傷の悩み 無料相談

創傷治癒よくある質問

  1. 頭皮の傷跡・傷によるはげ
  1. 頭部
Q1 相談者 ニックネーム:さすけ 患者様(相談対象者) 年齢:10代後半 性別:女性

1ヶ月ほど前に頭部のつむじ辺りの脂腺母斑の切除手術をしました。
手術痕の周りの毛が抜けハゲが目立ちます。
傷口の脱毛は仕方ないのですがその周りまで毛が抜けてしまうものなのでしょうか?
主治医は毛根は残していると言っています。
今後生えてくるのでしょうか?

A1 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
「脂腺母斑の切除手術」は、周囲の「毛根は残して」も、血流の一時的な低下が起きて施術から2週~1か月ほどすると「傷口の」「周りまで毛が抜けてしまう」ことがあります。
その場合、3か月程度経過すると再度発毛してくるのが通常です。
一方、頭頂部付近にある「つむじ辺りの脂腺母斑の切除手術」をして単純に縫合すると、縫合線に強い緊張がかかって1~3か月かけて瘢痕が幅広くなってしまい、瘢痕には毛根が存在しないので発毛しません。
頂いた情報だけでは、健常皮膚の一時的な脱毛か瘢痕禿髪かの判断が出来ません。
形成外科で診ていただき、今後の経過の予測をお尋ねください。
Q2 相談者 ニックネーム:くさみ 患者様(相談対象者) 年齢:10代後半 性別:女性

15歳娘が頭に8針(ホチキス止め)の処置を致しました。
その部分の髪の毛は生えてきますか?

A2 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
ぶつけて受傷した割創なら、毛根の直接の損傷はないことが殆どなので、脱毛斑が生じることは殆どありません。
抜釘処置も含め、形成外科で診てもらうことをお勧めします。
Q3 相談者 ニックネーム:ぎお 患者様(相談対象者) 年齢:10代前半 性別:男性

右頭頂部付近に、しこりがあり、そこが500円玉くらいの円形脱毛になりました。皮膚科と脳神経外科を受診し、脳でも骨でも無く骨の上にしこりがあって、手術した方がいいとのことで しました。先生は円形部分としこりがあった部分を取り、縫い合わせてくれて、円形だったところはわからないくらいになりました。しかし、頭の形が結構な凹みができました。厚さで言うと2センチの範囲で1センチ位のへこみです。皮膚科の先生に話したところ、多分このままですと言われました。そのことに着目しないで、円形がなくなったことに着目していいことを考えてくださいと言われました。息子はまだ10代なので、何とかならないものなのかと思い相談ました。

A3 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
「円形」の禿髪部分上の一本の切開線から皮下の「しこり」を摘出した後が「凹み」になっているなら、周辺組織が盛り上がっているだけなので、時間の経過とともに「凹み」は解消されます。
「円形部分としこりがあった部分」の皮膚を切除し「縫い合わせ」て、縫合線の両端に盛り上がったドッグイヤーが形成されその間に「凹み」が出来ているのならば、盛り上がりと「凹み」は「そのまま」か、平らにはなっても同時に幅広い禿髪瘢痕が残ってしまいます。
申し訳ありませんが、「しこり」の診断名が明確でないため手術法の推測ができないうえ、手術をしたのが「脳神経外科」なのか「皮膚科」なのかも、術後どれくらい経過しているかもわからないため、具体的な回答が出来ません。
形成外科を受診してご相談なさってください。
Q4 相談者 ニックネーム:ニャンコ 患者様(相談対象者) 年齢:50代前半 性別:女性

3年くらい前に耳の後ろあたりから髪の毛の中を通って切開リフトをしたのですが、切開したところが髪の毛が生えてこず、横幅7ミリ縦幅5センチほど両サイドがはげてしまいました。
病院で診ていただいたところ、傷を縮める手術をしても頭側なのでまた伸びて元に戻ってしまうとのことでした。頭の髪の毛の中の傷は施しようがないのでしょうか?

A4 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
頭皮は伸展性が悪いので、瘢痕を切除して縫い直す手術をしてもほとんど同じ瘢痕になる可能性はありますが、診察をしなければ本当に手術が無理かどうかの判断は出来ません。
リフトの手術をなさった医師や瘢痕の相談をした医師が、形成外科の専門医なら判断は正しいでしょうが、他科の医師なら形成外科で相談してみてはいかがでしょう。
瘢痕を切除し縫縮することが困難なら、瘢痕に自毛植毛することが可能です。
植毛した毛は通常の髪と同じように伸びるので、いずれ瘢痕は目立たなくなります。
Q5 相談者 ニックネーム:あいこ 患者様(相談対象者) 年齢:20代後半 性別:男性

2.3mくらいの高さから転落して後頭部を切って運ばれて縫いました。(3センチ程の頭部抜創)。先週の火曜日に抜糸をしてかさぶたになってるとのでと説明を受けて診療は終了はしましたが、かさぶたが取れる度に髪もくっついたまま抜けてしまい、鏡で見ると縦に傷痕がありその横付近が丸く禿げてます。(日に日に少しずつ大きくなりました)これって髪はもう生えてこないんでしょうか、宜しくお願い致します。

A5 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
頭部の打撲による割創は多くの場合、皮下で毛根を横切って切断することなく、皮膚が毛根に沿って割れるだけなので、毛根自体は直接の障害を受けていません。
しかし、打撲・出血・縫合という経過のうちにダメージが蓄積され、「傷痕」と「その横付近」の毛根が休止期に入り、いわゆる生え替わりが起きます。
受傷から数日で毛根が休止期に入って抜けるはずの毛は「かさぶた」によってくっついたままになっているので、「かさぶたが取れる度に髪もくっついたまま抜けてしま」う様に見えます。
毛が抜けた「傷跡」(瘢痕)周囲の毛根は、3か月の休止期の後に成長期に移行して、通常の毛としてまた「生えて」きます。
ただし、縫合処置によって毛根を損傷していれば、毛根の再生は起こらないかもしれません。
また、今後3~6週か月くらいの期間に「傷跡」(瘢痕)が幅広くなってしまえば、瘢痕性禿髪になってしまいます。
形成外科を受診して、瘢痕の状態を診察してもらうことをお勧めします。
Q6 相談者 ニックネーム:横美 患者様(相談対象者) 年齢:40代後半 性別:男性

過去に開頭手術を受けまして、後頭部に長く一本の傷跡が出来てます。
スキンヘッドに近いので、この傷跡を目立たなくしたいです。
後頭部の線状の傷は、W形成術やZ形成術などで今より目立ちにくくすることは可能でしょうか?

A6 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
単純な「W形成術やZ形成術」は毛流の向きに乱れが生じるので、お勧めできません。
診察をしなければ確実な手術デザインは提案出来ませんが、「後頭部に長く一本の傷跡」なら、瘢痕切除術と左右からの三角形のアドバンスト皮弁で「目立ちにくくすることは可能」でしょう。
縫合線自体は現在より長くなりますが、細い線状の瘢痕になるので、「目立ちにくく」なるのではないでしょうか。
ただし、治療後も「スキンヘッドに近い」スタイルで過ごす予定なら、ご自身の希望の結果が得られるかどうか詳細な術前検討が必要です。
瘢痕を切除せず、あるいは瘢痕を切除してそのまま再縫合して瘢痕を細くしたうえで、瘢痕に自毛植毛をすることも可能です。
形成外科を受診してご相談なさってください。
Q7 相談者 ニックネーム:わんわん 患者様(相談対象者) 年齢:10代後半 性別:男性

中学生の息子の頭にニキビがいつもあり、知らぬ間にかいて、カサブタをとったりしてたようで、久しぶりに息子の髪の毛を見たら、たくさんハゲができてました。
皮膚科にいくと、一つ目の病院は円形脱毛症といわれ、2件目はニキビを潰したので怪我をしたと同じで毛根が死んでもう生えないといわれました。本人は落ち込み辛い毎日です。
方法はありますでしょうか?

A7 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
円形脱毛症は、自身のリンパ球(白血球)が毛根を攻撃してしまう自己免疫疾患です。
脱毛斑の周囲の毛を軽く引っ張って抵抗なく毛が抜けるようなら、円形脱毛症の可能性は高いでしょう。
多発性の円形脱毛症もありますが、その場合、シャンプーや日中髪を触った際に束になった抜け毛を感じるのが通常です。
円形脱毛症は2~3か月で自然治癒することも少なくありませんが、早期に治療を開始したほうがよいという意見もあります。
多発する毛嚢炎を引っ掻くなどして抜毛した場合、多くは3か月後に再度発毛します。
痂疲を剥がしたとしても、組織の損傷は通常、表皮内~真皮の極めて浅層までの深さに留まっているので、発毛しなくなることはありません。
真皮浅層~真皮中層までの組織損傷があったなら、瘢痕が形成されて再発毛は期待できません。
脱毛斑の状態によって、外用発毛薬から自毛植毛まで様々な解決法があります。
申し訳ありませんが、頂いた内容だけでは脱毛斑の状態の情報が無いため、具体的なアドバイスが出来ません。
先ずは確実な診断が必要なので、形成外科や頭髪専門病院を受診してください。
Q8 相談者 ニックネーム:へなちょこまる 患者様(相談対象者) 年齢:30代後半 性別:女性

小さいころから気にしていた、頭部のハゲが脂腺母斑ということがわかり、 2年ほど前に皮膚科で切り取りました。
その結果、小指の爪以下くらいのハゲが、 縦に5センチ横に1センチくらいのハゲに変わってしまったのです。
できることなら、どうにかして、このハゲを治したいのですが。 調べてもあまり参考になるものありませんでした。
形成外科と調べると美容皮膚科のようなところばかりで。 どのように病院を選んだらいいかわかりません。
どのような治療ができるのか、どのように病院を選んだらいいのか教えてください

A8 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
位置によって異なりますが頭部の皮膚は伸展性が無いため、熟練した医師でなければ「小指の爪以下くらいのハゲ」の切除でも大きな瘢痕が残ってしまいます。
瘢痕禿髪を切除する瘢痕縫縮術の適応でしょう。
ただ切除して縫縮しただけではほとんど同じ大きさの瘢痕が形成されることがあるので、縫合線の瘢痕に緊張がかからない様に特別な皮弁をデザインする必要があります。
お近くの形成外科を受診して、適した病院を紹介して貰ってください。
もう一つの治療法として、自毛植毛手術があります。
自身の毛根を瘢痕が残らない様に採取して、禿髪部分に移植します。
毛根が生着すれば、いずれ通常の毛根と同じように髪は伸びますし、生え替わります。
自毛植毛専門のクリニックで、自費診療の治療です。
Q9 相談者 ニックネーム:ryo 患者様(相談対象者) 年齢:40代前半 性別:男性

生まれつき頭部側面の一部分がハゲていて髪は昔から生えてません。
短髪にもした事ありません。
縫って治す事はできますか?
それとその部分が少し荒れてます。

A9 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
診察をしなければ具体的な治療法の提案は出来ません。
頭皮は伸展性が小さいため、単純に切除縫縮は困難で皮弁形成やティッシュエキスパンダーなど専門的な手技が必要な場合や、自毛植毛の方がよい場合もあります。
治療をするかどうかはゆっくり検討すればいいのですから、いちど形成外科を受診してご相談なさってください。
Q10 相談者 ニックネーム:リゾット 患者様(相談対象者) 年齢:10歳未満 性別:男性

息子の頭頂部に生まれる際に圧迫されて出来たと思われる直径約5~6センチぐらいの髪の毛が薄い部分があります。まだ年少クラスで周りから何か言われる様な年ではないのですが、頭頂部であるためかなり目立ち将来のことを考えると心配です。
病院で皮膚科にてフロジンを処方してもらい、少しづつですが濃くはなってきているのですが、周りと同じようには生えないかも知れないと言われています。
今後のことを考えると外科的な手段も考慮する必要があると思っているのですがどのような方法があるでしょうか。
また、植毛とエキスパンダー法はネットで調べているのですがこのようなケースでののメリットデメリットなどをご教示頂けると幸いです。

A10 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
髪の本数が少なくなければ、頭髪治療に詳しい医師と相談のうえ、「フロジン」に限らず様々な育毛剤を試していただければよいでしょうし、小児への認可はありませんがミノキシジル外用薬をお試しになってみてはいかがでしょう。
LEDや超音波の照射、細胞成長因子の頭皮注射が育毛・発毛に有効という評価もあります。
お調べになった通り、「外科的な手段」の候補は、自毛「植毛」術と皮弁作成術(ティッシュ「エキスパンダー法」を含む)です。
自毛「植毛」は、毛根を一株ずつ移植するので、自然な髪の流れや髪の立ち上がりを作るのに適しています。
ただし、自毛「植毛」術は比較的慣れが必要な手術なので一般形成外科や美容外科より植毛専門クリニックの方が移植毛根の生着率が高いと推測されますが、植毛専門クリニックは小児の手術の経験は殆んど無いのではないでしょうか。
頭頂部は頭皮の緊張が強いため、頭髪の薄い部位を切除して単純に縫縮しただけではむしろ禿髪瘢痕が残るため、回転皮弁やティッシュ「エキスパンダー法」などの応用が必要で目立ちはしませんが比較的長めの瘢痕が残ることになります。
ご自身で「ネットで調べ」る前に、直ちに治療をするのでなくとも、先ずは形成外科を受診して直接診察をしてもらい、治療の時期やお勧めの治療法などを具体的にアドバイスしてもらってはいかがでしょう。

頭皮の傷跡・傷によるはげ 一覧に戻る

  • 創傷ケア褥瘡の知識
  • 創傷ケア褥瘡の知識
  • 創傷ケア褥瘡の知識
  • 創傷ケア褥瘡の知識
  • 創傷ケア
  • 褥瘡の知識
  • 創傷ケア
  • 褥瘡の知識

side

ページトップに戻る

ページトップに戻る