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傷の悩み 無料相談
創傷治癒よくある質問
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- Q4131 相談者 ニックネーム:無記入 患者様(相談対象者) 年齢:10代後半 性別:女性
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5年程前コンクリートの壁に左後頭部を強打し、大きなたんこぶをつくってしまいました。
出血は無かったため冷やすだけの処置をして放置していたのですが、今でもそのたんこぶが消えずに残っているのが気にかかっています。直径5センチくらいで、触ると硬く、色は普通で赤くもなんともありません。
痛みも全くありません。ここまで月日が経ってしまっていると、溜まってしまった血液を注射で抜くというのは出来ませんよね?
たんこぶを消したいとなると手術でしょうか?また、これはこのまま放置していても大丈夫なのでしょうか?
何年も後になってから痛み出したり、何か症状が出たらと思うと不安です。
- A4131 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
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皮下血腫の痕が線維化したか石灰化したのかもしれませんし、骨膜が反応性に肥厚して「たんこぶが消えずに残っている」ようになっているのかもしれません。
レントゲン検査やCTあるいはMRIで確定診断が出来ます。
「このまま放置していても」「何年も後になってから痛み出したり、何か症状が出」ることはないので、急いで処置をする必要はないでしょう。
- Q4132 相談者 ニックネーム:alison 患者様(相談対象者) 年齢:30代後半 性別:女性
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小学生の時にできた水疱瘡の傷跡が いまだに消えず(へこみではなく 固く盛り上がった状態で)デコルテ部分にあります
最新の美容医療技術でなんとか消したいのですが 良い治療法はありますか?
- A4132 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
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「へこみではなく 固く盛り上がった状態」という表現だけでは、瘢痕の状態が分からないため、具体的なアドバイスが出来ません。
「デコルテ部分」は比較的瘢痕が目立つ場所なので「最新の美容医療技術でなんとか消したい」という気持ちは十分に理解できますが、どんな治療をしても瘢痕が全く無くなるということはないので、如何に目立たなくするかという目標に向けての治療になります。
最も単純に考えれば炭酸ガスレーザーでの焼削で治療できる可能性もありますが、幾つかの治療法を組み合わせての治療が必要になることも考えられるので、複数の美容外科や美容皮膚科、形成外科を受診して治療法を提案して貰い、それぞれの治療のメリット、デメリットを十分に理解し、ご自身が主治医と決めた医師とともに、じっくりと治療方針を検討してください。
- Q4133 相談者 ニックネーム:ちぃ 患者様(相談対象者) 年齢:30代後半 性別:女性
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帝王切開の傷跡について。手術はこれからなのですが、術前に知っておきたいと思い質問させてもらいました。
形成外科で縫合できれば良いのですがそうもいきませんので、術後傷跡が綺麗になるようすぐに自分で出来ることは何ですか?
行けるようになれば形成外科を受診しようとは思っているのですが…産科は子供が第一優先で傷跡はどうでもよさそうなので(そのような答えが返ってきました)色々調べるとテープで固定する等出てくるのですが、傷口が治っていない状態でテープなど貼って良いのでしょうか?それとも抜糸してから固定するのでしょうか?なるべく傷に負担はかけないほうが良いのですよね?
わからないことばかりで手術を受けるのが不安です。
- A4133 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
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瘢痕固定のテープは、瘢痕に外的な張力がかかることを防ぐためのもので、抜糸直後から瘢痕を左右から寄せるようにして貼ります。
可能ならば術後3カ月以上継続した方がよいでしょう。
「産科は子供が第一優先で傷跡はどうでも」よいと言っているのではなく、元気なお子さんと母体の安全を優先事項として、その次に瘢痕をきれいにすることを考えましょうとアドバイスなさったのかもしれません。
術前に不安になるのは当然ですが、必ずしも十分といえない情報を集めても、為すべきことを確信し、安心して自己ケアすることは出来ないのではないでしょうか。
頻回の通院が必要になるわけではないのですから、出産後早急に形成外科を受診して、具体的なアドバイスを貰うことをお勧めします
- Q4134 相談者 ニックネーム:まな 患者様(相談対象者) 年齢:20代前半 性別:男性
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今年のはじめにおでこに5mm大の腫瘤ができました。5月にCTを撮り、瘢痕ではないかと言われました。やはり気になったので、7月に手術をおこなったのですが、その後アーモンド状のかなり隆起した腫瘤が術後2週間ほどで出来ました。病理では腫瘤とのこと。
その後かかっていた病院から違う病院を紹介され、また手術をする方針となりました。手術をしてまた2週間後、さらに大きな腫瘤となりました。やはり病理は瘢痕という結果でした。また一部肉芽腫になっており異物の有無は不明とのことでした。
その後はステロイドを打っていたのですが、一向によくならず、ついに3回目の手術を行うこととなりました。
しかし術後また再発し、現在は6cm×6cmの円盤状の醜い腫瘤となりした。病理はやはり瘢痕、一部肉芽腫とのことでした。
この病気はなんなのでしょうか? どんどん腫れて大きくなっています。今は中に黄色い水が溜まってパンパンに腫れる為、定期的に抜いていますが、結局溜まり、下の組織も硬く盛り上がっています。
- A4134 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
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炎症性肉芽腫のために急激に大きくなった可能性もありますが、臨床像と病理所見からケロイドと考えるのが妥当でしょう。
現在は漿液腫の内容を定期的に抜いて、内壁の癒着を待っている状態かもしれません。
ケロイドならば、レーザーで小さくすることが可能かもしれませんし、切除後、中性子線治療をすると再発を防ぐことが出来ることも少なくありません。
先ずは主治医に、診断と今後の治療方針をお尋ねになって、納得がいかないようならば、他の形成外科でセカンドオピニオンをお求めになっては如何でしょうか
- Q4135 相談者 ニックネーム:ツボ 患者様(相談対象者) 年齢:20代後半 性別:女性
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お聞きしたいのは私の状態で手術を受けられるかどうかです。
19歳の時粉瘤を皮膚科で切除手術、21歳で取り残し?を形成外科で再手術。法令線のすぐ内側、鼻と唇の間に手術跡1.5センチ。今は赤み、笑うと傷口に沿って線を引いたようにしわ?が出る。出来るなら目立たなくする手術を受けたいが四年たっても赤み、かゆみが頻繁にある。21歳の時はアレルギーの影響と言われた。小児からアトピー持ち。傷まわりには症状無し。果たしてこの状態で手術は出来るのでしょうか? また傷は目立たなくなるのか?
粉瘤はよくある盛り上がったものでなくべちゃっとつぶれた感じでした。
- A4135 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
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「赤み」には、ロングパルスYAGレーザーなどの治療が有効ですし、同時に、「傷」(瘢痕)の「かゆみ」も軽減します。
瘢痕形成術に関して「手術を受けられるかどうか」というご質問であれば、手術は可能という回答になりますが、ご相談の「傷」(瘢痕)の状態が具体的かつ正確に把握できないため、手術をした方がよいかどうかを判断することができません。
またアトピー性皮膚炎の患者さんの場合、術後のテープ固定などの難渋することがあるので、術後ケアまでを含めて検討する必要があります。
傷跡は全く無くなることはなくとも、さまざまな治療を組み合わせて目立たなくすることは可能なのですから、複数の形成外科を受診して治療方針を提案して貰い、出来るだけ多くの選択肢の中からご自身の納得のいく治療を受けてください。
- Q4136 相談者 ニックネーム:ハットン 患者様(相談対象者) 年齢:50代前半 性別:女性
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10年前に高齢出産のため帝王切開,その後5年間ふくらんだ傷跡が痒い程度で何事もなかったのですが、5年たった頃いきなり中央が破け膿と血がで、ひどい痛みに襲われ皮膚科に行き、ケロイドとわかり形成外科へ。リザベンを飲んでいましたが、血尿が出たのでストップ、ドクダムテープは、痒みを引き起こす気がするのと、すぐ皮膚が破けるのでこれも使用できずです。
積極的治療をせず、皮膚が破け痛みがある時にロキソニン、セブゾン、セルベックスを飲むという対処療法でやってきました。広がり方もそんなに早くなかったのですが、今年の夏頃より突然痛みが薬も効かなくなるほどひどくなり、足もしびれ歩行困難になり夜も眠れないほどひどい状態になりました。その時は傷口の周りが全体的に小山のように膨れ上がり、固く盛り上がり下着すらつけれないほどでした。この時にケロイドは二倍くらいに広がり、そのあと一旦収まりました。
数ヶ月は小さな出血を繰り返すぐらいですんだのですが また一週間前より劇的な痛みに襲われています。ケロイド周りが盛り上がり、さらに広がる様子です。今回は何とか薬がわずかに効き、かろうじて眠れますが、こうもひどいケロイドはあるのでしょうか?仕事がピークになるとひどくなる気もします。
現在かかっている大学病院は、私が注射を嫌がることに不満らしく、質問に答えてくれません。この痛い時にさらに痛い注射は大変勇気がいるのですが、、手術しようにも安静期間を持たないと再発すると言われていますし、仕事を休むことななどできません、何か試せる他の治療はないのでしょうか?傷跡は治らなくてもいいのです、この酷い痛みと、平常時の痒みすら なくなれば。
- A4136 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
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ケロイド内、あるいは皮下に膿瘍が出来ている可能性があります。
膿瘍ならば感染を繰り返すたびに、盛り上がりと痛みに耐えなければいけないので、膿瘍切除手術をしてしまった方がよいのではないでしょうか。
ケロイドはケロイド切除、瘢痕形成手術後、放射線の照射をすると、ほとんどの例で再発はありません。
放射線といっても、専門機関で、瘢痕の表面にだけ照射する特殊な放射線ですので、発癌性などの可能性は極めて低い治療です。
特に体を使っての力仕事でなければ、術後も仕事を休んで安静にしておく必要もありません。
どうも、患者さんご自身と担当医の意思疎通が出来ていないように感じます。
「酷い痛みと、平常時の痒みすら なくなれば」、「傷跡は治らなくてもいい」、「仕事を休むことなどできません」、「痛い時にさらに痛い注射は大変勇気がいる」ということを全て告げて、担当医と一緒に治療方針を検討することが大切です。
ケロイドの治療は手術で終わるのではなく、手術をした時点から治療が始まるのだと認識して、ケロイドを再発させないように気長に経過をみる必要があります。
もう一度担当医と話をしてみて、それでも「質問に答えてくれ」ないならば、他の形成外科を受診してセカンドオピニオンを求めてみてもよいのではないでしょう
か。
- Q4137 相談者 ニックネーム:無記入 患者様(相談対象者) 年齢:30代前半 性別:女性
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自転車で転倒し顔に怪我をしました。
鼻を縫ったのですが夜間の急患だったので縫い方が簡単です。
今のままだと跡に残りそうな気がして。
もう一度、細かく縫い直してもらう方法は、ありますか??
どこか近くで良い病院があれば紹介いただきたいです。
- A4137 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
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既に創は閉鎖しているので、いわゆる外傷の縫い直しの対象にはなりません。
今後は、瘢痕固定テープ、シリコンジェルシート、ステロイド外用剤、ステロイドテープ、ステロイド注射、レーザーなどを利用して瘢痕を目立たなくするケアをしつつ時間の経過を待っていただくのがよいでしょう。
目立つ瘢痕が残った場合には瘢痕を切除して縫い直す瘢痕形成術を検討することになりますが、受傷後3~6カ月経過して瘢痕とその周囲の組織が軟らかくなってから、手術した方がよいか適応を決定するのが一般的です。
直ちに治療をしないとしても、定期的に瘢痕の経過を診てもらうために、先ずは形成外科を受診なさってください。
申し訳ありませんが、当サイトでは治療をお受けになる病院を直接ご紹介することはしていませんので、HPの『医療機関のご案内』などをご参考になさってください。
【医療機関のご案内】
http://www.woundhealing-center.jp/kikan/
- Q4138 相談者 ニックネーム:K 患者様(相談対象者) 年齢:20代前半 性別:男性
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2年前の5月に唇の上を2cm程縫いました。自転車同士の接触事故で、ボクサーが殴る位の衝撃だったそうです。夕方だったため形成の医師はおらず、救急の方に縫ってもらいました。
後日形成の方にみてもらい、綺麗に縫われているとのことだったので、外側は縫い直さず、唇の内側だけ縫い直してもらいました。
それでも外側の表情筋が切れているため、口の動きが変わるかもしれないと言われました。
今は光を当てると特にデコボコが目立つ状態です。
縫い直した内側が期待したほど綺麗でないことから縫い直しても綺麗になるのか不安です。
筋肉が切れた状態で将来顔が変形してしまう危険はないのでしょうか?
傷跡、肉の膨らみを綺麗にするにはどうしたら良いでしょうか?
- A4138 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
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すでに受傷後「2年」を経過しているので、「筋肉が切れた状態で将来顔が変形してしまう危険」はありません。
「デコボコが目立つ」というのは皮膚の表面のことなのか、口の動きによって凹凸が
発生するということなのか判然としませんが、皮膚の表面ならばレーザー治療や剥削術などの適応があるかもしれませんし、口の動きによるものならば手術が必要になることもあります。
診察をしなければ具体的な治療の案内が出来ないので、先ずは形成外科を受診して「傷跡、肉の膨らみを綺麗にする」ための治療法を提案して貰い、実際に治療をするかどうかは急がずにじっくりとお考えになっては如何でしょう。
- Q4139 相談者 ニックネーム:さとう 患者様(相談対象者) 年齢:男性 性別:無記入
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10日前に眉毛の上からまぶたにかけて、切り傷(筋肉・骨に達しない)を負ってしまいました。
救急搬送され、夜間だったので、当直の脳外科医の方に6針ほど縫合処置を受けました。
あまり初日のことは覚えてませんがたぶんガーゼとテープをつけらてたと思います。
2日目(受傷の翌日)の夜は、キズパワーパッドを貼って寝ました。
3日目の朝、形成外科を受診するためにキズパワーパッドをはがし、処置(糸をそろえてもらい、消毒+ガーゼ)してもらいました。
すぐにガーゼをはがし、そのガーゼをラップでまいて、傷にくっつかないようにしながら保護しました。その日の夜も傷パワーパッドをつけて寝ました。
その後、4日目から6日目まではキズパワーパッドをやめて、3Mのマイクロポワテープを
傷を少し寄せるようにくっつけて 貼ってすごしました。
6日目に抜糸し、少し早めの抜糸だから、テープで補強するように言われ、そのとおりにして 3Mのテープで補強して2~3日過ごしました。
そして8日目、このサイトを見て、”傷はモイストに”ということと、第二期:増殖期(肉芽形成期)皮膚の強さが正常になるには二週間から三週間かかるという言葉を目にし、まだもしかしたら、湿潤療法は無意味ではないかも・・と思い、その日(受傷8日目)から再度、傷を寄せつつキズパワーパッドを貼っています。
メーカーに問い合わせても、形成外科医に問い合わせても、時間が経って、乾燥が始まってる傷には無意味と言われました。しかし無意味でも、マイナスになることはないだろう、と感じてまして・・
今もキズパワーパッドを貼っております。
ちなみに傷そのものはまだ赤っぽい部分、かさぶたがはがれたようになってピンク色になってる部分、かさぶたのような部分 という風に統一感の無い感じです。
なるべく傷あとを、細く、目立たなくしたいです。
適切なご指導お願いします。
- A4139 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
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縫合創が閉鎖している時点で「湿潤療法」は必要ありません。
ご相談の段階の傷痕(瘢痕)に必要とされているのは、紫外線を当てないことと、瘢痕に外力がかからないようにすることですから、「キズパワーパッド」をお使いになるより「マイクロポワテープを傷を少し寄せるようにくっつけて 貼ってすごし」てください。
個別の瘢痕に「適切な」「指導」をするには診察が必要なので、「なるべく傷あとを、細く、目立たなく」するために、形成外科を定期的に受診して経過観察のうえ適時指導をして貰うことをお勧めします。
- Q4140 相談者 ニックネーム:青猫 患者様(相談対象者) 年齢:30代前半 性別:女性
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ニキビ跡治療のため、培養表皮移植を受けようと考えています。
施術後、いつ頃からいつ頃まで湿潤療法をするべきか、また、どのような湿潤療法が適しているか(医材など)、プラセンタ注射やGF配合のスキンケアをすることは定着を早めるか、といったことをアドバイスしていただきたくご相談しました。
- A4140 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
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「ニキビ跡治療のため、培養表皮移植」は治療法としてかなり特殊な選択肢といえます。
「ニキビ跡」(瘢痕)を平らに削って「培養表皮」を「移植」する治療なので、正常な皮膚と瘢痕部の境がないよう平坦にする技術が結果を左右します。
「培養表皮移植」は、術後治療、術後ケアまでを含めて成り立っているのですから、手術の担当医に、術後の経過観察のための通院期間、通院頻度、術後経過中あるいは治癒後の一般的なスキンケアなどを確認してください。
深いクレーター状のニキビ痕は真皮層の凸凹が原因ですので、真皮層の不整を削り平らにする必要があります。
通常の浅い傷では表皮は毛孔や汗腺から再生されますが、ある程度深く真皮を削ると表皮の再生が遅れ瘢痕になってしまうので、自己の表皮再生を待たず培養表皮を移植するのです。
培養表皮はそれ自身が生着すると同時に、いわゆるGrowthFactorを誘導し治癒を促進します。
湿潤療法は創が治癒するまでの治療ですが、選択する治療材料によっては培養表皮移植手術にむいていない物もありますし、培養表皮生着後は必要ありません。
また培養表皮自体には汗腺などの皮膚付属器は存在しないのですから、術後は一般的に、紫外線を遮ると同時に保湿が重要です。
いかなる手術も、手術そのものだけでなく、術後の治療、治癒後の自己ケアまでを含めて成り立っているので、全て手術担当医の指示に従っていただくのがよいでしょう。
特に培養表皮移植手術は、今のところ、比較的経験豊富な医師が行っていることが多い手術ですから、不安を解消して治療するためにも、担当医に術前に質問しておくことをお勧めします。
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