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傷の悩み 無料相談
創傷治癒よくある質問
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- Q4121 相談者 ニックネーム:無記入 患者様(相談対象者) 年齢:10代前半 性別:女性
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顔に薄いシミのようなものができ、医師からは扁平母斑と診断されました。これにはよい治療法がないといわれたのですが、どうしたらよいのでしょう。
- A4121 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
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扁平母斑はシミの広がったような薄い茶色のあざで、よくさがせば小さいものはだれにでもあるのではないかと思います。しかし、露出部分で広い範囲のときは、治療を希望されるようになります。
扁平母斑に対して試みられる治療方法に、サンドペーパー法があります。色素は皮膚のごく表層にあるので、サンドペーパーをかけると一応は白く抜けます。ところが毛穴や汗腺のような「皮膚の付属物」と呼んでいるものに沿って、色素をつくる細胞が皮膚の奥深く入り込んでいます。そのため、せっかく白くなったものが、1~2ヵ月するとまた毛穴の回りから茶色のシミのように広がってくるのです。
そこで何ヶ月かおいて、もう一度サンドペーパーを繰り返します。こうして数ヵ月おきに数回サンドペーパーをかけますと、全体がまだらな感じですが薄く、回りの皮膚に近い色になってゆきます。もちろん局部麻酔が必要ですし、また子どもの場合は、全身麻酔を使います。広範囲だと、全体を一度に削らないで数回に分けて行ない、長期間手術を繰り返すようになります。
現在最も効果があってお勧めできる治療はレーザー治療です。ルビーレーザー、Qスイッチルビーレーザー、Qスイッチアレキサンドライトレーザー、YAGレーザー、QスイッチYAGレーザーなどが使われます。
思春期になってできた扁平母斑はほとんどの例でレーザーが効きますが、生まれながらの場合は再発をすることが少なからずあります。
皮フの薄いうちにレーザーをあてると効きやすいので、先天性の場合は乳児期(0歳児)のうちに治療を開始することも少なくありません。
まず一部分にレーザーを当てて、効果を確認してから本格的に治療を開始すると良いでしょう。
- Q4122 相談者 ニックネーム:無記入 患者様(相談対象者) 年齢:無記入 性別:無記入
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待望の長男が生まれましたが、みつくちと口蓋裂なのです。手術でなおると聞きましたが、時期はいつごろがよいのでしょうか。また、どこまでよくなるものでしょうか。
- A4122 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
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最初のお子さんでみつくちと口蓋裂というと、ずいぶんショックを受けられたことと思います。みつくちだけの場合と違って、口蓋裂を伴っていますと、鼻から口の奥まで全部大きく開いてしまって、非常に目立つものです。しかし、適当な時期に適当な手術を行なえば、昔と違ってほとんど正常に近くなりますから、あまり心配しないでください。それぞれの時期に応じて、治療の方法を述べてみましょう。
まず当面は手術をあせらないで、毎日じゅうぶんに時間をかけて哺乳しながら、ある程度の成長を待ってください。さて哺乳ですが、口蓋裂があると吸いつきが悪くて、1回の哺乳に非常に時間がかかります。特別な哺乳びんもありますが、普通は乳首のところを十文字に切って出しやすくします。また、寝かせた状態で飲ませると、鼻のほうにミルクが回ってむせたりしますから、少し起こしぎみにして飲ませます。
そのほかのことは普通の赤ちゃんと全く変わりませんが、ただ多少かぜを引きやすいので注意してください。また中耳炎も起こしやすいのです。私どもは子どもの診察のときは、一応耳ものぞくことにはしていますが、熱を出したときにはのどだけでなく、耳のほうの診察もよく受けてください。
1.3ヵ月
この時期にくちびるをとじます。このころになれば体重も5キログラム以上になり、赤血球の濃度も増して、じゅうぶん全身麻酔に耐えられるようになります。また、顔もそうとうに発育して、手術操作しやすくなります。方法はいろいろありますが、ジグザグのデザインで縫い合わせ、傷のひきつれを防ぎます。糸を抜くのは4~5日で、だいたい1週間か10日で退院できます。
昔は、手術の前にマッサージをしてくちびるの発育を促しましたが、最近はその必要はないとされています。ほかの傷あとの修正と同じように、抜糸をしてから、できれば1ヵ月ぐらいスリーエム・テープをはっておきます。これは傷の保護と同時に、傷が早く目立たなくなるような効果があります。それでもやはり、一時は赤い筋になって、完全に目立たなくなるのに1~2年はかかるでしょう。
その後は、離乳食や予防注射などは普通の赤ちゃんと同じように行なってゆきます。もし両側が割れている場合には、まず片側を先に手術して、1~2ヵ月おいて反対側を手術するようにしています。状態によっては両側を同時に手術することもあります。
2.1年半
この時期に口の中をとじます。やはり10日ぐらいの入院で、全身麻酔をかけます。口の中の割れ目をふさぐのといっしょに、粘膜や筋肉をうしろのほうへ下げて、のどの奥のしまりをよくします。傷あとがおちつくのに半年はかかりますから、2才くらいでしゃべり始めるのにちょうどまにあいます。この2回の手術で一応中も外もふさがったわけですが、口の中は穴があきやすいので、再度の手術が必要になることもあります。また冬はかぜをひきやすく、粘膜のなおりが悪いので、手術を避ける場合もあります。
3.学齢期まで
第1回の手術できれいにくちびるがとじられたようでも、成長とともに多少の食い違いが目立ってきたり、傷あとが残っていたりすることがあります。小学校の集団生活に支障が起きそうな場合には、一応学齢期までに修正を行ないます。最近は技術も進歩してきたので、ほとんどこの必要もなくなってきました。
このころ、しゃべり始めて発音がおかしい場合には言語治療士の診察を受け、必要なら言語治療を行ないます。
4.思春期以降
現在の治療方針では、幼児期に鼻のゆがみには手をつけていないので、成長とともにますます目立ってきます。15~6才になると鼻の形もきまりますので、それから鼻の修正手術を行ないます。くちびるの傷の修正も、必要があれば同時に行ないます。初回手術のとき、同時に鼻も手をつけてよいという考え方もあり、最近ではそのような方法をとる人もふえてきました。それでもやはり15~6才になって、多少とも鼻の修正が必要になるようです。
このように、2~3回の手術を適正な時期に行なえば、程度にもよりますがほとんど見た目にもわからず、また普通にしゃべれるようになります。最も避けてほしいことは、回りで気にするからといって、手術を急がないことです。昔はよく生まれてすぐ手術をして、一応口をとじて家に連れて帰るということが普通でしたが、この時期の手術はどうしても無理があり、あとにひどい傷を残し、修正もむずかしくなります。
- Q4123 相談者 ニックネーム:無記入 患者様(相談対象者) 年齢:20代前半 性別:女性
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顔の半分が青あざになっていて、太田母斑といわれました。現在はカバーマークで隠していますが、植皮による手術というのは可能なのでしょうか。
- A4123 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
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その昔、東大に太田正雄という皮膚科の先生がおられて、この病気に命名されたので太田母斑と呼んでいます。ペンネームならばご存じのかたも多いでしょう。木下杢太郎といって、詩人として有名なかたです。
この太田母斑は、東洋人、それもことに日本人に多いあざです。先天的なものもありますが、子どものころはあまり目立たないものが、思春期ころから急に色が濃くなってきて、だいたい顔の片側、目を中心にして青ずんできます。元来は茶褐色の色素が沈着するのですが、皮膚の深いところにたまるために、入れ墨と同じで透けて青く見えるわけです。
植皮術や切除、ドライアイス療法、剥皮術などは今ではほとんど行われません。というのもQスイッチルビーレーザー、QスイッチYAGレーザー、Qスイッチアレキサンドライトレーザーなどの治療を数回繰り返すことで部位を問わずほとんどの例で良好に除去できるからです。
但し、眼球の結膜部分に発生した太田母斑はそれ程目立つものではないので、そのままにしておいた方が無難です。
- Q4124 相談者 ニックネーム:無記入 患者様(相談対象者) 年齢:30代前半 性別:男性
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数年前からひたいにこぶができました。目立つので取りたいのですが、危険はないでしょうか。
- A4124 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
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ひと口にこぶといっても、よく調べてみるといろいろなものがあります。
1 脂肪のかたまり
ひたいやうなじのあたりに、ころっとおわんを伏せたような形のものがあれば、まずこれでしょう。割りにやわらかくて長い年月の間に徐々に大きくなりますが、ほうっておいても害はありません。
2 粉瘤
アテロームともいいます。いわばにきびの大きなようなもので、袋の中に皮膚の分泌物がたまっています。原因ははっきりしませんが、にきびの出口がふさがって袋が大きくなり、その袋がまた分泌してさらにはれてゆく、という悪循環を繰り返すようです。けがをしたときに表皮の細胞が内部におしやられ、袋状の壁が形成されてできるとも言われています。自然に破れてなおってしまう場合もありますが、普通は手術してとり除きます。
ときどきうんでおできのようになったり、またあまり大きくなると、手術しても傷あとが目立つので、早めに取り除くようにします。
3 その他
良性にしろ悪性にしろ、いろいろなできものが顔に出てくる場合があります。それが何であるかはっきりしない場合には、やはり手術して取ってよく調べるようにしております。
この場合、年齢的にも場所的にも、またその経過からもおそらく1の脂肪のかたまりか2のアテロームかと思いますが、目立つ場所ですし、診断をはっきりさせるためにも取ったほうがよいでしょう。ごく特殊なものでない限り、局部麻酔による外来手術で、治療は可能だと思います。傷あともあまり目立ちません。
もしもこれが耳の付近だったとしますと、耳の前には顔面神経もあり、手術には細心の注意が必要です。またこの部分には、アテロームや脂肪のかたまりといったような単純なものではなく、唾液腺のひとつの耳下腺から出てくるほんものの腫瘍もありますから、専門医の診断と治療を受ける必要があります。
- Q4125 相談者 ニックネーム:無記入 患者様(相談対象者) 年齢:20代前半 性別:女性
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ニキビ跡の凹凸に悩んでいます。色々と調べたところ、アブレージョンが最も効果のある方法だということでした。グラインダーという機械を用いて行うメカニカルピーリングをされている形成外科を探しているのですが、なかなか見つかりません。今ではあまり行わなくなっているのでしょうか?
- A4125 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
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アブレージョンには、炭酸ガスレーザーを使ったレーザーアブレージョンと電動やすりを使ったグラインダーアブレージョンがあります。
ニキビ後の皮膚の凹凸は、皮膚の表面(表皮)だけのダメージではなく、コラーゲン層(真皮)の凹凸のため、比較的深くまで皮膚を削ることになります。
もちろん、注射の局所麻酔や全身麻酔が必要です。
術後は、深い擦り傷か火傷をしたような状態になるため、2週間程度、腫れて、カサブタがついたままで新しく皮膚が再生されるのを待ちます。
上皮化(皮膚が再生されること)が完了しても、しみになりやすいため、充分な紫外線予防と保湿が必要です(長期の休暇が必要になることもあります)。
形成外科、美容外科の広報には必ず紹介されている治療法のひとつですが、比較的慣れと熟練を要する手術ですから、術前に担当の先生とよく検討してください。
また、レーザーピーリングやケミカルピーリング、マイクロダームアブレージョン(表皮だけを削る方法)などの治療を繰り返すことで、ある程度凹凸は目立たなくなります。その他にも、ヒアルロン酸注入、光治療、高周波電気、血小板注入などによる膠原線維増生なども有用です。
- Q4126 相談者 ニックネーム:無記入 患者様(相談対象者) 年齢:20代 性別:女性
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小学校からニキビが顔中にでき始め、さわりすぎてしまい、現在ではにきびはあご以外は治まったものの、両頬が大きなクレーターと深く開ききった毛穴だらけの状態になってしまいました。アブレージョン手術を受けクレーターを削ってもらったのですが、毛穴に関しては以前よりも広く深く広範囲に及ぶようになってしまいました。人の目が気になって外にでれません。皮膚移植を受けたいのですが、可能でしょうか?
- A4126 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
- ニキビ跡に皮膚移植しても、かえってもっと目立つ跡が残ってしまいますので、お勧めできません。一度専門医にご相談されたほうがよいでしょう。(相談者にはカウンセリングを行っているクリニックをご紹介しています。)
- Q4127 相談者 ニックネーム:無記入 患者様(相談対象者) 年齢:30代 性別:女性
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20年前くらいですが、バイクで転倒したときに右腕のひじから下のあたりに傷を受けました。そのときの治療が十分でなかったためか、再生した肌に砂がまじったのか、部分的に黒ずんで、遠目からは汚れているように見られてしまいます。目立たなくすることは可能でしょうか?
- A4127 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
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傷跡に砂がもぐりこんでしまった、いわゆる外傷性刺青という状態でしょう。怪我をしたときに十分洗い落としておけば防げたのですが。
今のように後遺症として残った場合は、浅ければアブレージョンといって、皮膚を浅く削ることで改善される場合もあります。形成外科でご相談ください。
- Q4128 相談者 ニックネーム:無記入 患者様(相談対象者) 年齢:無記入 性別:無記入
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ストーマとはなんですか。
- A4128 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
- 手術によって腹部に作られた排泄口です。消化器系ストーマの場合、手術で切断された腸の断端を腹壁にあけた穴から引き出し、反転させて腹壁に縫い付けたものです。泌尿器系ストーマはおもに、小腸を導管とした回腸導管のほか、尿管を腹壁に縫い付けた尿管皮膚瘻とがあります。
- Q4129 相談者 ニックネーム:まみまま 患者様(相談対象者) 年齢:50代後半 性別:女性
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雨の日にアスファルトの道で、前のめりに転倒しました。顎と右膝をおろし金で擦ったように怪我して一週間になります。
何もつけずキズパワーパッドを貼ってきましたが、顎と膝、最初は同程度の傷でしたが、顎はほぼ完治したものの、膝はまだ肉がふさがらず、時折痛みと血が出たりします。化膿などはありません。
このまま様子を見てもいいでしょうか?
- A4129 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
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一般的に、顔面の創は他の部位に比べ早く治癒します。
つまり、「怪我して一週間」なら、「膝」は安静を保ちにくい部位なうえ、組織損傷の深さによっては、「まだ肉がふさがらず」という状態でも特に遅いということではないのではないかと考えます。
また、「膝」の「痛み」は創傷の痛みではなく、膝蓋骨の損傷などによるものかもしれません。
形成外科および整形外科を受診することをお勧めします。
- Q4130 相談者 ニックネーム:りい 患者様(相談対象者) 年齢:10歳未満 性別:男性
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二週間前、9歳の子供が勢いよく転んでしまい、アスファルトで、頬と鼻を擦りむき、歯を2本折りました。
お風呂上がりに、どうやら、かさぶたが、取れてしまったようで、未だに、赤く炎症したように、傷跡が残ってしまっています。
よくみると、ピカピカしたようなピンクなっています。
場所が顔なのと、頬は、500円玉程の大きめの傷な為、どうしたら、傷跡が、小さくなるのか教えてください。
- A4130 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
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受傷後「二週間」で、「かさぶたが、取れてしまった」直後ならば、「赤く炎症したように」「ピカピカしたようなピンクになって」いても、通常の経過と言えるでしょう。
今後紫外線の影響を受けやすいので、スキントーンテープなどの肌色テープを貼って、紫外線予防をしておくことをお勧めします。
形成外科あるいは皮膚科を受診して、具体的な方法を指導してもらってください。
また可能ならば、瘢痕が目立たなくなるまで定期的に経過を診てもらい、適時アドバイスを貰うことをお勧めします。
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