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傷の悩み 無料相談

創傷治癒よくある質問

  1. 0_FAQ 創傷治癒 よくあるご相談
Q3931 相談者 ニックネーム:だだ 患者様(相談対象者) 年齢:20代後半 性別:女性

3日前に整形外科にて右腕の石灰化したしこりを摘出する手術を受けました。
しこりの大きさは約1センチです。

縫合方法がまず溶ける糸で4針縫合しています。
そしてひとつひとつ玉結びされてるような縫合です。結び目は外にでてます。

傷口が赤く盛り上がっている状態がつづいてて痛みももちろんありますが痒みもあります。
消毒の指示もされてませんし ガーゼ?の交換も指示されてません。
一応不安なのでガーゼは市販で買って交換してます。 
色々自分なりに調べると皮膚の縫合に溶ける糸は使用しないとでてきます。
傷口がとじにくかったり感染症のリスクもあるとみました。

溶ける糸を使用されるとこもきいてませんし切り口も一直線ではなくすこしいびつです。
不安で不安でしょうがないのでこの縫合方法で問題ないのか心配で他の病院でみてもらうか悩み中です。
その場合手術したての状態でも診てもらえるのでしょうか?

A3931 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
本来、創が開かないように皮下で縫縮されていれば、「皮膚の縫合」は創を閉鎖するためではなく創縁を合わせることだけが目的になります。

したがって一般的に、表皮に縫合糸痕が残らないように組織反応の小さいナイロン糸を使うことが多いのですが、どんな種類のどんな太さの縫合糸を使うか、どんな縫合法で創を閉鎖するかは、創状態を見て実際に手術の現場で術者などが判断するものなので、「溶ける糸」で「ひとつひとつ玉結びされてるような縫合」が必ずしも誤っているというわけではありません。

そのままでも特に問題はありませんが、術後4~7日で抜糸をしても問題はないので、「不安で不安でしょうがない」気持ちならば、手術をした「整形外科」あるいは「他の病院」で抜糸をしてもらえばよいでしょう。
もちろん「他の病院」」でも「「手術したての状態でも診てもらえ」ます。
Q3932 相談者 ニックネーム:ヒバリ 患者様(相談対象者) 年齢:30代後半 性別:女性

生後三ヶ月で開腹手術をしました。
へそ上を真横に12~15センチほど走ってます。
その傷には穴が空いてるようになっていますが、ときよりそこから白いペースト状のものが出てきます。
痛くなるときがあり、先日は痛みと白い液体が出て外科で切開して膿を出してもらいました。
もう術後40年に近くなります、このままこの状態で先日のように悪化したら外科で処置をしてもらうのが良いのか、何らかの治療をした方が良いのか教えてください。

A3932 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
「痛くなるとき」があるわけですし、化膿すると面倒です。
切開を繰り返せば瘢痕の線維化が進みますし、確率は低いのですが長期間のうちに瘢痕癌が発症する可能性がゼロではありません。
皮下に嚢胞が出来ているのでしょうから、切除した方がよいでしょう。
嚢胞の切除だけなら外来の局所麻酔の手術で治療が出来るので、形成外科を受診して相談してください。
Q3933 相談者 ニックネーム:treetop 患者様(相談対象者) 年齢:10歳未満 性別:女性

1歳3ヶ月の娘が柱の角に額をぶつけ縦に2~3センチ程傷ができました。
出血が酷く、夜間だったのですぐに救急で総合病院にかかりました。
頭を打ったので脳神経外科の医師が処置してくれ、消毒してテープで固定する事になりました。
次の日外来で受診するように言われ受診しましたが、傷の状態は確認せず、一週間後受診するように言われました。
その間、ガーゼで覆ってたのですが、傷が開くから一週間そのままで良いと言われたのでそのままにしておきました。
一週間後受診すると違う医師が診てくれたのですが、傷はくっ付いたようですが、
一週間そのままだったため少しバイ菌が付いていたと言われました。
その日から毎日傷口をお湯で洗浄してガーゼを取り替えるように指示され、縦の傷だから跡が残るかもしれないと言われました。

帰宅後調べると傷は形成外科で処置してもらった方がいいと知り、病院に聞いたところ一週間後の脳神経外科を受診したとき
医師に相談してから受診した方がいいとの回答でした。
この場合、一週間後でもいいのでしょうか?指示された処置をしてていいのでしょうか?

A3933 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
脳神経外科は頭蓋内組織の損傷が専門なので、「額」の「縦」の外傷ならば「形成外科」で治療した方がよいでしょう。
「一週間後」の「受診」で、「傷はくっ付いたよう」で上皮化が完了していたならば、「洗浄」だけで「ガーゼ」は要りません。
また、「病院に聞いたところ」とありますが、医師以外の病院の事務やスタッフが対応したならば医師の指示を仰ぐようアドバイスするしかないので、「一週間後の脳神経外科を受診したとき医師に相談してから受診した方がいいとの回答」は尤もなのですが、1週間待つ意味はありません。
お嬢さんの外傷は既に、瘢痕を目立たなくするためのケアや治療が必要な時期に入っているとお考えいただいた方がよいでしょう。

一刻を争うわけではありませんが、形成外科を受診してください。
Q3934 相談者 ニックネーム:さくら 患者様(相談対象者) 年齢:60代前半 性別:女性

友人が一昨年の11月末に足首からふくらはぎにかけて複雑骨折をし、入院・手術を行ないましたが、術後1週間程しても傷の治りが悪いと調べたところ、感染症を起こしていると傷口を開口しそこからしばらく消毒を続けながら、抗生剤の点滴をうけていました。
そこから2週間程しても炎症反応が治まらず傷口を開口したままで、抗生剤を変えてさらに消毒を続け、血液検査により炎症反応が治まってから、傷口を再縫合しましたが、2~3日後に縫合部がくっ付かず糸が裂けたようになり再縫合、それでも裂けた為、肉が盛るのを待ちながら消毒しようということになりました。
そこまでの期間はだいたい骨折してから2カ月は経っていたかと思います。
退院し、週に一回の消毒に通院していましたが、かさぶたがずっとありました。
偶然かさぶたが剥がれた時にそこから膿が溢れ出て綿棒が通る程度の穴が開いていましたが、そこからまた消毒を行ない、通院を続けていました。
ところが骨折をしてから1年4カ月経った2日前にも同じ傷口のかさぶたが剥がれ膿が溢れ出てくるということになりました。
素人ではありますが、あまりに長い期間同じことを繰り返しているので、この治療は合っているのか?と疑問を感じました。
消毒は精製水で傷口を洗うようなものですか、それを繰り返し過ぎて滲出液がなければ傷口がいつまで経っても閉じないのでは?と思います。
この様な例が他にもあるのか?治療自体に問題があれば、問題がないにせよ他の方法を試す価値はあるのでは?と思いますが、
いかがでしょうか?良い方法や他の治療法があれば教えてください。

A3934 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
治療経過が思わしくない一つの理由は、下腿の血流が良くないことに起因していると考えられます。
ただし、これまで治療に難渋することの少なくなかった瘻孔を形成した創や条件の悪い潰瘍も、最近ではVAC療法で治癒することが多くなってきました。
主治医は創を診察しその時その時で最適と考えられる治療法を選んでいるでしょうから、患者さんご自身とご家族が主治医と一緒に今後の治療方針を検討する時間を持つことが必要でしょう。
Q3935 相談者 ニックネーム:ayako 患者様(相談対象者) 年齢:10歳未満 性別:女性

4才の娘を子ども椅子の無い自転車の荷台に乗せ、後輪に足を絡ませてしまい、足首を8針縫うけがをさせてしまいました。
骨には異常なく、アキレス腱に少しだけ傷がついたようです。(後遺症が残るレベルの物ではないと言われました)
その日中に8針縫い、毎日通院しています。
傷は5.5センチほどですが、15日たった今日でも抜糸をする様子がありません。
医者は汚い傷なので治りが遅い、強く打った部分が赤くなっているので、まだまだ抜糸はしない。というのですが、長すぎるのではないかと不安に思っているところです。
本人は痛みが消えたようでびっこしながらも歩くようになっているところです。
赤みが取れるまで抜糸はしないのが通常なのでしょうか。
担当医とうまくコミュニケーションが取れず不安に思ったので相談させていただきました。

A3935 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
下腿は他の部位と比べて創治癒が遅れる傾向がありますが、受傷から「15日たった」ならば縫合創は癒着閉鎖しているのが通常です。

「赤くなっている」のが感染兆候なら縫合糸を残しておくべきか抜糸をすべきか判断が難しいところですし、感染でなければ抜糸は可能でしょう。

創状態を診察しなければ具体的な治療方針のアドバイスは出来ないので、「担当医とうまくコミュニケーションが取れず不安に思っ」ているならば、ほかの病院でも診てもらいセカンドオピニオンを求めてみてください。
Q3936 相談者 ニックネーム:みっち 患者様(相談対象者) 年齢:50代後半 性別:女性

包丁で左手親指の先を切りました。表皮をきり落としたので傷バンドが引っ付いて替える度に血がでます。良い治療方法は有りますか?

A3936 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
湿潤療法で治療するのが最適です。
形成外科あるいは外科の病院を受診して、創状態に問題が無いことを確認してもらい、自宅でできる湿潤療法の治療の仕方を具体的にアドバイスしてもらって下さい。
Q3937 相談者 ニックネーム:yumi 患者様(相談対象者) 年齢:50代前半 性別:男性

長時間の脳手術を横向きで行った為、ベッド側の大転子の所が褥瘡になってしまいました。
ジュクジュクしたのは一か月くらいで治りました。
手術から5年経ちましたがまだ痛がります。皮膚がつっぱるかんじがするそうです。
手術を受けた病院に相談し1年程前、ペインクリニックで鍼治療を2~3回しましたが良くもならずその後何もしていません。
皮膚はその部分が少し薄茶色になった位で表面はスベスベでほぼ健全に見えます。
調べても同じケースが見当たらないのでどのようにしたら良いかご指導ください。

A3937 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
「少し薄茶色になった位で表面はスベスベでほぼ健全に見え」るならば、左右の大転子部位の「皮膚」の可動性と皮下組織の厚みを比べてみて下さい。
左右同じならば「つっぱるかんじ」を痛みと感じているのかもしれませんし、「褥瘡」のあった部位に多少でも硬さあるなら瘢痕の圧迫や引き攣れが痛みの原因になっているのかもしれません。
いずれの場合も、保湿剤塗布とシリコンシート貼付、ダイオードレーザーなどの治療で症状が和らぐ可能性があります。
また様々な作用機序の鎮痛剤等を試しても見てもよいでしょうから、主治医に相談して治療方針を検討してください。
Q3938 相談者 ニックネーム:どろんじょ 患者様(相談対象者) 年齢:40代前半 性別:女性

8年前ICD植え込み術後、電池交換で同病院で1.5年前再度手術しました。その20日後心原性脳梗塞で現在寝たきり自宅介護中、往診2週間に1回  
再手術痕がしばらく治ってたのですがICDのふさぎ口が時々発赤状態となりで皮膚が破れ浸出液があります。内科医師指示によりゲンタシン軟膏やワセリンなどで処置しても改善見られません。
本人は失語で痛いのか痒いのか 表情なし。 掻かないので 掻痒感はないと思います。

A3938 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
「ICDのふさぎ口が時々発赤状態となりで皮膚が破れ浸出液が」ある状態は、皮下の異物(ICD)を核として感染症を起こす可能性があります。「ゲンタシン軟膏やワセリンなどで処置しても改善見られ」ないなら、
早急に適切な処置に移る必要があります。
もちろん保存的治療(ご自宅での創処置)で改善することもありますが、ICDを別な部位に移動(ICD交換)することを検討しなくてはいけないのではないかと考えます。
内科主治医に相談して、外科的治療が可能な病院を紹介してもらって下さい。
Q3939 相談者 ニックネーム:Scare 患者様(相談対象者) 年齢:40代前半 性別:女性

2年程前に床で転倒し、鼻の下と唇の間に縦に7ミリ幅1ミリの白い瘢痕が残りました。1年前より、フラクショナルレーザーにて、6回傷跡治療した結果、傷跡の膨らみが無くなり、平らな白い傷跡になりました。又一部傷跡が硬くなっていた箇所には、ステロイドを注射して頂きました。膨らんだ白い線状の瘢痕はかなり改善しました。周囲は気づかないと言います。ですが、素顔の時にまだ、白い線が目立ちます。もう少し、フラクショナルレーザー治療を継続すれば、傷跡がもっとぼやけて今よりも目立たなくなる可能性はありますでしょうか。フラクショナルレーザーは、最低10回とサイトで拝見した事があります。

A3939 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
「フラクショナルレーザー」は真皮構造の再構築と表皮のターンオーバーを促すので、「傷跡の膨らみが無くなり、平らな白い傷跡に」なります。
1回や2回の「フラクショナルレーザー」で目に見える効果を期待しないでくださいという意味で「最低10回」と表記した「サイト」があるのでしょうが、もちろん10回やらないと効果が無いというわけではありませんし、「もう少し、フラクショナルレーザー治療を継続すれば、傷跡がもっとぼやけて今よりも目立たなくなる可能性は」あります。
ただし、瘢痕の幅が狭くなるわけではないですし全く無くなることはないので、どの程度を目立たないと感じるかによって満足の程度は違います。
瘢痕の幅を狭くしたければ瘢痕を切除し再縫合する瘢痕形成術が必要ですが、「周囲は気づかないと言」うくらい目立たない瘢痕なら、手術をしてその瘢痕が目立たなくなるまで時間経過を待たなければいけないことを含めて適応を検討する必要があります。
Q3940 相談者 ニックネーム:hk 患者様(相談対象者) 年齢:70代前半 性別:男性

胸の中心部横に5センチのミミズばれが数年前、7、8年以前よりでき、最近特に痒く困っております、

A3940 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
外傷後に出来た「ミミズばれ」ならば肥厚性瘢痕でしょうし、ニキビなど小さな皮膚疾患が「5センチのミミズばれ」になったのならケロイドでしょう。
シリコンシート、圧迫、ステロイド外用、ステロイドテープ貼付、ステロイド注射、トラニラスト内服のほかレーザー治療が有効です。
瘢痕を切除して縫合しなおす瘢痕形成術は、ケロイドの場合再発防止のため、術後中性子線照射が必要です。
形成外科を受診して主治医と一緒に治療方針をよく検討してください。

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