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傷の悩み 無料相談

創傷治癒よくある質問

  1. 0_FAQ 創傷治癒 よくあるご相談
Q3471 相談者 ニックネーム:もぞもぞ 患者様(相談対象者) 年齢:30代前半 性別:男性

首の後ろにできた粉瘤の治療についての相談です。
10年前に発生し、年々大きくなり直径7㎝程度になった粉瘤が首の後ろにありました。
今年の2月の中旬ごろから炎症を起こし始め、2月の下旬に病院にかかりました。
病院は現在台湾駐在のため、現地の整形外科にかかりました。
炎症性粉瘤ということで初診日に切開排膿施術を受けました。
その後週に1度通院し、消毒と経過観察を続けていました。
経過観察中痛みや発熱はありませんでした。
しかし一か月かけて、粉瘤があった空洞の半分ほどは埋まってきましたが、
そこから残りの奥行2cm程度が埋まらず、傷口も小指の先程度が開いた状態で止まってしまいました。
医者からの説明では傷口に汚れが残っているためだろうということで
日帰り手術を受けるよう勧められ受けてきました。
事前の説明では切開し洗浄、異物除去後縫合して終了とのことでしたが、
切開したところ、内部に炎症が残っているので縫合せず、ガーゼを詰めて終了でした。
そこで質問ですが、
1.縫合したほうが治りが早いのではないかと思うのですが、
  内部が炎症を起こしている場合は縫合できないのでしょうか?
2.現在比較的遠方の病院に通院しているため、通院が長引くようであれば転院したいです。
  切開手術を受けた状態で転院はやめた方がいいでしょうか?

A3471 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
粉瘤の外郭膜を完全に摘出する必要がありますが、感染を起こした粉瘤は外郭膜が溶けているため完全摘出が困難です。
切開排膿しても直ちに感染が治まるわけではないため、通常、数日~数週間の通院が必要です。
「内部に炎症が残っているので縫合せず、ガーゼを詰めて終了」した処置は一時的なものなので、数日後に感染組織の取り残しが無いことを確認した時点で、縫合閉鎖するかそのまま肉芽の増生と自然閉鎖を待つか検討なさるのがよいでしょう。
特別な手技を必要とする治療でもないので、「切開手術を受けた状態で転院」することも可能です。
Q3472 相談者 ニックネーム:コナツ 患者様(相談対象者) 年齢:10歳未満 性別:女性

二日前に1歳9か月の娘が家具で顔を打ち、おでこにたんこぶ、鼻と鼻の下、下唇に傷を作ってしまいました。
たんこぶは、眉間に大きなしわが出来たようになっていて薄くアザのようなものがあります。薄いアザのようなものは斜めから見ると少し光沢があります。
鼻と鼻の下の傷はかさぶたになっていて、下唇の傷は赤くなっています。
鼻水が出ていて鼻の下はいつも乾いた鼻水がこびりついています。
小児科で先ほど診てもらったら、まぁ傷跡は残らないでしょうとは言われました。深い傷ではないのですが、顔なので心配になってきました。
傷が残らないように今からでも出来ることは何かあるでしょうか。

A3472 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
「鼻と鼻の下」の「かさぶた」を無理に剥がさないようにしてください。
「たんこぶ」は2種間程度で平らにならないようなら、圧迫した方がよいかもしれません。
「小児科」の先生が診てくださったのですから焦ることはないでしょうが、チャンスがあるならいちど形成外科を受診して指導して貰ってください。
Q3473 相談者 ニックネーム:ぼん 患者様(相談対象者) 年齢:30代前半 性別:女性

水曜日の夜、調理中に人差し指の第一関節を斜めに切り落としました。(爪の付け根2,3mmくらい上から人差し指中心いかないくらいまで)
時間外でしたがすぐ病院には行き、骨のすぐそばだったこと・太めの血管が切れていること、を伝えられ、血管と皮膚を合わせて縫う?処置をしてもらい、白いテープで人差し指を全て覆い、包帯のようなもので保護しています。あとは痛み止めと抗生剤(2日分)処方されました。(担当した先生は内科医でした)
翌日朝、外科で再診したところ、内容が伝わっておらず(カルテをきちんと見ていないだけ?)、傷は少し見た程度で、血は止まっているのでこれ以上やることはないのでそのまま帰るよう言われました。(白いテープが貼ってあるのですが、それは剥がさないこと、後の処置は家でしてと言われただけ)
こちらから縫ったことを伝えると、抜糸をするとのことで、1週間に予定を組みました。
今は時間外に処置をしてもらった時の状態で過ごしています。このまま抜糸まで過ごしても良いのでしょうか?乾いた血液がそのまま残っており、においも出てきていて衛生状態が気になります。また、抜糸後はどのような処置を自分ですれば良いのでしょうか?怖くてキズを直視できなさそうで。先生から説明があるんでしょうが、信用にかけてしまいまして、わかる範囲でご教授願います。切り落とした部分は再生するのでしょうか?

A3473 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
実際には「このまま抜糸まで過ごしても良い」ことも少なくないのですが、外傷の正しい診療としては縫合翌日に創状態を必ず確認すべきと考えます。
また、「処置は家でして」という言葉だけで、具体的な処置法を指導しない対応も、正しい診察対応ではありません。
診察をなさった「外科」の外来担当医だけの問題かもしれませんが、お掛かりになる病院を替えることをお考えになっても宜しいかもしれません。
神経の損傷があるかもしれませんし、可能ならば手の外科の専門医にお掛かりになることをお勧めします。
ご自身で処置をなさるなら、「白いテープ」のうえからシャワーをかけて優しく剥がして、赤み、腫れ、浸出液が無いことを確認して、創部をシャワーでしっかりと洗います。
洗濯したてのタオルか清潔なキッチンペーパーで水を拭って、キズパワーパッドを貼っておいてください。
とくに痛みが強くならなければ、そのままで抜糸まで外来受診日までおいておいても構いません。
Q3474 相談者 ニックネーム:たんぽぽ 患者様(相談対象者) 年齢:50代前半 性別:女性

胸の縮小手術を行いました。
術後1ヶ月経ちましたが浸出液や血液が混じったものが昨日13ccと先生いわくゼリー状に、なった血液が残ってるとの事…その為か痛みや張りが凄くあり、腕もしびれがありヘトヘトです。
もう一度切開し洗浄しドレーンを入れて経過をと…先生から提案があります。
私の体格もメタボリックなので脂肪肝も影響してるのでしょうか?

A3474 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
「脂肪肝」は関係ありません。
もともと脂肪層は毛細血管の発達が良くないため、術中に注意深く血行を確認しなければ、術後脂肪融解が起きやすいものです。
皮下に血腫や漿液腫が出来ていたり脂肪融解しているならば、「もう一度切開し洗浄しドレーンを入れて経過」をみた方がよいでしょう。
Q3475 相談者 ニックネーム:カチン 患者様(相談対象者) 年齢:40代前半 性別:女性

先日首イボが気になり、美容形成外科に行きましま。最初に皮膚科に受診した所、美容形成のほうが綺麗になると言われた為、紹介状を書いてもらい受診しました。
ところが、大した説明もなくこれだったら綺麗になるよとだけ言われ、その言葉を信用して言われるがままに除去手術?を行なったのですか、結果的に跡が残ってしまいました。(術後2ヶ月程たちます)
最初の診察の段階で跡が残る可能性の説明は一切なく、何でやるのかも説明なく…
術後に聞いたのは、電気で焼いたそうです。麻酔もしました。私もちゃんとした説明も聞かなかった事は悪かったのですが、そもそも跡が残る可能性があるものであればやめたのに…悔やんで仕方ありません。
その後、跡が残っている為再診に行きました。ところが、先生の説明は最初に説明したと、それから皮膚は人それぞれ違うから綺麗になる保証などないと一点張りです。
とにかくすこしでも綺麗にならないと困ると言うと、そこの病院で調合された塗り薬が出されました。
長々と前置きになってしまったのですが、もらった薬で跡が綺麗になる可能性は本当にあるのでしょうか?そこは信じるべきですか?
薬は、トレチノイン(チューブ)とリンレロンVクリームを3センチ程混ぜたものとの事です。これは夜だけの使用と言われました。
あとは、ネットで自分で調べたのですが、ヒルロイドも傷跡を綺麗にする効果があると見ました。
跡をより早く目立たなくさせる為には、どちらの方が良いのでしょうか。
また他に効果のあるものがあれば教えてください。
そして、もう一度違う病院へかかって相談すべきなのでしょうか。。。

A3475 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
トレチノインはビタミンA誘導体(レチノイン酸)の一種で、古い角質を除去し、皮膚のターンオーバーを促進します。
リンデロンはステロイド剤です。
ヒルドイドは保湿が主な作用です。
診察をしなければ「残った」「跡」の詳細が判らないので、申し訳ありませんが、具体的な治療法の提案は出来ません。
お掛かりになっている病院で「跡」の状態を評価してもらい、何を目的とした外用薬なのかをしっかりとお尋ねになってください。
Q3476 相談者 ニックネーム:たまこ 患者様(相談対象者) 年齢:   性別:  

私の勤務している病院では、普通の褥瘡は水道水洗浄でも良いが、感染褥瘡は生食洗浄するように言われています。
しかし、日本褥瘡学会や日本皮膚科学会のガイドラインでは水道水も生食でも洗浄効果に有意差は無いと書かれています。
確かに大きいポケットのある褥瘡を水道水で洗浄するのはしみて患者さんには痛みがあると思います。
しかし、中途半端な量の生食で洗浄するよりは多量の水道水で洗浄する方が、細菌を減らし、治療効果は高いのではないでしょうか?
また、生食はMRSAの増殖リスクがあると書かれた論文をネットで読んだことがあります。
感染褥瘡に対しては生食を使うということに根拠はあるのでしょうか?
また、洗浄液量の目安はありますか?
生食とMRSAの増殖リスクの真偽もぜひ教えて頂きたいです。

A3476 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
「感染褥瘡に対しては生食を使うという」「褥瘡」処置の根拠は指示を出した医師にご確認いただくしかありませんが、「感染褥瘡に対して」「水道水も生食でも洗浄効果に有意差は無い」と考えられます。
むしろ「多量」に使用可能なうえ、塩素を含む水道水の方が細菌の増殖が無いため、生理食塩水よりも水道水の方が有利かもしれません(水道水に含まれる塩素が褥瘡の消毒になるということではありません)。
また、洗浄水の温度に注意すれば、「大きいポケットのある褥瘡を水道水で洗浄するのはしみて患者さんには痛みがある」ということはない筈です。
具体的な「洗浄液量の目安」はありません。
「生食とMRSAの増殖リスク」は確たる情報とは言えなさそうです。
Q3477 相談者 ニックネーム:コテツ 患者様(相談対象者) 年齢:50代前半 性別:男性

下肢静脈瘤による難治性潰瘍を罹患しています。
場所は右くるぶしです。下肢静脈瘤の高位結紮手術を受けまして一か月程経つのですが、潰瘍の改善が全く見られません。現在ゲーベンクリームを塗布しガーゼでカバーをしております。このままの治療で良いのか不安を抱えております。術後、改善まで時間を要するものなのでしょうか?不安と傷の痛みに悩んでおります。
潰瘍に関しては手術を受けた病院とは別の皮膚科を受診しております。
今後の対応のアドバイス等頂きたく存じます。

A3477 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
「下肢静脈瘤」で生じた「踝」の「潰瘍」ならば、「難治性」であることも少なくありません。
先ず、お掛かりになっている「皮膚科」で現在の創状態を評価してもらい、今後の治療方針をお尋ねになってみてください。
皮膚科で具体的な治療方針が明示されなければ、患者側から、VAC療法(局所陰圧閉鎖療法)を提案してみても構わないでしょう。
Q3478 相談者 ニックネーム:choko 患者様(相談対象者) 年齢:50代前半 性別:女性

一週間ほどまえに、自転車で転んで顔にひどい傷ができました。
血小板を使用した再生医療のクリニックがあることを知りました。
早ければ早いほどいいとのことですが、考えてみようかと思うのですが、どうでしょうか?

A3478 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
「血小板を使用した再生医療」はPRP治療(多血小板血漿療法)のことでしょう。
受傷が「一週間ほどまえ」で上皮化が完了しているならば、経過を観る時期です。
まだ上皮化していないならば、湿潤療法で上皮化を待ってください。
近い将来、難治性潰瘍などにPRP治療の適応が広がる可能性はありますが、今のところ新鮮外傷や外傷後瘢痕にPRP治療が有効という根拠はありません。
形成外科を受診して治療すると同時に、PRP治療の説明をお受けになってください。
Q3479 相談者 ニックネーム:あゆ 患者様(相談対象者) 年齢:20代後半 性別:女性

刺青を消すために皮膚移植わ6年前に行いました。しかしやはり傷がきになってしまいます。
メッシュのようになっています
これわ綺麗にすることわできるんでしょうか。

A3479 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
メッシュスキングラフトと呼ぶ分層植皮をしたため、瘢痕が「メッシュのように」なっています。
瘢痕を切除して可能な限り縫縮し、残る部分を全層植皮する治療や培養表皮で置き換える治療が考えられます。
また、瘢痕の状況によって、レーザー治療が可能かもしれません。
形成外科を受診してご相談なさってください。
Q3480 相談者 ニックネーム:あや 患者様(相談対象者) 年齢:30代後半 性別:女性

3週間前顔から転倒。
赤み、肉芽組織を消すには?

A3480 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
申し訳ありませんが、症状の詳細が判らないので具体的なアドバイスが出来ません。
受傷が3週間前で、1週間ほどで創閉鎖しているならば、「赤み」は受傷後3カ月以上継続するものと考えてください。
「肉芽組織」が肥厚性瘢痕を指しているならば、肥厚性瘢痕は受傷後3ヵ月までは硬く盛り上がる傾向があり、6ヶ月に向けて症状の軽減が見られます。
瘢痕を目立たなくするにはご自身でなさる保湿も重要ですが、トラニラスト内服やステロイド剤の外用、レーザー治療が効果的な場合もあるので、皮膚科や形成外科を受診して相談してください。

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