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創傷治癒よくある質問
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- Q3871 相談者 ニックネーム:Rara 患者様(相談対象者) 年齢:30代後半 性別:女性
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生後半年の頃にストーブで右手指3本を火傷しました。
11歳までの約10年間 形成外科で、脇腹から2枚 ビキニライン 両足の裏より皮膚移植、変形を防ぐ為に指に針金を入れたり、移植した皮膚を切り開いたりと、日本全国から患者が集まる程の名医と呼ばれる先生に10回ほど手術をして頂きました。
両親に自分が手の事で辛い思いをしている事を悟られたくなく、費用も気になり、私から治療を終了しました。
幼児期 思春期も越え、最後の手術から25年経った現在 今更と思われるかも知れませんが、少しでも治したく、かと言って 治るかわからないのに 受診し 写真を撮られたり、病院関係者であろうが、色々な人に手を見られたくなく、こちらに相談させて頂きます。手のひらに移植した脇腹の皮膚は茶色く、成長に合わせ指の関節部分に追加した足の裏の皮膚は肌色です。
脇腹の皮膚なので、手のひらなのにうぶ毛が生えています。4指の爪は丸くなり、親指の爪は 分厚く普通の爪切りでは切れません。
手を開くと 最後の皮膚移植から成長したのか、親指と小指がつっぱり 小指は曲がっています。
指の股には カッパのように水かきがあります。
冬には移植した脇腹の皮膚と足の裏の皮膚の繋ぎ目がひび割れます。
両手の手のひらを合わせると第一関節の長さ 右手指は短いです。
移植の為に剥いだ跡は皮膚を寄せてありますが、一番広範囲だった脇腹には100針以上あります。
健常者のようになりたいなんて贅沢は言いません。どこまで治せるのか教えて下さい。
- A3871 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
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「手のひらに移植した脇腹の皮膚は茶色く…」
レーザーで脱色をすることも可能かもしれませんが色調が斑(まだら)になる可能性が極めて高いのであまりお勧めはできません。
ハイドロキノン軟膏などの美白剤を長期に使用すると、色調は薄くなります。
また、植皮部分の表皮を剥削し培養表皮の移植をすると、「茶色」くなくなります。
「手のひらなのにうぶ毛が生えて…」
レーザー脱毛やフラッシュランプによる脱毛、RF脱毛などを繰り返すと多少なりとも有効ですが、「うぶ毛」が対象だと永久脱毛とまで言えるような著明な効果は期待できません。
ブラジリアンワックスや除毛クリームが効果的です。
「4指の爪は丸くなり」
使わない指の爪は「丸く」なるので、環指の指先を使えるようにする必要があります。
「親指と小指がつっぱり」っていることから、植皮面積が足りていないことは明らかですから、植皮を追加するだけでも手指の使い勝手は相当改善されるはずです。
「親指の爪は 分厚く…」
爪母の変形ならば爪母形成が可能かもしれませんが、爪白癬ならば抗真菌剤の投与が必要です。
「親指と小指がつっぱり 小指は曲がって…」
植皮が足りないことは明白なので、必要かつ十分な面積の植皮を足した方がよいでしょう。
「小指」は曲がったままだと洗顔時に目に指が入り、伸びたままだと鼻孔に指が入ってしまいます。
指関節の可動域を確認しつつ手術の計画を立てる、慎重さが必要です。
「指の股には カッパのように水かきが…」
指間部は想像以上に大きな面積の植皮が必要です。
植皮量が足りないのと、植皮の縫合線の向きの問題があるかもしれません。
皮弁で指間が形成できるなら、それも検討すべきです。
「繋ぎ目がひび割れ…」
縫合線には皮脂腺が無いので、ハンドクリームや保湿剤はずっと必要なはずです。
ただし、毎「冬」、同じように「ひび割れ」るとすれば、縫合線が太すぎるのと、やはり十分量の植皮でないため縫合瘢痕に必要以上の力が加わっていると考えられます。
植皮を足すと同時に縫合線を直線でなくすようにすれば「ひび割れ」なくなります。
「第一関節の長さ右手指は短い…」
成長障害によるものではなく、手掌および手指、あるいはそのどちらかの植皮面積が足りないため、関節裂隙が狭くなっている可能性が高いので、これも植皮をすればある程度は解決されるでしょう。
「皮膚を寄せてありますが…」「脇腹には100針以上…」
改めて手指の治療をするとすれば、Tissue Expanderなどを使って広い面積の植皮片を確保するとよいでしょう。
「脇腹には100針以上…」
縫合糸の跡が残っているのでしょうか。
瘢痕切除のうえ再縫合すれば、縫合糸跡は残りません。
今回のアドバイスはメールから想像し得るものということであって、診察をした医師から別な治療法の提案があるかもしれません。
あなたの「治るかわからないのに 受診し 写真を撮られたり、病院関係者であろうが、色々な人に手を見られたくなく」という想いもわからないではないのですが、形成外科の治療は、言ってみれば、何もないところに家を建てるのではなく家の状態を見て、予算と期間を考慮しながら修繕計画を立てるようなものなので、診察をしなければ始まりませんし、多くの目と頭脳を寄せ集めてできるだけ患者さんの望む方向の結果が得られるようにあらゆる方法を考え検討するものなので、ある病気に決まった治療をするものとは訳が違うのだということをご理解ください。
複数の形成外科を受診して意見を訊いて、ご自身が信頼を置く医師を見つけ、その医師とともに治療方針をたて、治療し、経過を見て治療方針の再検討をするということを、繰り返せば、必ず今よりはよくなります。
目標は、「健常者のように」なることではなく、特別に気にすることなくニコニコ笑って生活できるようになることなのですから、ぜひ前向きに考えてください。
- Q3872 相談者 ニックネーム:panera 患者様(相談対象者) 年齢:40代前半 性別:女性
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10年くらい前、ニキビ治療のため、皮膚科でレーザーを当てました。
しかしその部分がなかなか治らず、結局うっすら赤くあとが残ってしまいました。大きさは大豆くらいの大きさです。
赤みを抑えるレーザーを繰り返し当てましたが、効果は見られませんでした。
お化粧で隠せますが、可能ならば手術等で治せればと考えています。恐らく、表面の皮膚が欠損しているように見えます。専門家ではないのでよく分かりませんが。
その部分を切開して、縫い合わせる等の処置は出来ないものでしょうか?
- A3872 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
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凹みの瘢痕でしょうか、盛り上がった肥厚性瘢痕でしょうか、平らでやや透明感のある赤みを持った瘢痕でしょうか。
「大豆くらいの大きさ」なら、いずれの状況でも、部位によっては「その部分を切開して、縫い合わせる」処置も可能ですが、頬などは術後の瘢痕が目立つのでお勧めできる処置ではありません。
また、「赤みを抑えるレーザー」が血管に反応するレーザーならば、その赤みが血管拡張や新生血管によるものでなければほとんど効果はありません。
診察をしないで判断は難しいのですが、肥厚性瘢痕や平坦な赤みなら、フラクショナルレーザーで治療が可能かもしれません。
治療計画を立てるためには、また、治療方針の決定のためには、様々な治療法、様々な治療機器について精通している必要があります。
後から後悔しないためにも、複数の形成外科、美容皮膚科、美容外科を受診して、まずはご自身の状態をしっかりと了解し、更に、どんな治療法があるのか、どれくらいの期間がかかるのか、どんな効果があるのかをすべて理解して、主治医を選び、納得して治療してください。
- Q3873 相談者 ニックネーム:チエ 患者様(相談対象者) 年齢:30代後半 性別:男性
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38才の息子ですが5月8日に左くるぶし上を開放骨折しまして、5月10日に手術を受けましたが、縫合の箇所が化膿して、
壊死を起こしている可能性が有ると言う事で、入院している間は抗生物質の飲み薬を飲んでいましたが、退院しても良いと言うことで、5月30日に退院しました。傷口が未だ化膿していて、病院で出された薬は1日おきに、ゲーベンクリーム1%のクリームを塗る様にだされただけで、傷口を見ると余りにも化膿しているので骨髄炎を起こすのではないかと大変心配しております。
出来れば安心して治療に専念出来る病院で見て頂きたいのですが、どの様にしたら良いのかアドバイスして頂ければと思います。
彼は糖尿病が有ります。
- A3873 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
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「糖尿病」の下腿の外傷で皮膚の「壊死」があるとなれば、感染を合併する可能性が極めて高いものと考えた方が宜しいかもしれません。
ただし、「退院しても良い」と許可が出たということは、「壊死を起こしている」のは表皮あるいは真皮だけで、脂肪層や骨膜は異状がないので、ご心配なさっている「骨髄炎を起こす」ことはないという判断なのでしょう。
入院しての治療をお望みならば、主治医にその旨をお伝えになって、再度入院するか、紹介状を書いていただくのがスムーズな方法でしょう。
個別の転院先紹介はしていないので、当HPの『医療機関のご案内』を参考になさってください。
http://www.woundhealing-center.jp/kikan/index.php
- Q3874 相談者 ニックネーム:きりん 患者様(相談対象者) 年齢:40代後半 性別:女性
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床ずれについて 本人なんですが 傷あって右足 皮むけ 赤いんです
左足 傷あるんです
お尻痛くて どういう状態ですか 刺激あるくらい
治療法 間違ってるんですか
水道の水で洗って 塗り薬、ラップだけではだめでしょうか 治りますかね!?
- A3874 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
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40代後半で褥瘡があるならば、基礎疾患がおありでしょうか。
基礎疾患が、消耗性疾患なら、全身状態の改善が褥瘡治癒の前提になります。
感染が無ければ「塗り薬」も必要ないでしょう。
治療法にかかわらず、無圧布団や足枕を使うなど工夫をして、擦れ、圧迫、ズレを防いでください。
- Q3875 相談者 ニックネーム:ちゃめ 患者様(相談対象者) 年齢:40代前半 性別:女性
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5月の25日に卵巣腫瘍の手術をしました。
術後一週間で本当は退院なのですが、家の都合で2日早く退院してきました。
退院前に診察があり超音波検査などは以上がなかったのですが、診察台を降りる時に先生が恥骨のあたりを触って「熱もってるぽいなぁー」と言ってました。
来週には、また病院に行くのですが、なんか気になり出して…熱もってるとどこかダメ何でしょうか?
自分で冷やしたりした方がいいのでしょうか?
- A3875 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
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「超音波検査などは異状がなかった」のに、「恥骨のあたり」が「熱もってる」ということは、縫合部で感染が起きているということを示唆する兆候です。
ただしメールに赤みがあるや痛みがある、あるいは腫れているなどの記載がないことから、担当医の言う「熱もってるぽいなぁー」という言葉は、『触った部分が多少熱っぽい様だけど特に異状を感じさせる程でもないし特に問題のない経過で治癒するでしょう』という程度の意味と考えます。
異状を察知した医師は「…ぽいなぁー」などと曖昧な表現をすることなく、『…の可能性があるので…の兆候に気をつけてください』とか『…の可能性があるので…をしておいてください』と出来るだけわかりやすく指示を出すものです。
具体的な指示が出なかったなら、「自分で冷やしたり」する必要はないでしょう。
メールの情報から回答いたしましたが、具体的な判断は診察をした医師だけが出来るものです。
主治医は診察をしてくださった婦人科の先生なのですから、不安なことは全てその先生にお尋ねになるのが最良の方法だということを追記しておきます。
- Q3876 相談者 ニックネーム:まこっちゃん 患者様(相談対象者) 年齢:10代前半 性別:女性
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小学5年生になる娘なんですが4歳くらいに猫に頬を引っ掻かれその傷(4cmくらい)が残っています。
だんだんと本人も気にしだしてきているのですが治療できますか?
近くの形成皮膚科に見ていただいたんですが今は日焼け対策をしっかりとだけ言われました。
- A3876 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
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瘢痕を無かったことにすることはできなくとも、なるべく目立たないものにすることは可能です。
「近くの形成皮膚科に診ていただいた」ということですが、形成外科でお尋ねになるべきは、今やるべき処置が何なのかだけでなく、なぜそれが必要なのか、それをするとどんな効果が期待できるのか(何を予防できるのか)、今ではなくともいずれ(どんな時期に)どんな治療が可能なのか、あるいは、その治療が必要になる可能性は高いのか、などまさに今お尋ねになりたい内容そのものなのです。
お嬢さんの頬の瘢痕を診察することなしに、具体的なアドバイスはできません。
瘢痕を目立たなくする治療法はただ一つではないので、複数の形成外科を受診して、それぞれの意見をお聴きになり、十分に治療内容を理解したうえで、いずれ治療をするとお決めになったときに、主治医とする先生とどんな治療方針でどんな治療計画を立てるかをしっかりと話し合ったうえで治療をなさってください。
- Q3877 相談者 ニックネーム:まさかやん 患者様(相談対象者) 年齢:40代前半 性別:男性
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ケロイド湿疹が胸のあたりに横10センチ、縦3センチぐらいの大きさのものがもともとありました。
たまにかゆみや痛みがありましたが、さほど問題はありませんでしたが、急につっぱった感じと急激な痛みがあり、確認すると厚みがあり膿が出来ているようでかなりの痛みがありますが、どうすればよいでしょうか?
- A3877 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
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「ケロイド湿疹」とはケロイドでしょうか肥厚性瘢痕でしょうか。
「かゆみや痛みがあり」という記載からは、ケロイドを想像しますが、症状が「たまに」であれば肥厚性瘢痕でも同様の症状は起こり得ます。
「急につっぱった感じと急激な痛み」が出現したのは、「厚」くなり「膿が出来ている」からですが、ケロイドであれ肥厚性瘢痕であれ、適切に診断して適切に処置をする必要があります。
ケロイドならばこれを契機にいきなり増大する可能性がありますし、肥厚性瘢痕でも潰瘍を繰り返すようになる可能性もあります。
最悪のシナリオでは、瘢痕癌の発生も念頭に置く必要があります。
今回自己ケアで治癒しても再発する可能性は十分に考えられますし、直ちに形成外科あるいは皮膚科を受診してください。
「ケロイド湿疹」とはケロイドでしょうか肥厚性瘢痕でしょうか。
「かゆみや痛みがあり」という記載からは、ケロイドを想像しますが、症状が「たまに」であれば肥厚性瘢痕でも同様の症状は起こり得ます。
「急につっぱった感じと急激な痛み」が出現したのは、「厚」くなり「膿が出来ている」からですが、ケロイドであれ肥厚性瘢痕であれ、適切に診断して適切に処置をする必要がありま
す。
ケロイドならばこれを契機にいきなり増大する可能性がありますし、
肥厚性瘢痕でも潰瘍を繰り返すようになる可能性もあります。
最悪のシナリオでは、瘢痕癌の発生も念頭に置く必要があります。
今回自己ケアで治癒しても再発する可能性は十分に考えられますし、
直ちに形成外科あるいは皮膚科を受診してください。
- Q3878 相談者 ニックネーム:al 患者様(相談対象者) 年齢:30代前半 性別:男性
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2カ月前に鎖骨の骨折をして金属プレートとボルトを入れる手術をしました。
骨はまだくっついていないので、現在も通院中ですが、抜糸もおわり感染症もなく、傷も塞がっています。
先ほど縫った所を見ていたらわずかに膨らみがあり、押したら膿と血がでました。
子供の小指の先ぐらいの量ですがビックリしてしまいました。
整形外科での診察を三週間後に予定していますが、一度早めに相談したほうが良いのでしょうか?
- A3878 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
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縫合創の感染でしょう。
脂肪層、筋層を越えて膿瘍が骨まで達していることはないでしょうが、確認のためにも、直ちに「整形外科」を受診して診てもらって下さい。
- Q3879 相談者 ニックネーム:ゆっぴい 患者様(相談対象者) 年齢:80代 性別:男性
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80代の父ですが、10年前に耕運機に足を取られ大きく切ってしまいました。
外科医に縫合してもらいましたが、その傷がまだ時々化膿し、発熱したりします。
医者に行くと抗生物質で治療されますが、繰り返し発症します。
完治治療はないのでしょうか?
- A3879 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
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「時々」がどれくらいの頻度かということも大切な情報なのですが、比較的頻繁に「化膿し、発熱したり」するならば、皮下に膿瘍や感染創が潜んでいる可能性があります。
診察をしていないので具体的なアドバイスが出来ませんが、形成外科を受診して相談すれば根本的な治療法を提案してもらえるはずです。
形成外科が自宅のそばにない場合は、受診の際に通院が困難なことをお伝えになって、自宅でできるケア、近医でできる治療、専門病院(形成外科)でしなければいけない治療と分けて治療方針を検討して頂くとよいでしょう。
- Q3880 相談者 ニックネーム: 患者様(相談対象者) 年齢:10歳未満 性別:男性
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3歳の子供が自転車転倒で救急で3針縫いました。
土曜日だった為、形成外科の診察は月曜日になり診察の結果、縫合から7日後の金曜日に抜糸して、まだほんの少し血が残っている傷上にマイクロポアテープを直張りで一か月後に再診察との事で帰宅しました。抜糸同日に家の近くに湿潤療法を受けれる医院があったので、診ていただいたらビジダームという透明のパットを3日から一週間貼っていてとの事でした。
子供は汗かきなので、傷口は膨らんでいませんが、1日目にして汗で膨らんでいます。
縫合跡を残さない為にはテーピングと調べてみると書いてありますが、次の張り替えはどちらのテープを貼ってあげれば、良いか解りません…
- A3880 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
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「形成外科」の医師は「湿潤療法」を知らなかったわけでなく、抜糸後に必要無しと判断して「マイクロポアテープを直張りで一か月後に再診察」の指示を出したものと考えます。
また、「家の近く」の「湿潤療法を受けれる医院」の医師は、「まだほんの少し血が残っている傷」をまだ保護すべきと判断して「ビジダーム」を「3日から一週間貼っていて」と指示したのでしょう。
創が無い皮膚に「ビジダーム」を貼っても特に問題があるわけではありませんが、既に閉鎖し上皮化した状態ならば、直接「マイクロポアテープ」を貼っても構わないでしょう。
実際「家の近く」の「湿潤療法を受けれる医院」の医師も「3日から一週間」と敢えて曖昧に言っているわけですから、「ビジダーム」を貼るとしても3日で十分です。
どちらの先生でも、信頼できるとお考えになった医師のもとで瘢痕の経過を定期的に診てもらうとよいでしょうが、どんなケアをすればよいかだけでなく、何のためにどれくらいの期間そのケアが必要なのかまでしっかりとお尋ねになってください。
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