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傷の悩み 無料相談

創傷治癒よくある質問

  1. 0_FAQ 創傷治癒 よくあるご相談
Q4011 相談者 ニックネーム:ぴろり 患者様(相談対象者) 年齢:20代前半 性別:女性

目頭切開の手術をうけて3ヶ月が経過するのですが、赤みテカリ盛り上がり切開線がまだまだ目立ちます。
どうにかして目立たなくすることはできないでしょうか。

A4011 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
「目頭切開の手術」は術後6カ月程度「赤み」が生じることも少なくありません。
瘢痕に低出力レーザーやロングパルスNd:YAGレーザーなどを照射すると、「赤みテカリ盛り上がり切開線がまだまだ目立」つ状態が解消される可能性はありますが、眼球の近くなので、適応を慎重に判断する必要があるでしょう。

特に積極的な治療をしなくとも数年という単位で経過をみると、目の周囲は瘢痕が目立たなくなりやすい部位ですので、
今はお化粧などで隠していただくのがベターと考えます。
Q4012 相談者 ニックネーム:かず 患者様(相談対象者) 年齢:10代後半 性別:男性

湯たんぽで くるぶしを低温やけどしてしまいました 深達性2度です。

ネット で調べると 数十年後に有棘細胞がんになると 知られています とありますが、ほぼ なってしま うのでしょうか。どこに できてしまうのでしょうか?
骨あるところにはがんになりやすいとありますが、どのぐらい なってしまうのでしょうか?
例えば たばこを吸う人は 肺がんになることがあるぐらいの 感覚でしょうか?
まだ 十代で非常に心配です。

A4012 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
熱傷治癒後の瘢痕の中でも、長い経過のうちに潰瘍や糜爛を繰り返す場合に、瘢痕を母床として最終的に有棘細胞癌などの皮膚悪性腫瘍を発症することがあります。
皮下組織が薄いと、外的な刺激で損傷して潰瘍や糜爛を起こしやすいため、「骨のあるところは癌になりやすい」と表現されます。

熱傷の受傷から有棘細胞癌発症までの経過期間が数十年と長いので、皮膚癌と診断された時点で内臓に転移していることも少なくありません。
皮膚癌はもともと何もない皮膚に発症するより、前駆病変といわれる何らかの病変や所見があった部位に発症することが多く、有棘細胞癌のうち10%程度が前駆病変として熱傷瘢痕があったという報告があります。

一方、正確な統計はありませんが、熱傷瘢痕から瘢痕癌を発症する可能性は1%にすら届きません。
「深達度2度」と記載がありますが、2度熱傷はSDBとDDBで治癒過程、治癒後の瘢痕の経過も大きく異なります。

ご心配ならば、皮膚科、形成外科を受診することをお勧めしますが、既に治癒して日常生活で特に不都合を感じていない瘢痕ならば、瘢痕癌発症の可能性はきわめて低いとお考えになってもよいのではないでしょうか。
Q4013 相談者 ニックネーム:むーちゃん 患者様(相談対象者) 年齢:10歳未満 性別:女性

子ども同士のけんかで、顔をひっかっかれ、皮膚がすこし削げています。傷跡が残るのが心配です。
キズパワーパッドなどの湿潤療法が有効でしょうか?
また、はさみで指先を少し削いでしまった場合も、湿潤療法でいいのでしょうか?
どちらも小さい傷ですが、病院に行く方がいいのでしょうか?

A4013 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
キズパワーパッドなどの湿潤療法」は擦過傷にはきわめて有効な治療法です。
ただし、感染の兆候があったり、創が深い場合など湿潤療法が適さない状況もあるので、お近くの形成外科あるいは外科などを受診して、自宅での湿潤療法でかまわないかを指導してもらってください。

「傷跡が残るのが心配」ということなので、追記いたします。
外傷の治療は、創が上皮化したところで終了するのではなく、そこから傷跡(瘢痕)を目立たなくする治療が始まるとお考えください。

また、病院を受診する主な目的は診断、治療、投薬にあるのはもちろんですが、相談のための受診というものもあるということもあわせてご理解いただくとよいでしょう。

「病院に行く方がいいの」かと悩んだ際は、躊躇なく、病院へ行って相談するのが正解です。

実際に治療をするかどうかは、治療内容を理解したうえで、患者さんご自身とご家族、担当医が一緒に考えて決定するものなのです。
Q4014 相談者 ニックネーム:加瀬 患者様(相談対象者) 年齢:男性 性別:無記入

右手の手のひらの手首のところにケロイドが出来てしまいました。
お風呂場で床が石鹸の泡まみれで足が滑って顔面から落ちそうになったところを右手でタイル床で防いで、防御したら右手の手のひらの肌がめくれてしまいました。
2センチくらいなんですが、ものすごく固いケロイドになってしまいました。
創傷瘢痕というものらしいですが、もうふつうの皮膚に直せることはできないのでしょうか?

A4014 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
形成外科あるいは皮膚科の専門病院で「創傷瘢痕」と診断されたなら、ケロイドではなく瘢痕拘縮を伴う肥厚性瘢痕ではないでしょうか。

肥厚性瘢痕であれば治癒経過の一過程ですので、長期的にお待ちいただければ柔らかく平らにもなりますし、黒褐色の色調も治まりま
す。

受傷前の全く瘢痕のない肌に戻ることはありませんが、きわめて目立たなくなることもありえます。
肥厚性瘢痕なのかケロイドなのかを診断し、早く改善させるための治療計画を立てるためにも、形成外科専門医あるいは皮膚科専門医の診察をお受けになることをお勧めします。
Q4015 相談者 ニックネーム:  患者様(相談対象者) 年齢:20代後半 性別:女性

私は10年前の10月に交通事故で左足首(外側)を骨折しました。その後整形外科でボルトとプレートを入れる手術をして翌年12月そのボルトとプレートを取る手術をしました。
その後数ヶ月通院して術後良好でしたので通院は終了しました。

ですがもう10年前になりますが今も傷口はうずきますし、傷口の一部は感覚がないです。
歩くのや走るのに不自由はないですが、もう手術したのは何年も前なのに感覚がないのは不安です。
このままほうっておいて良いのでしょうか?

A4015 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
傷跡(瘢痕)は、正常な皮膚組織ではなく、膠原繊維と結合組織が皮膚の欠損部を埋めて成り立っています。
したがって、元々の知覚神経ネットワークは瘢痕組織の中に存在ぜず、
瘢痕が厚かったり広範囲であったりした場合は、「傷口の一部は感覚がない」という状態になります。

時間が経過しても瘢痕組織が正常な皮膚組織に置き換わることはないので、今後も知覚が元に戻ることはありません。

また「傷口はうずきます」という表現が知覚過敏のことならば、外傷あるいは手術で切断された皮神経が少しずつ伸びてきているのかもしれません。

指先で軽く瘢痕を叩いてみて痛みが強く響くようでなければ、「このままほうっておいて」も問題はありません。
Q4016 相談者 ニックネーム:りん 患者様(相談対象者) 年齢:10代後半 性別:女性

2年前に汗がむれて背中にニキビができました。それを引っ掻いてかさぶたができたのをまた引っ掻いてを繰り返して痕が残っています。
できたのを引っかきすぎ背中の上半分にはほとんど痕が残っています。
茶色いシミになってるものもあるのですが、白く盛り上がったブツブツの方が多く目立って恥ずかしいです。
ブツブツ自体はそんなに大きくなく、小さいものがたくさんある感じです。
皮膚科で一度診てもらったのですが、白いブツブツは治せないと言われました。でも諦めきれず、なにか治療法はないかと思い、こちらに相談させていただきました。
過去の質問で、似たような、赤い盛り上がりの肥厚性瘢痕というのを調べてみましたが、私のは赤いわけでも肥厚性瘢痕ほど大きくもないので違うと思い、相談しました。
よろしくお願いします。

A4016 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
診察をしなければ明確に判断は出来ませんが、「赤いわけでも」「大きくもない」「白く盛り上ったブツブツ」は「引っ掻いて」できた外傷後の肥厚性瘢痕ではないでしょうか。

状態により治療法は違うので、複数の形成外科、美容皮膚科、美容外科を受診して意見を訊いてください。
Q4017 相談者 ニックネーム:  患者様(相談対象者) 年齢:10代後半 性別:女性

コンクリートに足を強くぶつけ、脛にえぐれた様な傷ができました。(一円玉くらいの大きさ)
水で洗って見ると傷口から白いプニプニした塊がプックリと飛び出ていました。
病院に行くべきか、自宅で絆創膏で治療すべきかわかりません。教えてください。

A4017 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
「白いプニプニした塊」は脂肪あるいは脛骨筋膜の突出かもしれません。
形成外科か整形外科を受診していただいた方がよさそうです。
Q4018 相談者 ニックネーム:あみこ 患者様(相談対象者) 年齢:80歳以上 性別:女性

80歳の母がろうそくの火で2度の火傷を負い、皮膚移植をしました。
移植用にはがした皮膚(10cm×25cm)のところが術後1か月でまたはがれてしまい、なかなか再生しません。
家庭でどのような処置をするのが良いのでしょうか。ご教示いただければ幸いです。

A4018 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
赤い肉芽の上に上皮化しているのでしょうか。
潰瘍化していたり感染を合併していたりするのでなければ、通常の擦過傷と同じように閉鎖療法、湿潤療法が適応になります。
診察をしなければ具体的なアドバイスが出来ません。
ご自宅で処置出来るかどうかの判断や、治療材料、通院間隔などの相談もあるので、「皮膚移植」をなさった病院か、お近くの形成外科を受診してください。
Q4019 相談者 ニックネーム:みつ 患者様(相談対象者) 年齢:20代後半 性別:女性

僕の妻は膠原病で先日体調を崩し入院しました。日光に当たり身体に紅斑ができています。
特に露出していた顔に症状が出ているのですが日焼けが原因の火傷(顔)もひどい状態です。
火傷の跡が残らないか妻が不安になってます。
少しでも火傷が良くなる治療や今後の対処方法を教えていただきたいのでお問い合わせ致しました。

症状としては肌は赤くなり次第に皮が剥がれてきて、乾燥してる箇所が所々黒くなってきています。
赤くなり始めて一週間程度。ヒリヒリ、チクチクと痛いようです。素人目で火傷の深さは1度のような気がします。
せめて一つだけでも不安をなくしてあげたいです。

A4019 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
「熱傷の深さは1度のよう」とのことなので、保湿をすれば「ヒリヒリ、チクチクと痛いよう」な症状は軽快します。
通常の熱傷と同様の処置が基本になりますが、基礎疾患として膠原病があるならば、一般論でお答えすることは極めて難しいと考えます。
主治医に相談して、形成外科を紹介して貰ってください。
Q4020 相談者 ニックネーム:COCO 患者様(相談対象者) 年齢:30代前半 性別:女性

4年前に鼻の鼻尖部分の3ミリ程の少し盛り上がったホクロを炭酸ガスレーザーで一回で除去しましたが、陥没してしまいました。
鼻の頭なので目立ちます。
4年経った今でも変わらず陥没したままです。
今の医学では修正の治療法はないそうなのですが少しでも目立たなくさせる何か方法はないでしょうか?
よろしくお願いします。

A4020 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
フラクショナルレーザー、脂肪移植、フィラー注入、PRP注射などの治療が有効かもしれません。
美容外科、形成外科を受診してご相談なさってください。

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