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傷の悩み 無料相談

創傷治癒よくある質問

  1. 0_FAQ 創傷治癒 よくあるご相談
Q4171 相談者 ニックネーム:無記入 患者様(相談対象者) 年齢:35歳 性別:男性

日曜大工の丸のこで、人さし指を根元から切り落としてしまい、救急病院で縫ってもらいました。落ちた指を持ってくれば、つなぐこともできたのにと言われたのですが。

A4171 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
落ちた指をつなぐのを「切断肢の再接着」と呼んでいます。どうも、この電気丸のこというのがいちばんくせもののようです。一度調べたことがありますが、いろいろな安全装置は工夫されています。しかし、結局は安全装置をはずさない限り材木は切れないので、うっかりすると手を切ってしまいます。絶対安全なのこぎりというのはありえないわけです。切れ味もいいし、はずみもついているので、しばしば1本だけでなく、3~4本スパッと斜めに切れてしまいます。

根元に近いところで切れている場合には、つなぐことは可能です。顕微鏡を使って神経や血管、それも1ミリ程度の細いものを1本1本つなぎます。非常に時間のかかる仕事です。理想的には、けがをしてから6時間以内につなぎたいところですが、12時間以内くらいならなんとかなります。ともかくこういうけがのときには、落ちた指をビニール袋に入れて、ビニール袋の外側から氷で冷やして持ってきてください。

このように条件さえよければ、切断肢の再接着は容易で、成功率も高くなりました。むしろ問題はそのあとの機能の改善です。一応は皮膚も生き神経もつながって感覚は戻ってきます。ただ腱の癒着や関節の拘縮といったような問題があって、回復に時間がかかり、必ずしも運動が完全に戻りません。むしろ手術だけでは、正常機能の5割くらいまで回復すればよいほうではないでしょうか。このためには、適当な時期に運動療法を開始して、だんだんに運動量を増してゆくようにします。

運動療法についてのきまったプログラムというのはありません。個々の患者さんとか、けがの症状によって加減してゆくことが必要です。いちばんたいせつなことは、患者さん自身が多少痛いのをがまんして、熱心に練習することです。手のけがでは、後療法のほうが、手術よりも重要なくらいです。また後療法は、長い時間詰めて1~2度やるよりも、短時間でも頻繁に反復練習することがたいせつで、自分である程度コツを覚えたら、絶えず反復使用する必要があります。

さて、現在すでになくなってしまった指をどうするかという問題ですが、繰り返し説明したように、皮膚や骨の移植で指をつくることは、現在のところ好ましくないとされています。そしてその人の職業や、どの指がないかによっていろいろと検討します。

人さし指ならば、むしろ中指を慣らして人さし指の働きを代行させるようにもっていったほうが得策だと思います。人さし指が欠けていても根元から落ちていれば、人は意外に気がつかないものです。根元が少しでも残っているとかえって目立つので、そこを落としてスムーズにすることもあります。

親指が欠けた場合は話が別で、なにか親指に相当するものをくふうしなければなりません。そしてその方法は、いくつかあります。

1:皮膚と骨の移植で親指をつくる方法があります。見てくれがあまりよくないし、感覚も鈍いので、そのままでは役に立ちません。感覚の問題は最近では神経のついた皮膚を移植することで可能になりました。しかし、むしろ次に述べる2と3の方法のほうがすぐれているといえます。

2:残っている人さし指か小指を、もと親指のあったところへ移行して親指にする方法。これは以前から行なわれていて、成功率も高く、また機能的にすぐれた方法です。指の数が5本になるわけではありませんし、また、人さし指か小指を犠牲にするわけですが、親指の機能はこれらの指にくらべてはるかに重要ですから、結果的には非常に機能が改善されることになります。
日常生活には全く支障のない程度の手になりますが、また、指が1本足りなくてもあまり目立ちません。

3:マイクロ・サージェリーの発達のおかげで最近では足の指を移植することが可能になりました。足の親指を神経、血管、骨、関節、腱、すべていっしょに持ってきてつなぎ合せるわけです。手の指にくらべて、だいぶずんぐりはしていますが、慣れるとそれほど気にならなくなります。また、親指としての機能も十分果たせます。なによりも、ほかの手の指を犠牲にしないですむというのが長所だといえます。
Q4172 相談者 ニックネーム:無記入 患者様(相談対象者) 年齢:無記入 性別:無記入

傷口の洗浄はどのようにすれば良いですか

A4172 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
創の洗浄は、効果的な創傷管理法のうちの最も大切な要素のひとつです。

創の洗浄は、ドレッシング材交換毎に、生理的食塩水を用い、適切な洗浄圧で行います。皮膚洗浄剤や消毒剤の創への使用は避け、創面の損傷を最小限に抑えることを考慮する必要があります。

種々の洗浄用具があるが、それぞれの洗浄圧に注意して用います。281~1055g/cm2の間の洗浄圧が安全かつ効果的です。35cc注射器に19ゲージの針をつけた場合、洗浄圧563g/cm2(8psi)が得られます。

洗浄に用いられる生理的食塩水の量は、創の状態によって異なります。壊死組織や異物のある場合、多量の生理的食塩水が必要です。
Q4173 相談者 ニックネーム:無記入 患者様(相談対象者) 年齢:無記入 性別:無記入

ドレッシング材について説明してください

A4173 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
ドレッシング材を選択するときは、創の状態をよく観察しアセスメントします。創面の状態に合致する材料を選択します。創面を湿潤に保ちながら、周囲の皮膚は浸出液で浸軟させないように乾燥させることが基本です。そのためには、創の深さ、浸出液の量を考えてドレッシング材を選びます。交換は、浸出液がドレッシング材の許容量を越える前に行います。

ポケットへのドレッシング材の充填は、詰めすぎないようにすることがポイントです。詰めすぎると、創の圧迫につながる恐れがあります。

ドレッシング材交換の時だけではなく、体位変換のときや寝衣交換のとき、創部に摩擦やずれが加わっていないかどうか、浸出液のもれはないかなどを観察します。
Q4174 相談者 ニックネーム:無記入 患者様(相談対象者) 年齢:無記入 性別:無記入

皮膚の消毒は必要ですか。

A4174 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
これから手術をするような皮膚には殺菌目的で必要です。褥瘡治療の際に創周囲の皮膚は消毒した方が良いとの報告もありますが、消毒よりも石鹸清拭や生理食塩水などの洗浄で汚れを落とす方が一般的です。
Q4175 相談者 ニックネーム:無記入 患者様(相談対象者) 年齢:無記入 性別:無記入

創の消毒はしない方が良いですか。

A4175 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
感染の有無に関わらず、消毒は創面に対し細胞毒性があるため創面の消毒は行わず、生理食塩水による洗浄が基本です。消毒剤の中には大食細胞や線維芽細胞を破壊するものもあります。よって消毒剤を直接創面に使用すると創傷の治癒遅延をきたすことになります。
Q4176 相談者 ニックネーム:無記入 患者様(相談対象者) 年齢:無記入 性別:無記入

創消毒を行った後に生食で洗浄すれば創部に消毒薬剤を使用しても問題はないですか。

A4176 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
創面に一瞬でも消毒剤が接触すると細胞への障害性があると言われていますので、創部には消毒剤は使用しない方が良いでしょう。
Q4177 相談者 ニックネーム:無記入 患者様(相談対象者) 年齢:無記入 性別:無記入

創感染がある場合どのような消毒剤含有の洗浄剤が良いですか?

A4177 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
イソジン、ヒビテングルコネートなどを希釈して創面を洗浄する方法がありますが、低濃度でも細胞への障害性はあります。そのため創感染があっても消毒剤含有の洗浄はすべきではありません。消毒するとすれば創周囲の皮膚のみが良いでしょう。
Q4178 相談者 ニックネーム:無記入 患者様(相談対象者) 年齢:無記入 性別:無記入

養護学校の保健室に勤務しています。校内でのケガがほとんどで、創傷面が著しく汚れているということはあまりありませんが、水道水で洗うことが難しい場合が多いので、最初に何で清潔にするか悩んでいます。消毒剤は使ったほうが良いのか?使うとすれば、どのような傷か?保健室に置く消毒剤としては、どんなものが良いか・・・・以上現場での悩みです。よろしくお願いいたします。

A4178 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
正直のところ、消毒液の使用に関しては、使う使わないを含め、あまり神経質に考えなくてもよいと思います。一つには現在使われている家庭用の消毒液は、昔ほど毒性が強いものではないのと、要は水で機械的に洗い流すのが、もっとも有効な手段であるということを軸にして、現場で可能な手段を選ばれればよいと思います。

消毒剤の使用は正直のところ、専門家の間でも多少意見の相違もあり、また最近見直された部分もあります。ここ数年、消毒剤の細胞毒としての障害面が強調されてきましたが、また最近は銀その他の抗菌剤の使用が見直されてきています。

結論から申しますと、通常のキズは水道水で洗浄すれば十分ですが、現在市販されている消毒剤は、昔ほど毒性の強いものはないので、あまり神経質に避ける必要はないと思います。
Q4179 相談者 ニックネーム:無記入 患者様(相談対象者) 年齢:無記入 性別:無記入

子どものときに血管腫の治療のため、放射線治療をしました。現在そのあとが白くカサカサになっています。放置しておくとガンになると言われましたが、ほんとうでしょうか。

A4179 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
ガンの治療に使われている放射線が、場合によってはガンの原因にもなるということはおかしなことですが、事実なのです。このため良性の病気に対して放射線治療はなるべくさし控えるようになってきました。たとえば血管腫とかいぼとかには、いまでは放射線療法は使われておりません。しかし、このことがはっきりしていなかった数十年前に、血管腫、あざなどにさかんに放射線が用いられました。そしていまごろになって、いわゆる放射線の後遺症があきらかになる場合があります。

後遺症といっても、ご質問になるような皮膚の萎縮がほとんどで、はっきりしたガンというのはめったにありません。皮膚が白くカサカサになって、細い血管が網目のようにあらわれてきます。これはガンではなくて、放射線皮膚炎と呼ばれるものです。皮膚全体が、放射線の影響で徐々に萎縮してきたものですから、なかなかもとに戻りませんし、またこれにきく薬もありません。この状態でとどまっていれば問題はないのですが、放射線の影響の常として、ごくわずかですが進行してゆく傾向があります。そしてちょっとした傷でもなおりにくかったり、また自然にくずれて潰瘍を形成したりします。ガンの治療に使われるような強い放射線ですと、しばしばそうなりますが、血管腫を治療する程度の弱い放射線ですと、めったに潰瘍までは進行してゆきません。それでも数十年の間には、やはり徐々に進行してガンになる場合もあるので、慢性化した放射線皮膚炎の場合は治療したほうがよいということになっています。

治療としては、その部分の皮膚をとり除いて、皮膚の移植を行ないます。子宮ガン、乳ガンの場合と違って、血管腫の場合には皮膚の表層しか放射線がかかっていませんから、皮膚移植は比較的容易です。ただ、顔は美容的な意味で、やはり専門家の判断や技術が必要になります。
Q4180 相談者 ニックネーム:無記入 患者様(相談対象者) 年齢:10歳未満 性別:無記入

8ヶ月の乳幼児ですが、耳に近い頬に傷を作りました。いつ何でやったのか見てなかったので不明ですが、血が止まった後によく見ると、えぐれたように凹んだ傷でした。傷跡を残さないためにハイドロコロイド素材のバンドエイドを貼ろうかと思って説明書を読んだら2歳以下には使用できない。また顔に使用できないとありました。乳幼児や顔の傷にはモイストヒーリングはできないのでしょうか?

A4180 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
幼児の皮膚は薄くて敏感なのと、あまり使用データがないので、使用せぬようとなっています。実際の処置は、形成外科で指導を受けてください。

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