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創傷治癒よくある質問

  1. 頭皮の傷跡・傷によるはげ
  1. 頭部
Q1 相談者 ニックネーム:りゅん 患者様(相談対象者) 年齢:50代前半 性別:女性

10年前に髪の毛をクリップでまとめてたのですがクリップが物に引っ掛かり後頭部がハゲてしまいました。その後大きくなり始めて毛根もなく2センチ×4センチのハゲになりました。
治療法は有りますか?

A1 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
40歳代で「クリップが物に引っ掛かり」牽引性抜毛が生じ瘢痕性禿髪になったとしても、「その後大きく」なることはありません。
「後頭部」に小さな「ハゲ」が出来て「その後大きくなり始めて」「毛根も」ない「ハゲに」なったなら、円形脱毛症の可能性が高いでしょう。
皮膚科を受診してご相談なさってください。
治療法の選択に、日本皮膚科学会の円形脱毛症診療ガイドラインを参考にしてください。
Q2 相談者 ニックネーム:かな 患者様(相談対象者) 年齢:10代後半 性別:男性

双子妊娠の際に双胎間輸血症候群ということでレーザー治療をおこなった際に頭皮を体内で火傷を負ったと思います。頭部の一部が髪が生えてこない状況で18歳となりました。
7歳になる際に一度、形成外科で頭皮を伸ばす手術を行っております。範囲が広範囲のだったため一度で完了できず2.3回必要ということで手術を見送っておりました。
子供心として不安と怖さから追加手術は行っておりません。
今回、成人を迎えたことで社会にでることも考え何か新しい技術など方法があるのか知りたく相談させていただきました。

A2 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
頭皮は伸展しにくいため、瘢痕を単純に切除縫縮しても、数か月のうちに縫合線の瘢痕が広がって手術前と同じように幅の広い瘢痕が形成されてしまいます。
したがって、禿髪瘢痕の部位や面積にもよりますが、局所皮弁やティッシュエキスパンダーなど特殊な手術法を選択します。
部分ウィッグもかなり進化して使いやすくなっていますが、自身の頭髪にこだわるなら、瘢痕部へ自毛植毛をする方法もあります。
瘢痕への自毛植毛は、健常頭皮に比べやや生着率が劣る可能性があるので、数回に分けて行うことになります。
形成外科および自毛植毛専門クリニックでご相談なさってください。
Q3 相談者 ニックネーム:ぼはん 患者様(相談対象者) 年齢:40代前半 性別:男性

およそ1.5ヶ月前に脂腺母斑の除去手術を形成外科で行いました。
場所は、右後頭部で大きさは縦方向3.5cm、横方向2.5cm。
切除は縦方向に切り、縫合は糸と医療用ホチキスとなりました。
術後1週間ほどで抜糸、その後数回に分けてホチキスを取り外しました。
腫れも痛みもなく経過は良好でホチキスを全て取り外しましたが、しばらくしてから縫合の跡から毛が抜けてしまいました。
現在は元々あった脂腺母斑より一回り小さいくらいのハゲになっています。
メスの跡、縦方向にハゲるのは覚悟していましたが、横方向にハゲるとは…
この部分にはもう髪の毛は生えてこないのでしょうか?
数ヶ月すれば生えてくるのでしょうか?

A3 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
瘢痕が幅広くなっているなら、瘢痕組織には毛根は存在しないので発毛はしません。
縫合線の瘢痕は細い線状のままで瘢痕の周辺の健常頭皮から毛が抜けているなら、一時的な血流低下による脱毛の可能性があり、術後3か月から6か月程度で発毛します。
後頭部は皮膚が伸びにくいため縫縮後の瘢痕が幅広くなって瘢痕禿髪が起きやすいということを、形成外科医は十分に承知しています。
形成外科におかかりになったなら、術後の瘢痕が目立たなくなるよう治療計画を練ったうえで手術をしたでしょうから、引き続き、瘢痕が気にならなくなるまで定期的に形成外科で診て貰い、気になることは全てお尋ねになり、適時適当なアドバイスを求めてください。
Q4 相談者 ニックネーム:わっち 患者様(相談対象者) 年齢:7歳4か月 性別:男性

難治性てんかんにより、3ヶ月ほど前に脳神経外科で頭蓋内電極留置の手術を行いました。おでこから耳の下あたりまで2㎝幅位の手術の傷跡が残っています。髪質が固く上に伸びるタイプの為、傷口が全く隠れてくれません。毛根がないので、頭皮が見えている状態です。あまりにも広範囲の為、将来的に気になる時が来るのではと心配しています。また、今後も手術が控えている為、更に傷口が広くなってしまわないかも気になります。
まだ子供ですが、植毛や形成外科などを検討した方が良いのでしょうか。

A4 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
形成外科を受診して、瘢痕や禿髪の状態を確認して貰ってください。
開頭して硬膜下に電極を留置する際、頭皮切開線の毛根を損傷することはあっても、切開線周囲の頭皮は骨膜下で剥離するので毛根は損傷されません。
したがって、頭皮血流の低下や皮膚組織の一時的ダメージにより頭髪の脱落がおきて禿髪部位が幅広く見えても、3か月以上経過してから発毛し始めるのが通常です。
頭皮は伸展性が小さいため術後3か月のうちに切開線の瘢痕が幅広くなったなら、瘢痕組織に発毛は期待できません。
今後の治療により禿髪の状態は変わるのでしょうから、形成外科で定期的に経過を診て貰い自毛植毛や瘢痕形成術、皮弁作成術なども含め治療法を検討して貰うとよいでしょう。
Q5 相談者 ニックネーム:いぬ 患者様(相談対象者) 年齢:30代前半 性別:男性

円形脱毛症(多発型)になり(新型コロナウイルスの後遺症と診断されました)、皮膚科にてエキシマライトを用いた治療を開始したのですが、1回目治療の1週間後、少し赤みが残る程度だったので、照射量を2倍にしましょうと言われて2回目の治療を行ったところ、3時間後から頭が真っ赤になってしまい、2cmほどの縦長の水疱ができ、黄色い脂のかたまりもできてしまいました。
現在治療後2日ですが、あまりよくなる兆しは見えません。
この赤みは時間経過と共に治るのでしょうか?
また、2回目で2倍にするというのはよくある事なのでしょうか?不安が大きく、別の医療機関に変えることを現在検討しています。

A5 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
「円形脱毛症」は、自身のリンパ球が毛根を攻撃して生ずる自己免疫疾患です。
COVIT-19(「新型コロナウイルス」感染症)は、免疫異常を起こすことがあるようで、「新型コロナウイルスの後遺症」として「円形脱毛症」が生じます。
波長308nmの紫外線で過剰免疫を抑制する治療が、「エキシマライト」です。
通常、適度な「赤み」を目安に「エキシマライト」の照射出力を決定します。
紫外線(「エキシマライト」)による日焼け(Ⅱ度SDBの熱傷)のため「水疱ができ」て、浸出液が固まって「黄色い脂のかたまり」に見えたのでしょう。
「現在治療後2日」で「あまりよくなる兆しは見え」ないとのことですが、熱傷部位の治癒は軟膏を利用した湿潤療法で短くとも1週間かかります。
「円形脱毛症」に「エキシマライト」の治療をお続けになるなら、「2回目の治療を行ったところ、3時間後から頭が真っ赤に」なった経緯からフォトスキンタイプⅢの可能性が高いので、「少し赤みが残る程度」の出力でよいと考えます。
日本皮膚科学会円形脱毛症診療ガイドライン2017年版では「エキシマライト」は行うよう強く勧めるでも行うよう勧めるでもなく、行ってもよい治療として推奨されています。
そうは言っても、「円形脱毛症」に強く勧める治療は存在しませんし、行うよう勧めるとされる治療法も多くの症例に著効を示すわけでもありません。
一方で、「多発」する重症「円形脱毛症」に、JAK阻害薬という新しい治療薬も使用され始めています。
ただし、「新型コロナウイルスの後遺症」で発症した「円形脱毛症」は、3~6か月の経過のうちに自然治癒していることが多いので、積極的に治療をすべきかすら明確な答えはありません。
「不安が大きく、別の医療機関に変えることを現在検討して」いるなら、先ずは他の皮膚科を受診してセカンドオピニオンを求めてみてから、ゆっくりとお掛かりになる病院や治療法をご検討なさればよいのではないでしょうか。
Q6 相談者 ニックネーム:ぴよ 患者様(相談対象者) 年齢:40代後半 性別:男性

15年前にFUTでの植毛手術をしたところ 現在も後頭部のドナーに部分的に赤みが見られます。
強い赤みではなく薄いピンク色でドナーの中央部分のみです。
試しに手で押さえると色味は消えて、また手を離すとピンク色が戻ってきます。
15センチほどの長さの傷で、ピンク部分は真ん中の4cmほどで 他の左右は白色に成熟しております。傷自体に盛り上がりなどはありません。
この部分的な赤みを消すには、どのような治療がありますでしょうか?
Vビーム、ステロイド、再度の切除縫合などを考えてるところです。

A6 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
瘢痕の血管拡張による「赤み」です。
フラクショナルレーザー、瘢痕形成術などの適応があります。
形成外科を受診してご相談なさってください。
Q7 相談者 ニックネーム:ぴよ 患者様(相談対象者) 年齢:40代後半 性別:男性

15年前にFUTでの植毛手術をしたところ現在も後頭部のドナーに部分的に赤みが見られます。
強い赤みではなく薄いピンク色でドナーの中央部分のみです。
試しに手で押さえると色味は消えて、また手を離すとピンク色が戻ってきます。

15センチほどの長さの傷で、ピンク部分は真ん中の4cmほどで他の左右は白色に成熟しております。傷自体に盛り上がりなどはありません。

この部分的な赤みを消すには、どのような治療がありますでしょうか?
Vビーム、ステロイド、再度の切除縫合などを考えてるところです。

A7 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
瘢痕の拡張血管による「赤み」でしょう。
ロングパルスYAGフラクショナルレーザーなども有効ですが、瘢痕を切除する瘢痕形成術の適応があるかもしれません。
形成外科を受診してご相談なさってください。
Q8 相談者 ニックネーム:あっくん 患者様(相談対象者) 年齢:50代前半 性別:男性

1ヶ月ほど前に転倒し、頭のハチの部分をぶつけてかなりの出血があったため病院にすぐに向かい、ホチキスを7針打ち傷をふさいでもらいました。1ヶ月経ち傷口はふさがったのですが、まだ頭皮に赤みのある状態です。ただ、傷口とその周辺の髪が抜けてしまいました。特に傷の上の部分(傷のない場所)が、1.5センチ四方ぐらい、頭皮がツルッとなってしまいました。今後、髪が生えてくるのか非常に不安です。

A8 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
一時的な血流障害によるショックロスなら、通常、およそ3か月経過後に再発毛します。
一方、線状の縫合線が皮膚の緊張のため幅広くなった瘢痕禿髪なら、瘢痕組織に毛根は存在しないので発毛は期待できません。
瘢痕禿髪なら、ティッシュエキスパンダーや皮弁法を利用した瘢痕形成術や自毛植毛手術が必要です。
形成外科を受診してご相談なさってください。
Q9 相談者 ニックネーム:男性 患者様(相談対象者) 年齢:2歳5か月 性別:無記入

2歳5ヶ月の子供です。
1年前入院した際後頭部の下の方にに3センチの円形の褥瘡ができました。1年経った今も毛は生えてきません。大きさも大きさなので目立ち、室内でも常に帽子を被っています。
入院した病院曰く(形成外科)、治すには植毛は定着しないしティッシュエキスパンダーは小さい子には負担が大きいので切り取る方法が良いとのことでした。
ですがこちらのサイトでいくつか事例を見た時に切ってもまた傷が広がって(?)結局意味がないという記載があったのでその旨を言ってみると、広がったとしても傷の線がほんの少し伸びるくらいで元に戻ることなんて無いと言われました。どういった処置が適切なのでしょうか。

A9 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
瘢痕禿髪の位置が「後頭部の下の方」なら、「入院した病院」の「形成外科」の提案する「切り取る方法が良い」のではないでしょうか。
頭頂部付近の瘢痕は切除して一本の線状に縫合しても、瘢痕を幅広くする方向に緊張がかかって再度幅の広い瘢痕が形成されることも少なくありませんが、「後頭部の下の方」の瘢痕ならば皮膚の緊張が強くないため、「形成外科」で施術をして貰えば、「切ってもまた傷が広がって」「元に戻ることなんて無い」でしょう。
「3センチの円形」の瘢痕禿髪を切除すれば、縫合線は「3センチ」より長くなりますが、毛流で細い線状の瘢痕が隠れるように工夫して施術して貰えるのではないでしょうか。
瘢痕禿髪部位へ自毛「植毛」することも可能ですが、幼児の毛根は小さいので自毛「植毛」手術の手技が煩雑になり移植毛根の生着率が低くなる可能性があるため、小児期の治療として積極的に選ぶ施術ではないと考えます。
瘢痕禿髪切除術と言っても、頭部は丸みを帯びていて、部位によって、数回の手術に分けて瘢痕禿髪を切除することで縫合線が伸びない様に工夫する分割切除法や、縫合線に緊張がかからないようにする皮弁形成術など、「形成外科」特有の手技が求められることもあります。
「形成外科」担当医と十分に話し合って、納得のいく治療を受けてください。
Q10 相談者 ニックネーム:オク 患者様(相談対象者) 年齢:40代前半 性別:女性

2年前に髄膜腫摘出のため開頭手術をしました。術後は傷と少し離れた場所にストレスからか生まれて初めて小さな円形脱毛ができましたが、数ヶ月ほどで毛が生えてきて治りました。傷痕も頭頂から耳裏まで伸びる形でしたが、無事に毛が生えてきて2年経った今では長さも馴染み傷痕は分からないほどになっていたのですが、ふと気付くと最近頭頂の方の傷痕に沿って毛が生えていない事に気づきました。術後、一時期は生えていた毛がまた抜ける事はあるのでしょうか?
また、原因はあるのでしょうか?
ちなみに、美容室にて術後半年以降から定期的に縮毛矯正、ヘアカラー、トリートメントは行っています。

A10 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
表皮を縫合閉鎖した際の瘢痕に毛根組織は存在しないので、細い線状の瘢痕禿髪は残っていたはずです。
表皮の伸展力が小さい頭頂部は、表皮に緊張がかかると瘢痕が幅広くなってしまうことが少なくありません。
2年の経過で頭頂部の瘢痕が幅広くなると同時に、40歳代の女性に多い髪の細毛化と本数の減少で、地肌が目立つようになったのでしょう。
まばらにでも毛根が存在していれば、ミノキシジルなどの発毛剤を試してみてください。
瘢痕を切除して縫合し直す瘢痕形成術は、単純に縫合しただけでは再度同じ程度の瘢痕禿髪が生じることも少なくないので、皮弁術などの特別な手技が必要です。
自身の毛根を瘢痕部に移植する自毛植毛術も可能です。
形成外科を受診してみてください。

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