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創傷治癒よくある質問

  1. 頭皮の傷跡・傷によるはげ
  1. 頭部
Q11 相談者 ニックネーム:あっくん 患者様(相談対象者) 年齢:50代前半 性別:男性

1ヶ月ほど前に転倒し、頭のハチの部分をぶつけてかなりの出血があったため病院にすぐに向かい、ホチキスを7針打ち傷をふさいでもらいました。1ヶ月経ち傷口はふさがったのですが、まだ頭皮に赤みのある状態です。ただ、傷口とその周辺の髪が抜けてしまいました。特に傷の上の部分(傷のない場所)が、1.5センチ四方ぐらい、頭皮がツルッとなってしまいました。今後、髪が生えてくるのか非常に不安です。

A11 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
一時的な血流障害によるショックロスなら、通常、およそ3か月経過後に再発毛します。
一方、線状の縫合線が皮膚の緊張のため幅広くなった瘢痕禿髪なら、瘢痕組織に毛根は存在しないので発毛は期待できません。
瘢痕禿髪なら、ティッシュエキスパンダーや皮弁法を利用した瘢痕形成術や自毛植毛手術が必要です。
形成外科を受診してご相談なさってください。
Q12 相談者 ニックネーム:男性 患者様(相談対象者) 年齢:2歳5か月 性別:無記入

2歳5ヶ月の子供です。
1年前入院した際後頭部の下の方にに3センチの円形の褥瘡ができました。1年経った今も毛は生えてきません。大きさも大きさなので目立ち、室内でも常に帽子を被っています。
入院した病院曰く(形成外科)、治すには植毛は定着しないしティッシュエキスパンダーは小さい子には負担が大きいので切り取る方法が良いとのことでした。
ですがこちらのサイトでいくつか事例を見た時に切ってもまた傷が広がって(?)結局意味がないという記載があったのでその旨を言ってみると、広がったとしても傷の線がほんの少し伸びるくらいで元に戻ることなんて無いと言われました。どういった処置が適切なのでしょうか。

A12 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
瘢痕禿髪の位置が「後頭部の下の方」なら、「入院した病院」の「形成外科」の提案する「切り取る方法が良い」のではないでしょうか。
頭頂部付近の瘢痕は切除して一本の線状に縫合しても、瘢痕を幅広くする方向に緊張がかかって再度幅の広い瘢痕が形成されることも少なくありませんが、「後頭部の下の方」の瘢痕ならば皮膚の緊張が強くないため、「形成外科」で施術をして貰えば、「切ってもまた傷が広がって」「元に戻ることなんて無い」でしょう。
「3センチの円形」の瘢痕禿髪を切除すれば、縫合線は「3センチ」より長くなりますが、毛流で細い線状の瘢痕が隠れるように工夫して施術して貰えるのではないでしょうか。
瘢痕禿髪部位へ自毛「植毛」することも可能ですが、幼児の毛根は小さいので自毛「植毛」手術の手技が煩雑になり移植毛根の生着率が低くなる可能性があるため、小児期の治療として積極的に選ぶ施術ではないと考えます。
瘢痕禿髪切除術と言っても、頭部は丸みを帯びていて、部位によって、数回の手術に分けて瘢痕禿髪を切除することで縫合線が伸びない様に工夫する分割切除法や、縫合線に緊張がかからないようにする皮弁形成術など、「形成外科」特有の手技が求められることもあります。
「形成外科」担当医と十分に話し合って、納得のいく治療を受けてください。
Q13 相談者 ニックネーム:オク 患者様(相談対象者) 年齢:40代前半 性別:女性

2年前に髄膜腫摘出のため開頭手術をしました。術後は傷と少し離れた場所にストレスからか生まれて初めて小さな円形脱毛ができましたが、数ヶ月ほどで毛が生えてきて治りました。傷痕も頭頂から耳裏まで伸びる形でしたが、無事に毛が生えてきて2年経った今では長さも馴染み傷痕は分からないほどになっていたのですが、ふと気付くと最近頭頂の方の傷痕に沿って毛が生えていない事に気づきました。術後、一時期は生えていた毛がまた抜ける事はあるのでしょうか?
また、原因はあるのでしょうか?
ちなみに、美容室にて術後半年以降から定期的に縮毛矯正、ヘアカラー、トリートメントは行っています。

A13 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
表皮を縫合閉鎖した際の瘢痕に毛根組織は存在しないので、細い線状の瘢痕禿髪は残っていたはずです。
表皮の伸展力が小さい頭頂部は、表皮に緊張がかかると瘢痕が幅広くなってしまうことが少なくありません。
2年の経過で頭頂部の瘢痕が幅広くなると同時に、40歳代の女性に多い髪の細毛化と本数の減少で、地肌が目立つようになったのでしょう。
まばらにでも毛根が存在していれば、ミノキシジルなどの発毛剤を試してみてください。
瘢痕を切除して縫合し直す瘢痕形成術は、単純に縫合しただけでは再度同じ程度の瘢痕禿髪が生じることも少なくないので、皮弁術などの特別な手技が必要です。
自身の毛根を瘢痕部に移植する自毛植毛術も可能です。
形成外科を受診してみてください。
Q14 相談者 ニックネーム:さすけ 患者様(相談対象者) 年齢:10代後半 性別:女性

1ヶ月ほど前に頭部のつむじ辺りの脂腺母斑の切除手術をしました。
手術痕の周りの毛が抜けハゲが目立ちます。
傷口の脱毛は仕方ないのですがその周りまで毛が抜けてしまうものなのでしょうか?
主治医は毛根は残していると言っています。
今後生えてくるのでしょうか?

A14 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
「脂腺母斑の切除手術」は、周囲の「毛根は残して」も、血流の一時的な低下が起きて施術から2週~1か月ほどすると「傷口の」「周りまで毛が抜けてしまう」ことがあります。
その場合、3か月程度経過すると再度発毛してくるのが通常です。
一方、頭頂部付近にある「つむじ辺りの脂腺母斑の切除手術」をして単純に縫合すると、縫合線に強い緊張がかかって1~3か月かけて瘢痕が幅広くなってしまい、瘢痕には毛根が存在しないので発毛しません。
頂いた情報だけでは、健常皮膚の一時的な脱毛か瘢痕禿髪かの判断が出来ません。
形成外科で診ていただき、今後の経過の予測をお尋ねください。
Q15 相談者 ニックネーム:くさみ 患者様(相談対象者) 年齢:10代後半 性別:女性

15歳娘が頭に8針(ホチキス止め)の処置を致しました。
その部分の髪の毛は生えてきますか?

A15 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
ぶつけて受傷した割創なら、毛根の直接の損傷はないことが殆どなので、脱毛斑が生じることは殆どありません。
抜釘処置も含め、形成外科で診てもらうことをお勧めします。
Q16 相談者 ニックネーム:ぎお 患者様(相談対象者) 年齢:10代前半 性別:男性

右頭頂部付近に、しこりがあり、そこが500円玉くらいの円形脱毛になりました。皮膚科と脳神経外科を受診し、脳でも骨でも無く骨の上にしこりがあって、手術した方がいいとのことで しました。先生は円形部分としこりがあった部分を取り、縫い合わせてくれて、円形だったところはわからないくらいになりました。しかし、頭の形が結構な凹みができました。厚さで言うと2センチの範囲で1センチ位のへこみです。皮膚科の先生に話したところ、多分このままですと言われました。そのことに着目しないで、円形がなくなったことに着目していいことを考えてくださいと言われました。息子はまだ10代なので、何とかならないものなのかと思い相談ました。

A16 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
「円形」の禿髪部分上の一本の切開線から皮下の「しこり」を摘出した後が「凹み」になっているなら、周辺組織が盛り上がっているだけなので、時間の経過とともに「凹み」は解消されます。
「円形部分としこりがあった部分」の皮膚を切除し「縫い合わせ」て、縫合線の両端に盛り上がったドッグイヤーが形成されその間に「凹み」が出来ているのならば、盛り上がりと「凹み」は「そのまま」か、平らにはなっても同時に幅広い禿髪瘢痕が残ってしまいます。
申し訳ありませんが、「しこり」の診断名が明確でないため手術法の推測ができないうえ、手術をしたのが「脳神経外科」なのか「皮膚科」なのかも、術後どれくらい経過しているかもわからないため、具体的な回答が出来ません。
形成外科を受診してご相談なさってください。
Q17 相談者 ニックネーム:ニャンコ 患者様(相談対象者) 年齢:50代前半 性別:女性

3年くらい前に耳の後ろあたりから髪の毛の中を通って切開リフトをしたのですが、切開したところが髪の毛が生えてこず、横幅7ミリ縦幅5センチほど両サイドがはげてしまいました。
病院で診ていただいたところ、傷を縮める手術をしても頭側なのでまた伸びて元に戻ってしまうとのことでした。頭の髪の毛の中の傷は施しようがないのでしょうか?

A17 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
頭皮は伸展性が悪いので、瘢痕を切除して縫い直す手術をしてもほとんど同じ瘢痕になる可能性はありますが、診察をしなければ本当に手術が無理かどうかの判断は出来ません。
リフトの手術をなさった医師や瘢痕の相談をした医師が、形成外科の専門医なら判断は正しいでしょうが、他科の医師なら形成外科で相談してみてはいかがでしょう。
瘢痕を切除し縫縮することが困難なら、瘢痕に自毛植毛することが可能です。
植毛した毛は通常の髪と同じように伸びるので、いずれ瘢痕は目立たなくなります。
Q18 相談者 ニックネーム:あいこ 患者様(相談対象者) 年齢:20代後半 性別:男性

2.3mくらいの高さから転落して後頭部を切って運ばれて縫いました。(3センチ程の頭部抜創)。先週の火曜日に抜糸をしてかさぶたになってるとのでと説明を受けて診療は終了はしましたが、かさぶたが取れる度に髪もくっついたまま抜けてしまい、鏡で見ると縦に傷痕がありその横付近が丸く禿げてます。(日に日に少しずつ大きくなりました)これって髪はもう生えてこないんでしょうか、宜しくお願い致します。

A18 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
頭部の打撲による割創は多くの場合、皮下で毛根を横切って切断することなく、皮膚が毛根に沿って割れるだけなので、毛根自体は直接の障害を受けていません。
しかし、打撲・出血・縫合という経過のうちにダメージが蓄積され、「傷痕」と「その横付近」の毛根が休止期に入り、いわゆる生え替わりが起きます。
受傷から数日で毛根が休止期に入って抜けるはずの毛は「かさぶた」によってくっついたままになっているので、「かさぶたが取れる度に髪もくっついたまま抜けてしま」う様に見えます。
毛が抜けた「傷跡」(瘢痕)周囲の毛根は、3か月の休止期の後に成長期に移行して、通常の毛としてまた「生えて」きます。
ただし、縫合処置によって毛根を損傷していれば、毛根の再生は起こらないかもしれません。
また、今後3~6週か月くらいの期間に「傷跡」(瘢痕)が幅広くなってしまえば、瘢痕性禿髪になってしまいます。
形成外科を受診して、瘢痕の状態を診察してもらうことをお勧めします。
Q19 相談者 ニックネーム:横美 患者様(相談対象者) 年齢:40代後半 性別:男性

過去に開頭手術を受けまして、後頭部に長く一本の傷跡が出来てます。
スキンヘッドに近いので、この傷跡を目立たなくしたいです。
後頭部の線状の傷は、W形成術やZ形成術などで今より目立ちにくくすることは可能でしょうか?

A19 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
単純な「W形成術やZ形成術」は毛流の向きに乱れが生じるので、お勧めできません。
診察をしなければ確実な手術デザインは提案出来ませんが、「後頭部に長く一本の傷跡」なら、瘢痕切除術と左右からの三角形のアドバンスト皮弁で「目立ちにくくすることは可能」でしょう。
縫合線自体は現在より長くなりますが、細い線状の瘢痕になるので、「目立ちにくく」なるのではないでしょうか。
ただし、治療後も「スキンヘッドに近い」スタイルで過ごす予定なら、ご自身の希望の結果が得られるかどうか詳細な術前検討が必要です。
瘢痕を切除せず、あるいは瘢痕を切除してそのまま再縫合して瘢痕を細くしたうえで、瘢痕に自毛植毛をすることも可能です。
形成外科を受診してご相談なさってください。
Q20 相談者 ニックネーム:わんわん 患者様(相談対象者) 年齢:10代後半 性別:男性

中学生の息子の頭にニキビがいつもあり、知らぬ間にかいて、カサブタをとったりしてたようで、久しぶりに息子の髪の毛を見たら、たくさんハゲができてました。
皮膚科にいくと、一つ目の病院は円形脱毛症といわれ、2件目はニキビを潰したので怪我をしたと同じで毛根が死んでもう生えないといわれました。本人は落ち込み辛い毎日です。
方法はありますでしょうか?

A20 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
円形脱毛症は、自身のリンパ球(白血球)が毛根を攻撃してしまう自己免疫疾患です。
脱毛斑の周囲の毛を軽く引っ張って抵抗なく毛が抜けるようなら、円形脱毛症の可能性は高いでしょう。
多発性の円形脱毛症もありますが、その場合、シャンプーや日中髪を触った際に束になった抜け毛を感じるのが通常です。
円形脱毛症は2~3か月で自然治癒することも少なくありませんが、早期に治療を開始したほうがよいという意見もあります。
多発する毛嚢炎を引っ掻くなどして抜毛した場合、多くは3か月後に再度発毛します。
痂疲を剥がしたとしても、組織の損傷は通常、表皮内~真皮の極めて浅層までの深さに留まっているので、発毛しなくなることはありません。
真皮浅層~真皮中層までの組織損傷があったなら、瘢痕が形成されて再発毛は期待できません。
脱毛斑の状態によって、外用発毛薬から自毛植毛まで様々な解決法があります。
申し訳ありませんが、頂いた内容だけでは脱毛斑の状態の情報が無いため、具体的なアドバイスが出来ません。
先ずは確実な診断が必要なので、形成外科や頭髪専門病院を受診してください。

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