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傷の悩み 無料相談

創傷治癒よくある質問

  1. 0_FAQ 創傷治癒 よくあるご相談
Q3741 相談者 ニックネーム:くう 患者様(相談対象者) 年齢:10歳未満 性別:女性

2016年の2月に、三歳の娘が家具の角におでこをぶつけ、怪我をしました。傷は横傷、2cmほど。まゆげの上3cmほどです。
少し割れたような傷で血が割と出たので形成外科に行きました。
その際に縫合テープで処置してもらい、半年以上マイクロポアテープをつけ、この夏は紫外線対策でマイクロポアテープに日焼け止めも塗っていました。
その後もまだ傷が線のように残っており、形成外科に行きましたが、もうテープはいらないとのこと。
跡が残っているがどうしたらよいかと伺うと、仕方ないよ、とのことであまりアドバイスはもらえませんでした。
現在は何も貼っておらず、周りの皮膚よりも白い横線が入り、ほんの少しばかり盛り上がった跡が残っています。線の太さは太くなく、1ミリ2ミリほどです。
そして、表情を動かすと、その傷の線を折り目に凹みます。
娘は、黒人のハーフでして、純日本人と比べると少し肌が黒いです。
そのため、傷が治りにくい傾向があります。少しでも傷跡を薄くしてあげたいです。
今は素人判断ながら、毎日ぺバリンクリームとひまし油を塗っています。

A3741 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
瘢痕が筋膜と癒着しているため「表情を動かすと、その傷の線を折り目に凹」むのでしょう。
確かに「黒人」の方が通常のアジア人より瘢痕が出来やすい傾向がありますが、「線の太さは太くなく、1ミリ2ミリほど」で「周りの皮膚よりも白い横線が入り、ほんの少しばかり盛り上がった」状態の瘢痕なら、瘢痕形成術で瘢痕を細くすると同時に癒着を剥がした方が目立たなくなるかもしれません。
残念ながら「毎日ヘパリンクリームとひまし油を塗って」も著明に変化するとは考えられませんが、やや強めのマッサージで皮下の癒着を剥がすことが出来れば「表情」で「凹」むことは無くなります。気になる瘢痕は、「仕方ない」ことはありません。
「三歳」ですから今すぐ治療をしないとしても、少しでも目立たなくなるように経過を診ながら適時、適当なアドバイスを貰うため、定期的に信頼する形成外科で診てもらうことをお勧めします。
Q3742 相談者 ニックネーム:ジェイドヒメ 患者様(相談対象者) 年齢:60代前半 性別:男性

10年ほど前になりますが、背中に蚊かなにかに刺されたのですが
そのうち治ると思いそのままにしていました。
その場所が化膿してかなり広い範囲(5cmx5cm)になったので
皮膚科で治療をうけましたがそのところが痣として残ってしまいました。
その後レーザー治療で色を落とそうとしましたが効果がなくそのままになってしまいました。
去年の12月ごろに痣のところに何かの小さい傷ができてなかなか治らないので皮膚科で治療を受けましたが治らず、外科に回されてしまいました。
外科でも傷が治らないので東京の形成外科の先生に診てもらい、手術で傷を切って縫い合わせてもらいました。
抜糸したあとも何か月たっても傷が治らないので手術していただいた先生に聞いてみました。
慢性創傷のようだといわれましたがその後の治療法は教えてもらえませんでした。
現在、タイに住んでおりまして、こちらのいくつかのいい病院にも聞いてみたのですが、治療費が以上に高く、入院も長くしなくていけないようです。
背中のあざの大きさは5cmx5cmのままで、傷口は開いたままです。
痛みはなにかに触れたりしないとありません。
治療ができるようならいつでも日本に帰ることは可能です。

A3742 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
「レーザー治療で色を落とそうとしましたが効果がなくそのまま」で、「何かの小さい傷ができてなかなか治らない」うえ、「手術で傷を切って縫い合わせて」「抜糸したあとも何か月たっても傷が治らない」という状況ならば、ご相談の「痣」は通常の炎症性色素斑ではないのかもしれません。
「タイ」での治療が「治療費が以上に高く、入院も長くしなくていけない」とすれば、植皮手術か皮弁形成手術を検討したのだと考えられます。
日本でも治療をするなら同様の判断になるかもしれませんが、先ずは創傷治癒が遷延する理由をはっきりさせなければ具体的な治療方針をたてることが出来ません。
まことに申し訳ありませんが、頂いた情報だけではアドバイスをしかねます。
日本にご帰国の際に、形成外科専門医を受診してください。
Q3743 相談者 ニックネーム:ちい 患者様(相談対象者) 年齢:20代後半 性別:女性

小鼻縮小内側の左側だけ傷跡ができてしまいました。
切り傷のような凹み傷のような傷です。
修正したいのですが方法や家でできる治癒方法などありますでしょうか?
皮膚移植や平らに削ることは可能なのでしょうか?

A3743 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
「小鼻」(鼻翼)の立ち上がりが切れ込んだ線のようになっているならば、マッサージとフラクショナルレーザーで多少改善します。
線状の瘢痕ならば、瘢痕を切除して縫合しなおす瘢痕形成術の方がよいかもしれません。
鼻翼の形成は比較的、技術を要するにもかかわらず、鼻翼縮小と称して安易に手術を行う美容外科も少なくありません。
形成外科や信頼のおける美容外科を受診して、ご相談なさってください。
Q3744 相談者 ニックネーム:ベル 患者様(相談対象者) 年齢:20代前半 性別:女性

半年前に唇を強く擦ってしまい、酷い皮剥けに悩まされています。
初めは真っ赤に腫れて、皮も剥けませんでした。
2か月後白く分厚く大きな皮がベロベロと剥けてはまた新しい分厚い皮が剥けるといった感じです。
先月は炎症が治まり、ほとんど目立たなくなったので、ようやく治ってくれると安心していたのですが、現在は再び赤く、むず痒い感じです。
皮剥けは小さく薄く粉のようなものが、時々ポロポロと剥けます。痛みはありません。
家族に「唇赤い?」と聞くと、酷かったときの赤みと違って、ほとんどわからないと言われました。
皮膚は以前と比べると丈夫というか、頑丈になったような気がします。
言うなれば、初めはぶよぶよ。今は弾力がある。といった感じです。
この炎症はぶり返してしまったのか、唇の血行が良くなって皮の再生を促しているのかわかりません。
1度壊れてしまった唇の表皮また新たに再生しますか?
また、お薬はアズノールを塗っており、ルミンAという、飲む傷薬を飲んでおります。
皮膚の再生について、詳しく教えてください

A3744 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
口内炎が数日でほぼ跡形もなく治るように、粘膜は極めて優れた創傷治癒機能を持ちます。
ただし「赤く、むず痒い感じ」で「皮剥けは小さく薄く粉のようなものが、時々ポロポロと剥け」るのは、完全に粘膜構造が再生したのではなく、分泌液が行き渡らないため乾燥してしまうのだと考えられます。
「アズノール」やリップクリームなどで乾燥対策をしてください。
Q3745 相談者 ニックネーム:アルファ・1 患者様(相談対象者) 年齢:30代前半 性別:男性

左膝部を打創し、骨膜が見えるところまで受傷してその後15針以上の縫合。
10日後に抜糸をしたのですが、外傷の傷はいよいよ治りかけでありますが、中身皮膚から骨膜までの部分はどのように治っていくのでしょうか?
また、どれくらい治癒に時間がかかるのでしょうか。
また、膝関節部分なので歩行まではやっても大丈夫でしょうか?

A3745 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
皮下組織を寄せて空洞が出来ないように縫合してある筈です。
瘢痕として修復されています。
瘢痕を構成する成分は正常な真皮と変わりはなく、細胞と繊維組織の割合が異なっているだけですが、瘢痕は硬く伸展性が無いため、強く伸展させれば痛みがあるかもしれません。
主治医にご確認いただくのが一番良いのですが、皮膚と皮下組織の損傷だけなら歩行くらいは支障が無い筈です。
Q3746 相談者 ニックネーム:褥じょく 患者様(相談対象者) 年齢:30代前半 性別:男性

脊髄損傷の車いす利用者について仙骨に褥瘡があります。
大腿骨骨折歴もあり、痛みがあると言います。
不完全麻痺なので痛みを感じる?と思いましたが、感覚があれば褥瘡はひどくならないのでは?と思いました。
質問です。痛みを無くすためには、具体的に方法を教えて頂きたく。宜しくお願い致します。

A3746 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
知覚があっても褥瘡は成立します。
表在知覚と深部知覚の神経支配領域の違いと感染に配慮する必要はありますが、硬膜外分節麻酔で痛覚のコントロールが出来ます。
ただし痛む部位の自覚と特定はかなり難しいので、脊髄損傷の患者さんご自身が痛みの部位を認識できていないため、褥瘡の「痛みがあると」仰るのかもしれません。
もちろん鎮痛薬の内服も有効ですが、精神安定剤の併用が奏功することもあります。
Q3747 相談者 ニックネーム:パンダママ 患者様(相談対象者) 年齢:30代後半 性別:女性

3か月ほど前、おろし金で右親指の関節のところを切ってしまいました。
数日間は、何も貼らず過ごしたのですが、傷跡が気になり、市販のキズパワーパッドを貼りました。
傷跡は一日二日で治ったのですが、3か月たった今も痛みがあります。
その痛みのせいか、親指を曲げることができなくなりつつあります。
重いものを持つこともできにくくなっています。
見た目は反対の指と比べると明らかに皮膚下が黒いです。
外科でレントゲンを撮りましたが骨に異常はなく原因不明。経過観察とのこと。
皮膚科に行くと皮膚下のことなのでわからない。
形成外科に行き、穿刺という治療をされたのですが膿は全く抽出されませんでした。
その形成外科から抗生物質を5日分もらい飲んだのですが、痛みは変わりません。
どこに行けばよいか分からず、大変困っています。

A3747 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
メールの内容だけで判断は極めて困難です。
とくに記載がないということは、熱感や赤みは無いということでしょうか。
そうであれば「穿刺」をして「膿は全く」排出されないで、「抗生物質を5日分もらい飲んだのですが、痛みは変わ」らなかったのは、感染は起こしてないということで納得がいきます。
もちろん確認することを否定はしませんが、「おろし金で右親指の関節のところを切って」「骨に異常」が出るわけはありません。
受傷後「3か月たった今も」「反対の指と比べると明らかに皮膚下が黒い」ということは血腫も含め皮下に異物が存在する可能性も否定できませんが、一般的に異物があるだけで「痛み」が続くことはありません。
「おろし金で右親指の関節のところ」を受傷したということはおそらく右利きでしょうし、拇指がつまみ動作のために極めて重要な役目を果たすことを考えると、通常の日常生活を送るためだけでも利き手拇指のトラブルは直ちに症状の改善が必要です。
受傷後3カ月も手指を使わなければ、筋肉の廃用性の萎縮が起きてしまいます。
「親指を曲げることができなくなりつつあり」、「重いものを持つこともできにくくなって」いるのは、神経症状が進行しているか、炎症が進行しているとも考えられます。
外傷と全く関係なく神経症状が出ている可能性もゼロではありませんが、炎症が進行しているならば直ちに抗生物質の点滴が必要になるかもしれません。
受傷部を軽く叩いて鋭い痛みが走るようなら、神経断端腫が出来ている可能性もあります。
申し訳ありませんが、診察をすれば一瞬で診断がつくものでも、メールだけではあらゆる可能性を列挙するだけになってしまいます。
直ちに、手の外科を標榜する整形外科あるいは形成外科を受診してください。
Q3748 相談者 ニックネーム:waiwai 患者様(相談対象者) 年齢:20代後半 性別:女性

コテでほほをやけどしました。
以前にも同様のことがあり、その際は痕が残らず完治しました。

今回も同様に考えていたのですが、、、
昨日の夜、爪でひっかいてしまい皮がめくれてしまったようです。
その際はヒリヒリとした痛みがあり、ただれてるような感じになってしまいました。
今は皮がめくれた状態で赤くなっています。

このような場合でも痕を残らず治すことができますでしょうか。

A3748 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
洗顔後、めくれた「皮」を除去して、湿潤療法専用の創傷被覆材を貼付してください。
感染が無ければ1週間程度で上皮化するでしょう。
熱傷の程度によって「痕」が残ることもありますが、順調に回復すれば問題はないで
しょう。
色素沈着を起こさないために、上皮化後は3カ月間、紫外線対策が必要です。
Q3749 相談者 ニックネーム:カナミナ 患者様(相談対象者) 年齢:30代前半 性別:女性

妻の症状でご相談があります。
8月に三回目の帝王切開で出産、退院2日後に痛みから血腫が見つかり、同一箇所を再度手術しました。
3か月経過したにも関わらず、その際の傷口が未だに完治せず、痛みが強くなっています。
医師からは手術の傷は完治しており、今は傷口を切った事で組織が薄く、お腹の肉が重なってすれて、床ずれのような状態になっている、皮膚科の領域だが経過観察で診療していると言われました。

まず、血腫の原因が帝王切開時に癒着が凄かったので、努力したが諦めて閉腹したと言ってますが、その時の出血が血腫の原因ではないのか?
術後、管で腹内の洗浄液を出してましたが、予定より早く取れてしまい、付けなおすのではなくそのままにした事で、洗浄液の排出が不十分ではないのか?
傷口がジグザグしており、執刀した医師本人がなんでこんな事になっているのか?自分はこんな状態初めて見たと言っており、縫合糸も一部飛び出てしまい、抜糸処置を2回も行っています。

腹部の肉をよけて切開、縫合を行ったのは理解出来ますが、傷口がジグザグしたり、縫合の糸が飛び出る、術後の傷跡がお腹の肉で擦れて床ずれとなり痛みや出血、洗浄液排出の原因となっているという説明には疑念があります。

傷に関わる部分のみ可能な限り教えて下さい。
納得いく理由と説明を知りたいと思っていますが、妻が他病院の診療を拒否しており、「こういう可能性があるから病院へ行こう」という説得材料になればと思っています。

A3749 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
大変申し訳ありませんが何度読み返しても、奥様の傷の状態の把握が出来ません。
縫合創は開いているのか、閉鎖されていないのなら真皮が露出しているのか脂肪が露
出しているのか。
血腫は除去できたのか、まだ出血はあるのか、浸出液(洗浄液ではないでしょう)が
血性なのか。
傷口がジグザグというのは、縫合線が一直線になっていないということなのか、縫合線が離開して潰瘍を形成しているということなのか。
担当医の言葉が不十分なだけなのか、担当医が創傷治癒について理解が少ないのか、相談者様が正しい言葉(用語)をメールで伝えきれていないだけなのか。
いずれにしろ、形成外科を受診した方が治癒は早いでしょう。
術後の瘢痕の治療や自己ケアのアドバイスを貰うだけでも意味はあるでしょうから、一度形成外科専門医の診察をお受けになることをお勧めします。
奥様は、他病院の診療を受けることは信頼する産科の主治医を裏切ることになるとお考えになっているのかもしれませんが、それは勘違いです。
専門医のセカンドオピニオンを貰うのは、今お掛かりになっている主治医の治療を安心・納得して継続するための作業なのです。
時には治療方針の多少の修正のアドバイスがあるかもしれませんが、それこそ今お掛かりになっている主治医にとっても手助けになる情報なのです。
奥様を説得するというよりも、主治医に一度形成外科を受診してみたいので紹介状を書いてほしいと依頼してみてはいかがでしょう。
出産後3カ月も経過しているのならば、お子さんのお世話も大変な時期でしょうから、一刻も早く治癒させて子育てに専念できることをお祈りいたします。
Q3750 相談者 ニックネーム:  患者様(相談対象者) 年齢:20代前半 性別:女性

目頭切開、術後一ヵ月ほどの傷にエコツーレーザーを照射してもらいました。照射する前の方が傷が綺麗だったと思います。現在凹み、赤みが増しました。術後三ヵ月経過しないとレーザー照射は良くないと聞いたのですが、このレーザーが原因で余計に傷が汚くなったのでしょうか?計三回してもらい、今は術後三ヵ月ですが、現在の状態が一番傷が目立つ状態です。
もうこのまま凹みがずっとありますか?(古傷にも照射してもらいましたが、それは綺麗になっています。)

A3750 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
「エコツーレーザー」は凹みのある瘢痕に照射することの多いレーザーです。
フラクショナルレーザーとアブレージョンの中間に位置するのが「エコツーレーザー」(炭酸ガスフラクショナルレーザー)なので、レーザー照射後の赤みは数か月続くことがあります。
凹みなどの改善も照射後すぐに効果が見られるのではなく、コラーゲンが増加して症状を改善させるのに数か月が必要です。
手術もレーザー処置も、その治療を施行した日から術後のケアや術後の治療が始まっているのですし、治療方針・治療計画はそれぞれの医師で微妙に異なるものです。
どうぞ主治医にもう一度ご相談なさるのがよいでしょう。

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