:男性

息子が1歳半の時、急性硬膜下血腫の手術をしました。傷あとが10センチ以上幅も5mm〜1㎝右耳の上こめかみあたり 生え際から少しはなれてますがちょうど刈り上げる部分なので目立ちます。今は10代前半になり髪型などもとても気にしてます。癖毛で毛量も多めなんですが、傷跡がめだつからと散髪をしたがりません。切って傷幅を狭くしたりはしたくありません。なんとか他の方法で傷跡が目立たなくしてあげたいのですが どこに相談すれば 何科に行けばいいのかもわかりません。

A3
回答者:脇坂長興(創傷治癒センター理事)
「切って傷幅を狭くしたりはしたくありません」ということですが、瘢痕を切除して改めて縫合する瘢痕形成術が最も瘢痕が目立たなくなる可能性が高いと考えます。
後頭から後頚にかけての部位からまばらに毛根を1株ずつくり抜き採取して「右耳の上」の瘢痕部位に移植する、自毛植毛術も可能です。
あまり一般的ではありませんが、瘢痕に点状のアートメイクをして目立たなくさせる方法もあります。
形成外科、美容皮膚科、植毛専門クリニックなどを受診してご相談なさってください。
Q4
相談者:ささき 年齢:40代後半 性別:男性

20年以上前に生え際に自毛植毛をしたところ、不自然な生え際とアイスピックで刺したような無数の凹んだ範根を作られてしまいました。範囲は1cm×15cmです。傷の深さは5ミリくらいだと思います。
これまでは何とか前髪を下ろして隠してきましたが、加齢とともにそれも難しくなり困ってます。

オーソドックスな方法ですと、その範囲に再植毛をして密度をあげるのでしょうが、若い頃の生え際のため、現在の生え際とのバランスが悪く、その方法がとれません。

いくつかの形成外科や美容皮膚科などで相談したところ
・範根部分を切除して縫合(前額リフト)
また美容皮膚科ではtcaクロスやポテンツァを試してみては?と提案されました。

そこで質問ですが
まず形成外科で、生え際部分を切除縫合する方法は客観的に考えてどう思われますか?
一番のネックは切除縫合したあとの傷痕の目立ち方です。
将来的にさらに生え際が上昇して、切除縫合の傷が髪で隠せずに露出した場合、どれくらい目立つものか不安です。
(極端な話し、将来スキンヘッドのような頭になったら、切除縫合の傷は一目で分かるような目立ち方になりますでしょうか?)

また美容皮膚科で提案されたtcaクロスやポテンツァですが、現実的に上記の方法で、深さ5ミリほどの凹んだ範根が改善される可能性はありますでしょうか?
また、仮に上記の施術を受ける場合は、植毛の毛は事前に脱毛する必要がありますか?

また、記載の手術や施術以外に、何か可能性のある方法などあれば教えて欲しいです。

A4
回答者:脇坂長興(創傷治癒センター理事)
「自毛植毛」で瘢痕を隠すのが最もよい選択かもしれません。
「不自然な生え際とアイスピックで刺したような無数の凹んだ瘢痕」が残っているならば、「20年以上前」の「自毛植毛」手術は複数の毛根を含んだ毛比較的大きな株を移植したのでしょう。
現在ほとんどの「自毛植毛」手術は後頭部からまばらに毛根ごとに小さく株を採取するため採取部に縫合瘢痕が残ることはありませんし、植毛の生着率もよくなっています。
瘢痕を切除するだけの皮膚の余裕が前額部にあれば「瘢痕部分を切除して縫合(前額リフト)」した後に自毛植毛を計画してもよいでしょう。
また、現態より更に前額部の毛量減少が起きないよう、フィナステリドやデュタステリドの服用を開始して、AGA(男性型脱毛症)の進行を抑制してください。
「tcaクロスやポテンツァ」を使用した症例を実際に経験したことが無いので明確には言えませんが、「傷の深さは5ミリくらい」なら1~2回の施術で目立たなくなる期待は持たない方がよいでしょう。
気長に、繰り返し「tcaクロスやポテンツァ」の施術をすれば、徐々に瘢痕の目立たない肌を再生させることは可能かもしれません。
詳細は、「tcaクロスやポテンツァ」を勧める病院でお尋ねになってください。
「アイスピックで刺したような無数の凹んだ瘢痕」には、ピーリング、マイクロダーマニードル、bFGFやPRP、RFなど様々な治療法を組み合わせて治療計画を立てる必要がありそうです。
複数の美容皮膚科、形成外科を受診して、勧められる治療法のメリット・デメリットを十分に理解し、信頼できるとお感じになる医師を主治医として時間をかけて治療計画を立ててください。
Q5
相談者:ハグク三角形 年齢:10代後半 性別:男性

小学校の時に自転車でコケて側溝に落ちた時に頭が禿げてしまって、病院の整形外科の先生はもう生えてこないと言われたんですが毛根が死んでいると言われてどうか髪の毛を生やす方法は無いでしょうか。
今は、中学生3年生です。

A5
回答者:脇坂長興(創傷治癒センター理事)
「小学校の時に自転車でコケて」頭部に外傷を負い、「整形外科」で縫合処置を受けたが抜糸後に瘢痕が残り部分禿髪の状態になっているということでよろしいでしょうか。
頭部の縫合線は抜糸のときに1本の線状でも、数か月で幅のある傷跡(瘢痕)になってしまいます。
線維成分の豊富な瘢痕という組織が、正常な皮膚組織や皮下組織の隙間で増殖して傷跡になります。
傷跡は瘢痕組織でできているのですから、もともと毛根は存在しません。
「毛根が死んでいる」のではなく、瘢痕禿髪部には毛根は最初から存在しないのです。
瘢痕禿髪を治療するには、瘢痕を切除して正常な頭皮組織を寄せて縫合し直す必要があります。
頭皮は伸展しにくく再度瘢痕禿髪が生じるため、単純に瘢痕を切除して縫合し直すだけでなく、縫合線に緊張がかからないようにする皮弁形成術が必要になることも少なくありません。
また、後頭部辺りから毛根を採取して瘢痕禿髪部位に移植する自毛植毛手術も可能です。
診察をしなければ具体的な治療法のプランニングは出来ないので、形成外科を受診してご相談なさってください。
Q6
相談者:ひまわり 年齢:30代後半 性別:女性

先日、小さい頃から頭皮にあった1cm弱の色素性母斑を皮膚科にてメスで取ってもらいました。
手術前に医師から「毛根は残ります。」と説明があったのですが、1ヶ月半経っても傷周辺の髪の毛が生えてこず、手術後にあった傷の周りの毛も抜けているようでした。
今日皮膚科を受診して聞いてみましたが、「傷を縫う時に皮膚が引っ張られて硬くなっているので毛が生えにくくなっているかも」との事でした。
本当に毛根が残っているのか、今後毛が生えて来るのか、聞きたかったのですがハッキリ回答してもらえませんでした。
毛根が残っているかは見ただけでは分からないのでしょうか。
また、今一時的に毛が抜けていて、今後生えて来るという可能性はありますか。
毛根が残ると聞いて決意した手術だったので、生えてこない事がとても不安です。

A6
回答者:脇坂長興(創傷治癒センター理事)
「頭皮」の「色素性母斑」の手術は、髪の毛が生えている角度に合わせてナイフ(メス)を刺入して毛根を傷つけないように切除するので「毛根は残ります」。
「毛根は残」っていても、手術によるショックロスで縫合線を中心に部分禿髪が生じることがあります。
ショックロスならば一時的な脱毛なので、3~6か月経過の後に発毛します。
通常、「1cm弱」の大きさの「色素性母斑」を切除すると1cm以上の幅の皮膚欠損創になるので、シンプルに創縁を左右から引き寄せて一本の縫合線にすると、頭皮は極めて伸展しにくいため縫合部に強い緊張がかかり、創の閉鎖治癒後に幅のある瘢痕禿髪になってしまいます。
瘢痕には毛根組織が存在しないので発毛は期待できません。
診察をしなければ診断の確定が出来ないため、具体的なアドバイスはできません。
形成外科を受診してセカンドオピニオンを求めてください。
Q7
相談者:ゆう 年齢:20代前半 性別:女性

もみあげの部分を引っ掻いて傷が少し凹みました。3ヶ月経っていて徐々に平らになってきてますがまだ少し凹みがあります。
毛が生えてくればそっから再生されて凹んだ傷も平らになるという記事を見たのですが、本当なのでしょうか?

A7
回答者:脇坂長興(創傷治癒センター理事)
毛根の再生と真皮の再生は同じものではないので、「毛が生えてくればそこから再生されて凹んだ傷も平らになる」というのは間違いです。
毛根の膨大部に組織の再生に関わる幹細胞が存在するため、真皮の修復・再生にも関係しているのではないかと考えられたのでしょう。
「引っ掻いて」受傷した創が真皮浅層までの深さならば毛根は損傷していないので、多くの場合、6か月程度で発毛し凹んだ瘢痕も残りません。
「引っ掻いた」際に創が広がって真皮欠損部が瘢痕組織で修復されたなら、瘢痕に発毛は期待できませんし「凹み」も残ります。
申し訳ありませんが、いただいた情報だけでは外傷受傷時の詳細が把握できないため、経過を具体的に予測することが出来ません。
形成外科を受診して経過を見て貰ってください。
Q8
相談者:だいち 年齢:10代後半 性別:男性

仕事中、不注意で頭にバールを軽くぶつけてしまい小さめのたんこぶ?腫れ?ができてしまい、その箇所の髪の毛が抜けないか不安です。
指で押して痛み、ようやく位置がわかる程度です。押さない限り痛みはありません

A8
回答者:脇坂長興(創傷治癒センター理事)
強い打撲によるショックロスで「その箇所の髪の毛が抜け」る可能性が無いわけ ではありませんが、「指で押して痛み、ようやく位置がわかる程度」なら通常は 「髪の毛が抜け」ることはありません。
ご心配ならば、形成外科や皮膚科を受診して診察を受けてください。
Q9
相談者:sol 年齢:40代後半 性別:女性

若いころに、鋼のような素材でできたクリップで、8年近く、同じ個所をずっと髪留めしていて、地肌に当てるように滑らせ続けて、毎日のように留めていました。
引っ張られて痛い感じがあったり、地肌にクリップが当たって痛い時もありましたが、毎日が痛いわけではなかったのですが、気付いた時には、髪の毛がなくなっていました。
つむじから下へ向かって、傷跡のように、長めにハゲてしまい、手で触った感触は、ツルツルでした。
その髪型を止めてから3年近く立ちますが、産毛も生えて来る気配がありません。
どこを受診すべきなのか解らないし、毛穴が潰れてしまったんだろう、と思っています。
髪留めはやめて、結い上げて隠せていますが、このまま広がって、もっとハゲてしまうのではないかと不安です。
皮膚科なのか何科なのか…もう3年も放置しているのですが、一度、見てもらったほうがいいのでしょうか。

A9
回答者:脇坂長興(創傷治癒センター理事)
瘢痕性禿髪です。
瘢痕が大きくなることはないので禿髪部分の面積も変わらず「このまま広がっ て、もっとハゲてしまう」心配は必要ありませんが、いずれ更年期が近づくと髪 が疎になり地肌が目立つようになるかもしれません。
瘢痕性禿髪の治療を検討するなら、瘢痕形成術あるいは自毛植毛術が適当です。
形成外科か植毛専門クリニックでご相談いただくことになりますが、どちらも専 門的な知識と経験が必要な施術ですので、複数の病院を受診して治療のメリッ ト・デメリットまで説明してくれる信頼できる担当医をお選びになってください。
Q10
相談者:つる 年齢:20代後半 性別:男性

2カ月近く2週間前に自転車で転んで頭に擦り傷ができました。傷は治ってきたのですが昨日あたりから傷跡から髪の毛が抜け始めてきました。髪の毛は今後自然と生えてくるのでしょうか。

A10
回答者:脇坂長興(創傷治癒センター理事)
2つの経過が考えられます。
①「頭」の「擦り傷」受傷後「2週間」経過して「髪の毛が抜け始め」たならば、 一時的なショックロスと推測されるので、3か月ほど経過した後に「髪の毛」は 「自然と生えてくる」と考えます。
②毛幹が切れて「髪の毛が抜け始め」たならば、「髪の毛」を作る毛包は損傷を 受けていないので、通常、切れた「髪の毛」は直ちに伸びてきます。
ただし、「擦り傷」で毛根の中間層にある膨大部が損傷されていれば、数か月~ 数年経っていずれ脱毛した後に毛根の再生は行われず、「髪の毛」は「生えて」 こなくなる可能性があります。
診察をすれば、診断とともに予測が出来ます。
形成外科あるいは皮膚科を受診してください。
Q11
相談者:新菜 年齢:40代後半 性別:女性

30代前半に脳外科の手術をして頭に傷跡が残ってしまいました。若いうちは髪型を工夫して隠せてきましたが、更年期になり髪が減ったため、傷跡も目立つようになってしまいました。
傷跡に髪が生えるような治療があるなら是非してみたいです。
なんという治療名で、何科を探せばいいのでしょうか?

A11
回答者:脇坂長興(創傷治癒センター理事)
①瘢痕を切除し縫合し直して1本の細い線状瘢痕にして目立たなくする瘢痕形成術
②後頭部の毛根を採取し瘢痕に毛根を移植する自毛植毛術
上記2つの治療法が考えられます。
必ず形成外科病院と植毛専門病院を受診して説明をお訊きになり、十分に納得し て治療を受けてください。
Q12
相談者:   年齢:40代後半 性別:男性

15年以上前に植毛手術を受けまして、後頭部に3ミリ×15cmほどの1本のドナー傷があります。
先日、久しぶりに短髪にしてみたところ、15年たった現在でも、ドナー傷が赤みをおびてる事に気がつきました。

そこで質問になるのですが、これだけの長い年数が経過してる傷の赤みを改善する方法などはあるのでしょうか?
再度、切除して再縫合という方法も考えられますが、すでに植毛手術を3回しているために、頭皮の伸びに余裕があるか分かりません。
例えばレーザー治療のようなものは、傷の周囲に髪の毛がある状態でも受けられますか?
その他、ステロイド注射などは10年以上も経過してる傷の赤みを鎮静するような期待は出来るのでしょうか?

A12
回答者:脇坂長興(創傷治癒センター理事)
髪を避けることが出来れば、フラクショナルレーザーなどの「レーザー治療」は 可能です。ケナコルトAなどの「ステロイド注射」は、瘢痕の盛り上がりの解消 には有効ですが、平らで「赤み」があるだけなら注射をした瘢痕部が凹んでしま う可能性があるのでお勧めしません。
瘢痕を「切除して再縫合という方法」がよいのではないでしょうか。
形成外科や美容皮膚科を受診してご相談なさってください。
Q13
相談者:せーちゃん 年齢:20代後半 性別:男性

僕は昔頭に180針縫う大怪我をしました。
21年前の僕が小学一年生の頃母親と車に乗っていた所大型トラックと正面衝突しました。
その傷は右の耳から左の耳の少し後ろまで長さ40センチぐらいのカチューシャ状の傷で幅は1センチぐらいです。あと頭の右前の所に長さ15センチ幅3センチの傷、頭の左前に長さ20センチ幅1.5センチの傷があります。
25歳の頃、はんこん手術というのをしました。その時は特に目立つ長さ40センチ幅1センチの傷と右前の長さ15センチ幅3センチの場所を手術しました。(約120針)
それでもあまり治らず、他の会社で僕専用のウィッグを作ってもらいました。
毎日鏡を見ては傷が見えないようにセットしてるのですがかなり傷も大きい為隠し切ることができません。何か方法はありませんか?

A13
回答者:脇坂長興(創傷治癒センター理事)
頭部の瘢痕は、頭皮の伸展性が極めて悪いため、瘢痕を切除し単純に再縫合した だけでは手術前とほとんど同じくらいの幅の瘢痕になってしまうことが少なくあ りません。
「25歳の頃、瘢痕手術」をしたとのことですが、「特に目立つ長さ40センチ幅1 センチの傷と右前の長さ15センチ幅3センチの場所」を同時に「手術」したとす れば皮膚に余裕がないところで無理な手術をしているわけですから「あまり治 ら」なかったのも当然のことで、残念ながら担当医の経験が少なかったか術前の 判断が甘かったとしか言いようがありません。
ティッシュエキスパンダー法や特別なデザインの皮弁法を駆使した瘢痕形成術で 瘢痕の幅は狭くできるでしょうが、手術は何回かに分けた方がよいかもしれません。
また、瘢痕に自身の後頭部の毛根を移植する自毛植毛も可能です。
複数の形成外科、植毛専門病院などを受診して、信頼できると感じる医師を主治 医と決めて、主治医とともに治療法を検討してください。
Q14
相談者:つー 年齢:10代後半 性別:女性

1ヶ月前に,美容室でブリーチした際重度の低温やけどを追ってしまい,皮膚が壊死して髪と皮膚が剥がれてしまいました。今皮膚科で治療を受けているのですが,そこで,形成外科でのティッシュエキスパンダー法の手術について皮膚科の先生に話されたのですが,頭頂部に広範囲であり,円形に5×7 5×5 4×2です。どのぐらい目立たなくできますか?また,手術を始めるまで半年とネットで見たのですが,実際手術を始めるまでどのぐらいかかるものなんでしょうか?
保険適応でどこまでハゲを目立たなくする手術が可能なのかも教えていただきたいです。

A14
回答者:脇坂長興(創傷治癒センター理事)
瘢痕の状態を診なければ具体的な回答が出来ません。
頭頂部なら切除して縫縮すると再度元と同程度の瘢痕が出来てしまう可能性がありますが、回転皮弁形成術やティッシュエキスパンダー法などの治療法で対処できるでしょう。
また、自毛植毛手術も可能です。
髪のブリーチ剤による化学熱傷ならば表皮あるいは真皮浅層に留まることが多いので、3か月以上の経過をおいて再度発毛があるかもしれません。
形成外科を受診してご相談なさってください。
Q15
相談者:えみ 年齢:10代後半 性別:女性

生まれつき色素失調症です。
頭部に脱毛部分があるので、つねに髪を結いて隠しています。年頃になり髪を下ろしたいと言っているのですが、最善の治療方法を教えていただきたいです。

A15
回答者:脇坂長興(創傷治癒センター理事)
「色素失調症」の方の半数以上に多発する脱毛斑あるいはびまん性脱毛があると言われています。
「髪を結いて隠して」いるということは、びまん性脱毛でも多発性円形脱毛でもなく、1つか2つの脱毛斑の悩みと理解します。
「脱毛部分」の位置と形および範囲によりますが、脱毛斑を切除し皮弁形成して縫縮する手術療法があります。
また、自身の後頭部の毛根を採取して「脱毛部分」に移植する自毛植毛も可能です。
おそらく、自毛植毛の方がベターではないかと推測しますが、診察をしてご自身・ご家族と相談をしなければ最適な治療法の提案は出来ません。
複数の形成外科および自毛植毛専門の美容外科を受診して、信頼できると感じた医師を主治医と決めて、主治医とともに無理のない治療計画を立ててください。
Q16
相談者:せんちゃん 年齢:20代後半 性別:男性

21年前小学一年生6歳の頃に母親と車に乗っていた時大型ダンプと正面衝突して母親は即死して僕は一命を取り留めましたが頭にはガラスが突き刺さっており180針縫う大怪我をしました。当時は脳みそが見えるほど深くガラスが突き刺さっていたみたいですが手術後は幅1㎝長さが40㎝の(右の耳から左の耳まで)カチューシャ状の傷ができてその近くに幅1㎝長さ30㎝のこれもカチューシャ状の傷があります。前から後ろにかけて幅1センチ長さ15㎝の傷もあります。昔から傷を見られるのが嫌でプールの時や雨で濡れた時はすぐに頭を隠して鏡で傷が見えてないか確認してました。
ずっと見えないように気をつけているのにわー、その傷どうしたの?とかいろんな人に1000回以上言われてきました。
そういうのがめちゃくちゃ辛くて2年前にはんこん手術というのをしました。それでもあまり治りませんでした。最後の手段と思って70万ぐらいで僕専用のウィッグを作ってもらい髪の毛でウィッグを縫い込み仕事にいくと頭が浮いてるように見られてカツラみたいだねって言われたり頭を触ってこようとされて慌てて手を振り解きました。
他に何かいい方法はないでしょうか?
傷の部分をマジックペンで黒く塗り潰す事も考えましたがあまりよくないですよね?

A16
回答者:脇坂長興(創傷治癒センター理事)
「2年前」の「はんこん手術」は、瘢痕を切除して縫縮しただけの手術だったのではないでしょうか。
頭部の瘢痕禿髪の修正術は、縫合線にかかる緊張を解消できるように術前にデザインを十分に検討しておかなければ、結果として元の状態とほとんど変わらない大きさの瘢痕が形成されてしまいます。
ティッシュエキスパンダーを利用した瘢痕形成術や皮弁形成術、自毛植毛術を検討すべきでしょう。
頭部瘢痕治療に関する専門的な知識と技術、経験が必要なので、形成外科を受診して信頼できると感じた医師を主治医と決めて、主治医とともに治療計画を立ててください。
Q17
相談者:つ 年齢:10歳未満 性別:女性

先月,重度の低温やけどで後頭部の上の方を広範囲で3箇所ほど火傷してしまい,5×7 5×3 4×2センチづつ皮膚が壊死してしまい,禿げてしまいました。現在皮膚科で治療中なのですが、皮膚科の先生から形成外科でのティッシュエキスパンダー法で禿げた部分を目立たなくする手術があるとお聞きしました。そこで質問なのですが、治療開始まで、どのぐらいかかりますか?半年後以上待たなきゃできないみたいなことをネットで見たのですが,本当なのでしょうか?
また,リスクはどういったものがありますか?
広範囲でも本当に禿げは目立たなくなるものなのでしょうか?

A17
回答者:脇坂長興(創傷治癒センター理事)
診察をしなければ、具体的な回答は出来ません。
まだ熱傷の治療中でも、直ちに形成外科におかかりください。
瘢痕の面積だけでなく、部位と方向によって治療方針を計画する必要があります。
ティッシュエキスパンダーを使った皮弁形成術のほかに、自毛植毛手術の適応も検討してください。
手術に伴うリスクも、受診して担当医にお尋ねください。
Q18
相談者:れいこ 年齢:10代前半 性別:男性

現在10歳の息子が2年前くらいに上りのエスカレーターで私が一瞬目を離したすきに頭を挟まれ、私も振動がきたので相当ひどく挟まれたのかと。その後怒られると思ったのか、泣きもせず大丈夫とごまかし。でも顔色は悪く、その後すぐに腫れてたんこぶができ痛いとも言い始めたので夜間救急にいき、一応診察だけしてもらい、吐いたり、そのほか症状がひどくなったらまた来てくださいで終わり、そこから日にちがたつにつれ徐々に挟まれたところがはげてきて、1センチ3センチほどのハゲになってしまい。それは仕方ないことなのかと思ってるんですが、その傷が頭のサイズが大きくなるにつれてその傷だけが凹んでるのが気になって。
それは普通のことでしょうか?それとも、もっと大人になって頭が大きくなるにつれて凹みは小さい時のサイズのままで、何か治療とかするべきなのか不安で。

A18
回答者:脇坂長興(創傷治癒センター理事)
「日にちがたつにつれ徐々に挟まれたところがはげ」たこと、「2年」経過して「1センチ3センチほどのハゲになって」いること、「頭のサイズが大きくなるにつれてその傷だけが凹んでる」ことから、瘢痕性脱毛と考えます。
頭囲は「10歳」まで急激に大きくなり、それ以降は15~17歳まで緩徐に大きくなります。
頭囲の成長に伴って瘢痕も大きくなる可能性はありますが、「現在10歳」なら今以上に極端に大きくなることはないでしょう。
ご本人が気にならないなら治療の必要性はありません。
瘢痕切除術や自毛植毛手術が可能ですが、いずれも専門的な技術と経験が必要ですので、治療をお考えなら形成外科を受診してご相談なさってください。
Q19
相談者:ハル 年齢:10代後半 性別:男性

2ヶ月ほど前から頭皮にしこりのようなものができ1ヶ月ほど前に手術で膿を出したのですが、まだ硬いしこりが残っていてその部分の髪の毛も抜けてしまっていますまた髪の毛が生えて来ることはありますか?

A19
回答者:脇坂長興(創傷治癒センター理事)
「1ヶ月ほど前」の「手術」が切開排膿なら、切開した瘢痕が幅広くなって「硬いしこり」として触れるのでしょうから、「抜けてしまって」いる「髪の毛」は「生えて来る」ことはありません。
切開排膿ではなく皮下腫瘍の切除摘出なら、「まだ」「残って」いる「しこり」が軟らかくなれば「また髪の毛が生えて」きます。
診察をすれば明確にお答えできる筈なので、「手術」をした病院を受診して診ていただくか、形成外科を受診して今後の経過を説明してもらってください。
Q20
相談者:ハルト 年齢:10代後半 性別:男性

2ヶ月ほど前から頭皮に膿が溜まった部分ができてしまい3週間ほど前に手術で膿を出したのですがまだその場所が少し腫れていて髪の毛も抜けてしまっていますまた生えてくる可能性はありますか?

A20
回答者:脇坂長興(創傷治癒センター理事)
「頭皮に膿が溜まった」際に「髪の毛」が「抜けてしまって」いたならば、ショックロスと呼ばれる一時的な脱毛の可能性が高いので、「また生えてくる」でしょう。
「3週間ほど前に手術で膿を出した」ときには「髪の毛」があったのに、施術後に「髪の毛も抜けてしまっ」たならば、瘢痕性脱毛になっているので「また生えてくる」ことは期待できないかもしれません。
診察をしなければ明確にお答えすることは出来ません。
皮膚科あるいは形成外科を受診してご相談なさってください。
Q21
相談者:ケイ 年齢:40代前半 性別:男性

生まれた時脳天に傷がありそのまま様子を見ていたら瘡蓋になり剥がれたら毛根がなくまだ小さかったので放置しておいたらやっぱり学校で友達に言われ外科で縫い合わせてもらいましたが歳と共に成長し皮膚が広がりまた目立つようになりなんとかしないとと思い美容外科受診したいと思いネットで検索しているところです

A21
回答者:脇坂長興(創傷治癒センター理事)
頭頂部の禿髪瘢痕は、切除縫合だけでは術前と同程度の大きさの瘢痕になってしまうことも少なくありません。
皮弁形成術など専門の技術と経験が必要なので形成外科を受診して相談するか、植毛専門病院で自毛植毛を計画してもらってください。
Q22
相談者:カト 年齢:10歳未満 性別:男性

小学1年生の息子がタブレットでゲームをする際に、タブレットを床に置いてテーブルの角におでこを着けた状態でゲームをしていました。
気づいた時には角が当たっている部分の髪の毛が無くなっていました。
血が出るような傷は無かったのですが、乾燥肌ののような状態になっています。
もうその部分は髪の毛が生えてこないのでしょうか?

A22
回答者:脇坂長興(創傷治癒センター理事)
「角が当たっている部分の髪の毛が無くなって」いたとすれば、おそらく、圧迫され一時的な虚血状態になったための成長期脱毛でしょう。
毛根は3か月ほどの休止期を経て再生されるので、3か月後に発毛が期待できます。
また、脱毛斑のすぐ傍の毛を軽く引っ張って抜けるなら、円形脱毛症の可能性も否定できません。
もともと円形脱毛症が生じていたが、たまたま「角が当たって」いたため脱毛斑に気付いたということなのかもしれません。
円形脱毛症の脱毛斑の初期の頭皮はツルっとして、毛穴に一致して黄色い点が見られることがあります。
円形脱毛症は自身の毛根に対する一時的な免疫反応が主な原因なので、自然治癒することも少なくありません。
円形脱毛症に著効する治療はありませんが、円形脱毛症なら皮膚科を受診した方がよいでしょう。
Q23
相談者:みーこ 年齢:20代前半 性別:女性

娘が1ヶ月ほど前におでこの上の方にニキビができていて、ちょうど前髪の生え際に大きなのができていました。ある日気付いたらその箇所が禿げてしまっていました。1.5センチ位あります。前から見てもとても目立つ場所だし隠すのも大変です。もう生えてこないんでしょうか?年頃の女の子でとてもかわいそうなのです…皮膚科に診てもらったらわからないと言われてしまいました。何か手立てはあるのでしょうか?

A23
回答者:脇坂長興(創傷治癒センター理事)
炎症に伴う一時的な脱毛、瘢痕性禿髪、円形脱毛症の可能性があります。
おそらくニキビの炎症に伴う一時的なショックロスでしょうから、3~6ヶ月で発毛するのが通常です。
円形脱毛症の原因は毛根に対する自己免疫異常で、3か月程度で生えてくることが少なくありません。
円形脱毛症ならば、脱毛斑の拡大や多発もあり得ます。
ニキビが瘢痕治癒した場合は発毛しませんが、ニキビで1.5センチもの大きさの瘢痕になることは考えにくいので、瘢痕性禿髪の可能性は低いでしょう。
発毛しない場合は自毛植毛を検討してください。
いずれの原因であってもご自身でケアをなさるなら、適応外の使用になりますが、男性壮年性脱毛症用として薬局で販売されている5%ミノキシジル外用薬をお使いになるとよいでしょう。
Q24
相談者:さく 年齢:50代後半 性別:男性

17才の時バイク事故で頭部内出血で開頭手術を受け左後頭部にU字形の手術痕があり悩んでいます。大変大きくめだちます。その部分だけ髪を伸ばしてれば問題ないのですが、短髪を好んでますので…いいアドバイスがありましたらお願いします。

A24
回答者:脇坂長興(創傷治癒センター理事)
A) 瘢痕形成術で瘢痕を切除して縫い直すことが出来ます。
髪の流れを考えて手術をするので、目立たない瘢痕になります。

B) 後頭部の毛根を採取して瘢痕部に移植することが出来ます。
植毛した毛根が生着すれば移植した毛は通常の毛と同様に伸びます。
形成外科を受診してご相談なさってください。
Q25
相談者:ユカ 年齢:10歳未満 性別:男性

3歳のときに海のテトラポッドから滑り頭を怪我しました。その時の傷に毛がはえなくてツルツルで最近きにしだしました。治療法はありますか?

A25
回答者:脇坂長興(創傷治癒センター理事)
瘢痕性禿髪です。
瘢痕を切除する必要がありますが、頭皮は伸展しにくいので単純に切除縫縮しても再度ほとんど同じ大きさの瘢痕が再発することも少なくないため、皮弁形成など専門的な手術手技が必要です。
また、後頚部付近から毛根を採取して瘢痕部分に移植する自毛植毛手術も可能です。
治療をすれば、ほとんど分からない状態になります。
治療をするかどうかはゆっくりと検討すればよいので、一度、形成外科を受診してご相談なさってください。
Q26
相談者:ざきお 年齢:10代後半 性別:男性

アトピーで頭皮が部分的にボロボロになりはげてきてる所があります。 
これって治りますか?
治す方法などあれば教えてほしいです。

A26
回答者:脇坂長興(創傷治癒センター理事)
頭皮の掻破に伴う牽引性脱毛か、アトピー性皮膚炎と同様の自己免疫異常に伴う円形脱毛症か、診断が必要です。
牽引性脱毛なら擦らないようにすれば3か月ほどで発毛してきます。
自己免疫異常に伴う円形脱毛症なら、ステロイド剤を使ったプロアクティブ療法やデュピクセント療法など、アトピー性皮膚炎の治療で改善することもあります。
皮膚科を受診してご相談なさってください。
Q27
相談者:ゆんこ 年齢:40代前半 性別:女性

産まれた頃につけられた傷みたいで縦に5センチほどで横は2センチほどの傷があり髪の毛も生えててこないです。ずっとコンプレックスで隠すのに必死でした。美容室も選びも大変でした。どうにか治る方法などありますでしょうか?費用など保険適用でできるものなでしょうか?

A27
回答者:脇坂長興(創傷治癒センター理事)
瘢痕性禿髪です。
瘢痕を切除して縫合する瘢痕形成術が有効ですが、頭皮は伸展しにくいので皮弁形成やTissue Expander挿入など専門的な手技が必要になることも少なくありません。
また、禿髪部分に自身の毛根を移植する自毛植毛手術も可能です。
整容面の治療なので保険適応にはならない可能性は高いのですが、実際に治療をするかどうかは治療方針を提案してもらってから検討すればよいので、まずは形成外科を受診してご相談なさってください。
Q28
相談者:よっしー 年齢:30代後半 性別:女性

私は膠原病のSLEを発症して10年くらいで脱毛、湿疹の跡が残っていて今は膠原病に詳しいところでuvA治療していて
頭が瘢痕の部分があり毛根が死んでいるみたいなので生えてはこないと言われましたが
そちらのホームページをみて頭の瘢痕のとこ最先端治療を受けてみたいのですが形成外科で診てもらったらいいですか?
治療してもどーしても生えてこないのでしょうか?

A28
回答者:脇坂長興(創傷治癒センター理事)
瘢痕性禿髪は毛根を含む真皮層が瘢痕組織に置き換わっているため、外用薬や内服薬はいずれの発毛治療も有効ではありません。
瘢痕を切除して小さく縫縮することがで出来ますが、瘢痕が広ければTissue Expander法や皮弁形成など特別な術式が必要です。
また、健常な発毛部位から毛根を採取して禿髪部位に移植する自毛植毛手術も可能です。
先ずは、形成外科を受診してご相談なさってください。
Q29
相談者:ゴボウ 年齢:30代後半 性別:男性

幼児に頭皮を火傷しました。ずっと悩んできましたが、1/3程度髪が生えてきません。
髪型も短髪にしたいし、発毛剤で生えるもの?
治療費はかけたくないのですが、、
髪を生やすにはどの様な選択肢が有るのか? 一から教えて下さい

A29
回答者:脇坂長興(創傷治癒センター理事)
幼児期の熱傷で、毛根が存在する真皮層まで損傷があったために生じた瘢痕性禿髪です。
毛根が破壊されているので、育毛剤や発毛剤は外用・内服とも無効です。
瘢痕を切除し縫縮する瘢痕形成術の適応ですが、瘢痕の部位が広いので、Tissue Expander法や皮弁形成など特殊な手技が必要です。
また、健常な髪の部位からまばらに毛根を採取し、禿髪部位に毛根移植する自毛植毛術で、ある程度のカバーが出来ます。
形成外科あるいは頭髪専門病院を受診してご相談なさってください。
Q30
相談者:ま 年齢:30代前半 性別:女性

1ヶ月前に頭をぶつけて500円玉ぐらいのハゲができてしまいました。
まだ生えてきません
生えてくる可能性はありますか??

A30
回答者:脇坂長興(創傷治癒センター理事)
「頭をぶつ」けただけならば一時的な脱毛の可能性が高いので、脱毛から3か月前後で発毛が見られるはずです。
「頭をぶつ」けて割創を受傷した後の禿髪瘢痕ならば、発毛は期待できません。
脱毛部を観察して毛孔が存在するなら、発毛まで時間の経過を待ってください。
ご心配ならば、薬局でミノキシジル外用薬をお買い求めになって塗布するか、発毛専門病院で発毛までの治療の相談をなさるとよいでしょう。
毛孔が存在しない瘢痕ならば、瘢痕形成術や自毛植毛術が必要になるので形成外科を受診してご相談なさってください。
Q31
相談者:そら 年齢:40代前半 性別:女性

5月に頭頂葉の手術しましたが、髪の毛が、生え際の割れ目が、生えてこなくて。未だになやんでます。こうゆうのは初めてなので、どうしたら、髪の毛が、生えてくるのか知りたいです。

A31
回答者:脇坂長興(創傷治癒センター理事)
禿髪部分に毛孔があるかを観察してください。
毛孔があるなら生えてくる可能性はあるので、3か月以上継続して薬局で扱っているミノキシジル外用薬を塗って様子を見てください。
毛孔が無くつるっとした表面なら、瘢痕禿髪です。
頭頂部は皮膚に強い緊張がかかるため、縫合創の向きによって幅の広い瘢痕になってしまったと考えられます。
禿髪瘢痕からは発毛しないため、瘢痕形成術や自毛植毛術が必要になるので形成外科を受診してご相談なさってください。
Q32
相談者:しーた 年齢:10代後半 性別:男性

先日自転車で事故をしてでこの上の部分を切ってしまいました。傷は浅く3センチほどの広さなので、病院で医療用ホチキスを四つとめてもらいました。髪の下で怪我をしたので怪我が治った後そこの部分だけ禿げないか心配です。どうなるのでしょうか。また、禿げた場合はどのような対処法があるのでしょうか。お願いします。

A32
回答者:脇坂長興(創傷治癒センター理事)
自転車で転倒して前頭部をスキンステープラーで固定する治療をなさったなら、切創ではなく強くぶつけたための割創でしょう。
前頭部の割創ならば毛根を横断損傷することなく皮膚が割れるのが通常なので、瘢痕が細いものになれば禿髪は起きないでしょう。
前頭部に禿髪瘢痕が残った場合、瘢痕を切除して縫合し直す瘢痕形成術あるいは自毛植毛術で治療が可能です。
Q33
相談者:ま 年齢:30代後半 性別:女性

1ヶ月ぐらい前に壁にきつく頭を打って頭皮がはげてしまいました。
ツルツルしています。
もう生えてこないのでしょうか?まだ頭も痛くて

A33
回答者:脇坂長興(創傷治癒センター理事)
「壁にきつく頭を打っ」た際に皮膚の剥離は無かったなら、毛根の損傷による一時的な抜毛で、受傷後3ヶ月ほどで発毛し始める可能性があります。
「壁にきつく頭を打って」皮膚剥離創を受傷し「ツルツル」した瘢痕になっているならば発毛しないので、瘢痕切除や自毛植毛などの治療した方がよいかもしれません。
また、「まだ頭も痛」いとすれば皮下血腫などがあるのかもしれませんし、それによる脱毛なら皮下血腫の吸収あるいは血腫除去で再度発毛することも少なくありません。
診察をしなければ診断も今後の予想も、具体的にお答えすることが出来ません。
先ずは形成外科あるいは皮膚科を受診してください。
Q34
相談者:ユキヒロ 年齢:50代前半 性別:男性

後頭部に裂傷のキズが有り禿げているのですか縫い直し禿げている部分を小さくすることは可能ですか?

A34
回答者:脇坂長興(創傷治癒センター理事)
禿髪瘢痕の部位と大きさによりますが、頭皮はあまり伸展しないので、単純に切除縫縮をすると再度同じ程度の瘢痕禿髪になってしまうことがあります。
皮弁形成やTissue Expanderなどの専門手技が必要なことも少なくないので、形成外科を受診してご相談なさってください。
また、自身の毛根を採取し移植する自毛植毛手術も可能なので、合わせて検討して貰うとよいでしょう。
Q35
相談者:Hジイジ 年齢:70代前半 性別:男性

未だ物心つかない頃に、後頭部をうち、大きな傷跡があり、勿論毛は生えていません。生活に特に影響はありませんが、かなり大きな傷後なので、大胆な散髪ができません。子供の頃は、俗言いう坊主頭なので、嫌な思いをしました。何かいい方法があるでしょうか。

A35
回答者:脇坂長興(創傷治癒センター理事)
瘢痕切除術の適応でしょうが、頭皮はあまり伸展しないので縫合線に緊張がかかると再度幅広い瘢痕禿髪が形成されてしまうので、皮弁形成やTissue Expander設置など専門的な判断と技術が必要です。
また、禿髪部位が広くなければ、自身の毛根を移植する自毛植毛手術も可能です。
形成外科あるいは植毛専門病院でご相談なさってください。
Q36
相談者:やすヒーロー 年齢:40代前半 性別:男性

小さいころ後頭部をぶつけてしまい5円ハゲができてしまいました。
現在まで髪で隠している状態ですが散髪するにも短髪にできず昔から悩んでいました。
短い髪形(坊主など)にしてもハゲの部分が目立たないようにすることは可能でしょうか?

A36
回答者:脇坂長興(創傷治癒センター理事)
「5円ハゲ」を「目立たないようにする」には、瘢痕形成手術か植毛手術が適応です。
「後頭部」の瘢痕形成術は、瘢痕を切除して一本の線状に縫合した場合、再度、幅の広い禿髪瘢痕が形成されることが少なくないため、皮膚を伸ばすティッシュエキスパンダー埋入などの処置や回転皮弁などの特殊な手技が必要なことが少なくありません。
植毛術は、自身の毛根を採取して移植する自毛植毛手術でなければいけません。
複数の形成外科あるいは自毛植毛専門クリニックで相談して、納得のいく治療を受けてください。
Q37
相談者:まこちん 年齢:30代前半 性別:男性

3ヶ月前くらいに後頭部を床に強く打ち、たんこぶができました。2ヶ月たっても腫れがひかず気になったので、形成外科で診てもらったところ、はじめはただのたんこぶなのでひくまで待つしかないと言われましたがどうしても気になるなら、血を抜いてみますか?といわれたのでお願いしたところ、注射器で抜いてみたところ粉瘤でしたと言われました。また腫れるようだったら手術が必要と言われました。今はコブも小さくなり落ち着いているのですが、元々腫れていたところが500円硬貨くらいの大きさではげてしまっています。粉瘤よりも、髪の毛が生えてくるかが心配です。

A37
回答者:脇坂長興(創傷治癒センター理事)
頭部皮膚の伸展圧迫により一時的な脱毛が起きている可能性が高いでしょう。
「注射器で抜い」た処置から3か月程経過したころから発毛し始めることが少なくありません。
頭部の「粉瘤」は再度大きくなることが少なくないので、「小さくなり落ち着いている」うちに「粉瘤」を被膜ごと切除した方が瘢痕は小さく済むかもしれません。
形成外科でご相談なさってください。
Q38
相談者:キャスミン 年齢:10代後半 性別:女性

私は、生まれつき重い病気を持って今は、元気なのですが、生まれつきに、頭の手術をしていて、今も、頭部の前髪の上の部分が鏡で頭部の前髪の上の部分を見ると少しはげてい様に見えていて、あと、髪の毛をドライヤーで乾かすと髪の毛が抜けてしまいます!どうしたら良いですか。

A38
回答者:脇坂長興(創傷治癒センター理事)
手術瘢痕に毛が無い状態なら瘢痕を切除して縫い直す瘢痕形成術が出来ますが、皮弁形成など専門的な手術手技が必要なことも少なくありません。
瘢痕性禿髪でなく皮膚および軟部組織に関連する疾患でもないなら、「頭の手術」とは関係のない女性型脱毛症やびまん性脱毛症、あるいは円形脱毛症(びまん性)の可能性があります。
皮膚科あるいは髪の専門クリニックにおかかりになって、ご相談なさってください。
ご自身でケアをなさるならば、先ずは蛋白質と亜鉛などミネラルの摂取を心がけ、ミノキシジル外用薬を薬局で手に入れて塗布してみていただくとよいでしょう。
Q39
相談者:よっちゃん 年齢:50代前半 性別:男性

先々月に倉庫で意識を失い、隣に停めてあったバイクに頭を打ち意識もないため救急車で運ばれました。まだ髪がフサフサしてたために頭の傷は目立ってません。今月に入ってから理髪店に行き、頭を坊主にして店主に頭の傷は、どうなってますか?と聞きましたら髪の毛は生えないが、それ以上に大きくならないと聞き安心してました。これ以上広がることはないでしょうか?また髪が生えれば隠れるでしょうか?

A39
回答者:脇坂長興(創傷治癒センター理事)
瘢痕が大きくなることはないので、禿髪部位も大きくはなりません。
瘢痕が横方向ならば上から被る髪で隠れるでしょうが、縦方向の瘢痕の場合髪の流れが瘢痕部分で左右に分かれてしまうことがあります。
髪が長かったときは目立っていなかったなら、再度髪を伸ばせば隠すことは可能でしょう。
ご心配ならば、いちど形成外科で診察をしてもらうとよいでしょう。
Q40
相談者:サイ 年齢:10代後半 性別:男性

小さい頃に頭をタンスの角にぶつけ怪我をしました。今も傷跡はあり、そこからは髪の毛が生えてきません。場所が目立つ場所なので周りの目を気にしてしまいます。傷跡から髪を生やすことはできるのでしょうか?

A40
回答者:脇坂長興(創傷治癒センター理事)
瘢痕性禿髪です。
瘢痕部分に毛根は存在しないので、瘢痕から発毛はしません。
瘢痕を切除して縫縮する瘢痕形成術は可能ですが、頭皮はあまり伸展しないので、瘢痕がそれほど大きくない場合でも広い範囲の皮下剥離が必要だったり、皮弁を形成したりするなど、専門的な判断と手技が必要です。
また、後頭部部分からまばらに目立たないように毛根を採取して瘢痕部に移植する自毛植毛術が可能です。
移植した毛根が生着した後は、髪は成長し生え代わりも起きます。
形成外科を受診してご相談なさってください。
Q41
相談者:じゅえる 年齢:40代前半 性別:女性

10年以上前にスーパーで頭を強く打ってしまって救急で病院外科へ運ばれた後の処置がちゃんとしてもらえず、2.5センチ×3センチの星形で髪の毛が生えず皮膚状態になってしまっている。

A41
回答者:脇坂長興(創傷治癒センター理事)
「2.5センチ×3センチの星形で髪の毛が生えず皮膚状態になってしまっている」部分を切除し縫合し直す瘢痕形成術が可能ですが、頭皮は伸展しにくいので大きな皮弁を形成しなければ瘢痕禿髪が再発することも少なくありません。
毛流を気になさるなら、後頭部から自身の毛根を採取して禿髪部位に植毛する自毛植毛手術も可能です。
形成外科や植毛専門クリニックを受診してご相談なさってください。
Q42
相談者:わこ 年齢:10代前半 性別:無記入

現在、小学校5年生の息子、18ヶ月の頃、テーブルの上から落ち、すぐ病院へ、しかし、1週間後に、ひきつけがおき、緊急手術しました。急性硬膜下血腫でした。小学校高学年になるにつれ、傷あとも、成長とともにおおきくなり、頭部の手術後が見えるのが嫌で、散髪したがりません。髪質も癖毛 毛量も多く 見た目的にいじめられないか心配してます。
傷跡右側10センチ幅5~8ミリどうにかしてあげたいのです。

A42
回答者:脇坂長興(創傷治癒センター理事)
瘢痕を切って縫合し直す瘢痕切除術、あるいは瘢痕部に自身の頭髪を移植する自毛植毛術の適応です。
治療をするかどうかは治療法の詳細をお訊きになってメリット・デメリットを理解し、その後に実際に治療をするかどうか、治療するとすればいつ頃が良いかをゆっくりと検討すればよいのですから、一度、形成外科を受診してご相談なさることをお勧めします。
Q43
相談者:ゆうた 年齢:20代前半 性別:男性

今二十歳です、小学生の頃本棚に血がでるほど頭をぶつけ、病院には行かずそのまま治しました。しかしそこから髪の毛がはえなくなりました。毛穴がつぶれたからのでしょうか、髪の毛を切るのもいまだに隠してもらってます。治すことはできますでしょうか。

A43
回答者:脇坂長興(創傷治癒センター理事)
成長期の外傷部分が瘢痕で治癒したための、瘢痕性脱毛でしょう。
瘢痕を切除して縫合し直す瘢痕形成術、あるいは自毛植毛術の適応です。
頭部の瘢痕形成術は手術デザインをしっかりと検討する必要があることが多いので形成外科を受診してご相談なさってください。
自毛植毛をお望みならば、自毛植毛手術専門の病院をお探しになる方がよいでしょう。
Q44
相談者:オム 年齢:20代前半 性別:男性

頭に直径3センチほどの粉瘤ができてしまい2週間前に手術をしてきました。粉瘤ができてしまったところは髪が全て抜けてしまい、手術で粉瘤を取り除いたものはいいのですが、髪が生えてくるか不安です。人にも寄ると思うのですが、粉瘤を取り除いた後どのくらいで髪が生えてくるのか教えて欲しいです。また、髪がなるべく早く生える方法があったら教えてほしいです。

A44
回答者:脇坂長興(創傷治癒センター理事)
一時的な血流低下による脱毛なので、1~3か月程度で再度発毛してきます。
発毛を促進するため薬局で5%ミノキシジル外用薬を購入して塗布するとよいでしょう。
Q45
相談者:はな 年齢:20代前半 性別:女性

小さい頃に転んで、おでこと髪の毛の生え際をぶつけました。当時は赤くなっただけでしたか、その後摩擦によって髪の毛が生えず、1度小学生の時に禿げてしまった部分を縮めるために皮膚を切開したのですが年齢を重ね、当時の大きさよりも大きくなってしまいました。L字に縦横幅1cm、縦ライン3cm横ライン2cm程の大きさです。
最近また進行してきています。
バルーンを使って皮膚を伸ばすものだと、恥ずかしく他になにか治す方法はないでしょうか?

A45
回答者:脇坂長興(創傷治癒センター理事)
まだ頭蓋の大きさが成長する「小学生」の頃の頭部手術は、縫合線を開く方向に緊張がかかるため、瘢痕が幅広くなる傾向があります。
20歳を過ぎても頭部が大きくなっているとは考えにくいので、「最近また進行してきて」いるように見えるのは、「おでこ」の「生え際」の成長毛が産毛になったか、女性の「おでこ」の「生え際」にもともとある産毛が減ってしまったために「L字」の瘢痕が目立ってきたのではないでしょうか。
A) 周辺組織に強い緊張が無ければ切除縫縮は可能ですが、「おでこ」の「生え際」ならばおそらく「バルーンを使って皮膚を伸ばす」ティッシュエキスパンダーを利用して組織に余裕を作る手術が必要でしょう。
ティッシュエキスパンダー手術はある程度の期間をかけて表皮・真皮を成長させるのが通常ですが、1回の手術のうちに一時的にティッシュエキスパンダーを使って表皮・真皮を伸長させる手術をする病院もあるようです。
B) 皮弁形成手術で縫合線の緊張を分散させることも検討できますが、縫合線が複雑になるため、細い瘢痕でも髪の流れを分断して毛流が分かれてしまうかもしれません。
C) 後頭部から毛根を採取して瘢痕部に移植する自毛植毛術ならば治療は可能ですが、「おでこ」の「生え際」は女性でも将来多少なりとも後退することが多いので、その際は移植した毛髪だけが残ってしまうことも覚悟しなくてはいけないかもしれません。
D) 前髪を下ろして生え際を隠す髪型を前提として考えるなら、瘢痕にアートメイクをして目立たなくすることも一つの方法でしょう。
上記のようにいくつかの治療法を羅列することは出来ますが、診察をしなければ具体的なアドバイスは出来ません。
複数の形成外科・美容外科を受診して治療法を提案してもらい、すべての治療法のメリットだけでなくデメリットも十分に理解して、最も信頼できるとお感じになった医師を主治医と決めて、主治医とともに希望に最も近い治療法をじっくりと時間をかけてご検討なさってください。
また、「おでこ」の「生え際」の瘢痕様禿髪が20歳を過ぎて実際に「最近また進行してきて」いるとすれば、DLEなどの皮膚疾患や全身疾患が原因になっている可能性を完全に否定することは出来ないので、内科を受診してご相談のうえ精査なさることをお勧めします。
Q46
相談者:まえさん 年齢:10代後半 性別:男性

後頭部に免疫が下がった時に菌が入ったかなんかで膿んでしまいました。薬でそれは治ったのですが、数日後その部分の髪の毛が抜けてしまいました。これはもう生えてきませんか?あと治療法があるなら知りたいです。

A46
回答者:脇坂長興(創傷治癒センター理事)
頂いた情報だけでは、化膿性毛嚢炎による一時的な脱毛か、何らかの基礎疾患による瘢痕性禿髪症か、判断が出来ないため、ご質問に具体的にお答えすることが出来ません。
自己判断だけで「免疫が下がった時に菌が入ったかなんかで膿んで」しまったのだろうと推測なさっているのならば、皮膚疾患による瘢痕性禿髪症の可能性を否定するために、皮膚科や形成外科を受診してください。
通常、軽度の毛嚢炎による一時的な脱毛ならば再度発毛はありますが、皮膚疾患により瘢痕が出来てしまった場合は毛根の再生はないため永久的な禿髪になります。
基礎疾患がある場合はもちろんその治療が優先されますが、瘢痕性脱毛症が広がることが無ければ瘢痕を切除する瘢痕形成術や自毛植毛術などの治療が行われます。
Q47
相談者:まみ 年齢:10代前半 性別:女性

子供が頭部手術を受け7センチ程の傷跡が残っていて髪の毛が生えてきません。
傷跡を目立たなくすることは出来るのですか?
もし、不可能であれば医療的に傷跡に髪の毛を生やす等なにか良い方法はありますか?

A47
回答者:脇坂長興(創傷治癒センター理事)
成長期の頭部の手術は瘢痕禿髪が起きやすいものです。
10代前半ならまだ頭部が大きくなる可能性がある時期なので、もうしばらく治療はお待ちになった方がよいかもしれません。
10代後半で頭の大きさは一定になるので、瘢痕禿髪の外科的治療を検討してもよい時期になります。
瘢痕の部位と向きにもよりますが、瘢痕を切除して単純に縫縮するだけでは、再度同じ程度の幅の瘢痕になってしまうことも少なくないので、小さな瘢痕を修正する瘢痕形成術であっても比較的大きな皮弁形成術になることも少なくありません。
また、健常部の毛根を採取して瘢痕部位に移植する自毛植毛手術ならば、年齢を問わず可能ですが、ご本人が手術を受け入れるかどうかの問題があります。
形成外科を受診してご相談なさってください。
Q48
相談者:りな 年齢:20代前半 性別:女性

転んだ際に頭に深さ3センチ程の挫傷を作ってしまい、頭頂部と前額部に合計13針医療用ステープラーにて縫いました。そのさいは救急外来を受診しました。
傷の部分には髪の毛が生えてこなくなるのでしょうか。

A48
回答者:脇坂長興(創傷治癒センター理事)
「医療用ステープラー」をお使いになったとすれば、擦れてできた「挫傷」ではなく、打撲による割創なのでしょう。
割創は、ほとんどの場合毛根の損傷はないので、縫合線が細い瘢痕になれば瘢痕が目立つことはありません。
縫合線が幅の広い瘢痕になった場合、瘢痕には発毛しません。
割創の周囲に挫創が存在したとしても、挫創部分がよほど厚みのある肥厚性瘢痕にならない限り、ほとんどの場合瘢痕を通して発毛します。
直ちに治療をするわけではありませんが、必要ならば瘢痕形成術で目立たなくすることも可能ですので、形成外科で定期的に経過を診て貰うとよいでしょう。
Q49
相談者:とみ 年齢:10歳未満 性別:男性

2019年10月26日に、七才の息子が前頭部にある七ミリのホクロの除去手術を皮膚科で受けました。取ったものは良性でした。手術から10日後に抜糸しました。
手術から20日頃に、傷口が真っ赤に腫れて中から吸収糸が飛び出してきました。
真っ赤になった範囲が広く、皮弁の部分も含めて丸く広く髪の毛がぬけてしまいました。
エギザルベ、を塗るように言われて、言われたとおりに待ちましたがもう少しで2ヶ月たとうとしているのに、まだ吸収糸がある部分は赤く、皮弁も含めて丸くピンク色になったまま髪が生えてきません。黄色い液のようなものも出ています。
薬のせいか、つるつるしていて、毛根も見えません。このまま広範囲で髪が生えてこないのでしょうか

A49
回答者:脇坂長興(創傷治癒センター理事)
脱毛した後に再度発毛し始めるまで、少なくとも3か月が必要です。
「つるつるしていて、毛根も見えません」という記載は瘢痕禿髪のようですが、「吸収糸がある部分は赤く」「黄色い液のようなものも出ています」という記載はまだ炎症が継続している状態を表しているようにも感じます。
申し訳ありませんが、「七才」児の「前頭部にある七ミリのホクロの除去手術」にどのようなデザインで「皮弁」を作成したのかがわからないため創を縫合する際にどの程度の緊張がかかっていたのかを推測することが出来ませんし、記載の文章だけでは症状の詳細が把握できないため、具体的なアドバイスが出来ません。
先ずは主治医に、現状の説明と今後の経過予測、治療方針をお尋ねになるのがよいでしょうし、不安が大きいなら、形成外科などを受診して意見をお求めになってください。
Q50
相談者:まる 年齢:20代後半 性別:女性

頭のてっぺんにピンクの粉瘤のようなものがあり、気になったので手術で切除しました。(結果は黒子のようなものだったそう)
しかし術後日が経つにつれ、どんどんと傷口が広がり髪の毛が生えてこない範囲が広がりました。私はケロイド体質だったようです。
術後すぐは髪の毛が生えていたはずなのに、気づいたら10円ハゲのように毛が生えておらず、ツルツルピカピカのピンクの範囲がどんどんと広がりました。
現在術後1年半。私はショックで、鏡や写真を見ては涙が止まりません。こんなことなら手術をしなければよかった。医師はなぜ止めてくれなかったんだろう、術後の経過をなぜ見てくれなかったんだろう、止められることはできなかったんだろうかと心から悔やんでいます。頭頂部なのでかなり目立ち、会う人会う人にも言われてしまいます。

A50
回答者:脇坂長興(創傷治癒センター理事)
ご相談の状態は、瘢痕性脱毛と呼びます。
頭頂部の瘢痕は「ケロイド体質」とは関係なく、頭皮に常に張力がかかるため「髪の毛が生えてこない範囲が広がる」傾向があります。
瘢痕を切除して単純に再縫合しても瘢痕性脱毛が再発する可能性が高いため、瘢痕を除去するには回転皮弁手術など形成外科特有の手技が必要です。
自身の後頚部から毛根をいただいて瘢痕部に移植する、自毛植毛手術も可能です。
植毛した毛根から発毛があり、通常の髪の毛と同じように伸びるので、数回に分けて髪の生える向きを考えて手術すれば瘢痕は目立たなくなります。
いつどんな治療をするかは最終的にはご自身で選択するわけですから、お一人で悩まずにまずは専門医の診察を受けて治療法を提案してもらい、すべての治療法のメリットデメリットを十分に理解して主治医とともに治療方針を決定する慎重さも必要です。
形成外科を受診するか、植毛専門クリニックで相談し、具体的なアドバイスを貰ってください。
Q51
相談者:れっぱ 年齢:20代前半 性別:男性

一年前に頭部を平行棒にぶつけ、24針を縫う大ケガをしました。
おでこから頭頂にかけての真ん中辺りを強打し、頭部の皮膚が裂け、真横に長さ30cm.幅2mmほどの傷跡が残りました。
傷は側頭部にも達しています。かなり目立つ傷跡で、かなり悩んでいます。
何らかの処置により、少しでも目立たなくすることは可能でしょうか?

A51
回答者:脇坂長興(創傷治癒センター理事)
「幅2mmほどの傷跡」ならば、瘢痕を切除し再縫合すれば、目立たなくなります。
また、瘢痕に植毛をすることも可能です。
形成外科を受診して下さい。
Q52
相談者:男性 年齢:30代前半 性別:無記入

子どものころやけどで、頭にこぶし大のはげがあります。知人から形成外科に行ってみるようにすすめられたのですが、なおるものでしょうか。

A52
回答者:脇坂長興(創傷治癒センター理事)
昔、男の子が全部坊主頭のころはどんな小さなはげでも隠しようがなく、当人にとってはたいへんな重荷でした。このごろのように長髪が普通で、はげを隠すのに苦労はなさそうな時代でも、やはりはげというのは忌みきらわれるようです。はげの原因はいろいろありますが、やはりやけどによるものがいちばん多いのです。治療は、その大きさと場所によって3つか4つの治療法を選んで、また組み合わせて行ないます。いずれにしても、いったん失われた毛根を再生させるということは、いまの技術ではできません。したがって、現在残っている毛根をどこまでうまく利用するか、ということになります。

1 1~2センチ程度の小さなはげは、切りとって縫い寄せます。細い傷あとが残りその部分だけは毛がはえなくなるのはやむをえません。3~4センチ幅の広いはげで、一度に取りきれない場合にはこの操作を数度繰り返して行ないます。縫い寄せて、回りの皮膚が伸びてくるのを待って、半年くらいたってから次の手術を繰り返すわけです。この方法で、そうとう大きなはげでも小さくすることができます。ご質問の場合はこの方法があてはまると思います。tissue expander(組織拡張器)というものを使って、より広いはげを治療する方法もあります。治療が長期間にわたるのが難点です。

2 頭の1/3くらいのはげだと、縫い寄せが不可能になります。もしはえぎわのあたりにあって隠しにくいときは、頭頂部か後頭部あたりの毛をはえぎわへ移して、ごまかしやすいようにします。ただこの場合には、前にあったはげがうしろに移動するだけです。初めから頭頂部や後頭部のように、比較的隠しやすい場所にあれば、多少縫い縮めてみて、あとは前のほうの毛をうしろへねかしつけてごまかします。そこだけの部分かつらというのもありますが、装着中にはがれたりして必ずしも心理的に安心できないようです。

3 単一植毛といって、一本ずつの毛根を植える方法もあります。もちろん本人の毛を使います。この方法ではあまり密に植えることは出来ません。最近では、この方法は若はげの治療にも用いられるようになりました。

4 全体の半分以上の場合には、初めから手術はあきらめて、かつらをすすめるようにしています。この場合も、はえぎわにだけは毛を持ってきて、ごまかしやすいようにすることもあります

子どもさんの場合には手術の時期が問題になりますが、特にはっきりしたきめはありません。いちばん本人が悩むのは、10才から15才くらいの時期ですので、その前になおしていたほうが、心理的にはよいでしょう。まだ定説ではありませんが、手術のしやすさ(頭の皮膚の伸びぐあい)も幼稚園から小学校低学年くらいのときのほうがやりやすいようです。若はげについては、また美容外科になるので、別のホームページを参考にしてください
Q53
相談者:カモミール 年齢:30代前半 性別:女性

5年ほど前、頭部に脂肪腫があり手術で切除しました。
当初スジッパゲ(直線のキズ)になると説明をうけましたが、10円ハゲのキズが残っています。七三わけにするとハゲがみえます。
スジッパゲにでもなればいーなと思い縫縮術を受けたいのですが、費用と効果が気になります。

美容整形外科で受けると費用も高そうですが、一般的な病院ではどのくらいかかるものなのか相場がわかれば教えていただきたいの
と、手術をうけても変わらない・逆に目立つとなるとやめようかとおもいますが、リスクを教えていただきたいです。10円ハゲ気になります。

A53
回答者:脇坂長興(創傷治癒センター理事)
頭皮は比較的、進展性が小さいので、皮下腫瘍の摘出や皮膚腫瘍の切除をした際に、とくに頭頂部は「10円ハゲ」のような瘢痕になることがあります。

「縫縮術を受けたい」ということですが、瘢痕を切除した後を単純に縫い縮めることが出来る場合もありますが、皮弁術という手技が必要になったり、皮膚を伸ばすTissue Expanderという器具を使ったりすることも少なくありません。

また基本的に、「美容整形外科」でも「一般的な病院」でも、整容面の治療は自費診療の扱いになります。

メールでは詳細が分からないので、一度形成外科を受診して相談なさってはいかがでしょう。
Q54
相談者:hnh 年齢:30代前半 性別:男性

去年の夏韓国のクリニックで生え際とエムジに植毛したのですが、既存の毛が後退し植毛部が少し膨らんで赤みもあります。
将来を思うと悩みます。
将来的にはもう二度と植毛したくないのでおかしくなったら脱毛したいのですが隆起や傷が残るかもとすごく悩んでいます。
何か治療法はあるのでしょうか?
実際脱毛された方はいるのでしょうか?

A54
回答者:脇坂長興(創傷治癒センター理事)
自毛植毛でしょうか、人工毛の植毛でしょうか。
数年の経過のうちに「膨ら」みも「赤み」が消褪する可能性はありますが、一般的に自毛植毛では術後1年もして「植毛部が少し膨らんで赤み」が残っていることはありませんので、
「将来」レーザー脱毛や電気針脱毛をしても「隆起」や「赤み」が残るかもしれません。
診察をしなければ具体的なアドバイスは出来ないのですが、既に「植毛」をなさっているわけですし、「既存の毛」の「後退」をしっかりと防ぐことが最も重要と考えます。
プロペシアの内服や発毛専門病院での治療をご検討になってみてもよろしいのではないでしょうか。
Q55
相談者:ひつじ 年齢:30代後半 性別:女性

32才の時に脳の血管腫のため、頭の開頭手術をしました。最初は傷口も順調だったのですが感染していることが判明し、その後、再手術を半年後に行い(ちなみに再手術は2回で1セットだったため同じ箇所を計3回手術したことになります)手術は無事成功しました。
でもその時の傷跡が<まるでヘアバンドのように長さは18センチぐらい幅は1.5センチぐらいでしょうか>当たり前かもしれませんが4年以上経った今もくっきりと残っています。
普段は髪型と粉上のヘアスプレーみたいなもので何とかごまかしていますが、ずっとこのままでいくのかと最近、うんざりしてきました。
ヘアスプレーみたいなものは割と高価ですし風に吹かれる度、ビクビクしてしまいます。
それに髪を洗って乾かす度、美容院に行って説明する度、ヘアバンド上の傷を見ると絶望的な気持ちになります。
・・先生に質問なのですがインターネットを見ているとこのような傷を根本的(?)に改善するには植毛する方法と皮膚を縫い合わせて傷口を小さくする方法と大きく分けて2つの方法があるように感じられました。
私のような術後傷跡にはどちらの方がリスクが少ないでしょうか?改善が見込めるでしょうか?

A55
回答者:脇坂長興(創傷治癒センター理事)
メール内容から推察すると、瘢痕切除、縫縮手術が第一選択の様です。
ただし、傷跡が全く無くなるわけではありませんし、一部幅広い瘢痕になる可能性があります。
幅広い瘢痕を防ぐためあるいは縫合線に沿って髪が分かれてしまうのを防ぐため、皮弁法を併用する場合もありますし、残った瘢痕に自毛植毛をしてもよいでしょう。
まずは形成外科を受診して相談して下さい。

医療機関の受診は、具体的に治療するために受診する場合と、どんな治療法があるのかどの治療を選べばよいのか説明を訊くために受診する場合があるのですから、悩んだらまず受診してみることです。

治療法の決定には、頭皮の硬さや髪の向きも重要なファクターですから、担当医任せにするのではなく、ご自身でよく理解して、担当医と共にじっくりと検討して下さい。
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