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傷の悩み 無料相談
創傷治癒よくある質問
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- Q4181 相談者 ニックネーム:まりも 患者様(相談対象者) 年齢:40代後半 性別:女性
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昨年、ボルトのようなもので左腕の肘の内側を引っかきました。
少し抉れたような傷跡でしたが、出血も多くなかったので、病院へは行かず傷テープを貼って治したのですが、1年たった今では1cm角位のケロイド状になり盛り上がりがあります。
盛り上がっている部分と正常な皮膚科が曲げ伸ばしの際引き攣れて少し痛みがあります。
痛みと痒みが伴っているので少し心配です。このままでそのうち落ち着くのでしょうか?
今更、病院に行って治療してもらえますか?病院に行くなら、保険のきかない美容整形になるのでしょうか?
因みに、ケロイド部分は赤いままで、硬くなっています。
- A4181 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
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肥厚性瘢痕と考えられます。
長期的にみればいずれ「盛り上がり」は小さくなって白っぽくなるでしょうが、数年以上時間がかかるかもしれません。
現在、「曲げ伸ばしの際引き攣れ」るうえ「痛みと痒みが伴っている」のですから、保険治療の対象になる可能性が高いでしょう。
形成外科を受診してください。
- Q4182 相談者 ニックネーム:なつ 患者様(相談対象者) 年齢:10歳未満 性別:男性
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今5歳の子どもなんですが、4年くらい前に赤くじゅくじゅくした傷を触って、
顔に2センチくらいの凹んだ跡がのこってます。
凹みは治す方法はありますか?
- A4182 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
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凹みの辺縁を削ってなだらかにするか、凹みの下の組織を増量するか、凹み部分の下に何かを注入すれば凹みは目立たなくなるはずです。
実際の医療でも、「凹んだ跡」には、同様の治療が行われます。
つまり、ピーリング、アブレージョン、レーザー、RF、PRPやGFなど細胞の成長因子の注射、フィラー注入など、さまざまな治療があるということです。
瘢痕の状態、部位、年齢、希望する結果などによって治療法は異なり、幾つかの治療を組み合わせる場合もあります。
まずは複数の形成外科や美容外科を受診して治療法を提案して貰い、治療法や治療内容を理解することから始めて下さい。
十分な理解の無いまま治療法を選び期待しただけの治療結果を得られないと悩む方も少なくはないので、「顔」の瘢痕の治療法を選ぶ際は、慎重に主治医とよく相談することが大切です。
- Q4183 相談者 ニックネーム:無記入 患者様(相談対象者) 年齢:30代前半 性別:女性
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以前、ニキビ痕の陥没の改善のため、顔面の表皮アブレーションとディープピーリングを受けたのですが、アブレーション部がデコボコとした傷痕になってしまっています。
ちなみに、表皮アブレーションは頬のほぼ全面(口から下や顎の下はしていません)ディープピーリング(フェノール系のものとの説明でした)は顔全面受けました。施術後20日ほどで顔全面にできた瘡蓋が全て剥がれ、その時は皮膚表面はかなり平らできれいでした。(もしかしたら顔面が腫れていたからかもしれませんが)
しかし、瘡蓋が剥がれてから3ヶ月後くらいから、アブレーションをした部分がデコボコと盛り上がり始めました。色は薄いピンクです。現在、施術後9ヶ月ですが、盛り上がりはある程度落ち着いてきたものの、肌全体が収縮(?)したような感じで皮膚がゴワゴワ・シワシワと縮れたようになっており、ミカンの皮のようなデコボコした凹凸が気になっています。
また、皮膚自体が薄くなっているからか、笑ったり顔の筋肉を動かすと、アブレーションした部分の皮膚にシワシワと細かな皺がたくさんよってしまいます。施術してもらった医師に相談したところ、「軽度の瘢痕に近い」とのことで、bFGF注射による治療を勧められました。
肌理や瘢痕の改善に効果があるとのことでした。このデコボコした表皮の削り痕の改善のために、何かできることはあるでしょうか?
また、FGF注射やトレチノインは有効でしょうか?
- A4183 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
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フェノールピーリングは真皮下層まで到達することがあり調節が難しいため、色素沈着やケロイドなどの副作用を起こしやすく、日本人のような有色人種にはあまり適さない処置とされています。
bFGFの注射はコラーゲン再生や真皮の再構築により小皺や凹みをある程度改善させるのには効果的ですが、出来あがった「瘢痕の改善に効果」はほとんどありません。
「FGF注射やトレチノイン」は真皮細胞の増殖と表皮の再構築に有効でしょう。
ただし瘢痕の治療は、さまざまな治療法を組み合わせて計画されることも多く、フェノールピーリングを施行している施設ならば、施術後ケアについても十分経験があるはずです。
「笑ったり顔の筋肉を動かすと、アブレーションした部分の皮膚にシワシワと細かな皺がたくさんよってしま」うなら、まだ治療の途中経過でしょうから、担当医の指導に従うのが、良い選択なのかもしれません。
どの治療法がよいか検討するのも大事ですが、全てお任せできると信頼することのできる主治医を見つけることの方が大切ですから、施術した病院以外での治療もお考えならば、複数の形成外科や美容外科を受診して相談してみてください。
- Q4184 相談者 ニックネーム:mikarin 患者様(相談対象者) 年齢:10代後半 性別:女性
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現在16歳の娘の事で相談させてください。10歳の時に転倒して足のすねに怪我をしました。消毒し出血が治まるまで絆創膏を貼って処置をしましたが、すぐにかさぶたになって治るだろうとしばらく皮膚科へは行きませんせした。それから皮膚がじゅくじゅくしてなかなか治らなかったので、皮膚科に行きました。
そのうち赤く盛り上がり、なかなか治らないので、近くの皮膚科を転々としました。
ケロイド、瘢痕性皮膚疾患、など診断されて、あらゆる塗り薬、リザベンも飲みましたが全く変化なしです。現在はどこにも通っていません。
現在でも赤くなったり、白く粉をふいて乾燥した状態です。範囲は5センチ四方位で目立ちます。プロペトやヒルドイトで乾燥を和らいでいる程度です。日光にも当たらないようにサポーターをつけています。
なにか再生手術などしなければならないのなら、年齢的にはどうでしょうか。
- A4184 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
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肥厚性瘢痕でしょうが、ちょうど成長期と重なり、症状が治まるのに時間がかかっているものと考えます。特に治療をせずに経過を待って頂いても、20歳代半ばには瘢痕にかかる緊張が和らぎ、色味も薄くなり、多少目立たなくなるのではないでしょうか。
肥厚性瘢痕の治療として、保湿剤、圧迫、シリコンジェルシート、トラニラスト内服、ステロイドテープ、ステロイド局所注射、レーザー、切除縫縮・皮弁・植皮、電子線照射などがあります。
治療をいつするかの検討は別にして、直ちに形成外科を受診して相談をなさるとよいでしょう。
治療の時期はいつでも構わないのですが、待てるならば皮膚の緊張が和らぐ20歳代までお待ちになってもよいかもしれません。
- Q4185 相談者 ニックネーム:クリママ 患者様(相談対象者) 年齢:50代後半 性別:女性
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50年以上前の一歳の時、左顔面に火傷をおいました。
目の下、鼻のわきもありますが、鼻の下のケロイドが最もひどく残っています。いまさらですが、少しでも改善する可能性はあるのでしょうか。
人生の後半をいくらかでも人目を気にしないで過ごせれば嬉しいです。
- A4185 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
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熱傷後の肥厚性瘢痕の治療は形成外科を受診して相談して頂くとよいでしょう。
瘢痕の状態によって圧迫、保湿剤、シリコンシート、レーザー、トラニラスト内服、ステロイド剤の外用や貼付あるいは局所注射、切除縫縮・皮弁・植皮、電子線照射、培養表皮などの治療があります。
やや厳しい表現になりますが、瘢痕は極めて目立たない状態にまで改善しても、全く無くなることはありません。
したがって、まずは複数の形成外科を受診して、治療法をいくつも提案して貰い、全ての治療法について利点・欠点も含め理解し、治療後のご自身の状態を想像できるまでに、時間をかけて情報収集なさることをお勧めします。
そのうえでご自身が、最も信頼置けるとお感じになった担当医を主治医として、再度、治療計画をおたてになって下さい。
顔の瘢痕の治療ですから、治療前にどれだけ検討しても検討し過ぎということは無いので、
お任せしても大丈夫と思える主治医を見つけ、よく相談しながら治療することが大切です。
- Q4186 相談者 ニックネーム:ゆうゆ 患者様(相談対象者) 年齢:40代後半 性別:女性
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40年以上前(3歳のころです)になりますが、熱湯の入ったバケツの中に尻もちをついてはまり腰から下に火傷をおいました。当時、ケロイドは腰の部分と、足は付け根から足首までの後面にあり、腰より足の方がひどく特に両足の膝の後面は火傷の状態も深くひきつれた状態になっていました。
その時にどのような治療で何の薬を使っていたのかは記憶にありません。
現在では、腰の部分はケロイドも肌の色と変わりなく、成長して足の方は大腿部の中間より、ふくらはぎの中間くらいまでの後面にケロイドが残っています。
腰に比べて足のケロイドは赤い部分もあり、膝の後面はひきつれた感じはあります。
当初は膝を曲げることも困難でしたが、4歳で幼稚園に入園する際には改善されていたように思います。幼稚園の2年間はケロイドの部分には常に包帯をまいていました。小学校に入ってからは一切何もしていません。
10歳の時に皮膚移植で権威の先生(お名前はわかりません)に受診しました。夏休みを利用して手術することになり石膏製のギプスを作ったりと準備を進めていましたが、目前で祖母が心筋梗塞で倒れ、手術のお話は頓挫し、結局なにもせず、現在に至っています。
高校時代は陸上競技で全国大会に出るくらい走ることもできました。日常生活でも今日まで何の支障もありません。
20歳のころにアトピー性皮膚炎の悪化で病院に通っていた時に将来皮膚がんになるのではないかということを皮膚科の先生に相談し、火傷の傷痕もみていただきました。植皮したほうがよいかと尋ねると、ケロイドの範囲が広いため、移植する自分の皮膚(例えば太ももの皮膚など)がたくさんいるので、そちらの傷の方が大変になるのでしない方がよいといわれました。その先生が何かの時はみてくださるということで皮膚がんの不安も解消したのですが、その先生も数年前に亡くなられ、以来一度もどこにも受診していません。
やはり、皮膚がんになるのではないか・・ということが心配です。やはり定期的に診察を受けた方がいいのでしょうか?その際は何科を受診すればいいですか?
また、日常生活で気をつけることがあれば教えてください。近年、紫外線のことをよく言われますが、高校時代などは、紫外線で真っ黒になって陸上をしていたことなども気になりますが、そのようなことは影響しますか?植皮をした方がよいのかなども教えてください。
- A4186 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
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メールから読み取る限り厳密には「ケロイド」ではなく、熱傷後肥厚性瘢痕です。
「膝の後面」に「ひきつれた感じ」があるので、「10歳の時に」「皮膚移植」が計画されたのでしょうが、「高校時代は陸上競技で全国大会に出るくらい走ることもでき」たうえ、
「日常生活でも今日まで何の支障も」ないのですから、拘縮解除の手術は必要なさそうです。
ご心配なさっているのが「皮膚がんになるのではないか」ということですが、熱傷瘢痕から生じる瘢痕癌は、受傷時に深い熱傷潰瘍になって治癒に時間がかかったり、治癒後の瘢痕が繰り返し潰瘍化したりする症例に稀に発症するもので、ご相談頂いた状態ならば、瘢痕癌が発症する可能性は極めて低いと考えます。
また紫外線は細胞のDNAを損傷させ皮膚癌の原因になりうるものですが、それは全ての露出した肌について言えることで、いくら熱傷瘢痕といえど「高校時代」に「紫外線で真っ黒になって」いたことまでを気になさる必要はないでしょう。
整容的な意味で瘢痕切除および植皮手術を検討なさることはよいでしょうが、瘢痕癌を心配して手術までを検討するとすれば考え過ぎとも言えるかもしれません。
気になるならば、形成外科専門医のいる形成外科で、1年に1度程度、定期的に経過を診て貰うと良いでしょう。
- Q4187 相談者 ニックネーム:みっちゃん 患者様(相談対象者) 年齢:80歳以上 性別:男性
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1955年、肺結核治療のため右肺上葉切除。右乳頭部下に約15cmの縫合跡があります。
加齢とともに縫合部端のE型(縦横4cm太さ1cm)ケロイドが盛り上がり最近は突き刺すような痛みを感じる様になりました。患部を強く押さえてその痛みを抑えることもあります。
このような創傷治療は可能でしょうか。縫合部は以前はミミズ腫れ状でしたが加齢に従い普通の皮膚状になり傷口の端のE型ケロイドが盛り上がってきました。
- A4187 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
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ケロイドの治療は、圧迫、保湿剤塗布、シリコンジェルシート貼付、ステロイド外用剤、ステロイド局所注射、トラニラスト内服、レーザー照射、切除縫縮・皮弁・植皮、中性子線照射、培養表皮などの治療法を組み合わせ計画されます。
形成外科でご相談頂ければ、ご自身で出来るケア、近医で可能な治療、専門病院でなければ出来ない治療というふうに分けて説明して貰えます。
「以前はミミズ腫れ状でしたが」「普通の皮膚状になり」「傷口の端」が「盛り上がって」きたとすれば、典型的な「ケロイド」かもしれませんが、「右肺上葉切除」のときに埋没糸として皮下に残した縫合糸が核となって炎症が継続している可能性もあります。
まずはお近くの形成外科を受診して、ご相談なさってみてください。
- Q4188 相談者 ニックネーム:しまんと 患者様(相談対象者) 年齢:60代前半 性別:女性
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現在62歳です。30代前半に鼻の頭の油を指でしぼって出していました。それが元で、鼻の頭に傷ができ、膨れ上がってしまいました。しばらく様子を見たのですが、ぽこんととびだしたようになり、大変気になりだしました。
それから、1年くらいたって、近くの皮膚科に行き、とびでた直径3mmくらいの皮膚をやきました。詳しい治療法は分からないのですが、超低温の窒素を利用したものではないかと思います。医師は、直るといったのですが、皮膚が赤く膨れてよけい目だってきましたので5~6回通って治療をやめました。
それから悩み続け、別の美容整形外科に行きましたが、鼻の頭は敏感で治療が難しく、傷がよけいに目立つようになる場合もあるといわれ、それからは何も治療を受けず現在に至っています。
素顔だと鼻の頭の真ん中が赤く目立ち、化粧をしてもそこだけ膨れ上がり、また目立つという具合です。少しでも小さくすることができれば、直したいといつも悩んでいる毎日です。
- A4188 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
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「超低温の窒素を利用した」治療で「皮膚が赤く膨れてよけい目だって」いたとすれば、液体窒素による処置で水疱が出来たか、一時的な皮膚欠損に炎症が合併したためでしょう。
メールだけでは外傷後瘢痕か疣贅や母斑などの皮膚良性腫瘍が存在するのかなど判断が出来ないので、診察のうえレーザー治療や切除縫縮・皮弁手術なども含め、瘢痕が目立たなくなる治療法をさまざまな角度から検討する必要があります。
形成外科でも「美容整形外科」でも構いませんが、形成外科専門医のいる医療機関で相談なさるようお勧めします。
- Q4189 相談者 ニックネーム:えみり 患者様(相談対象者) 年齢:40代前半 性別:女性
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今年の6月始めに事故に遭いました。 そのときは意識を失い、どういう処置をされたのか分かりません。集中したのはほぼ顔面で、額に長い縦に深く切ったような傷と、一部損傷して回りの皮膚を寄せて縫い合わせた大きな傷(今は色は普通ですが、真ん中が凹んでいて穴が空いている回りに八方に縫い跡があります)と、鼻の下から上脣にかけて裂けたところの縫い跡は少しつれている感じがありますし、盛り上がってきました。
それと頬骨も折れていると言われましたが、特に何も処置しませんでした。
先ほどの額の大きな傷が左寄りにあるのですが、目は事故前より小さくなり二重も奥二重になり、左目の下の膨らみがなくなってしまいました。
左目も涙の管が切れたので、それをつなぐ管を形成の先生に入れてもらい、8月に抜きました。そのせいもあるのでしょうか?
傷がとても気になるので、額は前髪で隠して、鼻の下はかなり化粧をして外出していますが、目のくぼんだ感じがすごく嫌で、近々美容外科に行きます。
傷のほうも美容外科でレーザーやるしかないと思っていてネットを見ていたらこのようなサイトがあったので問い合わせしました。
事故直後からこれまで診て下さった形成の先生はリザベンを出してもらっていたのと、傷は治らないとおっしゃったのでレーザーのことを言うと、やるなら別にいいんじゃない?と言われました。いろいろ調べてみましたが、レーザーでまるっきりキレイになるわけではないみたいです。縫い合わせたほうがいいでしょうか… レーザーで全然効果がなかったっていう人もいました。
- A4189 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
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ご心配でしょうし顔のことですからとても気になるでしょうが、受傷後まだ半年も経っていないのですから、焦らないでください。
厳しい言葉で申し訳ありませんが、瘢痕の治療に関して、悩みを一挙に、全て解決してくれる治療法はありません。
特に顔面外傷後の瘢痕は部位によって、時期によって、生活の状況によって、治療方針を細かく検討する必要があります。
「いろいろ調べて」「レーザーやるしかない」と決心なさったのでしょうが、そもそも重要なのは、ご自身の瘢痕にどのレーザーが適しているか、時期はいつが良いのか、そもそもレーザー治療の適応があるのかなど専門的な判断ですし、「近々美容外科に行」くとしても、総合的な判断が出来る形成外科専門医がいる施設を受診した方がよいかもしれませ
ん。
まずは担当の「形成の先生」に今後の治療方針をご確認になって、更に複数の形成外科や美容外科を受診し幾つかの治療法を提案して貰い、全ての治療法の利点、欠点を十分に理解してから、ご自身が好感をお持ちになった先生を主治医として、再度治療方針を検討なさっては如何でしょう。
6ヶ月以上経過してから軟らかくなって目立たなくなる瘢痕も少なくないので、直ぐに治療を開始しなくとも、信頼する主治医に定期的に経過を診て貰うだけでも、不安は軽減するものです。
日本形成外科学会のホームページでは、「形成外科とは、身体に生じた組織の異常や変形、欠損、あるいは整容的な不満足に対して、あらゆる手法や特殊な技術を駆使し、機能のみならず形態的にもより正常に、より美しくすることによって、みなさまの生活の質 “Quality of Life” の向上に貢献する、外科系の専門領域です」と、紹介しています。
すなわち、いわゆる美容外科は形成外科の一分野なのです。
それぞれの医師の技術や力量とは関係ありませんが、一般の美容外科のなかには、形成外科医としての訓練をすることなく、美容外科病院に勤務あるいは開業なさる先生もおられます。
一方、総合病院の形成外科でも、美容分野を専門としない医師も大勢います。
したがって美容的、整容的治療を望む際は、出来るだけ多くの医療機関を受診して、医療技術の情報を手に入れるのはもちろん、信頼出来るとお感じになった医師を選んで、その医師を主治医として治療方針を十分に検討して、理解、納得して治療をお受けになるのが理想です。
どうぞ良い治療がお受けになって、良い結果が得られるよう、お祈りいたします。
- Q4190 相談者 ニックネーム:ユリアン 患者様(相談対象者) 年齢:50代前半 性別:女性
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長年、胸の中心に2?×1?位のケロイドがあり、最近、厚さを増し、また痛みがあるため、近所の皮膚科に行きました。ステロイドの注射を一月に一度打ってもらうことにしました。
5、6、7月に打ってもらったところ、8月に突然、右の乳房が張って、痛みがあるのに気付きました。すぐに、乳腺外科に行き、エコーをしてもらい、乳管が少しはれているけど、様子見で大丈夫とのことでした。ステロイドがリンパに流れている可能性もあるといわれました。続けても一応良いとのことで、その後、気にならなくなりました。
その後、9月に打ち、生理がきたとたん、やはり右の乳房が固く張って痛みもあります。
まるで、子供におっぱいをあげていた時、乳が詰まって、張ったときのような状態です。
これは、ステロイドのせいでしょうか?また、続けてよいものでしょうか?
- A4190 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
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乳腺外科の担当医に確認して頂くのがよろしいかと思いますが、「生理がきたとたん」「右の乳房が固く張って痛み」があるのですから、乳腺炎か乳腺症でしょう。
「ケロイド」に注射する副腎皮質ホルモン(「ステロイド」)は通常、緩徐に吸収される懸濁液を使うため全身性の副作用は出にくいものですが、1ヵ月に1回ならばやや頻回過ぎるかもしれません。
ただし「2cmx1cm位」の大きさの「ケロイド」ですから、注射できる容量は限られているので、「乳房が張って、痛みがある」原因が、「ステロイドの注射」とは考えにくいでしょう。
また「ステロイドがリンパに流れている可能性」は極めて低く、今得られる情報からは、「乳管が少しはれている」のは「ステロイドの注射」とは関係が無いと判断します。
このまま治療をお続けになっても構いませんが、「ケロイド」の治療は、ステロイドの注射以外に、圧迫、シリコンシート、ステロイドテープ、レーザー、切除、中性子線なども含めて総合的に判断すべきものですから、どうぞ幾つかの皮膚科や形成外科でセカンドオピニオンをお求めになってみては如何でしょう。
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