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傷の悩み 無料相談

創傷治癒よくある質問

  1. 0_FAQ 創傷治癒 よくあるご相談
Q4341 相談者 ニックネーム:こじこじ 患者様(相談対象者) 年齢:10歳未満 性別:女性

2歳の娘が手すりの柱に顔をぶつけて、ほっぺに切り傷を作りました。キズパワーパッドをはりましたが、3時間後ぐらいに娘が剥がしたため、またはりなおしました。
いつもだったら、キズの所が白くプクプクふくれてくるのですが、全くふくれてこなくて、切り傷が黒っぽく透けてみえています。このまま、はり続けてもいいのでしょうか。

A4341 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
「全くふくれてこな」いのは、浸出液が少ない(ほとんどない)というだけのことで
すから、「はり続けても」問題はありません。
「キズパワーパッド」は優れた創傷治療材料(創傷保護材、創傷被覆材)のひとつです
が、外傷の状態によっては適応とならないこともあります。
「ほっぺ」の「切り傷」を少しでも目立たなく治したいとお考えならば、形成外科を受診して、自宅でのケアが適当かどうか判断して貰い、アドバイスを乞うてください。
またキズパワーパッドが必要無い状態まで「切り傷」が治った後でも、瘢痕の状態を診て貰うことをお勧めします。
Q4342 相談者 ニックネーム:しねま 患者様(相談対象者) 年齢:40代前半 性別:女性

犬に左ほほをかまれました。すぐに応急措置をし、翌日から形成外科に通いました。一週間は傷をあけ、抗生物質をのみ、その後はテープを張り続けました。2ヶ月を過ぎた頃の12月、形成外科の先生の紹介で、美容整形の先生によるレーザー治療に切り替えました。フラクショナルレーザーです。
12月末に一回受け、今後、月一ペースで通う診療計画をたてております。先月のレーザー後は特に赤みのある傷跡が良くなっている様子もないです。美容整形の先生に代わってからは、テーピングはせず、お化粧もしてよいといわれ、日中はしてます。しかし、フャンデーションのパフをたたくことで痛みもあるので、今はなまじっかお化粧するよりテープをしていたほうが、傷を保護できますし、圧迫することで盛り上がりも押さえることができるのではと思い始めています。
レーザー治療に変えると、テーピング(3M)はしてはいけないのでしょうか?
レーザー直後はたしかに傷は開いたほうがいいのでしょうが、もう1ヶ月もたつし、テーピングで保護したい気がします。併用はいかがでしょう? 本音をいえば、レーザーでいじくるより、じっくりテーピング法に変えたほうがいいのかと迷ってもいます。

A4342 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
「レーザー治療に変え」ても、「テーピング(3M)はして」構いません。
「テーピングはせず、お化粧もしてよいといわれ」たのは、「テーピングは」やめても構わないということで、「テーピング」をしてはいけないということではないでしょう。「テーピング」の上からのお化粧も可能です。

「犬」に「かまれ」た場合、すぐに創を閉鎖(縫合)すると菌を閉じ込めてしまい感染を助長する可能性があるので、「傷をあけ」たままにして、自然に肉芽が出来、瘢痕組織で修復されるのを待つことがあります。
瘢痕の広がりと盛り上がりを防ぐためのケアとして、3ヶ月程度「テープを貼り続け」ます。
一般的に瘢痕は、長い経過のうちに、赤味が薄くなり、軟らかくなって目立たなくなります。
瘢痕をより目立たなくするため、目立たなくなるまでの期間を短くするため、「レーザー治療」など様々な試みがなされますが、やらなければいけないというものではありませんし、
治療したからといって瘢痕が全く無くなるものでもありません。
フラクショナルレーザーは瘢痕を構成する線維芽細胞の入れ替えを促す治療ですから、必ずしも今やらなければいけないわけではないので、「レーザーでいじくるより、じっくりテーピング法に変えたほうがいいのかと迷って」いるならば、担当医とよくご相談のうえ治療方針を決定して下さい。
Q4343 相談者 ニックネーム:キャメロン 患者様(相談対象者) 年齢:40代前半 性別:女性

1か月程前に目尻から下瞼にかけてタテに約1cm程の裂創を負い、2時間後ぐらいに緊急外来で形成外科の先生に縫合していただきました。(二層縫合がされたかどうかは不明です。)
4日後に抜糸は済み、現在は3Mのテーピングをしています。やはりまだ縫合跡は真っ赤で、傷が固い状態なのですが、傷跡を少しでも綺麗にするため又は柔らかくするために、マッサージをしたり、保湿のためオイルを塗ったりしても傷には支障はないでしょうか?

A4343 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
「1か月程前」の「目尻から下瞼にかけて」の「約1cm程の裂創」ならば、通常「まだ縫合跡は真っ赤で、傷が固い状態」です。
「マッサージを」開始する時期は、瘢痕の部位、状態によって違うので、診察なしのアドバイスは控えさせていただきます。
「保湿のためオイルを塗ったりしても」特に問題はありませんが、「3Mのテーピング」は出来なくなります。
日々の経過を診たうえで治療方針が決定されるのですから、形成外科を定期的に受診して、担当医の指示に従って下さい。
Q4344 相談者 ニックネーム:無記入 患者様(相談対象者) 年齢:無記入 性別:無記入

バイクで転倒し下唇を切り前歯を折り肋骨を痛めました。
歯は歯医者でなんとかして頂き、口を閉じれば歯の色の違いはわからないから良いけど… 下唇のほうは、ケロイドとなってシコリのようなふくらみが事故から三ヶ月ですがまだ残ってます。このシコリのふくらみは残ったままになってしまうのでしょうか。
また左肩のほうですが、日常生活で動くには全然大丈夫なんですが、ふと腕を伸ばした時などで、例えばタートルネックの服を脱ぐ時などや髪の毛をポニーテールにする時などに、たまに筋の痛みが左肩に走るときがあります。これは後遺症なのでしょうか?

A4344 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
「バイクで転倒し」「前歯を折」る様な外傷の場合、前歯で下唇を噛み切って「シコリのようなふくらみ」が出来ることが少なくありません。
「下唇のほうは、ケロイドとなって」とありますが、同時に「シコリのようなふくらみが」「まだ残って」いるとの記載からは、恐らく真性ケロイドではないものと推測されます。
「事故から三ヶ月」ならば、まだ「シコリのふくらみ」は硬い時期で、これから6ヶ月に向けて徐々に軟らかく小さくなるでしょう。
マッサージやステロイドの注射が有効な場合もあるので、形成外科を受診してアドバイスを貰って下さい。

「左肩」の「たまに筋の痛みが左肩に走る」症状は、診察をしなければ原因の特定が出来ませんが、「日常生活で動くには全然大丈夫」で肩を動かした時に「たまに」痛む程度ならば、安静と一定期間経過後のストレッチで改善していくものと思われます。
整形外科で相談することをお勧めします。
Q4345 相談者 ニックネーム:U-KO 患者様(相談対象者) 年齢:30代後半 性別:女性

左手小指の第一間接を第二間接の間をぱっくり切り3針縫いました。
整形外科の紹介で形成外科に回ったところ神経も切れているので縫合手術をしましょうということになり、お正月も挟んだため手術日は切った日より3週間後になりました。
現在傷口はくっついた状態ですが左手小指の先がしびれており、手を洗うなどして小指手のひらの表面(傷口)を触ると電気が走りかなり不便です。
セカンドオピニオンで別の整形外科の先生に聞くと手術をしてもそんなに激的な回復は見込めないので手術はあまり薦めないと言われました。
その旨を担当の形成外科の先生に話したところ、50~60%の回復であろうこと。神経縫合の為にくっついた傷口を再度切ることと前後にさらに切り口を大きくすることなどのデメリットを話してくださいました。
私的には指の腹半分の知覚感覚と電気が走る状態をよくしたいのですが、これは手術をしても同じ症状は残りますといわれ、よく考えるように言われました。

A4345 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
「左手小指の先がしびれて」知覚鈍麻があるなら、指の神経の切断があったのでしょう。
また「小指手のひらの表面(傷口)を触ると電気が走り」とあるように瘢痕部付近を叩くと痛みが響くなら(叩打痛)、その部位に切断された神経の断端があると考えられます。
もともと指の神経は細いため、切断された神経を拡大鏡(顕微鏡)下に探し出し、断端をきれいにして(新鮮化して)神経を繋ぐために、切開線を元の外傷の瘢痕よりも広げる必要があります。
残念ながら神経の断端が見つからなかったり、短くなっていてそのままでは断端同士を繋ぐことが出来なかったりする可能性もあります。
治療方針の決定には整形外科や形成外科のなかでも、『手の外科』の専門医の診断が必要です。
「指の腹半分の知覚感覚と電気が走る状態」は、治療をせずに時間の経過を待っても多少は改善されますが、元の状態に戻ることはありません。
知覚鈍麻や叩打痛の軽快には心理的な要素も小さくはないので、信頼する医師のもとで治療することも重要ですから、複数の手の外科の専門医の意見をお求めになって、納得して治療なさって下さい。
Q4346 相談者 ニックネーム:りり 患者様(相談対象者) 年齢:40代後半 性別:女性

眉間の脂腺母斑を切除した傷が目立つ件で、2年半前にご相談させていただきました。その後、手術した医師とは見解が違い医師からしょうがないみたいな事を言われました。術前の説明では傷は残らないと言われ、おでこは出せると言われましたがその後ずっと髪で隠している状況です。
他の美容整形や形成外科に相談に行き、ドックイヤーと言う状態になっている。
中心が凹んでいて再度縫合で今よりは奇麗になると思うが・・傷は大きくなる。
と聞き、尻込みしています。傷は2.5cm強あります。
どうすれば良いでしょうか?憂鬱です。

A4346 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
「傷は2.5cm強」とのことですが、「2年半前」の「眉間」の術後瘢痕が目立つのであれば、瘢痕の幅が広くなっているか、診断通り「ドッグイヤーという状態になっている」のでしょう。
瘢痕形成術でドッグイヤーの修正をした場合、瘢痕の長さは多少長くなりますが、幅の無い線状瘢痕になるので「今よりは綺麗になる」でしょうし、ドッグイヤーの修正方向を顔の凹凸に合わせることで瘢痕がより目立ちにくくなるとも考えられます。
また「ドッグイヤー」(瘢痕の両端の盛り上がり)そのものより「中央が凹んで」いることが気になるならば、ヒアルロン酸などを注入することで凹みは改善されます。
形成外科専門医のもとで瘢痕形成術をした場合でも「傷は残らない」とは言えませんが、「おでこは出せる」程度には目立たなくなるでしょうから、日頃「憂鬱」とお感じになっているならば、積極的に瘢痕形成術を検討なさってはいかがでしょう。

先回も書きましたが、形成外科、美容外科の治療は、手術だけでなく術後ケアまで含めて最良の結果が得られるものです。
ここで言う術後ケアは、瘢痕の修正(瘢痕形成術)までを含めて考えるということなのです。
ある程度表面積のある皮膚腫瘍を治療する際には、周辺皮膚を含めて葉っぱ型(紡錘形)に切除するため、術後瘢痕は元の皮膚腫瘍の直径より長くなります。
また、切除する葉っぱ型(紡錘形)の長さに対して幅が広ければ広いほど、ドッグイヤー(瘢痕の両端の歪み)が大きくなります。
紙を葉っぱ型(紡錘形)にくり抜いて葉っぱ型の穴の両辺を合わせると、紙には歪みができることが想像できるでしょうか、それがドッグイヤー(犬の耳)です。
瘢痕形成術の術後瘢痕の幅を細く、ドッグイヤーを小さくするためあるいは目立たせないために、縫合の技術はもちろん、瘢痕の方向性と顔の凹凸を3次元的に利用する術前計画、更に瘢痕にかかる外力の予測など、形成外科医としての経験と判断が必要です。

複数の形成外科専門医をお尋ねになって治療方針を説明して貰い、信頼出来るとお感じになった医師のもとで、焦ることなく治療なさって下さい。
Q4347 相談者 ニックネーム:マミィ 患者様(相談対象者) 年齢:10歳未満 性別:女性

1歳3ヶ月の女の子です。椅子から落ちて棚の角で眉間に縦約2センチの切り傷ができました。
(泣くと少しパカパカと傷口が開くくらい)
救急病院へ行きましたが、テープを貼るとすぐ剥がし、縫うのも困難と言われ、消毒のみの治療を行い帰されました。
ガーゼや絆創膏もできないので傷口がそのまま見えている状態なのですが、感染症や治り具合、絆残り具合は大丈夫でしょうか?

A4347 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
受傷後日数がたっていても、直ちに形成外科を受診していただいた方が良いでしょう。
子供の怪我を完全に避けることはできませんが、外傷治療と上皮化後の瘢痕治療に関してどこでどういう治療をするかは選択できます。
外傷受傷直後の治療は、上皮化して創傷被覆材が必要無くなることを目的とするか、長期的な経過の後に瘢痕が目立たなくなることを目標とするか、で治療法が異なると言っても過言ではありません。
外傷受傷時には、可能な限り早い時期に、形成外科などの外傷専門医を受診してください。
Q4348 相談者 ニックネーム:無記入 患者様(相談対象者) 年齢:無記入 性別:無記入

皮膚科と形成外科が併設の病院で、今日背中の粉瘤の手術をしました。
縫合してガーゼを当ててもらい、濡らさないように指示を受けましたが、処方されたのは飲み薬だけでガーゼの交換や消毒の指示も無く、このままのガーゼで3日後にまた来るように言われたのですが、これはワセリン等で湿潤療法をしているのでしょうか?
もし違うとすれば自分で湿潤療法に切り替えしたいのですが、どのタイミングでするのが良いでしょうか?

A4348 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
診察をせずに術後創の治療法の指示を出すことは出来ません。
術前・術中の状況から判断して、「ガーゼの交換や消毒の指示も無く、このままのガーゼで3日後にまた来るように言われた」のでしょうから、指示に従うのが宜しいでしょう。
「背中の粉瘤の手術」ならば、縫合部に血液や浸出液が溜まらない様に、ドレーンと呼ばれる細い管を設置している可能性もあります。
まことに申し訳ありませんが、手術をした病院にお問い合わせください。
Q4349 相談者 ニックネーム:^_^ 患者様(相談対象者) 年齢:10代前半 性別:男性

一ヶ月前に転倒し後頭部を強打しました。擦過傷でしたがコンクリートだっため救急搬送され、脳震盪でした。強打後5.6センチのたんこぶができ、小さくなってきたのですがまだ残っており触ると痛みもあります。
たんこぶ、痛みは一ヶ月以上も治らないものなのでしょうか。
また、上記の件で受診する場合は何科に受診すれは良いのでしょうか。

A4349 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
「たんこぶ」は皮下血腫あるいは皮下漿液腫なので、すべて吸収されるまでに3週間以上かかることも少なくありません。
また、「たんこぶ」の線維化が起きれば、膨らみがあるまま残る可能性もあります。
打撲部分の皮下組織の損傷で「痛み」が生じるので、組織修復が完了するまでの3か月ほど押すと「痛み」を感じます。
形成外科を受診して経過を診てもらうとよいでしょう。
Q4350 相談者 ニックネーム:ちびまる子 患者様(相談対象者) 年齢:60代前半 性別:女性

上唇の脂肪腫(出てきた中身はこめ粒程度)を切開して出しました。
吸収糸て1針縫ったそうですが、真皮縫合でもないのに、吸収糸で縫合され、唇の外に出ています。
笑ったり、食べ物を少しでも大きな口で食するとピリッと痛みがあり、出血するそうです。
飛び出た吸収糸に血液が付着し、剥がすに剥がせないといった状態です。
唇の上に飛び出ている吸収糸はいつ頃なくなりますか?

A4350 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
赤唇を吸収糸で縫合することはよくあります。
(むしろ、真皮縫合に吸収糸を使うことは多くありません)
吸収糸と言えど、糸に緊張がかかっていたり浸出液の多い部位であったりしなければ、自然に切れるまで数週間かかることも少なくありません。
洗顔や歯磨きの際に水に濡れると、張り付きを防げますし、切れやすくなります。
1週間程度で自然に脱落しなければ、抜糸してもらうとよいでしょう。

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