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0_FAQ 創傷治癒 よくあるご相談 - - FAQ 創傷治癒 よくあるご相談|創傷治癒センター

傷の悩み 無料相談

創傷治癒よくある質問

  1. 0_FAQ 創傷治癒 よくあるご相談
Q4161 相談者 ニックネーム:シャクナゲ 患者様(相談対象者) 年齢:60代前半 性別:男性

2年前の3月、胸椎の黄色靱帯骨化症の手術を背中からの切開で受けました。
昨年8月頃から、切開したあたりに何か重いものが張り付いている感じや背中の中心部に引っ張られる感じなど異常感覚が出てくるようになりました。症状は座っている状態での前屈と立位、歩行で増悪します。寝ているときと、背もたれにもたれているとき は何も感じません。
整形外科で診察を受けたところ、MRIやレントゲンで異常はなく手術に伴う筋肉の瘢痕ではないかということでした。
手術から1年半もたってこのような症状が出るものでしょうか。現在、メチコバールを処方され、背中を温める温熱療法をしています。好転は期待できるでしょうか。さらに悪化する心配はないでしょうか。歩行は手術前より改善されています。

A4161 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
「MRIやレントゲンで異常は」ないのですから、知覚異常か瘢痕拘縮が原因の可能性が高いのではないでしょうか。
つまり、「手術から1年半」経過して手術によって鈍くなった切開部分の知覚が回復したために、「切開したあたりに何か重いものが張り付いている感じや背中の中心部に引っ張られる感じなど異常感覚が出てくるように」なったのかもしれません。
また、「症状は座っている状態での前屈と立位、歩行で増悪」していることや、「寝ているときと、背もたれにもたれているとき は何も感じ」ないことなどからは、「手術に伴う」皮膚および「筋肉の瘢痕」が疑われます。
どちらが原因としても、時間の経過と共に、症状は徐々に軽快すると予測されます。
ただし「異常感覚が」続くと、症状が周囲からはなかなか理解されないため、患者さんご本人にとっては実際の症状以上に辛いものであることも少なくありません。
「歩行は手術前より改善されて」いて「黄色靱帯骨化症」が進行していないのならば、主治医と相談をして、ペインクリニック(麻酔科)を受診してみては如何でしょう。
Q4162 相談者 ニックネーム:ひこうき 患者様(相談対象者) 年齢:10歳未満 性別:男性

現在1歳半の息子の額の傷跡について教えていただきたくメールいたしました。今年の2月初旬抱っこをして歩いていた際、バランスを崩し、子どもが頭から転倒しました。落下場所が側溝の鉄板だっため、額を2か所パックリ切ってしましました。外科にて縫合していただきました。
2か所ともまだ赤く線になったままです。治療していただいた病院の先生からは、赤みもなくなって、目をこらさないと分からなくなりますよ。テープは3カ月もしていれば十分ですよ。とおっしゃっていただき、安心していたのですが、いまだに、赤みはとれません。さわると、少し凸があります。テープはしていますが、まだしておいた方がいいものなのか。最近、とても心配で、いろいろ調べていたら、形成外科で診てもらった方がいいのではと思うようになりました。
そこで、地元の病院を調べていると、いくつかあり、国立病院、市民病院、個人クリニックがヒットしました。わたしとしては、どこがいいのか全くわからないので、全部の病院を回ろうかなとも思っています。よい病院(こういった傷跡の治療に関して)を選ぶポイント、何を聞くべきか?治療方法など。
まだ1歳の子どもの顔に大きな傷があることにとても胸を痛めています。どうか、アドバイスをお願いします。

A4162 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
受傷後「3カ月」ならば、「まだ赤く線になったまま」でもおかしくない時期です。
「テープ」は外しても差し支えありませんが、お子さんが嫌がらないようならば、これから紫外線が強くなる時期でもあるので、受傷後6カ月を経過するまで貼っておいては如何でしょう。
形成外科でも瘢痕の治療は特に何もせず長期にわたって経過を診るだけのことも少なくないので、お掛かりになるならば、ご近所の通い易い病院をお選びになることをお勧めします。
お母様が「胸を痛めて」おられるのは十分に理解しますが、顔に傷痕ひとつなく育つ男の子はいないと割り切って、今後も心配なことはいつでも相談できる、お母様が話し易い医師を選ぶことも大切です。
Q4163 相談者 ニックネーム:おさかな 患者様(相談対象者) 年齢:10代後半 性別:女性

顔にできた出来立てのかさぶたを無理にはがしてしまって、傷跡が残っています。1ヶ月ぐらいして傷跡けしのクリームなどを塗ったりして少し薄くなった気はしますが、病院の医療技術でなんとか分からないぐらいに消せないかと思って病院へ行こうと思います。病院は形成外科と美容外科、どちらが良いんでしょうか?

A4163 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
厳密には、一度出来た傷跡(瘢痕)は目立たなくなることはあっても、全く無くなるということはありません。
また、目立つかどうかは極めて主観的な判断で、周辺の皮膚との色調の違いが気になるヒトもいれば、瘢痕の盛り上がりや凹みが気になるヒト、瘢痕の幅が気になるヒトなど様々です。
したがってお掛かりになる病院が形成外科なのか美容外科なのかより、担当医の感性が患者さんと同じであることが大切です。
つまり最重要視すべきは、ご相談者ご自身と担当医が同じゴール(目立たない瘢痕)を目指して、治療計画をたてることなのです。
治療法は必ずしも一つではないので、どうぞ複数の形成外科・美容外科を受診して、多くの医師の意見を聴き、ご自身が信頼する医師を主治医と決めて、治療なさってください。

必ずしも明確な線引きがあるわけではありませんが、瘢痕の治療は美容外科より、形成外科や美容皮膚科の範疇に入るとお考えいただいてよいでしょう。
何科を標榜している医療機関なのか(何科の看板をあげているか)ではなく、インターネットのホームページなどで担当医の経歴を見ると、実際の専門科や専門分野がハッキリすることも少なくありません。
担当医を選ぶ際に、形成外科専門医の資格は絶対に必須な条件ではありませんがひとつの目安になるでしょうし、受診して疑問点に全て答えていただけないまま治療をするより勇気を持って他の医療機関を選ぶことも時には必要です。
Q4164 相談者 ニックネーム:sakura 患者様(相談対象者) 年齢:10歳未満 性別:女性

約三週間前に子供が膝をすりむき、深いところがあったようでなかなか出血が止まらなかったのですが、土曜午後だったこともあり家にあったキズパワーパッドを貼って様子を見ていました。
はがすたびにまだ出血してましたので、月曜日夕方近くの自称湿潤治療をしているという外科内科に行きました。そこでは、傷は大したことないから、キズパワーパッドで構わない、ただし毎日張り替えるようにという指示でした。化のう止めの飲み薬を3日分、貼り薬はいただけませんでした。
その指示通り毎日入浴後張り替えてキズも少しずつ小さくなりましたが、途中真ん中に黒い塊のようなものができた際受診しましたが、そのままパッドを貼れば融解するからと、何も処置がされませんでした。今はその部分を囲んで周りが赤黒くなっていて、盛り上がっています。
キズも乾燥しています。まるでクレーターのようになってしまいました。ひざなので目立ちます。どのようにすればよいでしょうか。

A4164 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
「そのままパッドを貼れば融解するからと」指示があったのですから、「真ん中」の「黒い塊のようなもの」は痂疲(かさぶた)だったと考えられます。
痂疲(かさぶた)は創傷治癒の阻害因子のため治癒に時間がかかったこと、「膝」は伸展の力が強くかかることから、肥厚性瘢痕が形成され「周りが赤黒くなっていて、盛り上がって」いるのかもしれません。
形成外科を受診すれば圧迫や紫雲膏、ステロイドテープ、ステロイド注射などの治療を検討してくれるでしょうが、一般的な経過ならば、特に治療をせずにいても数年の経過のうちに成熟瘢痕になり白く平らになります。
Q4165 相談者 ニックネーム:K 患者様(相談対象者) 年齢:30代後半 性別:女性

2日前にストーブの前で20分ほどウトウトしてしまい、寝ている間に近づきすぎていたのか足首近くの脛部分に低温火傷をしてしまいました。
目が覚めた時は脛が赤くなってヒリヒリしているだけで大したことないと思い、シャワーを浴びた後、濡れタオルで冷やしながらそのまま寝てしまったら、翌朝激痛で水ぶくれが3つできていました。
GWの為、自宅でワセリンとラップで処置しつつ、湿潤療法を行っている病院を探し、今朝、診察を受けたいと申し出ましたが「湿潤療法は毎日処置が必要だけど2日後からまた連休に入ってしまって処置できなくなるので他の外科に行ってくれ」と言われ、他の病院も遠かったり連休などでやっていないので仕方なくこのまま自宅で治療することにしました。
けれど、水ぶくれを破った方がいいのか破らないほうがいいのかわからず、結局破る勇気もなくそのままにしています。
ちなみにワセリンとラップで水ぶくれの周囲1?程度ほんのり赤みがある以外は、皮膚の赤みはなくなりました。痛みも当初より和らいできた感じがします。
薬局でプラスモイストを探しましたがなかったので、同じようなものということでハイドロウェットという医療パッドを購入し、昨日からワセリンとラップのかわりに使っています。
水ぶくれ部分は、特に触ったりしなければズキズキ痛む事もありません。水ぶくれの色は薄黄色です。
大きさも高さも全然かわらないのですが、このまま水ぶくれを破らずにプラスモイストなどの医療パッドだけ貼っていれば治るのでしょうか?
また、だいたいどのくらいで治るのか教えて下さい。

A4165 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
ラップ療法のラップとは創面を覆って浸出液を創面に保って湿潤環境におく、すなわち創を閉鎖しておくということで、食品用ラップ材を使うという意味ではありません。
つまり「水ぶくれ」を「破らない」でおけば、最も優れたラップ療法、湿潤療法の状態であると言えます。
また湿潤療法は一般的に、感染している創の場合に感染を重症化する可能性があるのと、
浸出液が多すぎて漏出すると創周囲の正常な皮膚がカブレてしまうため、毎日、創を観察しますが、必ずしも「毎日処置が必要」なわけではありません。
したがって熱傷創を湿潤療法で治療することはそれほど困難なことではないのですが、十分な理解の無いまま自宅で自己ケアなさるのはお勧めできません。
可能ならば直ぐに形成外科か皮膚科を受診して、連休中の対処法を具体的に指示して貰って下さい。
どうしても直ぐに受診出来ないなら、出来る限り水疱(水ぶくれ)を破らない様にして連休明けに可及的速やかに受診しましょう。
もし水疱が破れてしまった場合は、薬局でハイドロコロイド素材を使った創被覆材を求めて、創面に貼って下さい。通常ならば2週間以内に上皮化するはずです。
Q4166 相談者 ニックネーム:aki 患者様(相談対象者) 年齢:20代後半 性別:女性

顔の目立つ位置に凹んだ傷跡があります。
お医者には診ていただいたのですが、傷跡修正手術では、同じレベルか、少し目立たなくなるかもしれないとのことでした。
場所が顔であることもあり、光の具合で影ができ目立ちます。
どうにか凹みを改善したいのですが、何か良い方法はないでしょうか。

A4166 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
一般的に「凹んだ傷跡」の改善には、フィラー注入や脂肪移植、PRP注射、フラクショナルレーザーなどが有効です。
メールでのご相談の際には症状をなるべく詳しくお書き頂かないと、具体的なアドバイスが出来ません。
美容外科や美容皮膚科、あるいは形成外科を受診して相談してください。
治療法は必ずしも一つではないので、複数の医療機関で治療計画を提案していただき、それぞれの治療法のメリット・デメリットを理解して、充分に納得してから治療をなさってください。
Q4167 相談者 ニックネーム:無記入 患者様(相談対象者) 年齢:その他 性別:女性

子宮筋腫の手術をするにあたって、サイズが大きいので開腹になりそうなのですが、目だった傷跡ができることに不安を抱いております。
縫合の際、美容外科的な縫合を行う病院または医師を探していますが、なかなか見つかりません。
首都圏(特に東京)で縫合にもこだわってくださる病院や医師がおりましたら、ぜひ情報提供をお願いします。

A4167 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
どこの婦人科でも、術後の瘢痕をまったく気にしないということは、まずありません。
つまり、全ての婦人科医が「縫合にもこだわって」いるのです。
また目立たない瘢痕は、縫合の仕方だけでなく、適切な術度のケアによって作られるものです。
したがって、目立つ瘢痕にならないか心配していることを担当医にお伝えになれば充分でしょうし、どうしても気になるならば形成外科が併設されている病院を選ぶか、術後すぐに形成外科を紹介して貰うとよいでしょう。
Q4168 相談者 ニックネーム:ミィ 患者様(相談対象者) 年齢:40代前半 性別:女性

1歳の時に胸部腫瘍を取り除く手術を受けました。
成長と共に傷痕も大きくなり右胸端から肩甲骨までの約30cm、少しケロイドがある為に太い傷痕があります。
傷痕の他、右胸が手術の影響で少し潰れており左右のバランスも悪く大人になった今もコンプレックスが消える事がありません。
以前テレビで、培養皮膚移植という治療法を聞いた事があります。
この治療は私の様な傷痕にも有効でしょうか? 健康保健は適用されますでしょうか?

A4168 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
「培養皮膚移植」の適応はありませんが、瘢痕や乳房の変形は改善出来ます。

診察をしていないので具体的な治療の提案は出来ませんが、例えば、瘢痕形成術、ティッシュエキスパンダー、皮弁、脂肪弁、インプラント移植などなど、様々な治療法が挙げられますし、治療法の組み合わせは無数にあります。
また、どんな治療でも全く瘢痕の無い傷跡にすることは出来ないのですが、治療により改善が得られるのは確実と考えますし、長い期間お悩みになっている方の場合、瘢痕を切除して再縫縮するだけで大きな満足が得られることも少なくありません。

直ちに治療をするかどうかは別として、複数の形成外科を受診して治療を提案して貰い、それぞれの治療法のメリットデメリットを十分に理解して、ご自身が最も信頼できるとお感じになった医師を主治医として治療計画を練っては如何でしょう。
Q4169 相談者 ニックネーム:pokki- 患者様(相談対象者) 年齢:40代前半 性別:女性

美容外科で顔のある部分の切開手術をし、化膿止めの抗生物質を飲み終えました。切開した線の凹みを早く消すというか目立たなくするには自然治癒以外にどのような方法がベストでしょうか?
ケロイドなどの凸もりあがった傷の対処のクリームなどは(ケロコートなど)ネット上ででみるのですが、凹みに有効なクリームなど調べてもわかりません。日にちがもっと立てばフラクショナルレーザーやコラーゲン類等の注射などの治療もあるのでしょうけど。。。よくほくろの除去した跡にテープで固定とかネット上で書いていますが切開線の凹みを早く平らにしたい場合も抜糸後はテープで固定していたほうが平らに近くなるのでしょうか?その場合、薬局などで売っている傷パワーパッドとかが有効なのでしょうか、それともただの紙テープでよいのでしょうか?
出血は手術当日に止まってしまっているしフラクショナルレーザーや注射治療ができる数ヶ月後まで、もう何をしても意味がないでしょうか? 
ちなみにかさぶたは手術後二日くらいでとれました。
以前に、別の手術での切開線を自然治癒で治そうとして一年以上放って置いたらそのまま切開線が凹みとして残っているままなので、今回は早いうちに何か対処の方法がないかと思っています。

A4169 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
手術部位にもよりますが、一般的には、紫外線予防以外に特別な処置を必要としない時期です。
メールでは瘢痕の状態が判らないため、申し訳ありませんが具体的なアドバイスが出来ません。

手術を含む治療は、抜糸後のケアや経過観察までを含めて計画されるものですから、個々の手術後のケアに関する具体的な質問は、手術をした医療機関に相談して頂くと良いでしょう。

また瘢痕をより目立たなくするために、ご自身で判断なさるより、手術をした医療機関でもそれ以外の形成外科でも構わないので、ぜひ定期的な診察をお受けになって下さい。
Q4170 相談者 ニックネーム:まなか 患者様(相談対象者) 年齢:30代前半 性別:女性

脂肪注入による、豊胸手術を受けました。胸全体に注射針の跡が白くポツポツと残りました。どの病院や、美容整形で聞いても治る方法はないと言われていますが、何か良い方法はないでしょうか?悩んでせっかく受けた手術が、後悔をする結果となってしまいました。。

A4170 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
「脂肪注入による、豊胸手術」には比較的太い針を使うため、針の刺入部分に色素の脱失や瘢痕が残ってしまうことがあります。
時間の経過と共に徐々に目立たなくなるので、日焼けをしない様にして気長に待って
下さい。
また確実に効果があるとはいえませんが、フラクショナルレーザーは表皮と真皮浅層の細胞の入れ替えを促す治療なので、多少は有効かもしれません。

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