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治療用具・材料
サイトカイン・増殖因子
作用機序
フィブラストスプレーは、創傷治癒過程(炎症期、増殖期、再構築期)のすべての段階に関与していることが明らかにされている。炎症期においては、炎症性細胞である好中球やマクロファージの創部への遊走を高め、その増殖を促す。増殖期においては血管新生に関わるステップ(血管基底膜分解酵素産生、血管内皮細胞増殖、遊走、管腔形成)をすべて促進することにより血管の新生を促進し、また線維芽細胞を直接刺激し増殖させることにより、新生血管に富んだ良性の肉芽組織の形成を促進させる。さらに再構築期においてはケラチノサイトの増殖促進作用により上皮化を促進させる。
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