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傷の悩み 無料相談

創傷治癒よくある質問

  1. 0_FAQ 創傷治癒 よくあるご相談
Q4311 相談者 ニックネーム:うさこ 患者様(相談対象者) 年齢:10歳未満 性別:女性

6歳の娘が5ヶ月前、イスから転倒して、おでこが固い金具の角にあたり、近くの外科で5針縫いました。五日後に抜糸の後来なくていいよと言われました。
それからは、人に聞いたり、調べ独自の判断で3Mテープを張って、お風呂などでとれたら張替え、今に至ります。
傷跡は横12mm縦5mm 白く色が抜けてます。
本人は、まだ治らないの?と気にしています。張り続けたほうが良いのでしょうか? どこの科に相談に行けば良いのでしょう?

A4311 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
「6歳」の子供ならば、「3Mテープを貼って」いるあいだは、「まだ治」っていないと「気にして」しまうのも無理ないでしょう。
受傷後「5ヶ月」経過しているので、紫外線遮断のための「3Mテープを」「貼り続け」る必要はありません。瘢痕にはメラニン細胞は存在しませんが、時間の経過とともに周囲からメラニン色素が入り込み、「白く色が抜け」て見えている「傷跡」も多少は目立たなくなります。
形成外科を受診して相談なさってください。
Q4312 相談者 ニックネーム:masa 患者様(相談対象者) 年齢:30代後半 性別:女性

相談は、6年程前に自傷で作った首の傷のことです。
緊急処置のためか、のど仏のところに、管のようなものを確か、一月程付けていました。4年ほど前にも、一度形成手術をしているのですが、その時はケロイド除去をしました。
今気になっているのは、ケロイド部分も少し気になるんですが、のど仏の上のほうが欠けているみたいで、窪んでいるのが気になります。
傷のせいか唾を飲み込むときは、のど全体が上下に動くように思います。多分、普通は咽喉仏の部分だけが、よく動くと思うのですが・・・

A4312 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
気にし過ぎなのか、表皮と皮下の瘢痕あるいは気管が癒着しているのか、診察をしなければ判断できません。
女性は甲状軟骨が前方に突出していないため「のど仏」は目立たないのが通常で、大きく「唾を飲み込むとき」には「のど全体が上下に動くように」見えるものです。
「のど仏の上のほうが欠けているみたいで、窪んでいる」部分は、皮下の組織を修復する手術で、目立たなくすることが可能かもしれません。
手術を受けたでもほかの施設でも構わないので、形成外科を受診して相談してください。
Q4313 相談者 ニックネーム:無記入 患者様(相談対象者) 年齢:20代前半 性別:男性

口上の縫合の抜糸が終わったんですが、「中にある糸は残りますが、2年くらいたてば消えます」と言われました。こんなことあるのでしょうか?抜糸だからすべて取れるものと思っていました。
傷はほとんどとじたようですが、上から軟膏を塗ったり、キズパワーパッドを張ったり、アロエ軟膏を塗って保湿しても意味ないのでしょうか?
口周り(鼻筋の横あたり)の縫合糸の抜糸がつい最近済んだのですが、マッサージはいつ頃から始めればよろしいのでしょうか?
口の中(唇の内側)も縫い、抜糸したのですが、マイクロポアテープが湿ってしまいくっつきません。このままだと、内側が肥大してしまうと思うのですが、どのようにケアしたらよろしいでしょうか?

A4313 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
ご質問に一つずつお答えしますが、いずれも診察なしでのアドバイスなので、主治医に相談するか、形成外科を受診して確認することをお勧めします。

「中にある糸」というのは真皮縫合の糸のことで、瘢痕(傷跡)を幅広くしないために多くの場合一生残る素材の糸で皮下の組織を充分に引き寄せて縫うものなので、抜糸はしません。
「2年くらいたてば消え」ると説明があったとすれば、上口唇という軟らかい部分に万一縫合糸を核としたしこりが残ってはいけないと考えたか、上口唇の縫合部を開く方向に強い力がかかることは極めて少ないという判断で、体内で分解される吸収糸を使ったのでしょう。

抜糸後の瘢痕に「キズパワーパッドを貼」る適応は、ありません。瘢痕が乾燥して違和感や痛みがあるならば、「上から軟膏を塗ったり」、「アロエ軟膏を塗って保湿」すれば症状の緩和にはなるでしょうが、瘢痕の経過に大きな違いはありません。
「3Mテープを張る時」に「寄せるようにして少しきつめに貼った」場合、かぶれやテープ負けを起こしやすくなるので、軽く寄せる程度で構わないでしょう。
髭が生えてくる部位なので、「3Mテープを」継続することは難しいでしょうから、日焼け止めクリーム程度で構わないかもしれません。

抜糸後のマッサージをなさるならば、3ヶ月ほどして瘢痕が硬くなってからでも遅くは無いでしょう。
通常でも口内炎の痕が残らない様に、特に何もしなくても「内側が肥大してしまう」ことは無いので、「口の中(唇の内側)」に「マイクロポアテープ」を貼る必要はありません。
Q4314 相談者 ニックネーム:takasako 患者様(相談対象者) 年齢:20代前半 性別:女性

腹腔鏡手術を受けたのですが、傷ができるだけ目立たないようにしたいです。ヘソ下に横に4センチほど、口のような形で、少し縫合部分の皮膚がたるんでいるような感じです。接着剤のようなものでとめていると思います。
主治医の先生は少し盛り上がるが、何も貼らなくていいとおっしゃるのですが、医療用のテープを止める等で平にして目立たなくすることはできますか?

A4314 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
まずは「主治医の先生」のアドバイスに従ってください。
「主治医の先生」は、これまでの経験からあなたの「ヘソ下」の瘢痕がいずれ目立たなくなることを確信なさって、「何も貼らなくていい」と判断なさったものと考えます。
確かに一般的に「ヘソ下」は大きな緊張がかからないので、瘢痕が元々小さければ、比較的目立たなくなりやすい部位です。
術後の瘢痕は「医療用のテープ」で圧迫固定することも少なくありませんが、長期にわたるテープ固定はかぶれを起こし易いので、可能な限り貼付を避けようとする医師もいます。
「主治医の先生」に「傷が出来るだけ目立たないようにしたい」という気持ちをはっきりと伝えて、「何も貼らなくていい」としても「医療用のテープを止める等」してはいけないのかを確認なさると良いでしょう。
そのうえで更にご心配ならば、「主治医の先生」に形成外科を紹介してもらったり、自身で形成外科を受診してセカンドオピニオンを求めて下さい。
Q4315 相談者 ニックネーム:mamasann 患者様(相談対象者) 年齢:10代後半 性別:男性

5野球の練習中、スパイクで左ひざを鈎状にえぐってしまいました。外科にかかり、小指の爪程のびらびらしたひふを切除して、10針ほどぬいました。担当医いわく、10日したら近医で抜糸するようにとのことでした。けれど、真ん中が、くっついてないようで、糸をぬいてもいいのかわからないのです。近所に外科もなく、罹ったところは午後やってなく、整形外科科、皮膚科でもいいのかしらと悩んでます。動きの激しいところだし、くっつかなかったらどしようかと心配です。

A4315 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
「3Mのマイクロポアテープ」は、瘢痕が幅広になる方向に外力がかからない様に周囲の皮膚を寄せ、瘢痕が盛り上がるのを防ぎ、紫外線を遮るために、一般的に、最も肥厚性瘢痕がおきやすい受傷後6ヵ月まで貼っておくものです。

お風呂に入った際もわざわざ剥がす必要はないので、多少見た目が悪くても、一度貼ったら汚くなって周囲から剥がれてくるまで貼りっぱなしにしておいてください。

創傷治療の専門医は、「外科」に限らず形成外科や「整形外科、皮膚科」など、様々
な科に所属しています。
おかかりになった「外科」の「担当医」は受傷から縫合直後までの状態から翌日の診察は必要なしと判断したのでしょうが、「整形外科、皮膚科でも」構わないので受診して、翌日に感染を起こしていないことを確認して湿潤療法・自宅ケアの適応かどうかを見極めて貰うのが最良だったかもしれません。

一般的に下肢(膝から下)の創は比較的治りにくいのですが、経過が順調ならば受傷後7日から14日程度で抜糸が出来ます。
既に受傷後14日以上を経過しているのですから、抜糸は可能でしょう。「小指の爪程のびらびらしたひふを切除」しているので、一部皮膚欠損が生じる可能性もあり、抜糸後も創処置が必要かもしれません。

加えて、敢えて厳しいアドバイスを差し上げることをお許しください。
「真ん中が、くっついてないようで、糸をぬいてもいいのかわからない」のはしょうがないとしても、「整形外科、皮膚科でもいのかしらと悩んで」、「動きの激しいところだし、くっつかなかったらどうしようかと心配」なさるくらいならば、「近所に外科もなく、かかったところは午後やってなく」などとおっしゃらず、無理にでも都合を付けて、多少遠くても最初の処置をしてくださった「外科」の「担当医」を午前に受診したり、創傷治療の専門医のいる施設(創傷治癒センターのホームページ『医療機関のご案内』でも紹介しています)まで足を運んだりすることも大切と考えます。
Q4316 相談者 ニックネーム:クエスチョン 患者様(相談対象者) 年齢:30代後半 性別:女性

2週間ほど前に頭部に有る、脂腺母斑の手術(幅約1センチ、長さ3センチ弱)を大学病院皮膚科にて行いました。
手術中に担当医師より一週間後の抜糸まで絆創膏をしてもらうと言われましたが、翌日消毒に行くと、別の先生で、絆創膏は特に必要ないとの事で消毒だけして、帰されました。
今、術後2週間たち、「線状で残る」と言われた傷跡がかなり幅がある傷跡になっています。すごく不安です。絆創膏をしなかったから?と考えたり・・。
今の状態でこれ以上傷跡が大きくならないようになにか気をつけたり、出来ることは有るでしょうか?(自分で傷パワーパッドなど頭部に貼るのはよくないですか?)

A4316 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
「頭部」の「脂腺母斑」を単純に切除・縫合(縫縮)した場合、「頭部」の皮膚は伸展しにくいため、部位によって「かなり幅がある傷跡に」なることがあります。
「絆創膏をしなかったから」「かなり幅がある傷跡に」なったわけでなく、「脂腺母斑」を切除した面積が瘢痕組織に置き換わった状態なので、「自分でキズパワーパッドなど頭部に貼るのは」有効ではありませんし、ご自身で「気をつけたり、出来ること」もありません。

いずれ瘢痕の修正が可能かを「担当医師」にご相談なさるのが最適と考えますが、必要に応じて形成外科を紹介して貰ったり、ご自身で他の皮膚科や形成外科を受診してセカンドオピニオンを求めると良いでしょう。
Q4317 相談者 ニックネーム:yuna 患者様(相談対象者) 年齢:10代後半 性別:女性

二ヶ月前、他の病院でほくろ除去(レーザー)をしたのですが、傷が赤く盛り上がりツルツルした肥厚性瘢痕になってしまいました。
正直きれいに治すのは難しいのでしょうか?
まだ術後間もないので、早く治療すればきれいになるの可能性はあるのでしょうか?

A4317 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
術後「二ヶ月」の「赤く盛り上がりツルツルした肥厚性瘢痕」は、通常、特に治療をせず待つだけでも、長期間経過のうちに、徐々に赤みが引き、盛り上がりも小さくなります。

なるべく早く症状が改善することを望むなら、圧迫やステロイドテープ、ステロイド注射、
レーザー治療、トラニラスト内服などの治療が有効かを、まずは手術をした病院で相談してください。

診察をしなければ具体的なアドバイスが出来ないので、他の形成外科を受診してセカンドオピニオンを求めてもよいでしょう。
Q4318 相談者 ニックネーム:MARR 患者様(相談対象者) 年齢:10歳未満 性別:男性

1歳半になる息子に関してご相談です。
2ヶ月程前に公園で遊ばせていたところ、小さな階段の一番上からアスファルトの地面に顔から転倒させてしまいました(3段/高さは計50cm位でしょうか)。鼻の頭と眉間に割と深い擦り傷を作ってしまったのですが、1週間程でかさぶたはきれいに取れ、今は赤みもだいぶ引いてきている状態です。
ただ、3週間程前から眉間の一番深かったであろう傷口の箇所に0.5mm~1mm程度の白いポチポチ(表面は少し固い感じがします)が集中して3つ出来ています。これは一生残るものなのでしょうか?
放っておくしかないとは思うのですが、有効な治療法等ございましたら併せて教えて頂きたいと思います。

A4318 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
稗粒腫(はいりゅうしゅ)でしょう。
「白いポチポチ」の中身は角質の塊で、白い塊を取り出してしまえばきれいに治ります。
治療はレーザーを使うことがないわけではありませんが、通常は注射針の先で白い丘状の角質を切って、中身を押し出します。
乳幼児の場合、押さえつけて処置をしなくてはならないうえ、自然に無くなってしまうことも少なくないので、特に何もせずに経過を観ていただければよいと考えます。
ご心配ならば、皮膚科か形成外科を受診してください。
Q4319 相談者 ニックネーム:マコ 患者様(相談対象者) 年齢:30代後半 性別:女性

3月に帝王切開で双子を出産しました。
退院後二週間頃に傷口がパックリ開いてしまい、湿潤療法をしていますが、未だに痛みが有り、出血やうみも沢山でます。テープはキズパワーパット大では一日しかもたず、病院でハイドロサイトとテープを購入し、自宅ケアをしています。二ヶ月経つのに治る気配がありません。
このままつづけてよいのでしょうか? 他の病院を受診すべきでしょうか? 傷は赤く盛り上がってきています。

A4319 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
本来、「傷口がパックリ開いてしまい」「出血やうみも沢山」でる状態に、「キズパワーパッド」の適応はありません。
「傷は赤く盛り上がってきて」いるので、肉芽の形成は良好で創の閉鎖を待つだけの状態になっている可能性もありますが、不良肉芽ならば状態に応じた処置が必要です。
「二ヶ月経つのに治る気配が」無いと感じていて「このままつづけてよい」かどうかご心配ならば、主治医に相談して形成外科を紹介してもらっては如何でしょう。
紹介してもらいにくければ、創傷治癒センターホームページの『医療機関のご案内』などを参考に直接、形成外科を受診してください。
必ずしも転院を勧められるわけではないので、セカンドオピニオンを訊くだけのつもりで、気楽に受診して構いません。
Q4320 相談者 ニックネーム:ニルバーナ 患者様(相談対象者) 年齢:10代後半 性別:女性

18歳の娘の相談です。3歳の頃総胆管拡張症の為手術をしました。15センチ位の傷ですが、ケロイド体質の為、傷跡がひどく残り、年頃になるので悩んでいます。以前、自分の細胞をとって培養してどんな傷でも治るという話を耳にしたことがあります。
娘のような手術での傷跡をきれいに治すにはどんな方法があるのでようか?

A4320 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
「ケロイド体質の為」とありますが、真のケロイドか通常の瘢痕かによって、治療法は異なります。
「自分の細胞をとって培養して」「という話」は培養表皮による瘢痕治療のことを指すのでしょうが、残念ながら「どんな傷でも治」り瘢痕が無くなるわけではありません。
傷跡を診察しなければ、具体的な治療方針を提案できません。
培養表皮による瘢痕治療は大学病院の形成外科などで施行してもらえますが、まずはお近くの形成外科を受診して、レーザー、ステロイド剤の外用や注射、瘢痕切除、培養表皮、圧迫などの治療の適応を検討してもらい、必要があれば専門施設を紹介してもらうと良いでしょう。

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