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創傷治癒よくある質問

  1. 頭皮の傷跡・傷によるはげ
  1. 頭部
Q61 相談者 ニックネーム:しーた 患者様(相談対象者) 年齢:10代後半 性別:男性

先日自転車で事故をしてでこの上の部分を切ってしまいました。傷は浅く3センチほどの広さなので、病院で医療用ホチキスを四つとめてもらいました。髪の下で怪我をしたので怪我が治った後そこの部分だけ禿げないか心配です。どうなるのでしょうか。また、禿げた場合はどのような対処法があるのでしょうか。お願いします。

A61 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
自転車で転倒して前頭部をスキンステープラーで固定する治療をなさったなら、切創ではなく強くぶつけたための割創でしょう。
前頭部の割創ならば毛根を横断損傷することなく皮膚が割れるのが通常なので、瘢痕が細いものになれば禿髪は起きないでしょう。
前頭部に禿髪瘢痕が残った場合、瘢痕を切除して縫合し直す瘢痕形成術あるいは自毛植毛術で治療が可能です。
Q62 相談者 ニックネーム:ま 患者様(相談対象者) 年齢:30代後半 性別:女性

1ヶ月ぐらい前に壁にきつく頭を打って頭皮がはげてしまいました。
ツルツルしています。
もう生えてこないのでしょうか?まだ頭も痛くて

A62 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
「壁にきつく頭を打っ」た際に皮膚の剥離は無かったなら、毛根の損傷による一時的な抜毛で、受傷後3ヶ月ほどで発毛し始める可能性があります。
「壁にきつく頭を打って」皮膚剥離創を受傷し「ツルツル」した瘢痕になっているならば発毛しないので、瘢痕切除や自毛植毛などの治療した方がよいかもしれません。
また、「まだ頭も痛」いとすれば皮下血腫などがあるのかもしれませんし、それによる脱毛なら皮下血腫の吸収あるいは血腫除去で再度発毛することも少なくありません。
診察をしなければ診断も今後の予想も、具体的にお答えすることが出来ません。
先ずは形成外科あるいは皮膚科を受診してください。
Q63 相談者 ニックネーム:ユキヒロ 患者様(相談対象者) 年齢:50代前半 性別:男性

後頭部に裂傷のキズが有り禿げているのですか縫い直し禿げている部分を小さくすることは可能ですか?

A63 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
禿髪瘢痕の部位と大きさによりますが、頭皮はあまり伸展しないので、単純に切除縫縮をすると再度同じ程度の瘢痕禿髪になってしまうことがあります。
皮弁形成やTissue Expanderなどの専門手技が必要なことも少なくないので、形成外科を受診してご相談なさってください。
また、自身の毛根を採取し移植する自毛植毛手術も可能なので、合わせて検討して貰うとよいでしょう。
Q64 相談者 ニックネーム:Hジイジ 患者様(相談対象者) 年齢:70代前半 性別:男性

未だ物心つかない頃に、後頭部をうち、大きな傷跡があり、勿論毛は生えていません。生活に特に影響はありませんが、かなり大きな傷後なので、大胆な散髪ができません。子供の頃は、俗言いう坊主頭なので、嫌な思いをしました。何かいい方法があるでしょうか。

A64 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
瘢痕切除術の適応でしょうが、頭皮はあまり伸展しないので縫合線に緊張がかかると再度幅広い瘢痕禿髪が形成されてしまうので、皮弁形成やTissue Expander設置など専門的な判断と技術が必要です。
また、禿髪部位が広くなければ、自身の毛根を移植する自毛植毛手術も可能です。
形成外科あるいは植毛専門病院でご相談なさってください。
Q65 相談者 ニックネーム:やすヒーロー 患者様(相談対象者) 年齢:40代前半 性別:男性

小さいころ後頭部をぶつけてしまい5円ハゲができてしまいました。
現在まで髪で隠している状態ですが散髪するにも短髪にできず昔から悩んでいました。
短い髪形(坊主など)にしてもハゲの部分が目立たないようにすることは可能でしょうか?

A65 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
「5円ハゲ」を「目立たないようにする」には、瘢痕形成手術か植毛手術が適応です。
「後頭部」の瘢痕形成術は、瘢痕を切除して一本の線状に縫合した場合、再度、幅の広い禿髪瘢痕が形成されることが少なくないため、皮膚を伸ばすティッシュエキスパンダー埋入などの処置や回転皮弁などの特殊な手技が必要なことが少なくありません。
植毛術は、自身の毛根を採取して移植する自毛植毛手術でなければいけません。
複数の形成外科あるいは自毛植毛専門クリニックで相談して、納得のいく治療を受けてください。
Q66 相談者 ニックネーム:まこちん 患者様(相談対象者) 年齢:30代前半 性別:男性

3ヶ月前くらいに後頭部を床に強く打ち、たんこぶができました。2ヶ月たっても腫れがひかず気になったので、形成外科で診てもらったところ、はじめはただのたんこぶなのでひくまで待つしかないと言われましたがどうしても気になるなら、血を抜いてみますか?といわれたのでお願いしたところ、注射器で抜いてみたところ粉瘤でしたと言われました。また腫れるようだったら手術が必要と言われました。今はコブも小さくなり落ち着いているのですが、元々腫れていたところが500円硬貨くらいの大きさではげてしまっています。粉瘤よりも、髪の毛が生えてくるかが心配です。

A66 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
頭部皮膚の伸展圧迫により一時的な脱毛が起きている可能性が高いでしょう。
「注射器で抜い」た処置から3か月程経過したころから発毛し始めることが少なくありません。
頭部の「粉瘤」は再度大きくなることが少なくないので、「小さくなり落ち着いている」うちに「粉瘤」を被膜ごと切除した方が瘢痕は小さく済むかもしれません。
形成外科でご相談なさってください。
Q67 相談者 ニックネーム:キャスミン 患者様(相談対象者) 年齢:10代後半 性別:女性

私は、生まれつき重い病気を持って今は、元気なのですが、生まれつきに、頭の手術をしていて、今も、頭部の前髪の上の部分が鏡で頭部の前髪の上の部分を見ると少しはげてい様に見えていて、あと、髪の毛をドライヤーで乾かすと髪の毛が抜けてしまいます!どうしたら良いですか。

A67 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
手術瘢痕に毛が無い状態なら瘢痕を切除して縫い直す瘢痕形成術が出来ますが、皮弁形成など専門的な手術手技が必要なことも少なくありません。
瘢痕性禿髪でなく皮膚および軟部組織に関連する疾患でもないなら、「頭の手術」とは関係のない女性型脱毛症やびまん性脱毛症、あるいは円形脱毛症(びまん性)の可能性があります。
皮膚科あるいは髪の専門クリニックにおかかりになって、ご相談なさってください。
ご自身でケアをなさるならば、先ずは蛋白質と亜鉛などミネラルの摂取を心がけ、ミノキシジル外用薬を薬局で手に入れて塗布してみていただくとよいでしょう。
Q68 相談者 ニックネーム:よっちゃん 患者様(相談対象者) 年齢:50代前半 性別:男性

先々月に倉庫で意識を失い、隣に停めてあったバイクに頭を打ち意識もないため救急車で運ばれました。まだ髪がフサフサしてたために頭の傷は目立ってません。今月に入ってから理髪店に行き、頭を坊主にして店主に頭の傷は、どうなってますか?と聞きましたら髪の毛は生えないが、それ以上に大きくならないと聞き安心してました。これ以上広がることはないでしょうか?また髪が生えれば隠れるでしょうか?

A68 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
瘢痕が大きくなることはないので、禿髪部位も大きくはなりません。
瘢痕が横方向ならば上から被る髪で隠れるでしょうが、縦方向の瘢痕の場合髪の流れが瘢痕部分で左右に分かれてしまうことがあります。
髪が長かったときは目立っていなかったなら、再度髪を伸ばせば隠すことは可能でしょう。
ご心配ならば、いちど形成外科で診察をしてもらうとよいでしょう。
Q69 相談者 ニックネーム:サイ 患者様(相談対象者) 年齢:10代後半 性別:男性

小さい頃に頭をタンスの角にぶつけ怪我をしました。今も傷跡はあり、そこからは髪の毛が生えてきません。場所が目立つ場所なので周りの目を気にしてしまいます。傷跡から髪を生やすことはできるのでしょうか?

A69 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
瘢痕性禿髪です。
瘢痕部分に毛根は存在しないので、瘢痕から発毛はしません。
瘢痕を切除して縫縮する瘢痕形成術は可能ですが、頭皮はあまり伸展しないので、瘢痕がそれほど大きくない場合でも広い範囲の皮下剥離が必要だったり、皮弁を形成したりするなど、専門的な判断と手技が必要です。
また、後頭部部分からまばらに目立たないように毛根を採取して瘢痕部に移植する自毛植毛術が可能です。
移植した毛根が生着した後は、髪は成長し生え代わりも起きます。
形成外科を受診してご相談なさってください。
Q70 相談者 ニックネーム:じゅえる 患者様(相談対象者) 年齢:40代前半 性別:女性

10年以上前にスーパーで頭を強く打ってしまって救急で病院外科へ運ばれた後の処置がちゃんとしてもらえず、2.5センチ×3センチの星形で髪の毛が生えず皮膚状態になってしまっている。

A70 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
「2.5センチ×3センチの星形で髪の毛が生えず皮膚状態になってしまっている」部分を切除し縫合し直す瘢痕形成術が可能ですが、頭皮は伸展しにくいので大きな皮弁を形成しなければ瘢痕禿髪が再発することも少なくありません。
毛流を気になさるなら、後頭部から自身の毛根を採取して禿髪部位に植毛する自毛植毛手術も可能です。
形成外科や植毛専門クリニックを受診してご相談なさってください。

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